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Posted by ブクログ 2023年04月17日
「てふてふ」、「ふじ」と「ふぢ」など。仮名遣いと発音の関連性。羽柴秀吉はファシバフィデヨシと発音していた等日本語の発音の変遷を辿る。
万葉集の漢字の使い方であったり宣教師の辞書のポルトガル語表記の日本語などから当時の発音や母音子音の変遷を探る。音声を聞けなくても復元していく試みは凄い。近年に限った...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月25日
かねてより「昔の日本語はこんな発音でした」みたいな記事を読むたびに、どうやってそんなことを調べられるのだろうかと不思議に思っていた。本書によりおおむね疑問氷解。スッキリしました
日本語は五十音図の母音と子音がクロスした発音であると思ってふだん疑うこともないが、たとえばタ行などは、同じt音で揃えると...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月15日
新書にしては歯ごたえがありましたが、学びが多くたいへん面白く読みました。学術的な記述が多く寝落ちに持ってこい(笑)なのですが、時々顔を出すぷっと吹き出すような言い回しとのキャップがよかったです。
副題にある「てふてふ」から「ちょうちょう」へ、というのは「てふてふ」と書いて「ちょうちょう」と読むものだ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年09月18日
奈良時代、サ行とハ行の発音が今とは違っていて、例えば「笹の葉」は「ツァツァノパ」と発音されていたらしい。
そして、ハ行をパ行で発音していたのが、平安時代にはファ行に移っていき、おそらく18世紀はじめまで、はひふへほの音は「ファフィフフェフォ」と発音されていたらしい。
どうしてそれがわかるのかを、本居...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月28日
発音や発声のメカニカルなところは今ひとつ理解できなかったけど、日本語をどう表記するのが理解しやすく読みやすいのか、上代から連綿と工夫してきたんだね。
「じ」と「ぢ」、「ず」と「づ」。この4音もかつては使い分けていたし、聞き取ることができていた。母音だってかつて日本語は8音だったという。円を「yen」...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月04日
なかなか難敵な1冊でした。大学生の時に勉強した英語学の発音をもう一度学習し直してからチャレンジすべきだったかもしれません。
とはいえ・・、そんな余裕もないので、読みきりました。
日本語は難しい。言われてみれば、漢字に加え、ひらがな、カタカナ、ローマ字、英語まで文中に存在する言語。こんな言語は世界...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月02日
「発音の変遷」というよりも「音と文字の不一致がどのようにして生まれてきたか」という観点でとてもおもしろく読めた。
文字(漢字)が伝わる前にも日本語は存在していたが、漢字が伝わったことで音に相当する漢字を割り当てるようになった。それが万葉仮名としてある程度整理される。その段階では、同じ「い」の音でも排...続きを読む
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