国内ミステリー作品一覧

  • 黒いトランク
    3.9
    千九百四十九年も押し詰った鬱陶しい日の午後、汐留駅前交番の電話のベルが鳴り、事件の幕が切って落とされた。トランクに詰められた男の腐乱死体。荷物の送り主は福岡県若松市近松千鶴夫とある。どうせ偽名だろう、という捜査陣の見込みに反し、送り主は実在した。その近松は溺死体となって発見され、事件は呆気なく解決したかに思われた。だが、かつて思いを寄せた人からの依頼で九州へ駆けつけた鬼貫の前に青ずくめの男が出没し、アリバイの鉄の壁が立ち塞がる……。巨星、鮎川哲也の事実上のデビュー作であり、戦後本格の出発点ともなった里程標的名作。綿密な校訂による決定版!

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  • 霧の女
    -
    二百億の遺産を残し逝った三木達三は臨終に際し、隠し子・洋子(4才)に莫大な額を相続をさせる遺言を公表した。しかし、納得のいかない次女は“事故死”を画策。これを察した長女は危惧を募らせていた。それぞれの思惑が“濃い霧の中”で蠢いていた。

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  • オマワリの掟
    3.7
    北の大地を疾走する制服警官たちの奮闘! 北海道帯紐警察署地域課のパトカー乗務員である坊条力と平和男の両巡査長はその名前をとって<暴力と平和>と呼ばれる問題コンビだ。使命感に燃え、事件が起これば真っ先に現場に駆けつける。しかし時には張り切りすぎて危険極まりない暴走行為も……北の大地で難事件、珍事件に立ち向かう制服警官たちの奮闘を描く、著者入魂の警察小説の傑作!

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  • 刑事のはらわた
    3.4
    幹部に目をかけられ、所轄署刑事から県警本部へと異例の出世を果たした八神は、畑違いの鑑識課でベテラン課員を率いて緊張の連続。愛宕港で引き揚げられた死体は、窃盗で5ヵ月前に出所したばかりの男だった。男の行動を不審に思った八神が秘かに調べていくうちに、未解決の金塊盗難事件が浮かび上がる。(講談社文庫)
  • 眠りの牢獄
    3.7
    階段から落ちて昏睡状態になってしまった女性をめぐり集められた3人の青年。3人は核シェルターに閉じ込められ、そこから出る条件は彼女を突き落としたのは誰なのか告白することだった。同時に外では完全犯罪の計画がメール交換で進行。ラストで明らかになるあまりにも異常な「切断の理由」。そして……!! (講談社文庫)
  • 猫弁と透明人間
    4.2
    お人好しの天才弁護士・百瀬太郎の事務所は、ペット訴訟で放り出された猫でいっぱい。ある日“透明人間”から「ぼくはタイハクオウムが心配で、昼も眠れません」というメールが届く。婚約者と猫たち、依頼人たちの笑顔を守るため百瀬は今日も走る。絶好調ハートフル・ミステリー、早くも第2弾文庫化! (講談社文庫)
  • パラドックス実践 雄弁学園の教師たち
    3.3
    初等部から大学院までをそなえた伝統ある名門校、雄弁学園。最大の特色は通常の科目の他に「雄弁」を学ぶこと。新任の教師、能瀬雅司(のせまさじ)は生徒から難問を突きつけられ、雄弁術で証明しなければならなくなった。失敗したら生徒たちに失格の烙印を押されてしまうだろう。新米教師は無事「試験」に合格できるのか? (講談社文庫)
  • 〈博多探偵ゆげ福〉 はしご
    3.3
    食は、文化をあらわす。ラーメンは、九州の文化をあらわす!博多で伝説となったラーメン屋台「ゆげ福」の息子で、愛称「ゆげ福」こと弓削匠は、行方不明になっている父を探し求めながら、探偵業を営んでいる。人探しから替え玉受験、窃盗事件、そして幼なじみの警察官が容疑者となった取調室の密室殺人事件。ゆげ福は幼いころから築いたラーメン哲学と郷土愛で、さまざまな事件を解決していく何度も美味しいミステリ短編集。(講談社文庫)
  • ゆげ福 博多探偵事件ファイル
    3.5
    博多中洲のラーメン屋台〈ゆげ福〉の息子・弓削匠(ゆげたくみ)は、ラーメンには目がない私立探偵。老舗ラーメン店の兄弟争いから起きた殺人事件や“替え玉”受験のプロ殺人事件を、体を張った捜査で解決してゆく。探偵になるきっかけとなった父親の失踪の謎に迫ろうとする匠に危険が迫る! 連作8編収録。(講談社文庫)
  • どんでん返し
    -
    「ねぇ…思いきって、やったらどうなの」「何をだ」「わたしを殺すのよ」―社の常務の姪と不倫の挙句、妊娠させ、結婚を迫られる夫。玉の輿をもくろむ夫に妻は離婚絶対拒否で対抗。岐路に立つ夫と妻の意地の対決の行方は?なんと全編会話だけで緻密に構成された異色の6作!

