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Posted by ブクログ
<目次>
はじめに 鉄炮がもたらしたもの
第1章 ヨーロッパから日本へ
第2章 戦場の変貌
第3章 統一戦争を実現した「織田検地」
第4章 軍事革命が日本にもたらしたもの
むすび 近世国家とはなにか
<内容>
最近読んだ本郷和人氏の『「合戦」の日本史』の冒頭で、日本は戦争の研究がされていない、と述べていたが、この本はそれに対する答えが一部載っているような気がする。第3章以降は、著者の本職の「近世国家」の成立の謎へとつながるのだが、その根本が「鉄炮」にあると見ているため、この部分をかなり細かく分析しているからだ。鉄炮は技術の必要な武器で火薬が高価⇒農民の教育、つまり歩兵(足軽)の誕生⇒大規模に鉄炮を使いこなすには、収入を増やす必要がある⇒「検地」により、米を基準にする必要がある⇒それを成し遂げた信長、それを後継した秀吉がこれを実行した、という論理だ。一方で、貨幣を用いなかったのは、貨幣が日本に不足していて、鐚銭(私鋳銭)が多く出回り、その管理や分類が大変だったから、ということも納得した。
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