データ立国論

データ立国論

850円 (税込)

4pt

●今こそデータの力で、日本の「停滞と分断」を乗り越えよ! ●新しい民主主義の形をつくる「データ共鳴社会」のグランドデザイン 昨今データを活用した社会の在り方が各所で議論されているが、中央集権的なディストピアの到来を危惧するなど、不安の声も根強い。しかし、LINE×厚生労働省「新型コロナ対策のための全国調査」などに携わり、データサイエンティストとして科学を駆使した社会変革に挑む著者は、データは「価値=貨幣」というこれまでの大前提を覆し、多様な価値が交換可能になる「産業革命以来の大変化」をもたらすと言う。したがってむしろデータは、人々を経済合理性至上主義から解放し、多種多様な価値観が共存する「新たな民主主義の礎」を築くと語る。そこで本書では、この「データ共鳴社会」の未来図について、様々な事例をもとに解説。読めば、ポスト資本主義における、データ社会のグランドデザインが見えてくる!

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

データ立国論 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    SNSや TVで成田悠輔が話題だが、医療界隈においてはこの人が同じ役割を担っていそうな感じがする。データを利用していかに個人が理想を叶えていけるかについて熱く語られていて、面白かった。今後、医師として、医学知識を学ぶだけではなく、いかにデータを利用して予防医学を推進するかのフェイズにいるように思う。

    0
    2023年02月06日

    Posted by ブクログ

    TVで良くお見掛けする宮田先生の本

    封建制度の社会から経済合理性を軸とする社会システムを経て、これからの社会は「データ共鳴社会」「多層的民主主義」になっていくでしょうというお話。
    大変勉強になりました。

    2021年に書かれた本ですので、当時の各国のコロナ対応の比較が紹介されていてその章が印象に残

    0
    2025年03月13日

    Posted by ブクログ

    データ共鳴社会、ジョンロック。筆者のモナリザへの並々ならぬ愛は伝わった。医療業界のデータサイエンティストという技術的な肩書きからは想像できないくらい上位レベルの立国論が語られる。データを正しく人間社会の幸福化のために活用する社会の実現をどうすべきかを論じているのだと思うが、正直自分の前提知識ではあま

    0
    2024年03月03日

    Posted by ブクログ

    前書からの延長である本です。時事的に最新のもの状況を捉え直して書かれた本だと思います。
    前著では良いものとして扱ったものが時間の流れでイマイチと捉え直したことは交換を持てます。
    対象はやはりデータについて知りたい人や全体的な理解を進めたい人だと思います。21年の本ですが、23年時点から見直すと得られ

    0
    2023年09月30日

    Posted by ブクログ

    産業革命以降、石油や石炭を基幹資源として、貨幣、モノを中心とした資本主義をエンジンに物的な成熟を迎えた

    その過程において人は産業や企業のいわば歯車、部品、一部の構成要素として活用され、全体主義の中から利己主義的な振る舞いなどの問題も存在した

    21世紀に入り情報革命がおきたことで、情報の生成、蓄積

    0
    2022年01月16日

    Posted by ブクログ

    貨幣、経済合理性から多様な価値が可視化されるデータ共鳴社会へ
    通常は、ドット一つを打つだけではなかぬか達成感は得られませんが、未来の姿を共有しておけば、ドットが美しい作品につながることがあらかじめわかっていれば、モチベーションにつながる。
    こうした持ち寄りの善意で小さなプロボノが増えれば縁が作れるか

    0
    2021年08月11日

    Posted by ブクログ

    今日5月13日の朝刊の一面には「デジタル庁、9月発足」の記事が出ています。そこでは行政の利便性というテーマばかりが語られています。マイナンバーカードの登録も個人情報に対する疑念から動かなかったものがこのコロナ禍でポイント付与がつくので登録が進むという便益性を押し出した導入が進められています。しかし、

    0
    2021年05月13日

    Posted by ブクログ

    お金によって価値が可視化される資本主義、多数決によって物事が決められていく民主主義から、『最大多数の最大幸福』を目指す社会へ。まだ理解しきれていない部分も多くあるけど、テクノロジーの進化、データの活用によって、ひとりひとりがそれぞれの幸福を追求できる社会は夢ではないのでは、という希望を感じることがで

    0
    2021年04月04日

    Posted by ブクログ

    データの活用で、真に個々人が活かされる社会を作り出す。データ活用の方向性と、プライバシーや監視社会に至る可能性などの課題など、大きな流れを解説したつつ、データ活用による社会課題の解決に期待を込めた1冊です。
    ただ、今のロシアの行動や、独裁国家の動きをみていると、データが市民のためにフェアに活用される

    0
    2022年10月06日

    Posted by ブクログ

    デジタル化には米国型、中国型そしてEU型の三つがあると説明します。そして、EUのGDPR(一般データ保護規制)を絶賛し、これを前提に企業は善行を積むようになり新しい民主主義が生まれるとして、デジタル化された明るい未来を描きます。ところが日本のデジタル化についてはEUのGDPRにも課題が多々あるので米

    0
    2021年11月19日

データ立国論 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

PHP新書 の最新刊

無料で読める 社会・政治

社会・政治 ランキング

宮田裕章 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す