国内ミステリー作品一覧

  • 寝台特急「はやぶさ」は止まった(電子復刻版)
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    久留米駅を発車したばかりの東京行きブルートレイン“はやぶさ”がATS(自動停止装置)の作動で、突然筑後川鉄橋上で急停車、ダイナマイトと拳銃で武装した黒覆面の一味に襲われた。たまたま列車には元自由党幹事長と運輸政務次官のVIP二名が乗り合わせており、犯人側は現金五億円と逃亡用のヘリコプターを要求するのだが……。サスペンスとブラックユーモアが綾なすエンターテインメント巨篇。

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  • 情事の追跡者(電子復刻版)
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    製薬会社営業マン佐藤三郎のアパートに深夜のテレホンセックスを仕掛けてきた女が、通話中に何者かに殺された。女は銀行員で二億円もの使込みをしていた。そして女のメモから、佐藤名義で七千万円の預金があることを知って佐藤は驚く。横領と殺人の容疑者にされた佐藤は〃影の男〃を追って女の正体を探りはじめた。だが、ようやく真犯人の手がかりを掴んだ佐藤に巧妙に仕組まれた罠が待っていた。長篇小説。

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  • 消えない焔(上)(電子復刻版)
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    一九一五年、第一次世界大戦勃発後間もなく、ドイツ人のクララは、福岡の俘虜収容所にいる夫を追って来日した。一方、パン職人の水野為一は親を知らずに育ち、窃盗の前科があった。遊廓へ通ううち金繰りがつかなくなり、元知事の別荘に押し入ることを思い立つ。そこはクララが身を寄せている場所であった。忍び込んだ水野と鉢合わせたクララは揉み合いになり……。「暗い連動」他、犯罪の翳を抉る五篇を収録。

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  • 女囚犯歴簿(電子復刻版)
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    生まれながらの盗癖ゆえに人並の恋もできず、拘置所入りを繰り返すことに心の安逸を求める哀れな女。執拗な情夫(ヒモ)からのがれるため、堅固なアリバイをつくって男を殺すが、刑事に追いつめられたホステス……。ありふれた人生を夢見ていたのに、一転して犯罪者に堕ちてゆく女たち――その歪んだ環境と心理の哀れさを、“実際の女囚の犯歴を参考にして小説風に組み立てた”という藤本義一独特の語り口で描く異色作。

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  • 女実業家 「西陣おんな一代」改題(電子復刻版)
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    昭和三年、京都西陣で織り子の娘として生まれた越原千世は、病気の母の治療費のため、十三歳で雑貨商に嫁いだ。鈍重な夫と姑との辛い日々。母の死を機に家を出た千世は、母が世話になった機業店に身を寄せ、主の清造や住み込みの健二の暖かさに初めての幸せを感じた。終戦後、千世は請われて清造の息子の後妻となり、実業家として手腕を発揮し始める。不遇に耐え続けた女の流転の日々を描く傑作長篇。

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  • 宿命の女(電子復刻版)
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    四十年前、美貌と天才を謳われながら、ヒトラーの愛人、“呪われた建築家”として歴史から抹殺されたジネット・マリス。彼女は不思議に関係者を魅了し、そして不幸を呼ぶという。ジネットの自画像“宿命の女”を入手、展覧会を企画した伊原は、しかし多額の借金のため暴力金融に追われ、やがて失踪、金融業の男も殺害された……。俊英の傑作長篇サスペンス・ロマン。

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  • 獣たちの熱い眠り(電子復刻版)
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    プロテニスの花形プレーヤー三村浩司は一夜の情事のために抜きがたい陥穽にはまり込んだ。三千万円を脅迫され、選手資格は停止された。栄光の世界から泥濘の地獄へ――眼には眼を、歯には歯を、プロの恐喝組織を相手に復讐鬼と化した三村の凄絶な死闘が展開する。長崎から東京へ、ギブ・アップするわけにはいかない男の〃存在理由〃を賭けて戦う一匹狼を描破する勝目梓の長篇出世作!。

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  • 社長ハンティング(電子復刻版)
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    五光百貨店のプリンスとまでいわれた榊原聡明常務は、社内政治に長けた奥谷猛専務に追い詰められていた。一度は、奥谷の社長就任を許した榊原であったが、百貨店の経営については自分の方が一枚も二枚も上手だという自負もある。そこに持ち上がったのが北山流通グループ総帥の北鋭司からの誘いだった。榊原は北山百貨店の副社長として迎えられ、敵陣より五光の奥谷の経営に挑戦する。長篇企業内幕小説。

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  • 赦されざる者の挽歌(電子復刻版)
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    黒瀬が伊奈と知り合ったのは、あるパチンコ屋でのことだった。黒瀬が暴力団員と知っても、伊奈の紳士的な態度は不変だった。その伊奈に、黒瀬はある犯罪計画をもちかけられ、結局計画にのったが、その犯罪現場での伊奈の阿修羅ぶりに黒瀬は驚倒した。――平穏な日常の中に抱きつづけてきた怨念を、ある日、大爆発させる男たちの群像! 「火の花壇」「沸点」「血の闇」「悲しい兵士」「白い闇」「姦計」「公開リンチ」「地獄の轍」「蹂躙」の9篇を収録。

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  • 失なわれたものの伝説(電子復刻版)
    5.0
    室戸雄はスパーリングパートナー。ある日、千田有愛と名乗る美女の訪問を受けた。そして、有愛に紹介された謎の人物日高律との出会いが、室戸雄の人生を変えた。伊能、乙丸、鬼島、千吉良。室戸と同じように集められた仲間は、各々が特別な技能の持ち主で、共に心に深い傷を負っていた。こんな奇妙なチームに日高が与えた目的地は、奄美群島徳之島の北西海上に浮かぶ伝説の島・喜宝島だった。長篇冒険小説。

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  • 事件記者(電子復刻版)
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    タイムスの荒さん宛に手紙が届いた。差出人は服役囚の芝山某、添削指導を受けていた女流歌人・千々輪斉女が最近ガス自殺したと報道されているが、実は他殺だというのだ。荒さんはじめ警視庁詰めの記者たちが取材に走るが、既に芝山は仮出所しており、直後に殺人事件を起し行方知れず。さらに斉女の義弟で遺産相続人の啓二郎までも殺され謎は深まるばかり……。鎬を削りあう敏腕事件記者たちの活躍を描く。

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  • 紫陽花いろの朝に死す(電子復刻版)
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    千々岩家の家族関係は崩壊寸前だった。女性出入りの激しい父・夕起夫と、黙ってそれに耐える母・葉子。薬科大学に通う姉・加奈は、妻子ある男と愛人関係にあった。高校二年生の次女・美佐だけが、恋人・多久也との交際も順調で唯一まともな存在だった。しかし、近所で起こった殺人事件をきっかけに、かろうじてバランスのとれていた一家を“悪魔”がかき回し始める……。暗い宿命を描いた長篇傑作推理!