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  • 秋期限定栗きんとん事件 上
    4.1
    あの日の放課後、手紙で呼び出されて以降、ぼくの幸せな高校生活は始まった。学校中を二人で巡った文化祭。夜風がちょっと寒かったクリスマス。お正月には揃って初詣。ぼくに「小さな誤解でやきもち焼いて口げんか」みたいな日が来るとは、実際、まるで思っていなかったのだ。――それなのに、小鳩君は機会があれば彼女そっちのけで謎解きを繰り広げてしまい……シリーズ第3弾。

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  • ここに死体を捨てないでください!
    3.9
    妹の春佳から突然かかってきた電話。それは殺人の告白だった。かわいい妹を守るため、有坂香織は、事件の隠蔽を決意。廃品回収業の金髪青年を強引にまき込んで、死体の捨て場所探しを手伝わせることに。さんざんさ迷った末、山奥の水底に車ごと沈めるが、あれ?帰る車がない!! 二人を待つ運命は? 探偵・鵜飼ら烏賊川市の面々が活躍する超人気シリーズ第5弾!

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  • 十津川警部捜査行 愛と幻影の谷川特急
    2.7
    晴海埠頭で人気作家の遺体が発見された。それに続き、鬼怒川温泉で作家の若い愛人の殺害遺体もみつかる。事件の捜査に当たった十津川は殺害された作家が小説誌に寄稿されたとされるミステリー小説のストーリーをなぞっていることに着目したが…。

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  • 十津川警部捜査行 愛と殺意の伊豆踊り子ライン
    2.5
    渋谷のマンションの一室でバスローブ姿の女性の絞殺死体が発見された。顔見知りの犯行という線で捜査が始まったが、同一犯の犯行と見られる新たな事件が発生し、捜査は行き詰まりを見せた。十津川警部の地道な捜査が続く……。

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  • 黄昏たゆたい美術館 絵画修復士 御倉瞬介の推理
    4.3
    名画に秘められた真実と事件の謎を解き明かす名推理! 作品の鑑定と修復のため、東京総合美術研究所に持ち込まれた古い絵画のなかに、ゴッホの死の謎を解く手がかりが見つかったという。しかし、そのことを<ゴッホです!>というメールで知らせてきた研究員・成瀬いずみが死体で発見される。状況から服毒自殺と思われたが、奇妙なことに彼女の片耳は茶色く染まっていて……絵画修復士の推理が光る驚嘆の美術&本格推理!

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  • 第三の時効
    4.2
    殺人事件の時効成立目前。現場の刑事にも知らされず、巧妙に仕組まれていた「第三の時効」とはいったい何か!? 刑事たちの生々しい葛藤と、逮捕への執念を鋭くえぐる表題作ほか、全六篇の連作短編集。本格ミステリにして警察小説の最高峰との呼び声が高い本作を貫くのは、硬質なエレガンス。圧倒的な破壊力で、あぶり出されるのは、男たちの矜持だ――。大人気、F県警強行犯シリーズ第一弾!
  • 霧の疑惑
    -
    都下八王子。廃屋の土中から人間の手が生えていた。発掘された現場からは、日時も殺害場所も異なる三人もの女の他殺体が現われた。希代の猟奇犯罪と世間が騒ぐなか、神尾亜美は不安に戦いていた。「犯人は父?」いずれも水曜日の犯行日に、父はアリバイがない。不審な父の行動に一家がパニックに陥ったとき、追い討ちをかけるように第四の殺人が発生した!

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  • 霧笛の余韻
    -
    霧笛が呼ぶ襟裳岬ですれちがった謎の美女千鶴子は、新進作家白沢に死の影を落とし、朝里川温泉のホテル火災で消息を絶つ。社長秘書の彼女には五億円着服の噂がまつわり、同社の幹部が墜落死した。両事件の関連を牛尾刑事は疑い、白沢は瓜二つの妹志鶴子と共に姉の足跡を追う。終着地で見た天地が逆転するほどの人間の暗黒とは? (講談社文庫)
  • ホトガラ彦馬 写真探偵開化帳
    3.3
    維新後の混乱を極める東京市で、女装した浪士が惨殺される。警視庁大警視川路良利は、捜査の切り札として日本初のカメラマン上野彦馬を長崎から招聘する。彦馬が撮った現場写真は、新政府内の闇をも暴く重大な布石となるのか!? 写真技術で鮮やかに謎を解き明かす、明治版科学捜査官を描く待望の新シリーズ<文庫書下ろし>。(講談社文庫)
  • ファンタジスタはどこにいる?
    4.0
    サッカーW杯予選の日本代表候補選手が、皇居外苑の銅像に跨(またが)り爆死した! たまたま現場に居合わせた週刊誌記者の黒木典絵(くろきのりえ)は、編集部の同僚・犬飼大志郎(いぬかいだいしろう)と事件の取材を命じられる。異常な事件に警察も自殺・他殺の両面から捜査を始めるが、それをあざ笑うかのように第2、第3の変死体が発見される……。ミステリー界のファンタジスタによる傑作長編推理小説!(『ハッとしてトリック!』改題)
  • 鬼のすべて
    3.6
    警視庁捜査一課の刑事・渡辺みさとは、友人の若江世衣子の死体を発見する。あたかも鬼に見立てられた死体を……。直後、新聞各紙に鬼と名乗る犯人から犯行声明文が送られてきた。鬼の意味するものは何か? 「日本から鬼を消す」という言葉を残し警視庁を去った男・ハルアキとともに、みさとは鬼の正体を追うが……。連続殺人と伝奇を見事に融合させた傑作推理!

