マイケル・ローゼンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
人間の道徳は、何を根拠に訴えることができるのか。この本では、人権や道徳の基盤としての「尊厳」の歴史を紐解いたあと、カントを参照しながら「尊厳」について著者の解釈を主張する。
とても好きな本だった。
著者は、ヨーロッパにおける尊厳の解釈について、歴史的に4つの解釈がありうるとはじめに説明する。一つ目は、ある身分の人々が持っているとされる「地位としての尊厳」。二つ目は、あらゆるに人間が権利を主張する「本質としての尊厳」。三つ目は、人間の振る舞いの中に厳かな態度を見る「態度としての尊厳」。最後が、三つ目の尊厳から導き出される他者の尊厳に対する「敬意の表現としての尊厳」だ。
著者は、この四つ目の尊厳の存在を、これまで見過ごされてきたものとして特に強調する。そして、道徳的な振る舞いとは、自分自身の持っている尊厳を貶めないこと、自己に対する義務であるという。
正直、ドイツやアメリカの法律、裁判といった具体例を扱った第2章に関しては、ちょっと難しくて分からなかった。もう一度読み直す必要がある。
ただ、この本で面白かったのは、道徳と聞くと、普通は他人のため、他人に対する態度を思い浮かべてしまうが、それとは違った考え方を出しているところだと思う。道徳的に正しいということは、「尊厳ある振る舞い」をすること。それは、他人のいるいないとかとは関係なく、自分自身の中に理由がある……、というようなことを言っているのだと思う。
まだまだ、内容を噛み砕くことができておらず、本当に自分の理解が正しいのかも怪しいが、とにかくすごく魅力的なことを言っているような気がした。
道徳をなぜ守らなくてはならないのか。そういった本質的なことを考える出発点となるヒントをくれる本だった。 -
Posted by ブクログ
「尊厳」をめぐる西欧の歴史をわかりやすく解説。特にカントの考え方、カトリックの考え方、ドイツの基本法の考え方の違いなど興味深かった。
結局、著者は、尊厳の意義として第4の道「人間としての敬い」を選択する。自分を含めた人を「人間」として敬うことが尊厳とする。それこそ、カント、カトリック、ドイツの基本法の多様な尊厳概念の根底にあるとにおわせている。
その結論はよくわかるものの、なぜ「人間としての敬い」が求められるのか。その肝心なところは、自分には読み取れなかった。ヒントは提示したよ、後は自分で考えてみて、ってことなのかもしれないが、少しモヤモヤした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレエルビーは子犬が欲しくてたまりません。ママに言ったら、「いいわよ」って言ったのに、ペットショップから連れてかえってきたのは、なんと金魚でした。
仕方がないのでエルビーは金魚にフワフワと名付けて犬みたいな毛が生えてこないかと思いました。
そして、犬の芸を金魚に教えてみました。
金魚のエサを「とってこい」
「ジャンプ」
「おすわり」・・・だけはできませんが、
数を教えて、数字を見せると、オナラで泡を出してみせてくれるようになったのです。
そして、その泡で音階を変えて音楽を演奏するまで成長し、テレビに出ることになりました。
けれど同じくテレビに出演していた犬がいて大ピンチに!
どんどん芸を覚えていくフワフワ。
エルビーもフワフワが大好きになっていくのがいい。