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  • 獅子は闇にて涙を流す(電子復刻版)
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    アルゼンチンの首都ブエノスアイレスの波止場でQ紙の支局長蛍田の死体が発見された。その二日前、蛍田の妻緋沙子も何者かに誘拐されていた。Q紙の東京本社記者森村は、アメリカから帰国した鳴瀬特派員から、アマゾン上流に原爆製造の秘密基地があり、日本の黒い機関が絡んでいるとの情報を得る。その夜、二人は襲われ、鳴瀬は死んだ。事件の謎を追ってブエノス支局に森村は赴任する。長篇ミステリー。

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  • 死霊捜査線《死に神探偵むくろ帳》(電子復刻版)
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    無久路草平は即身仏や古墳の研究家として知られているが、ミイラや非業の死をとげた被害者の声を聞くことから、全国の警察の特殊コンサルタントをひきうける“死に神探偵”だ。奥只見のスキー場で、若い男女が猟銃でうたれ、とり出された女性の内臓が死体の側に並べてある凄惨な殺人現場に出くわした無久路は、死に際の残存意識を念写し、捜査の手を異界にまでのばす……。連作サスペンス。

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  • 支笏湖殺人事件(電子復刻版)
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    東京・新宿にある出版社の駐車場で管理人が殺害された。死体のそばには何故かインク瓶が残されていた。そして数日後、有力容疑者と目されていた同社の編集部員・高杉隆取材先の支笏湖で遺書を残して自殺した。夫の無実を信じる妻・貴子は上司の水田と私立探偵・尾高の協力を得て事件の謎に挑むが、三人の執念の捜査の前に完璧な物的証拠が立ちはだかって……。殺人犯の汚名を晴らす長篇復讐劇。

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  • 指宿・桜島殺人ライン(電子復刻版)
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    編集者の笹谷美緒は、幼馴染の堀美由樹から叔母の河合悦子が何かに怯えていると相談をうけた。恋人の黒江壮と共にマンションを訪ねた美緒たちは、悦子が何者かに襲われているのを目撃するが、彼女は否定する。同日、奥多摩で死体が発見。被害者は悦子の夫が副支配人をしている鹿児島西京ホテルの元社員。七年前、悦子が愛していた上司殺害の容疑をうけた者だった。二つの事件を結ぶ糸は!? 長篇本格推理。

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  • 三等管理職《総務課長奮闘日誌》(電子復刻版)
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    総合商社・伊藤物産大阪本社に勤める高山一平は総務課長に抜擢されて半年、主管者会議や重役会の準備で大忙し。しかも、上司のイビリで神経をすり減らす毎日。課長は三等管理職、部長は一等管理職、その隔たりは筆舌尽くしがたいのだ。同じ課長仲間と飲んでは上司のこきおろしに快気炎を上げるのだが、何とも虚しい。ゴルフコンペで上司の鼻を明かさんと、一平は特訓を開始するのだが……。長篇企業小説。

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  • 殺人連峰(電子復刻版)
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    北アルプス・横尾谷で女性の凍死体が発見された。通報を受けた長野県警豊科署の刑事・道原伝吉は被害者が持っていた一枚の写真に目を止めた。船体に書かれた「神通」の文字。道原は富山へと飛んだ。「神通」は富山市消防本部の消防艇と判明したが、そのそばでは水死体が発見されていた。しかもその死体が持っていたメモには横尾山荘の電話番号が書いてあった! 人情刑事の名推理。(『無明山脈』改題)

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  • 殺人株式会社(電子復刻版)
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    邪魔者は配下の「社員」を使って消す……海千山千の実業家・黒河は、例えば、保育園園長から高級外車を購入した際、その妻の美貌に狂い、自分の愛人を夫と関係させて、交換に女を手に入れ、とどのつまりは夫を殺害。一事が万事、相手の命と引き換え。不倫がばれれば夫を殺し、事業の競争者は次々に抹殺。だが「逆らうと殺される」との噂も立ち、破滅の日は意外に早く……。衝撃の異色犯罪ノベル。

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  • 黒い時刻表(電子復刻版)
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    東京駅終着の寝台特急“瀬戸”で若い全裸女性の死体が発見された。麻薬による中毒死で、しかも輪姦されていた。周囲には着衣もなく、なぜか遺留品の靴底に彼女自身を映したブルーフィルムが押しこまれている。東京公安室・海堂捜査班長は真相を追ってただちに四国へと飛んだが……。国鉄を舞台にして展開する数々の犯罪と、事件解明のためにあくなき追跡をつづける鉄道公安官シリーズ連作集!

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  • 紅い蜃気楼(電子復刻版)
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    冬木新三はポルノ作家。若い男女ロックとトミに美人局をしかけられて、二人を主役にひと芝居打とうと思いつく。二ヵ月後、看護婦にばけたトミが道玄坂耳山総合クリニックに現われた。狙いは、冬木がカモと目をつけた岡部卓郎。財界の大物で病院の出資者岡部堅治の三男坊だ。ある夜、トミは卓郎とベッドを共にして耳山院長に見つかるが、院長もトミの術中におちて、冬木の芝居もいよいよ見せ場へ。

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  • 孤独なる追跡(電子復刻版)
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    エリート中央官僚だった利根川四郎は、その職も妻も捨てた。部下の水原姫子が丸三興易常務を殺したことを信じなかったからだ。個人的な感情を彼女に持っていたわけではない。彼女を首にしようという処理に反発しただけだ。失踪した彼女を探す旅に出た彼につきまとう男、別居中の妻の不倫の行状が謎をはらんで迫る。生きることの意味を見いだすための追跡。男のロマンを謳うサスペンス巨篇。

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  • 犬 笛(電子復刻版)
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    犬笛――人には聞こえないが、犬に意志を伝達する時に吹く。が、秋津四郎の娘良子はその超音波を捉える聴覚を持っていた。ある冬の朝、愛犬鉄と散歩中、良子は交通事故で記憶を失い、数日後、誘拐された。鉄とともにあてのない良子探索に旅だつ秋津四郎、その父と娘を結ぶのはたった一つの犬笛だけだった……。父娘の骨肉の絆を謳って、映画・TVでも感動を呼んだ著者会心の冒険推理。

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  • 凶 鬼(電子復刻版)
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    新進画家の旭昭寛が画商桑名を自ら手をくださず、完全犯罪で消そうと決意したのは、そうしなければ彼自身が画壇から抹殺されるからだった。そこで考えたのが“将棋だおし殺人”だった。30億の遺産をめぐる骨肉の争い、次期社長の椅子を狙って対立する2人の副社長……世の中には人を殺したがっている者がいるものだ。完全犯罪はまさに完壁に成功したかに思えたが、実は意外にも……。

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  • 京都鷹峯殺人事件(電子復刻版)
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    日本最大の華道流派・鳥丸流。その家元の実弟で「華道ジャーナル」を出版する彩交社社長・鳥丸宏二郎に、華道界をめぐる百億円横領の疑惑がかかった。その宏二郎が屋敷を取り囲む報道陣の目前で斬殺されるという事件が起こる。しかも、直後に死体が忽然と消え失せた。総理事・御影宗徳が実権を握る鳥丸流に第二、第三の殺人事件が……。京都を舞台に陰湿な権謀術数が渦巻くいけばな界を描く。長篇本格推理。

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  • 鬼 畜 《阿弥陀仏よや、おいおい》(電子復刻版)
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    樫尾卯吉は高知の山峡にはりついた小集落に生まれた。唖のように物いわぬ子だった。徴兵をのがれて流浪の生活が始まった時、彼の人生は狂った。――捕えられて入営、やがて脱走、放火、殺人未遂、軍法会議。人生をやりなおそうと思った時もあったが、所詮、鬼畜のような殺人人生だけが彼の宿命だったようだ。酸鼻な犯罪行為と息をのむ現場描写で、著者が新ジャンルを開拓した社会派ドキュメント!