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  • みなとみらいで捕まえて
    2.8
    訳あって、警視庁から神奈川県警に出向してきた自称・敏腕刑事の半任優里(はんにんゆうり)警部。パートナーはショートヘアの若き女性刑事・南登野洋子(みなとのようこ)。二人を悩ます難解で突飛な不可能犯罪の数々。〈酩淡亭(めいたんてい)〉に住む、117歳の名探偵にして論語研究家・明丹廷(メイタンテイ)が、孔子の言葉を引用し、たちどころに事件の謎を解く!? 横浜の名所を楽しみながら、鯨流超絶推理が横溢する傑作!

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  • 九つの殺人メルヘン
    3.5
    彼女がワイングラスの日本酒を呷(あお)ると、確実なはずのアリバイが崩れ出す――! 渋谷区にある日本酒バー。金曜日に現れる日本酒好きの女子大生・桜川東子(さくらがわはるこ)が、常連の工藤(くどう)と山内(やまうち)、そしてマスターの“厄年トリオ”と推理する九つの事件。グリム童話の新解釈になぞらえて、解き明かされる事件の真相とは!? 興趣(きょうしゅ)あふれるバー・ミステリー珠玉集、華やかに登場!

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  • 夏期限定トロピカルパフェ事件
    4.1
    小市民たるもの、日々を平穏に過ごす生活態度を獲得せんと希求し、それを妨げる事々に対しては断固として回避の立場を取るべし。さかしらに探偵役を務めるなどもってのほか。諦念と儀礼的無関心を心の中で育んで、そしていつか掴むんだ、あの小市民の星を! 恋愛関係にも依存関係にもないが互恵関係にある小鳩君と小佐内さんは、今日も二人で清く慎ましい小市民を目指す。そんな彼らの、この夏の運命を左右するのは〈小佐内スイーツセレクション・夏〉――? 大好評『春期限定いちごタルト事件』に続く待望のシリーズ第2弾、いよいよ登場!

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  • 八月の魔法使い
    3.9
    洗剤メーカー・オニセンの役員会議で、報告されていない「工場事故報告書」が提示され、役員同士が熾烈(しれつ)な争いを始めた。同じころ経営管理部員の小林拓真(こばやしたくま)は、総務部の万年係長が部長に同じ報告書を突きつけるのを目撃。たまたま役員会議に出席し騒動に巻き込まれた、恋人の美雪(みゆき)からのSOSも届く。拓真は限られた情報だけで“存在してはいけない文書”の謎に挑む!

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  • 塗仏の宴 宴の支度(1)【電子百鬼夜行】
    4.1
    1~3巻660~691円 (税込)
    「知りたいですか」。郷土史家・堂島なる男の蠱惑的な囁きは、関口巽を杳冥の中へと連れ去った。昭和十三年、伊豆韮山付近の集落でおきたという大量殺人は果たして“真実”なのか。かたや“死にたがる男”村上兵吉を助けた朱美は、妖しき結社「成仙道」の勧誘手口を知るが、そこにもうひとつ疑惑の影がさす。
  • 告別
    4.0
    深夜の山道で偶然見つけた電話ボックス。そこから古い友人にかけた電話が、過去へと続く不思議な扉を開けてくれた。もしも、昔の自分に戻ってもう一度人生をやりなおすことができるとしたら。かつて別れたはずの人と、再び出会うことができたなら。そんな不可能なはずの願いが、一本の電話から現実になっていく「長距離電話」。そのほか、人生に必ず訪れる、愛する人との「告別」の時を様々に綴った、7つのミステリアスな作品集。
  • まっしろな窓
    3.6
    疋田香織(ひきたかおり)の母・瑛子(えいこ)が会長を務める団地共済会には団地外の何十戸かの住民も参加していた。ある日、団地に住む男性が団地外の住民を殴り、被害者が亡くなってしまう。新旧住民の間に深く渦巻(うずま)いていた「対立」が一気に顕在化(けんざいか)する。高校からの帰宅途中、事件の瞬間を目撃していた香織は、瑛子とともに騒動に巻き込まれていく。何気ない日常に潜む不安を描いたサスペンス!

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  • 25時のイヴたち
    3.3
    インターネットの隠しサイトで、ふだんは誰にもさらせない弱味を抱えた女性たちが、匿名ゆえに互いに見知らぬままに本音をぶつけあう。そんな中で、不感症、味覚障害、ストレスの果てに、虚勢を張り続けることに倦み疲れて、いわば現実から“はぐれていた”女同士に共感が生まれる。ふたりの女は、ほんの悪戯心から次第に陰湿ないやがらせ、悪事へ傾いていき、背徳のもたらす高揚感や悪意に染まる歓びがエスカレートしたあげく……。共振しあった女たちが行きつく黒い罠とは!? インターネット社会の闇をえぐる驚愕の書き下ろし長編サスペンス!!

