マイケル・ローゼンの作品一覧
「マイケル・ローゼン」の「尊厳 その歴史と意味」「ペットのきんぎょがおならをしたら……?」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「マイケル・ローゼン」の「尊厳 その歴史と意味」「ペットのきんぎょがおならをしたら……?」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
人間の道徳は、何を根拠に訴えることができるのか。この本では、人権や道徳の基盤としての「尊厳」の歴史を紐解いたあと、カントを参照しながら「尊厳」について著者の解釈を主張する。
とても好きな本だった。
著者は、ヨーロッパにおける尊厳の解釈について、歴史的に4つの解釈がありうるとはじめに説明する。一つ目は、ある身分の人々が持っているとされる「地位としての尊厳」。二つ目は、あらゆるに人間が権利を主張する「本質としての尊厳」。三つ目は、人間の振る舞いの中に厳かな態度を見る「態度としての尊厳」。最後が、三つ目の尊厳から導き出される他者の尊厳に対する「敬意の表現としての尊厳」だ。
著者は、この四つ目の尊厳