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  • 機 密 「垂直の殺意」改題(電子復刻版)
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    冨田湾第2期埋立計画の漁業補償をめぐって、K市は二つの漁業組合と市側が激しく対立、ついに犠牲者をだす始末だった。次期市長選の布石をうつ市会議員、出世を夢見る港湾課長、市長選の資金援助を恃む市長、埋立地獲得を狙う大企業……それぞれの思惑をひめ、虚々実々の《機密合戦》が展開されたが、大詰めの交渉日当日、狂躁の裏をかいてうたれた大芝居の結末は? 宝石賞受賞の著者の代表的推理小説。

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  • 喜望峰(電子復刻版)
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    アフリカ・モザンヴィックの港に碇泊中の南ア定期航路貨物船・白雲丸に突然、次港の寄らずケープタウンへ直行せよとの航路変更指令が届いた。しかも、そこで積み込まれた大きな木箱の中身が何者かに持ち去られたのだ! 稲村一等航海士は行手に不吉な予感を覚えた。ケープタウン入港後、稲村はリンと名のる美貌の娼婦から密航を依頼される……!~ 大暴風雨(サイクロン)荒れくるう喜望峰沖を舞台に描く記念碑的傑作!

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  • 危険な隣人(電子復刻版)
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    竹花千景は、夫を医療過誤のために失い、そのショックで5ヵ月の胎児を、さらには泥沼のような病院側との争いによる心労で実の父までも失ってしまった。それから3年余、名を変え、住居も移ってようやく心の傷も癒えかけた時、事件の医師・北尾根一家が隣に越してきたのだ。幸せそうな隣家の様子に、千景の胸に復讐の念が燃え上がる……。罪と罰、そして復讐を描いて迫真のサスペンス巨篇。

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  • 海の晩鐘(電子復刻版)
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    世界的に活躍中の天才ヴァイオリニスト・神尾八千代は、留学先で母・貴子の心中自殺の報せを受け、帰国することになった。心中相手は、母の幼馴染みの森田八郎だという。二人は天草の十三仏崎の断崖から、遺書を残して飛び降りたのだった。傷心する彼女の許に、昔から二人をよく知る山ノ内陽介という中年刑事が訪ねて来た。彼は、心中として公式に処理されたこの事件に疑いを持っているというのだが――。

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  • 牙城を撃て(上)(電子復刻版)
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    警視庁捜査二課の三影は厚生年金福祉事業協会と関東観光をめぐる汚職の摘発・捜査に当たっていたが、事件の鍵を握ると思われる同協会設備課長江波は逮捕寸前に行方を絶った。関東観光の背後には、秋武の存在があった。秋武は厚生大臣とも昵懇な交際を持ち、名の売れた事業家だが、日本暴力集団の“陰の総長”と渾名されてもいる。三影は江波失踪後の留守宅を訪れた男を追って南アルプスに踏み込むが……。

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  • 花に三春の約あり(電子復刻版)
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    明鏡流杖術の名手・逢魔紀魅は、死の床にある母・麻紀子から父の消息を知らされた。暗殺船〈レグルス号〉――東西両陣営に最も危険視されたクルーザー武装団のキャプテン・アキバが父だというのだ。同じ頃、暗殺船は某国政権転覆を請け負い、インド洋上にあった。そのアキバに、紀魅失踪の報がもたらされた……。血染めの海岸に凌辱の嵐ふくハードロマン巨篇。名作「峠に棲む鬼」続篇。

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  • 仮面の裂ける日(電子復刻版)
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    東京新報の社会部記者、梶邦彦の帰宅を待っていたかのように「娘さんを預っている、三千万ほどほしい」という脅迫電話がかかった。同じ頃、大学の演劇部新入生歓迎コンパからの帰りを三人組に誘拐された梶の一人娘は、裸にむかれて凌辱をうけながら、「あんたの親父は腕のいい新聞記者だって話だが、おれたちにいわせりゃ、冷血漢のエゴイストだよ」と“報復”の犠牲にされつつあった……。長篇バイオレンス。

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  • 化石の荒野(電子復刻版)
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    日本ウラニウム鉱社社長が殺害された。何者かに殺人犯の汚名を着せられた警視庁の仁科刑事は、逃亡中に接触してきたCIAから5万ドルの報酬と引き換えに奇妙な依頼を受ける。保守党大物政治家の長男の山岳での行動調査だ。徳島県祖谷渓谷、三重県オオトチ谷、中央アルプス……いずれも謎の人骨が発見された場所だ。不可解な動きに連動して、自衛隊特殊部隊と米海軍情報部が暗躍し始める。ハードロマン巨篇。

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  • 黄金海峡(電子復刻版)
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    日本海海戦で山陰沖に沈没したロシア・バルチック艦隊の特務艦オルティッシュ号引揚計画に加わった国際的ダイバー笛吹草介は、同艦に積載された時価四兆五千億円の財宝を狙う三人のトレジャー・ハンター達との血みどろの抗争に巻きこまれてしまった。奇怪な心中事件、浜の村人全員の失踪、謎の女の跳梁……。その渦中に浮上するオルティッシュ号の黄金を手にするのは誰か!?長篇バイオレンス・ノベル。

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  • 黄金の海(電子復刻版)
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    最愛の妻と船員仲間に裏切られ、日本の船会社を飛び出した一等航海士の流山寺鴻は、外国籍の貨物船を渡り歩く失意の日々を送っていた……。ある日、マンハッタンの路地裏の安酒場で無聊をかこつ流山寺は、突然あらわれたアンと名乗る美女に、あるアフリカ人の捜索を依頼され、思いもかけない事件に巻き込まれてゆく。アンゴラ内戦を舞台に、複雑な世界情勢に翻弄される男を描く傑作長篇冒険小説!

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  • 奥の細道殺人事件(電子復刻版)
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    工場汚水から毒ガスが発生し、幼児が中毒死した。自分の不注意を責めた母親は、その後を追って自殺する。妻と子を失った芭蕉研究家の大学講師・三浦八郎は廃水を流した化学工場の工場長・田辺に激しい憎悪を燃やす。間もなく相模湖畔で絞殺死体となって発見される田辺。その直後、最有力容疑者の三浦が遺書を残して自殺する。事件は解決したと思われたが、三浦には鉄壁のアリバイが……!?傑作長篇推理

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  • 運命の旅路(電子復刻版)
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    奇妙な事件の発端だった。東京・霞ヶ関の《合同行政ビル》内の会議室にある総理用の椅子に若い男の死体が座っていたのだ。持ち物の旅行バッグにあった折紙の白鳥は何を意味しているのか……。一医学徒の人体実験に端を発した殺人事件の背後には、三人の女の数奇な運命と、女の哀切な宿業が秘められていたのだ。旅情ただよう文体と奇抜なトリックが満喫できる“運命シリーズ第1作”!

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  • 運命の青春(電子復刻版)
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    鎌倉・立正寺に咲き乱れる青いあじさの花の波の中に沈んでいた若い男の全裸死体。その死体と手首を結び合わせて失神していたのは旧家の美貌の人妻だった。あたりに撒き散らされた白い碁石と、しろつめ草の飾り輪の謎を追う渋江警部と、その友人である湘南大助教授・菅原道真は、現場の情景に〈海〉の暗示を得て、事件の解明に乗り出した。好評“運命シリーズ第2弾!

