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Posted by ブクログ 2023年09月08日
素晴らしく内容の濃い、良い入門書。しかし、これがジュニア新書という位置づけはどうなんだろうか。やさしいのはタイトルだけで、内容は大人でも若干難しい表現が多く使用されている。大人が哲学の入門書として読むには丁度良いと思う。しかし、この装丁はどう見ても子供用で、人前で手にするには恥ずかしい。このミスマッ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年07月07日
私たちは、青年期に、自分の生がたった一度に限定されていること、
自分こそこの生の取り換えがたい主人公であること、つまり、自分という
存在の絶対的な交換不可能性に気づく
哲学は、そんな私たちに、誰もが納得できる「普遍的」な世界理解の
あり方を“作り出す”ための方法を示す。しかし、哲学は、あくまで
“自...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年10月10日
最後まで読み終えて、「哲学とは」ではなく、「哲学ってなんだ」というタイトルであった事にひとり納得。読み始める前は哲学という学問は何なのかという一般的な説明をしてくれる本かなと思っていたけど、哲学という思考法の捉え方の流れを著者の目線から説明している。著者の青田さんの個人的な意見が前面に出ているが、ど...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月18日
哲学とは一体何なのか?という単純素朴な疑問がありこの本を読む。近代以前の絶対君主的な社会から相互に契約を結ぶという「自由」を主とした社会に変革する中で、宗教的な"物語"ではなく普遍的に了解される原理を導き出すこと。これこそが哲学の本質的役割だということだろうか。
絶対的に正しい世界というものは存在せ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年07月25日
岩波ジュニア新書からの出版なので、この本は中高生向けの本ということになっている。
しかし、哲学のテキストなどで参考文献として紹介されていたりして、内容的にはかなり質の高い入門書である。
特に近代から現代にかけての哲学が紹介されており、生活感覚に則した説明でわかりやすい。
「自由」というテーマで...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年03月24日
[ 内容 ]
哲学というとなんだかむずかしそう。
けれど、偉い人の立派な考えを学ぶのが哲学ではない。
何か困難にぶつかったとき、ものごとを根本から考えてみたいとき、そこにはたくさんのノウハウがつまっている。
哲学者たちは自由や社会、そして自己についてどう考えてきたのか。
自分をよりよく知るための役に...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年11月30日
比較的若い読者に向けて書かれた哲学の入門書です。ただし、著者自身の哲学的立場が前面に押し出されており、「岩波ジュニア新書」が想定しているはずの中高生の読者に適切な入門書といえるのか、若干疑問もあります。同じ「岩波ジュニア新書」からはバークリの研究者である戸田剛史の『世界について』も刊行されていますが...続きを読む
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