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  • 君がいなくても平気
    1.0
    水野勝(みずのまさる)が所属する携帯アクセサリーの開発チームが大ヒット商品を生み出した。だが祝勝会の翌日、チームリーダーの粕谷昇(かすやのぼる)が社内で不審死を遂げる。死因はニコチン中毒。当初は事故と思われたが、水野は同僚で恋人でもある北見早智恵(きたみさちえ)が犯人である決定的な証拠を見つけてしまう。なぜ、彼女が……!? 人間のエゴと感情の相克を浮き彫りにする傑作ミステリー。

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  • アヒルと鴨のコインロッカー
    4.2
    大学入学のため引っ越してきたアパートで、最初に出会ったのは黒猫、次が悪魔めいた長身の青年。初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけてきた。標的は――たった一冊の広辞苑。僕は訪問販売の口車に乗せられ、危うく数十万円の教材を買いそうになった実績を持っているが、書店強盗は訪問販売とは訳が違う。しかし決行の夜、あろうことか僕はモデルガンを持って、書店の裏口に立ってしまったのだ! 四散した断片が描き出す物語の全体像とは? 注目の気鋭による清冽な傑作。第25回吉川英治文学新人賞受賞作。

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  • 狂骨の夢(1)【電子百鬼夜行】
    4.2
    1~3巻660~691円 (税込)
    湘南の保養地、逗子で遊民・伊佐間は朱美と名乗る女と出会う。彼女は幻想小説界の大御所・宇多川崇の妻だった。しかも奇怪なことにこれまでに何回も夫を手にかけたという。あまりに妖しい告白を聞かされた元精神科医の降旗と牧師・白丘は激しく惑乱する。百鬼夜行シリーズ第3作。
  • 暗黒凶像
    4.0
    妹が飛び下り自殺の巻き添えで死んだ。その瞬間、出張先のホテルで秋谷修一は悪夢によって目覚めた。網膜に残像が浮かんでいる。妹が最期に見た何かを自分に伝えてきたことが彼には分かった。残像に引かれるまま、秋谷は裏磐梯へ。そこで出会ったのは記憶喪失の美女詩織だった。彼女の記憶を失わせた恐怖の体験とは。そして彼女に導かれるように明らかになる妹の死の真相と戦慄の秘密。

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  • 夜の探偵
    -
    出所したばかりの元興信所の調査員・矢代に仕事の依頼がきた。デビュー間がないというのに人気急上昇中の新人歌手の過去を暴けというもので、写真で見るその売れっ子歌手は、矢代が惚れこんでいて、現在失踪中の浩子にそっくりだった。その上依頼人の弁護士は何の手がかりも与えてくれない…。プロダクション側は秘密を隠そうと必死だった。
  • 駆け込み団地の黄昏
    3.7
    東京近郊にひっそりと存在する、通称「駆け込み団地」。そこはDVやいじめなどで社会から疎外された人々が救いを求める場所。ある夜、現職大臣夫人の僚子がそこに逃げ込んだことから、静かだった団地の状況は一変。妻が逃げたという事実をひた隠しにしようとする大臣と、このスキャンダルを利用しようとする人々の思惑がからみ合い、思わぬ悲劇が引き起こされ――。社会派サスペンス。
  • 魍魎の匣(1)【電子百鬼夜行】
    4.0
    1~3巻660~743円 (税込)
    日本推理作家協会賞に輝いた超絶ミステリ。「加菜子を――死なせはしません」。被害者の姉はきっぱりと言った。その言葉が刑事・木場修太郎を異形の研究所へと導く。中央線武蔵小金井駅で発生した美少女転落事故と連続バラバラ殺人事件に接点はあるのか? 研究所長の美馬坂とは何者か? 深まる謎をよそに加菜子は衆人環視のなか忽然と姿を消した! 百鬼夜行シリーズ第2作。
  • 霧氷
    3.0
    八尋由花は、恵まれた境遇にありながら、育児疲れとストレスから、わが子を窒息死させてしまう。その後、雲仙の雪中を彷徨っているところを、女流陶芸家の乾陶子に救われる。妊娠中の陶子は行方不明の恋人を捜していた。やがて、由花の子殺し事件の公判が進行するなかで、意外な事実が明らかになる。二人の女性の生き方を通して、「子は誰のものか」を問う力作。

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  • Wの悲劇
    4.1
    新雪に包まれた山中湖畔。日本有数の製薬会社・和辻薬品会長の別荘で、突然、悲劇の幕は開いた! 和辻家のだれからも愛されている女子大生の摩子が、大伯父に当たる当主の与兵衛を刺殺したのだ。一族は外部からの犯行に見せかけるため、摩子の家庭教師・一条春生に協力を要請し、偽装工作を……。名作『Yの悲劇』に挑戦する、著者会心の本格長編推理傑作!

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  • 人を呑むホテル
    -
    「クローズの晩に泊まると誰かが行方不明になる」という奇怪な噂が伝わるホテル精進湖。赤司行彦の恩師・坪坂教授と夫人が、その日に宿泊し、行方不明になった。行彦は、婚約者の畑野テオリとともに、閉鎖中のホテルへ忍び込むが収穫はない。その後、坪坂の首吊り死体が山中で発見されるが、夫人は……? 死体移動の謎と愛憎の揺れ動きを描く、恐怖サスペンス巨編!(『人をよぶホテル』改題)

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  • その子は目撃者
    -
    牛乳配達の少年が谷川に落ちそうなところを、青年に助けられた。それを近くで見ていた人妻の桂木朝子は、密会からの朝帰りだった。彼女は翌日の新聞で、そのときの青年が殺人犯人らしいと思いあたる。だが、自分は出頭するわけにはいかない。一方、犯人は口ふさぎのためか少年を襲った!? 表題作をはじめ、抒情性と謎が見事に融合した傑作集!