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  • 闇が裂ける(電子復刻版)
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    レストランチェーン・ニコライの社長、市川俊夫が突然謎の脅迫電話を受けたのは、愛人、森田佳子と情事の最中だった。二十五年前、市川は長崎の鶴島炭鉱で博打打ちの堀切勇次と娼婦の井上清子の二人を殺害し、重要参考人とて拘留された。が、証拠不十分のために不起訴となり、事件はすでに時効になっていた。松浦と名乗る脅迫相手は、人殺しの確証があるとほのめかし、市川の心胆を寒からしめた…。

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  • 暗黒天使(電子復刻版)
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    伊野英二、三十二歳、独身。二週間前までは会社員だった。サラリーマンを辞めたのには理由があった。軍資金を作らねばならないのだ。数億の金が必要だった。そのためには汚ない手を使わねばならない。伊野は女を利用して二人の男を罠にはめた。競艇場の現金輸送車を強奪するためだ。しかし、この行動も大作戦を敢行するための準備でしかない。伊野を狼にさせたのは何か。そして真の狙いは。長篇サスペンス。

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  • 安曇野・乗鞍殺人事件(電子復刻版)
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    支配人が三千万円を持ち逃げ? 長野県警豊科署の道原伝吉刑事がひいきにしている信州安曇野のそば屋「波奈家」の女将・梅村尚子が豊科署を訪れた。折しも一週間前、同僚の刑事が乗鞍岳で二人連れの支配人を見かけていた。事件との関係は? 長篇山岳ミステリー。

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  • 悪霊の山(電子復刻版)
    -
    四国・新居浜市の僻村青岩村で、暮れも間近い十二月八日深夜、火事が起きた。三人が焼死し、一人が大火傷を負った。平穏無事な青岩村にとって大事件だった。が、出火原因は不明であった。ところが、目撃者がいた。真鍋昭子は、山の端の空から落ちてきた赤い火の塊りが、藁屋根に衝突してたちまち火の手が上がるのを見たのだ。空から落ちてきた火。それが青岩鉱山の雪を血で染めた惨劇の始まりであった。

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  • 悪魔を見た家族(電子復刻版)
    -
    三重県にある香落溪温泉で販売された羊羹がコレラ菌に汚染されていると発表された。東海林光三が、そのニュースを知ったのは、汚染された羊羹を口にした後だった。名前、身分を偽って愛人と浮気旅行中であった光三は、浮気の発覚を恐れて旅館から逃走してしまった。ひそかに帰宅した彼を待っていたのは、南軽井沢のペンションで姪が殺されたという報せだった。そして、それが悪夢の始まりであった。長篇推理。

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  • 悪魔たちの誘拐(電子復刻版)
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    警視庁を依願退職した早乙女正義に持ち込まれたのは、銀行頭取の令嬢亜矢子のガードという仕事だった。亜矢子が誘拐されるという密告があったからだ。だが、早乙女の一瞬の隙をついて、亜矢子は近所に住む女子中学生と一緒に誘拐されてしまう。その直後「悪魔たち」と名乗る犯人グループが巨額の身代金を要求してきた。二人に接点はない。この二重誘拐は何を意味するのか? 緊迫感あふれる傑作ミステリー。

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  • われは幻に棲む(電子復刻版)
    -
    東京を恐怖のるつぼに陥れている怪盗一味。その中の〈鬼女〉と異名をとる美少女に逢ったとき、警視庁の退職刑事・浜村はわが眼を疑った。幼い頃に誘拐され、探し求めてきた娘の朱美にそっくりだったのだ! わが娘は殺人鬼になっていたのか? 元刑事として振舞うべきか、親の情をとるべきか、浜村の胸に哀しみと怒りが去来する。ハードロマンの旗手が活写する父娘の哀切と男の闘争美の世界。

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  • マラッカ海峡(電子復刻版)
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    一年前アンナン皇帝の莫大な財宝を積んだ貨物船とともに、マラッカ海峡で消息をたった一等航海士・土岐雷介が突然、横浜に現れた。土岐は昔なじみの宿の老女将きよを訪ねトランクを預けるが、その夜きよが、そして土岐が接触した人物が次々と殺されたのだ。土岐の不可解な行動と謎の遭難船の真相を追って、友人のルポライター・相崎哲はシンガポールへ飛んだ。海洋冒険小説不朽の名作!

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  • まぼろしの凶器(電子復刻版)
    -
    工業技術研究所所長の酒井昭二郎が、研究所に隣接する自宅の浴室で死んだ。発見者は若い後妻と二人の養女で、酒井は喉に穴をあけられて死んでいた。ほぼ他殺に間違いないが、凶器は何一つ発見されない。捜査は行き詰った。だが、担当の荒巻警部補に一つの新聞記事が目にとまった。それは、水の噴射力で炭壁を破砕する水力採炭の記事だった。事件の解明は……(表題作)。他傑作推理七篇収録。

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  • マッカーサーの陰謀(電子復刻版)
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    一九五〇年九月。朝鮮戦争の最中、追いつめられたマッカーサーは、起死回生の極秘作戦を企てていた。優勢な共産軍の息の根を一気に止め、名声を大統領の座を手にするのだ。やがて作戦の日時と場所を巡り、熾烈な諜報戦が始まる。囮に利用される元日本軍参謀、待ち受ける凄惨な拷問。東側の中枢に潜入したCIAスパイ「熊」の正体とは? 史上名高い上陸作戦の陰で火花を散らす諜報戦を描く長篇スパイ・ミステリー。

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  • ホーン岬(電子復刻版)
    -
    木星丸への突然の乗船命令を受けた陣内一等航海士は、急遽パナマへ赴くが、到着直後、東都物産駐在員の野方から積み荷の不正移動をもちかけられた。一方CIAとおぼしき人物が出現、さらに中南米に勢力を張る謎のドイツ人に拉致され、続いて野方が銃殺された。木星丸に何が起きているのか!~ 中南米を舞台に、軍事政権と革命ゲリラ、商社、各国諜報機関の凄絶な闘いを描く、長篇海洋冒険小説。

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  • ブロンズの使者(電子復刻版)
    -
    正賞にブロンズ像が贈られる文壇の登竜門F賞に、熊本・人吉に松浦恒夫の「孤雁」が選ばれた。だが松浦の同人仲間・宝泉寺宏が自作の剽窃だと告発するに及んで事態は昏迷、編集部員の森が真相究明に出張したが、惨殺体で発見された。弁護士の依頼で現地へ出かけた私立探偵のわたしは、例の如く、要領を得ぬまま帰京、縋りつくのは、あの「三番館」のバーテンダー……。好評シリーズ、六篇を収録。

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  • ダイヤモンドはわが墓石(1)謀略(電子復刻版)
    -
    大洋興業社長寒川光成にある日、男から電話があった。男の名を桑井と聞いて寒川は青ざめた。寒川には暗い過去があったのだ。戦争末期、寒川は上官阿部少佐の命令でインド独立運動の志士スマヌエル・ボーンの謀殺に参画した。そして、独立運動の資金である莫大なダイヤモンドを阿部と共に横領、桑井を残置諜者として戦地に置き去りにしてきたのだ。桑井は寒川に復讐を宣言した。長篇ハードボイルド復讐劇。

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  • ゼロの誘拐(電子復刻版)
    3.0
    教育ブームにのって急成長した進学塾の女子生徒が帰宅途中に惨殺された。その直後、塾経営者・木暮彰の自宅にはそのあくどい経営と管理体制を難詰する電話がかかった。数日後、木暮の娘・由香が誘拐され犯人は身代金三千万円を要求してきた。万全な警備態勢の中、身代金受け渡しに臨む警察。一方、身代金の他にもう一つの要求をつきつけられた木暮は、独自に犯人を追った……。長篇本格推理。

