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清冠学園野球部のエース・長尾虎之助は「キラキラ王子」と呼ばれる国民的アイドル。ある日、学園のマドンナ教師・みな美先生の寝室に誘われた。ところが、“いざ、これから♪”という時に、突然の来客があり、クローゼットに押し込められる。虎之助がその扉の隙間から見たのは、意外な人物の登場と、殺人の瞬間だった。明るい未来が約束された虎之助の人生が、一気に暗転。この先、どう乗り切る?!
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Posted by ブクログ
「木下半太」の『悪夢のクローゼット』を読みました。 『純喫茶探偵は死体がお好き』、『暴走家族は回り続ける』に続き「木下半太」作品です。 -----story------------- 清冠学園野球部のエース「長尾虎之助」は「キラキラ王子」と呼ばれる国民的アイドル。 ある日、学園のマドンナ教師「み...続きを読むな美」先生の寝室に誘われ、“これから”という時に、突然の来客が…。 クローゼットに押し込められた「虎之助」が、扉の隙間から見たのは、意外な人物の登場と、殺人の瞬間だった。 明るい未来が約束された「虎之助」の人生が、一気に暗転。 ----------------------- 悪夢シリーズの第七弾作品… 悪夢シリーズは1年前に読んだ『悪夢の商店街』以来ですね。 ■プロローグ ■第一章 クローゼットの王子 ■第二章 王子の帰還 ■第三章 クローゼットの妖怪 ■第四章 最後の聖戦 ■エピローグ 面白かったですねぇ、、、 ハチャメチャ感とスピード感は相変わらずで、一気に読んじゃいました。 清冠学園のマドンナ教師「みな美(通称・みなフォン)」先生に恐喝され貢がされていた教師たち、、、 ○体育教師。野球部監督で暴力教師、清冠学園のボス的存在「火石猛(通称・猛マン)」 ○国語教師。メタボ体型の演劇部顧問で説教がねちっこい「山下稲次郎(通称・稲次郎)」 ○世界史教師。身長190センチのバレーボール部顧問「杉林進(通称・電柱)」 ○数学教師。メガネをかけたイケメンでノリがチャラい「風見光一(通称・コーチン)」 この個性的な四人が復讐のために、突然「みな美」先生のマンションを訪れる… 「みな美」先生とイイ関係になりかけていた清冠学園野球部のエース「長尾虎之助(通称・キラキラ王子)」は、咄嗟にクローゼットに隠れるが、それが悪夢の幕開けに。 四人は誤って「みな美」を殺めてしまい、その罪を清冠学園の嫌われ者… 不潔でストーカー体質の生物教師「武田信房(通称・リアル妖怪)」になすりつけようとするが、、、 不潔な姿は「武田」の真の姿を隠すための偽装で、なんと「武田」と「みな美」は愛し合っていた。 しかも、同じ部屋に「武田」が隠れており、「虎之助」と連携して、四人に立ち向かう、、、 という展開で、基本的には「虎之助」の視点で描かれているのですが、第三章だけは「武田」の視点で描かれており、「武田」の正体や、「武田」と「みな美」の関係が読者に伝わるような設定になっています。 教師四人が疑心暗鬼になり、慌てたり、お互いを傷つけ合おうとしたり… という心理戦が愉しめましたね。 (四人の行動は演技で、「虎之助」を騙そうとしているのでは… という推理もしたのですが、外れでした) 『悪夢のエレベーター』以降、本シリーズで何回か登場しているオカマの「マッキー」… 直接登場はしないのですが、「マッキー」の格言(「エレベーターに乗ったら閉じ込められると思いなさい。」等々… )を「火石」が紹介するというカタチで間接的に登場します。 こういう演出も、シリーズを読んでいる読者にとっては嬉しいですね。 「虎之助」が野球選手として再出発しようとする、爽やかで明るい未来を予感させるエンディングが良かったです。
木下さん3冊目。 ワンシチュエーションドラマとしても、 本としても先の展開にドキドキしながら、 一気に読み進められる良作。 この人、つぼ。
登場人物たちへの印象が最初と最後ではだいぶ変わりました。愛し方にもいろいろあってはたからはわからないなと改めて思いました
主人公がここまで動かない物語が合ったか。自然と感情移入してしまい、心拍数が上がってしまうようなスピード感があった。
清冠学園野球部のエース・長尾虎之助は「キラキラ王子」と呼ばれる国民的アイドル。ある日、学園のマドンナ教師・みな美先生の寝室に誘われ、“これから”という時に、突然の来客が…。クローゼットに押し込められた虎之助が、扉の隙間から見たのは、意外な人物の登場と、殺人の瞬間だった。明るい未来が約束された虎之助の...続きを読む人生が、一気に暗転。
かなり面白かった…ぷぷ(思いだし笑いをしてしまうほど)。笑 登場人物のそれぞれが個性的過ぎると、 殺人現場さえお笑いライブステージになってしまう?笑 このやりすぎ感、嫌いじゃない。 早々に殺されてしまうみな美先生さえ、 実は死んだフリなんじゃないかとさえ思えてきました。 ただユ...続きを読むーモアだけで終わらない。 はちゃめちゃな時間があったからこそ感動すらします。 でも笑っちゃうけど。笑 他の作品もこんな感じなのかな? だとしたら全部読まないと!
最後は一気読みぃー!数時間の出来事を1冊にしちゃうなんて、さすが(^ー^* )!なんだか切ない部分もあったけど、 やっぱり人生後ろめたいことがないように生きなきゃって思ったね(笑)
大好きな悪夢シリーズ! 今回は単調な感じがしてちょっと物足りない感じもあったけど、でもやっぱりグイグイ読めて面白かった! またエレベーターから読み直してみたいです。
おぉ、久しぶりの木下作品。 観覧車のしんみり、マンションの荒唐無稽、商店街の名人芸ときたこのシリーズ。 (あれ、結構読んでいるのに書評書いてないなー) 久しぶりにハッケンし、懐かしさにページをめくる。 今回は、どっかで聞いたようなシチュエーション設定。 いわゆる浮気をしていたら相手が帰って来てク...続きを読むローゼットに閉じ込められる間男。 ところがここで問題なのは、相手が4人の男性でしかも自分の学校の先生。 しかも自分は数日後にドラフトを控えた高校生投手という。 半径数メートル以内で完全に話も進むので、 まるで小芝居を見ているようにわかりやすい。 これ、深夜番組でやったら割と飽きずに見られるかも~。
緊張感のある設定なのでハラハラしながら読みました。 シリーズの中でも少し異色の悪夢度だったと思います。
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