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  • 独り旅の記憶
    -
    野末総子はバンクーバーへの独り旅の折り、ホテルで素敵なカップルを見かけた。その男に東京で再会したが、何故か男は迷惑そうに足早に立ち去った。その夜遅く、麻布署の警部補が総子を訪問。まさにその男と出会った時間に、バンクーバーでの連れの女性がガス中毒死したことを知った。(表題作)さまざまな男女の愛のありようを鋭く描く、本格推理傑作集!

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  • Cの悲劇
    -
    もうすぐ結婚十年目を迎える芦田和賢と千巻。閑静な一戸建てに住み、和賢はコンピュータのシステム・エンジニアで在宅勤務。子供のいない千巻は、テニスのコーチをしながら、優雅な夫婦生活を送っていた。だが、平穏な日々に戦慄の罠が! 夫の不審な行動に続いて、隣りに一人の男が越してきて……。名作『Wの悲劇』『Mの悲劇』に続く傑作サスペンス長編!

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  • メルカトルと美袋のための殺人
    3.8
    推理作家の美袋三条は、知人の別荘で出会った佑美子に刹那的に恋をする。しかし彼女は間もなく死体で発見され、美袋が第一容疑者とされてしまった! 事件に巻き込まれやすい美袋と、「解決できない事件など存在しない」と豪語する魔性の名探偵・メルカトル鮎が挑む巧緻な謎の数々。脱出不能な密室殺人から、関係者全員にアリバイが成立する不可能犯罪まで――奇才が放つ、衝撃本格推理集。
  • 蒼志馬博士の不可思議な犯罪
    3.5
    私は殿島直紀、弁護士である。今にして思えば、私の事務所の隣に住む綾子が姿を消したことが事件の発端だった。いっしょに暮らしていた孤児たち四人を残して消えた綾子。私が密かに思いを寄せていた彼女は、姿を消す前に米軍接収地でトラブルに巻き込まれていた――。同時期、米軍宛に蒼志馬博士を名乗る人物から脅迫状が届く。「粗暴な米軍は即刻去るべし。さもなくば私の開発した殺人兵器で死にゆく運命にある」と。綾子の失踪に蒼志馬博士なる人物は関係しているのか?キザで眉目秀麗な荒城、学ランの義手探偵・真野原の活躍を洒脱に描く、本格ミステリ連作集。シリーズ第三弾。

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  • 還らざるサハラ
    -
    パリで拉致された恋人のファティを追って、有曾奈春樹は彼女の故郷アルジェリアへ向かった。サハラ北端の街ガルダイヤにたどり着いた有曾奈は、日本企業のプラント現場で通訳として働きながらファティを捜す。日本人作業員と現地人との確執、荒涼たる砂漠に根付く宗教の束縛…さまざまな試練の中、ついにファティを奪い返した有曾奈。だが彼を迎えたのはファティの意外な告白だった…。

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  • 死者への審判
    -
    偽医者の男に“診察”と騙され、性行為をされたという美貌の少女。男の弁護に当たる日下文雄には全く勝ち目のない裁判のはずが、突如少女の母が示談に応じ、一件は落着。やがて日下が知った、事件の裏に隠された真相は…(「嘘の壁」より)。熱血弁護士・日下文雄が見据えた、女たちの虚実。

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  • 離婚願望
    -
    「好きな人がいる」若妻・亜美の突然の告白に法廷は静まり返った。離婚の代償に夫婦がかつて住んでいた洋館を要求する彼女。不審な言動を続ける亜美を張った弁護士の日下文雄は、深夜の異人館で彼女の恐ろしい秘密を見た…(表題作)。愛憎渦巻く離婚訴訟に、熱血弁護士・日下文雄が立つ!

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  • 修善寺能面殺人事件
    -
    京の豪邸で、赤かぶ検事が主と能面を鑑賞していた時である。土蔵で執事が刺殺され、能面七点が消え失せた。だが、土蔵は常に検事の視野にあったのだ。犯人なき殺人!?混乱する捜査陣を翻弄するように、さらに伊豆で第二、第三の殺人が…。

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  • 闇からの脅迫者―美人探偵 朝岡彩子事件ファイル
    -
    私立探偵・朝岡彩子が依頼された、資産家の娘の素行調査。深夜、超望遠レンズで娘の邸を監視していると、黒い人影が娘を襲った!そして同時に彩子も頭部を殴打されて昏倒。危うし二人の運命は?(「『裏窓』殺人事件」より) 意表を衝くトリックと大胆な展開で魅了する傑作推理集!

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  • 悪魔のファインダー―美人探偵 朝岡彩子事件ファイル
    -
    私立探偵・朝岡彩子の住むマンションから男が墜落した。路上の死体は通りかかったカメラマンが撮影するが、その直後、死体は消え、9階の彩子の部屋に全身を骨折した記憶喪失の男が訪ねてくる。墜落した男は彼なのか、それとも…。奇怪な事件に隠された凶悪な陰謀とは?