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  • セブン殺人事件(電子復刻版)
    3.0
    新宿淀橋署の宮本部長刑事と本庁の佐々木警部補は、剣豪武蔵と小次郎になぞらえられるほどのライバル同士。一方が老練さが売り物なら、片方は論理の冴えが身上。この異色のコンビが、新興成金・二本柳重蔵の秘書が殺された事件を皮切りに、七つの難事件に挑む。二人の読みは真っ向うから対立し、激しく推理の火花を散らす。「日本刀殺人事件」「日曜日殺人事件」「美容師殺人事件」「結婚式殺人事件」「山百合殺人事件」「用心棒殺人事件」「放火魔殺人事件」の7編を収録。

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  • サムソンの犯罪(電子復刻版)
    -
    情事の捏造テープをネタに強請(ゆすり)屋稼業をはじめた男が殺された。発見者は自ら泡沫と称する私立探偵、雇主の弁護士にいわれてテープをとり戻しにきたのだった。第一発見者としての容疑ははれたが、弁護士への依頼人にアリバイがなく、重要参考人なったことからトリック崩しに挑戦する。調査が難航すると、お知恵拝借にバー『三番館』に出かけ、バーテン氏を軍師に、推理に冴えをみせる“三番館シリーズ”第2弾。

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  • ある朝の戦雲(電子復刻版)
    -
    海上自衛隊に電子機器を納入するワールド電機営業主任・青山謙一は、ある朝、出張中の同僚、西尾達彦から、ロッカーの書類を預かってほしいと切迫した電話を受けた。直後、西尾は射殺死体で発見され、青山の元には書類を渡せと脅迫電話が入った。だが、書類を調べたところ、なんら機密性はなく、一方、女がらみのトラブルに巻きこまれたという噂が流れた……。日本の軍備・防衛問題に迫るサスペンス。

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  • 50億ドルの遺産(電子復刻版)
    3.0
    インドネシアから独立した人口百万余の島国スマリ。この小島に五十億ドル相当のベトナム戦争の兵器が秘匿されているというのだ! スマリ国元首ジョワンは、この隠匿兵器をタネに島開発のための資金を得たという。一方、海外放浪の途次、スマリに立ち寄った中尾英輔は、偶然に殺人事件を目撃、否応なく国家的陰謀の渦に巻きこまれていった……。気鋭が贈る青春冒険傑作。

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  • 林檎の木の道
    4.0
    1巻605円 (税込)
    高二の暑い夏休みのある日、以前つき合っていた宮沢由実果が、千葉の御宿の海に身を投げたとの知らせを受けた広田悦至。事件当日に悦至は、渋谷にいた彼女からの呼び出しを断っていた。渋谷にいたはずの彼女が、なぜ御宿の海に?だれもが自殺と納得している由実果の事件を、幼なじみとともに調べ始める悦至。由実果の遺留品の中に、封を切っていない下着があったことを知り、彼らは事件が殺人だったと確信する。次第に明らかになる事件の全貌と由実果の姿に、困惑する二人・・・・・・。切なくも爽やかな夏の日々の描写が秀逸な、青春ミステリの傑作。

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  • 木野塚佐平の挑戦だ 木野塚佐平シリーズ2
    3.5
    1巻605円 (税込)
    桃世はケニアに行ったきり。現職の総理大臣が急逝し、世間は大混乱だというのに、あこがれの美人ニュースキャスター香川優子の姿に煩悶する木野塚佐平氏。ダブル不倫、ホモの失踪事件、おなじみ高村女史からの無理難題を解決しては、糊口をしのぐ毎日。そんなある日、電波系オタク男からの依頼、中年女からの盗聴の相談と、事務所に続々寄せられる妙な仕事。さらには、あの香川優子をじかに訪ねる機会まで・・・・・・。抱腹絶倒、呵々大笑、ケニアから帰国した桃世とともに、木野塚氏は今日も行く。ユーモア・ハードボイルド長編。シリーズ第2弾!

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  • 夢の終わりとそのつづき 柚木草平シリーズ5
    3.3
    1巻605円 (税込)
    警視庁捜査一課を辞めて八ヵ月。知人のつてで雑誌へ雑文を寄稿して食いつないでいた俺を、絶世の美女が訪ねてきた。久我山のある家に出入りする人間を一週間尾行してほしいという。元刑事の俺には簡単な仕事に、二百万もの報酬どこか胡散臭さを感じつつも、俺は早速久我山へ向かう。目的の男は買い食いしながら、一日中都内を歩きまわるのみ。しかし三日目、男は胃の中が空っぽの状態で発見される。死ぬ直前まで飲み食いしていたはずの男の身に、何が起こったのか。背後に蠢く巨大な陰謀の存在を察知した柚木の推理は――。大幅改稿、改題で贈る、柚木草平“三十五歳”の事件。

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  • 刺青白書 柚木草平シリーズ4
    3.8
    1巻605円 (税込)
    女子大生・三浦鈴女は、殺害された人気アイドル・神崎あやが中学時代の同級生であったことに衝撃を覚える。傷だらけの状態で発見されたあやには、刺青を消した痕があった。続いて、別の同級生が隅田川で水死体として発見される。彼女にもあやと同じ場所に、同じ刺青があった。2人の右肩にあった小さな薔薇の刺青。刺青同様に2人の同級生が消したかった過去とは何か。あやの事件の記事を依頼された柚木草平は、鈴女たちの中学時代に事件の発端があるとみて関連性を調べ始めた。事件の背後にある悲しい真実に二人は?《柚木草平シリーズ》番外編ともいうべき傑作。

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  • シャドウ
    4.0
    1巻605円 (税込)
    人は、死んだらどうなるの?――いなくなるのよ――いなくなって、どうなるの?――いなくなって、それだけなの――。その会話から三年後、凰介の母はこの世を去った。父の洋一郎と二人だけの暮らしが始まって数日後、幼馴染みの亜紀の母親が自殺を遂げる。夫の職場である医科大学の研究棟の屋上から飛び降りたのだ。そして亜紀が交通事故に遭い、洋一郎までもが……。父とのささやかな幸せを願う小学五年生の少年が、苦悩の果てに辿り着いた驚愕の真実とは? いま最も注目される俊英が放つ、巧緻に描かれた傑作。第七回本格ミステリ大賞受賞作。

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  • 日本殺人事件
    3.0
    1巻605円 (税込)
    その国に辿り着いたわたしを出迎えてくれたのは、カンノン様のありがたい巨大な微笑だった――。人生を一からやり直すため、長年憧れ続けた日本へ赴いた私立探偵トウキョー・サム。そこは、伝統と現代が奇妙に交錯し、神とホトケ、そしてサムライ・スピリットがいまなお息づく神秘の国であった。異国の風物や習慣に驚嘆し、戸惑いながらも、真のサムライにならんと意気込むトウキョー・サム。そんなサムが遭遇した奇妙なセップク事件、茶室の密室、オイラン見立て連続殺人! 徹底した趣向とアクロバティックな論理の結実が、本格ミステリのさらなる可能性を切り拓いた、山口ミステリの真骨頂。日本推理作家協会賞受賞作。

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  • 絵が殺した
    3.8
    1巻605円 (税込)
    《黒川博行警察小説コレクション》 竹の子を採りに来た主婦が発見したのは、白骨化した死体。すぐに被害者は、以前にまったく別の場所で失踪したとされていた日本画家と判明したが、事件の謎は深まる。しかもその背後には、有名日本画家の贋作グループの存在が浮かび上がる――。二十年前に起こった贋作事件との繋がりは? 果たして大阪府警捜査一課深町班は、犯人にたどり着くことができるのか。吉永誠一、小沢慎一コンビに、怪しげな美術ブローカーも加わり、日本画壇・美術商業界の裏側に迫る。アリバイトリック、密室の謎も盛りこまれた珠玉の警察小説コレクション第六弾! ※本作品は東京創元社、徳間書店で同一タイトルの作品が販売されております。本編内容は同じとなりますので予めご了承下さい。既に同作品をご購入されているお客様におかれましてはご注意下さい。

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  • ドアの向こうに
    3.8
    1巻605円 (税込)
    《黒川博行警察小説コレクション》 頭部は腐乱、脚部はミイラ化、大阪東南部の橋梁工事現場で奇妙なバラバラ死体が発見された。後日、大阪北部で心中事件が発生。現場にはバラバラ事件の切抜き記事が――。“ブンと総長”でおなじみ、大阪府警捜査一課の文田巡査部長、総田部長刑事に、京都人の五十嵐刑事も加わって事件を追う。“本格ミステリ”の醍醐味に、大阪弁の会話が織り成す、軽妙なタッチも魅力な傑作!

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  • 八号古墳に消えて
    3.7
    1巻605円 (税込)
    《黒川博行警察小説コレクション》 大阪の遺跡発掘現場で、崩れ落ちた土砂の下から大学教授の死体が発見された。事故かと思われたが、死体の気管と食道から採取された泥は現場のものではなかった。警察の捜査が始まると間もなく、別の遺跡発掘現場で謎の墜死事件が……。大阪府警の二人の刑事、通称“黒マメコンビ”が、遺跡発掘と大学のポストを巡る連続殺人事件に挑む!〈大阪府警捜査一課〉シリーズ、第三弾!

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  • 雨に殺せば
    3.5
    1巻605円 (税込)
    《黒川博行警察小説コレクション》 大阪湾にかかる港大橋の上で現金輸送車が襲われ、銀行員二人が射殺された。その翌日、事情聴取を受けた行員が自殺する。さらに、捜査線上に浮び上った容疑者の死体が発見され、事件は複雑さを増していく……。大阪府警捜査一課の二人の刑事“黒マメコンビ”が、軽妙な会話を交わしつつ、日本画壇の内幕に迫り、金融システムの裏側に仕組まれた奸智に満ちた連続殺人事件に挑む! ※本作品は東京創元社、KADOKAWA / 角川書店で同一タイトルの作品が販売されております。本編内容は同じとなりますので予めご了承下さい。既に同作品をご購入されているお客様におかれましてはご注意下さい。

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  • 愚行録
    3.5
    1巻605円 (税込)
    ええ、はい。あの事件のことでしょ? えっ? どうしてわかるのかって? そりゃあ、わかりますよ。だってあの事件が起きてからの一年間、訪ねてくる人来る人みんな同じことを訊くんですから。――幸せを絵に描いたような家族に、突如として訪れた悲劇。池袋からほんの数駅の、閑静な住宅街にあるその家に忍び込んだ何者かによって、深夜一家が惨殺された。数多のエピソードを通して浮かび上がる、人間たちの愚行のカタログ。『慟哭』の作者が放つ、新たなる傑作!

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  • 鏡花あやかし秘帖 幽冥の館
    4.0
    1巻605円 (税込)
    絶えず強い風が吹き付けるなか、編集者・香月真澄は大きな屋敷の前にいた。ここはかつての「風鳴村」――十数年前、ひとりの男によって、23人もの村人が惨殺されたいわくつきの地だ。現在は製鉄会社社長・桂木契が住んでいる。出雲の旧家・桂木家では、60年に一度、古代神を祀る神事を行うという。取材のため滞在を許された香月だが、そこで見たものは、腹違いの兄弟の禁断の関係と美しい姉妹、そして血に塗れた巫女・・・・・・!鏡花シリーズ最新作!!

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  • 鏡花あやかし秘帖 夜叉の恋路
    4.0
    1巻605円 (税込)
    明治33年――世紀末の帝都を賑わせている連続猟奇殺人事件。何しろ犠牲者は美少年ばかり、その上死体には毎回「食い散らかされた痕」があるという。一方、雑誌『幻想倶楽部』の新米編集者・香月は、憧れの作家・泉鏡花の担当になり張り切っていた。早速、母校・帝大に資料探しに訪れるが、そこで先輩である神子と子爵令息との悲恋の噂を耳にし……。くるおしいまでの想いが、ひとりの男を闇へと誘う……!

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  • 鏡花あやかし秘帖 からくり仕掛けの蝶々
    3.0
    1巻605円 (税込)
    時は明治。帝都・東京で囁かれる、死体が上がらない“妖し沼”の噂――。新米編集者・香月真澄は取材のため、“妖し沼”を訪れる。それ以来、奇怪な夢を見るようになった。夢の中で沼に咲くのは、亡者の顔をした蓮の花。決まって漂う、沈水香の残り香。そしてその頃、ある芝居が人気を呼んでいた。それは美しい人形による男女の心中もの。担当作家・泉 鏡花に誘われ、その芝居を観にいった香月が、そこで目にしたものは……!?