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  • 金閣寺殺人旅情
    4.0
    夏木梨香は、親友からその弟が金閣寺の放火と殺人、自殺を企てていることを相談される。過激派の一員である彼は三島由紀夫の思想に傾倒していた。梨香と姉・香奈は警察庁の小早川に助けを求め、事件を阻止しようとするが第一の殺人は決行される!大人気、小早川警視正シリーズ第二弾!

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  • 十三の冥府
    3.0
    1巻660円 (税込)
    ウミネコで有名な八戸の蕪島でお遍路の女性とすれ違った時、女子大生・神尾容子は、記憶の底に刻み込まれた奇妙な唄を耳にした。ところが数日後、唄を口ずさんでいたお遍路と思しき女性の絞殺死体が、新郷村の“ピラミッド”へつづく山道で発見される。同じ頃、古文書の真贋論争を取材するため青森を訪れた浅見光彦は<ピラミッド殺人事件>を皮切りに、行く先々で不可解な死に遭遇するが、その死の原因を“アラハバキ神の祟り”だと噂し、恐れおののく人たちがいた……。本州最果ての地に息づく謎めいた伝説と信仰。その背後に潜む憎悪と殺意に敢然と立ち向かう名探偵・浅見光彦の活躍を描いた、長編旅情ミステリーの傑作!

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  • 躍る古文書~苦い確執~
    -
    1巻660円 (税込)
    幼馴染みの2人。ひとりは日本の最高峰の大学を出て、いまは有名私大の文学部教授、専門が江戸元祿期の松尾芭蕉の研究で知られている小西。すでにテレビでも馴染みの顔になっている。もうひとりの浜木は、多様な職業を経験、紆余曲折の末に短大の講師になんとか潜り込んでいる身。神田の古本屋で偶然に江戸期の古文書を手に入れていた浜木は、3年前、真贋の鑑定をその分野の専門家である小西に依頼。その際、古文書の扱いをすべて小西に任せる。なんと、その古文書は掘り出し物で、発見者として解説付きで発表した小西は、それを機に一躍有名になり、そつのない巧みな話術と相まってマスコミの寵児になっている。 2年後、浜木は、戊辰戦争がらみの調査で訪れた会津田島で再び興味深い古文書を手に入れる。江戸時代初期の勘定奉行伊丹康勝の自筆のものらしい。浜木は約1年を費やしてその古文書の内容を精査し、得た結論の正否を問うために、いまや売れっ子教授になっている小西と再会する。当初、あまり興味を示さなかった小西だが、2代将軍秀忠時代の幕府内、幕閣土井利勝と切れ者本多正純の権力闘争に絡む解説、古文書の入手経路と関係する明治維新前後の話などを浜木から聞くうちにその古文書の価値を再認識する。小西のなかに芽生えてきたのは、3年前と同じようにうだつの上がらない浜木から古文書を安く買い取って自身の名前で大々的に公表すること。そうすれば、専門分野外での発見とはいえ、小西の学者としての実績と名声は不動のものになる……。浜木は、2度も同じ手で騙されてしまうほどお人好しの性格なのか。遠い記憶のなかで、鮮明に浮かび上がってくる苦い情景が浜木の心を衝き動かす。 江戸時代初期、幕末、現代と、時代を縦横に行き来しながら、互いの歴史観、人物観をぶつけ合う2人の心理葛藤が読者をハイテンションの世界へと誘う。哀愁に満ちたラストが出色の、歴史愛好家には必読の一書。 <目次> 1 会津田島で発見された古文書 2 幼馴染み 3 家康の冷酷と秀忠の逡巡 4 家康と側近本多父子の二重構造関係 5 西行、そして「いろは歌」の謎 6 苦い確執 7 駆け引きと罠 8 遠い情景

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  • 春期限定いちごタルト事件
    4.3
    1巻660円 (税込)
    小鳩くんと小佐内さんは、恋愛関係にも依存関係にもないが互恵関係にある高校1年生。きょうも2人は手に手を取って清く慎ましい小市民を目指す。それなのに2人の前には頻繁に奇妙な謎が現れる。消えたポシェット、意図不明の2枚の絵、おいしいココアの謎、テスト中に割れたガラス瓶。名探偵面をして目立ちたくないというのに、気がつけば謎を解く必要に迫られてしまう小鳩くんは果たして小市民の星を掴み取ることができるのか? コメディ・タッチのライトなミステリ。

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  • 抹殺
    3.0
    宮崎一晃(みやざきかずあき)は、難病に冒(おか)された車椅子の画家だ。ゆっくりと全身が麻痺(まひ)していき、10年後には寝たきりになる運命……。しかし、彼にはプロの殺し屋という裏の顔があった。美貌のヘルパー兼愛人・垣本篤子(かきもとあつこ)の世話を受けながら、困難な依頼を確実にこなしてゆく。車椅子は時に武器の隠し場所となり、時に隠れ蓑(みの)にもなるのだ。ユーモラスでシニカルな連作ハードボイルド。