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  • コーヒーブルース Coffee blues
    3.9
    1991年、北千住の洋館を改装した<弓島珈琲>。店主の僕(弓島大)はかつて、恋人の死に関する事件に巻き込まれた。その時関わった刑事の三栖は、今では店の常連だ。近所の小学生の少女から、いなくなった姉を捜してほしいと頼まれた僕。少女の両親は入院と言い張り、三栖も何かを知るようだが、事件性がないと動けない。そんな折り、麻薬絡みで僕の恋人を死に追いやった人物が出所。事態は錯綜するが、店の営業も中学生の少女捜しも続けなくてはならない……。薫りたつ珈琲店のカウンターで交差する運命。
  • 退職刑事6
    4.0
    私が概略を話すと、父は目を閉じて首を垂れる。ややあって顔を上げたときには、まず事件は解決したと思っていい。父のお蔭で迷宮入りを免れた事件もかなりの数になり、老いてなお旺んな好奇心と推理力には脱帽するしかない。推理作家の椿氏も、父の安楽椅子ならぬ炬燵探偵ぶり、窓がまち探偵ぶりに惚れ込んでいる。退職刑事が調べて現職刑事が寝台探偵を務めるという逆の構図で描かれる「拳銃と毒薬」など、8編を収録。国産《安楽椅子探偵小説》定番中の定番として揺るぎない地位を占める、名シリーズ第6集。/【収録作】「つまらぬ事件」/「桜並木の一本の桜」/「死は木馬にのって」/「拳銃と毒薬」/「耳からの殺人」/「馬の背」/「針のない時計」/「昔の顔」/あとがき=都筑道夫/解説=西澤保彦
  • 退職刑事5
    3.5
    父が状況を聞いて事件を再構成する力に、私は幾度舌を巻いたか知れない。硬骨の刑事魂は、退職したところで一向錆びつきはしないのだ。私の現職刑事ぶりが気になって、足繁く団地へ話しに来るのもわかる。しかし「わたしが俳句に凝ったりしたら、お前が困るだろう、事件の解決が長びいて」などと言われると立つ瀬がなくなってしまう……。退職刑事若かりし頃の事件「凧たこあがれ」や、何とも皮肉な結末に問題発言が飛び出す「Xの喜劇」など、8編を収録。国産《安楽椅子探偵小説》定番中の定番として揺るぎない地位を占める、名シリーズ第5集。/【収録作】「落葉の墓」/「凧たこあがれ」/「プールの底」/「五七五ばやり」/「闇汁会」/「遅れた犯行」/「あくまで白」/「Xの喜劇」/解説=津田裕城
  • 退職刑事4
    4.0
    推理作家の椿正雄さんには、元刑事の父が何かとお世話になっている。ダイイング・メッセージだの殺人予告だの、父の衰えを知らない好奇心を満たすような話の相手も、少なからず務めてくれているらしい。その椿さんがわざわざ一席もうけるという。非番の日を見繕って現職刑事である私まで招ぶからには、魂胆ありと見たが……。現職退職両刑事と推理作家が故人の梗概(ミステリ)を巡って文殊の智慧を絞る「あらなんともな」など、退職刑事の健在ぶりを示す8編を収録。国産《安楽椅子探偵小説》定番中の定番として揺るぎない地位を占める、名シリーズ第4集。/【収録作】「連想試験」/「夢うらない」/「殺人予告」/「あらなんともな」/「転居先不明」/「改造拳銃」/「著者サイン本」/「線香花火」/解説=田中博
  • 家庭用事件
    3.7
    市立高校に入学した頃は、こんなにも不可思議な事件に巻き込まれ、波瀾万丈な学校生活を送ることになるとは、僕は想像だにしていなかった――。『理由あって冬に出る』の出来事以前に、映研とパソ研との間で起こった柳瀬さん取りあい騒動を描く「不正指令電磁的なんとか」。葉山君の自宅マンションで起こった怪事件「家庭用事件」。葉山君の妹・亜理紗の学校の友人が遭遇した不可解な引ったくり事件から、葉山家の秘密が垣間見られる「優しくないし健気でもない」など、全五編。事件に満ちた葉山君の学校生活を描く、〈市立高校シリーズ〉短編集。
  • 弥勒の掌
    3.7
    これが現代ミステリの到達点だ! 愛する妻を殺され、汚職の疑いをかけられたベテラン刑事、蛯原。妻が失踪して途方に暮れる高校教師、辻。やがてふたりはある宗教団体の関与を疑い、ともに捜査を開始するが――。 あらかじめ申し上げておきます。本作は、社会派の本格捜査小説であると同時に、読者を罠にはめようとする壮大なたくらみが隠された作品でもあります。どうか注意深く、慎重に、身構えて読み進めてください。それでもなお……! 必ずや前代未聞の驚きを味わっていただけることでしょう。迫真のリアリティ、サスペンス、そして謎解きの美しさ。まさに、現代ミステリの到達点といえる逸品です。
  • 親子の肖像 アナザーフェイス0
    3.8
    最愛の妻・菜緒を亡くし、自分の中の大きな「軸」を失ってしまった大友鉄――。捜査一課の仕事と子育ての狭間で新たな人生のスタートを切る。子どもの人質立てこもり事件に巻き込まれる表題作、“完落ち”したはずの供述の真相に迫る「見えない結末」ほか、若き日の大友鉄の活躍を描く、「アナザーフェイス」シリーズの特別外伝!
  • カノン
    3.7
    自殺者がのこした音楽テープは遺言なのか、それとも怨念なのか。曲を聴いた児童はひきつけを起こし、押入れのチェロはひとりでに弦をはじく。送り主は松本の旧家で作曲をたしなみ、同人誌を発行する「高等遊民」。気味の悪さにテープはうち捨てられるが、音楽だけ別のテープへと乗り移る。死者の真意をさぐるために音楽教師の瑞穂は奔走、その途上、彼女自身が封印してきた過去があばかれることに……。『女たちのジハード』で直木賞受賞の著者による異色ホラー長篇。
  • 暗鬼
    3.5
    両親、弟妹、祖父母に98歳になる曾祖母。いまどき珍しい8人家族に嫁いだ法子を待っていたのは、緑あふれる広大な屋敷、何不自由ない暮らし、家族全員の歓待と、心の底から自分を大切にしてくれる夫だった。しかし、近所で起きた心中事件に家族が関係しているという疑念を抱いた法子は、疑心の闇にはまっていく。家族みんなが何か隠している。そして私を殺そうとしている──これは私の妄想なの!? やがて暴かれる、呪われた血の絆で結ばれた家族の真実とは!?
  • 金色藻
    -
    本書は昭和七年六月から九月まで『週刊朝日』に連載された長編で、起伏の激しいサスペンス十分の展開で、そこに家族の絆や人情といったものが色濃く現れている。(※本書は1995/5/1に発売し、2022/3/25に電子化をいたしました)
  • 世界史怖くて不思議なお話
    3.5
    現在大ベストセラーとなっている『本当は恐ろしいグリム童話』。よく知られている童話に隠された暗部を、流麗な筆致で描き出したのが著者の桐生操氏である。 本書は、華やかに彩られた世界史の表舞台の陰に隠され、迷宮入りしたさまざまな歴史ミステリーの真相に、桐生氏が鋭く迫る好著。 「処刑されたはずの聖処女ジャンヌ・ダルクがその5年後に姿を現した」「希代の英雄ナポレオンは“見えざる力”に操られていた」「モーツァルトの不可解な死の謎を解く三つの説とは?」「虐殺されたロシアのロマノフ王朝最後の皇女アナスタシアは生きていた」……歴史好きならずとも興味津々の話題が満載。 著者名の桐生操は、女性二人の共同ペンネーム。二人は共にフランスに留学し、帰国後、人物の評伝をはじめ、歴史の知られざるエピソードを紹介する著作を多数発表している。本書は、いわば桐生氏の最も得意とするテーマであり、歴史に潜む怖さと不思議さを満喫できる一冊。

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  • メルセデスの伝説
    5.0
    放送作家の鳥居貢は、元妻でTVプロデューサーの島本理江から、ある番組作りの協力を要請される。第二次世界大戦前にヒトラーが皇室に7台贈ったとされる「陛下のメルセデス」こと770・グロッサー・メルセデスを取材するドキュメンタリー番組だった。ドイツに向かった鳥居らは現存するうちの1台の撮影になんとか成功する。ところがふとした偶然から、「銀のメルセデス」と呼ばれる特別仕様車が日本に贈られていたことが判明し……。
  • 剣の道殺人事件
    5.0
    衆人環視の中での殺人事件は、両国N大講堂で開催された全日本学生剣道大会の決勝戦で発生した。殺されたのは武南大の副将石川洋。京都体育大の岸本三段と対戦中のハプニングであった。岸本犯人説が有力となるが、捜査は難航する…。
  • 五色温泉殺人事件
    -
    ぼくは消える。決して探さないでくれ。たったそれだけの書き置きを残し、夫が失踪した。そして謎の女から電話。夫に会いたければ、純白・藍白(あいじろ)・白緑(びゃくろく)・青磁(せいじ)・鉄紺(てっこん)の5つの色を持つ場所を探せという。そして最後に放たれた呪文が、≪怨み・雷・人が死ぬ≫。哀れな若妻・森下紫乃が南志賀の秘湯に見た地獄とは。(講談社文庫)
  • 龍神温泉殺人事件
    -
    銀色の牙をもった龍が次々と人を食い殺していく。夢とも現実ともつかぬ幼いころの血塗られた記憶。紀伊山中の龍神村に生まれた龍神季美子は、大人になってからも、その龍に追いかけられる妄想から逃れられない。そんなある日、彼女と間違えて同僚が殺された。凶器は牙! そして季美子の前に奇妙な男が……。
  • 初恋よ、さよならのキスをしよう
    4.0
    柚木草平は元刑事でルポライター、別居中の妻とのあいだに小学生の娘が一人、時には探偵の依頼もこなす。不思議といい女に縁がある。ある日草平は、スキー場で高校時代の初恋の人、卯月実可子(みかこ)に出くわす。そして……、実可子の姪・佳衣(けい)が、草平に実可子の謎にみちた死を告げた……。人気の柚木シリーズ第2弾。
  • きらきらと闇に堕ちて
    -
    『マルスフタオという蝶を手に入れて親父にプレゼントして下さい。バタフライ・ゴッドにでも尋ねて』シンガポールからの絵葉書を最後に、別居中の夫がマレーシアで殺された。現地へ飛んだ妻の実生(みお)はかつての恋人で昆虫商の草平と再会する。夫の死の真相を求め、草平とともにバタフライ・ゴッドを訪ねた実生の前で、新たな殺人が。妖蝶に魅入られた男たちの残酷な過去とは――。
  • 祭ジャック・京都祇園祭
    3.0
    十津川警部「祭り」シリーズ、遂に電子化! 「祇園祭を爆破する」――。手紙は十津川警部を陥れる罠だった。京都に向かった十津川を待ち受ける犯人の奸計。警部は爆破犯に仕立てられ京都府警に捕まり、直子夫人までが誘拐される。絶体絶命の窮地にたたされた十津川警部。犯人の異常な悪意の裏には何があるのか? 好評の十津川警部「祭り」シリーズ、第3弾。
  • 自白 刑事・土門功太朗
    3.5
    “アメリカ淵”と呼ばれる渓谷で発見された女性の全裸死体。手がかりは仏(ほとけ)が身につけていたネックレスただひとつ……。警視庁捜査一課の土門功太朗は、徹底的な地取り捜査で未知の犯人ににじり寄る。やがて浮かんだ容疑者。息詰まる取調室の攻防。懐かしの昭和を舞台に、男たちの渋い仕事っぷりを描いたノスタルジー刑事小説。「落としの達人」といわれた男の、迫真の事件簿シリーズ開幕!
  • 十津川警部 北陸新幹線殺人事件
    -
    一番列車で狙われた男! 戦地からの手紙に書かれた歴史の真実は!? 十津川警部、金沢&マニラへ! 北陸路を震撼させた事件に戦争の闇が!? 鉄道雑誌の記者・伊東は北陸新幹線の一番列車の取材のためグリーン席の切符を買う。しかし、見知らぬ男から持ちかけられ、豪華客席グランクラスの切符と交換する。ところがそのグリーン車で殺人事件が発生した。被害者の男は元図書館員で、四年前にフィリピンに移住。太平洋戦争に強い関心を持っていたという。男は、彼の祖父が戦争中に遺した手紙と日記を大事にしていたようだ。事件の手がかりになると見た十津川はマニラと金沢へ向うが…!?
  • 悪夢のギャンブルマンション
    3.6
    一度入ったら、勝つまでここから出られない!? ここは、勝負に勝って鍵を貰わないと移動できないように、建物がまるごと改造された裏カジノ。オカマ・ママのマッキーら四人は、恐喝に悩む仲間を救うために、ここを訪れたが、各部屋で待ち受けるのは、薄気味悪いディーラーと、巧妙な罠。借金は増える一方だし、死体にまで遭遇。ここから無傷で脱出できるのか――。
  • 奈落のエレベーター
    3.7
    やっと抜け出した悪夢のマンションに、再び引き戻された三郎。彼の前に、殺意に満ちた少女が立ちはだかる。一方、事情を知らずに車で待つマッキーの元に、男の影が……。薬で眠らされたマッキーが目を覚ますと、大切な仲間が惨い姿で転がっていた。自分たちは最初からハメられていたのか? 大ベストセラー『悪夢のエレベーター』のその後。怒濤&衝撃のラスト。
  • 工学部・水柿助教授の日常 The Ordinary of Dr.Mizukaki
    3.7
    水柿小次郎三十三歳。後に小説家となるが、いまはN大学工学部助教授。専門は建築学科の建築材料。よく独身と間違われるが、二歳年下のミステリィ好きの奥さんがいる。彼はいつしか自分の周囲のささやかな不思議を妻に披露するようになっていた。きょうもまた、あれが消え、これが不可解、そいつは変だ、誰か何とかしろ! と謎は謎を呼んで……。
  • ささら さや
    3.9
    事故で夫を失ったサヤは赤ん坊のユウ坊と佐々良の街へ移住する。そこでは不思議な事件が次々に起こる。けれど、その度に亡き夫が他人の姿を借りて助けに来るのだ。そんなサヤに、義姉がユウ坊を養子にしたいと圧力をかけてくる。そしてユウ坊が誘拐された! ゴーストの夫とサヤが永遠の別れを迎えるまでの愛しく切ない日々。連作ミステリ小説。
  • 虚貌(上)
    3.8
    二十一年前、岐阜県美濃加茂地方で、運送会社を経営する一家が襲われた。社長夫妻は惨殺され、長女は半身不随、長男は大火傷を負う。間もなく、解雇されていた従業員三人が逮捕され、事件はそれで終わったかに見えたが……。癌に侵されゆく老刑事が、この事件を最後と決意して命懸けの捜査に乗り出す。
  • EM
    4.0
    村上美弥子は、悲惨な遺体を生きているかのように蘇らせることのできる専門技術者(エンバーマー)だ。ある日、平岡刑事からの依頼で仕事が舞い込んだ。遺体の主は一七歳の少年で、自らの肉体をナイフで十数箇所も切り裂いて自殺した。いったいなぜ? 完璧な遺体の処置を終えた美弥子は連続殺人事件に遭遇し、何者かに狙われる……。傑作フィジカル・サスペンス!
  • 十津川警部 東北新幹線「はやぶさ」の客
    -
    憧れの客室、優雅なる「グランクラス」――豪華車両は殺意の棺!? 最後部座席で絶命した男の正体、そしてこの事件の真相はどこにあるのか……? 東京から新青森へ走る東北新幹線・「はやぶさ」の豪華客室「グランクラス」最後尾座席で男性が死亡した。睡眠薬の多飲が死因とメディアでは報道されるが、自殺と断定するには状況に不審な点が多く、警察が捜査に乗り出した。しかも、資産家の経営コンサルタントだった被害者は、保守党の有力代議士を殺した容疑者として十津川警部がマークしていた人物だったことが判明し――。偶然に被害者とおなじ車両に乗り合わせてしまった鉄道雑誌の編集者ふたりを巻き込みながら、事件の闇は深まっていく! 疾走する車両が二つの事件をつなぐとき、真実が明かされる――。怒涛のラストとトリックにページをめくる手がとまらない、傑作トラベルミステリー。
  • 昭和一〇〇年記念作品 昭和乙女達のマル秘円卓
    -
    1巻594円 (税込)
    自立型介護老人施設フラワーガーデンで5人の昭和乙女達は、日々を楽しく過ごしていたが、ある時品のいい紳士が施設に入居してきて、色めきたってしまう。なんとかお近づきになろうとして…『昭和乙女達のマル秘円卓』。毎度おなじみ、ユッキーとフッチーコンビが殺人事件に首を突っ込み…もとい、巻き込まれて繰り広げられる大騒動第8弾! 『軽井沢ウエディング殺人の罠』の2作を収録。
  • 社内スキャンダル
    -
    1巻594円 (税込)
    企業の派閥争いと足の引っ張り合いが激しい社内で、不正や不倫が日常化している。懲罰委員会の査察が厳しさを増し、社員たちは恐怖に震える。社内の秘密と権力闘争が明らかになるとき、人間関係が複雑に絡み合い、隠し通せない真実が暴かれる。野心、嫉妬、裏切りが交錯する中、正義はどこにあるのか。企業社会の裏側を描いた衝撃の小説が、あなたを驚愕させる。

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