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  • シグナル
    3.8
    映画館でバイトを始めた恵介。そこで出会った映写技師のルカは、一歩も外へ出ることなく映写室で暮らしているらしい。なぜ彼女は三年間も閉じこもったままなのか? 「ルカの過去について質問してはいけない」など三つの不可解な約束に困惑しながらも、恵介は固く閉ざされたルカの心の扉を押し開いていく。切なく胸を打つ、青春ミステリ感動作。
  • 眠れぬ夜の悪魔
    -
    加納光子は27歳。夫の維彦は家電会社の技術者。資産家の祖父に愛されて育った光子は、祖父の死後、不眠症に悩む。ある夜、夫に与えられた睡眠薬を飲んであやうく死にかける。また、夫が見知らぬ母子と一緒に写っている写真を見つけ、従姉の佳代は、その赤ん坊が夫に似ていると言う……。巧妙に仕組まれた心理サスペンス小説。

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  • 危険な関係
    -
    〈殺してしまいたい〉と男は思った。女は何も疑っていないし、二人のつながりを知る者もいない。好都合だ。だが、思いもよらぬ陥穽が男を待ち受けていた…。埋めがたい男と女の思惑が、意外な結末を生む。15の“危険な関係”を名手が描く本格推理の傑作集。

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  • 影の複合
    4.0
    同日同時刻に愛媛県松山市と東京で、二人の女が全裸で殺された。二つの事件現場から採取された指紋と体液は同一人物のもので、しかもその人物は、事件当夜、上野発青森行L特急“はつかり11号”の車中にあった!鉄壁のアリバイに、捜査陣の苦悩は深まる…。アリバイ崩しの名手が贈る本格推理の最高傑作!

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  • 120秒の死角
    -
    アイドル歌手・幡木すすむが、二千万人が見ていたテレビの生放送中、爆殺された。犯人は密室となっている証明室から「Cポイント」という謎の言葉を残して消えた。ドル箱スターを失った赤根プロの女社長が自ら調査に乗り出した矢先、もう一人の所属スター大迫裕志が浜名湖のホテルで爆死した。今度も密室での犯行だった。空白の120秒間に何があったのか? 著者会心の長編本格推理。

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  • 5秒間の空白
    -
    一台の車と三人の人間が瞬間消失!?――金策に出かけたまま失踪した父親の足跡を追う雅彦は、やがて迷宮入りした二十年前の現金強奪事件にぶち当たった。ニ転、三転する謎!果たして事件の真相は?本格推理の骨格と、瑞々しい青春の息吹、著者会心の傑作ミステリー。

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  • 羅生門殺人旅情
    -
    京都の旅荘で有名カメラマンが刺殺され、傍らに芥川龍之介の『羅生門』と〈羅生門蔓〉の栞が残されていた。果たしてこれは何を意味するのか?このツアーを企画した夏木梨香は、姉の香奈を通して警察庁の小早川警視正に助けを求めた。だが解決の糸口が見つけられぬまま、伊豆の蓮台寺で第二の殺人事件が起こった…。

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  • 美女の奸計
    -
    銀座の酒場で上司に酔わされ、三度も凌辱された処女。このままではおかない…復讐の鬼と化した女が仕掛けた罠とは!?男女の愛と憎しみ、金銭への異常な執着…。欺され傷ついた女たちの心に芽生える恐るべき奸計を赤裸々に描く、著者会心の推理傑作集!

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  • 愛人たちの昼と夜
    4.0
    19歳の冴子の運命は上京直後、親切な男に声をかけられたことで大きく変わった。性のテクニックを仕込まれる奇妙な同棲生活。やがて男に言われるまま美容整形を受け、見違えるほどに美しくなった冴子は、銀座の一流クラブへ送り込まれたのだが…。事件の裏に蠢く男女の愛欲!

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  • 魔性の女たち
    -
    「己の出世は妻の内助の功があったればこそ、だが妻の正体は超ド級の悪女だ」…作家である私の元に届いた読者からの手紙。興味を覚え連絡を取ると、彼はすでに自殺していた!――女の内面に蠢く“魔性”を描くミステリー短編集。

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  • 狙われた密会
    4.0
    体よく金蔓にさせられているのに、それを男の愛情と疑わず、利用されるだけされて遂には無惨に殺された姉。無念を晴らすべく弟は、ある罠をしかけた…。日常の裏側に潜む愛憎と野望を赤裸々に描く推理小説短編集。

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  • 呪われた寝室(ベッド)
    -
    派手好きで勝気な次子は、甲斐性なしの夫を殺して巨額の保険金を手にする計画を立て、ある夜、酒場で知り合った純情な青年に、自らの肉体を餌に夫殺しを囁いた。ところが…!? 完全犯罪をうち崩す、ほんの小さな手掛かり。昭和30年代の世相色濃く描き出すミステリー短編集。

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  • 蜜の味の復讐
    -
    毛皮宝飾店のショーケースから、5万ドルのエメラルドが忽然と消えた。最後に触れたのは京子、だが間もなく同僚の美代子のバッグから、中身のない小函が見つかり、嫌疑は美代子にかかった…。ところが、エメラルドの謎は香港に? 果たして真犯人は誰なのか!

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  • 妻たちの魔刻
    -
    静かな午後が一瞬にして魔刻と変わる――! 同じ団地の友人宅でお茶をして戻った寿子は、運悪く強盗と鉢合わせ、凌辱された上、あり金すべてを奪われた。夫に知られるのを恐れるあまり、悪徳金融から金を借りてしまった寿子は、やがて快楽の泥沼へと堕ちていくのだった…。

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  • 汚れた警官 頂上を潰せ
    -
    新宿歌舞伎町の雑踏で白昼堂々、警視庁の諏訪刑事がヤクザに刺殺された。上層部は殉職と処理するが、同期の伊吹刑事だけは疑惑を抱いた。諏訪は、暴力団と癒着している警察内部の裏組織について決定的な情報を入手していた。それは警察上層部の腐敗を示す証拠だった。諏訪殺しは裏組織の報復か?さらに情報提供者が行方不明に…。警察内部の巨悪と闘う熱血刑事たちの活躍!

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  • 「平将門」殺人事件
    -
    アルプス製薬霞ヶ浦工場建設に関わった人間が五人、立て続けに死んでいる――事故死した父の葬儀の席で奇妙な噂を耳にした三橋は、一人真相を探り始めた。やがて浮かび上がるアルプス製薬の黒い過去、そして平将門の祟り伝説…。十世紀初め、朝廷に抗して関東を支配し、非業の死を遂げた英雄の怨霊が、現代の殺人事件に交錯する!? 伝奇推理の快作!

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  • 平家物語殺人事件
    -
    「俊寛の怨霊が現代にも災いする!」。奇怪な事件は、新聞記者・諏訪のもとに俊寛の怨霊伝説のそんな情報が持ち込まれた時から始まった。俊寛――「平家物語」に出てくる僧で、鹿ヶ谷事件に絡んで鬼界ヶ島に流され、一人だけ赦免されずに島に取り残された悲劇の主人公である。情報主が殺され、次いで諏訪のフィアンセと女優が原因不明の出血死を遂げた。諏訪は流刑死した俊寛と、その伝説の地を探り始めた。そこで諏訪がつかんだのは、現代の政界を巻き込む恐ろしい陰謀であった!

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  • 殺人集中治療室
    -
    新人看護婦の高山瑠美子は、女子大生の解剖結果に疑問を抱いた。警察は「妊娠を苦にしての服毒自殺」として処理したのだが、胃液の中の青酸濃度が低すぎることに着目した瑠美子は、他殺の線もあるのではないかと疑ったのだ。瑠美子は単身捜査を始めるが、自殺とされた現場はドア・チェーンの掛かった完全な密室で外部からの出入りは不可能だった…(「勘違い」より)。医師でもある著者が専門知識を駆使して挑む難事件の数々。看護婦瑠美子の推理が冴える!

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  • 影の時間
    -
    若狭湾に面した月浜原子力発電所が、武装した男たちに占拠され、さらに核燃料を積んだ昇運丸がシー・ジャックされた。未曾有の事態に直面した政府は、打開策を見出せないまま苦悩を深めていた。そんな折、京洛大学助教授の門馬はクメール人留学生から2通の親書を手渡された。そこには驚くべき内容が!

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  • さまよえる湖の伝説
    -
    大谷シルクロード探検隊――明治末期、研究踏査のため同地に派遣された探検隊である。ひょんなことから隊員の手記を入手した大学教授・古賀はそこで、楼蘭に恐るべき秘密が隠されていたことを知る。そして手記の存在が明らかになるや、時代を超えた魔手が古賀を狙い始めた!

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  • 暴露(スクープ)
    -
    警察や新聞に妻殺しの疑いをかけられた男。不利な証拠が続出するなか、ある地方ブロック紙記者だけが無罪の可能性を求めて取材を開始、やがて男の日記から意外な事実が…。特ダネ戦争に奔走する警察回り記者の活躍を描く本格推理!

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  • 幸せになりたい
    3.4
    敏腕社員の依田は家庭的な真純との結婚を控えていた。しかし性に奔放な桐江との関係も続けたい。式の前夜、密かに桐江と過ごした依田だが、その夜の甘い会話には艶麗な罠が潜んでいた…!(「二人の思い出」より) 男女の愛憎を描く傑作心理サスペンス集。

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  • 密室(エレベーター)20秒の謎
    3.0
    エレベーターで縊死した恋人の謎を探るため、現場となった富士山麓のリゾートマンションでアルバイトを始めた鮎子。すると今度は、住人男性が同じエレベーターで刺殺される事件が起きた。同乗者のいないエレベーター、しかも11階から1階へ直行するわずか20秒の間に、誰がどうやって殺したのか?本格推理の傑作。

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  • 笛の鳴る闇
    -
    奥秩父の山荘地下室。そこは不可解な殺人現場だった。完全密室であり、しかも青いペンキの海の中央に絞殺死体はあったが、犯人の足跡はまるでなかった…。偶然、居合わせた退職刑事とその娘麻矢が駆けつけたが、麻矢の注意を引いたのは、この地に伝わる平将門伝説と事件の関わりを暗示する被害者のメモだった。二転、三転する暗号の謎、将門伝説との関わりとは?

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  • 悪党の凱歌
    -
    「何するの!誰か来て!」…突如豹変した女性客に婦人服売場課長の久保は絶句した。強く請われて試着室に入った途端、自らスリップ姿になり悲鳴を上げたのだ。白昼夢のようなこの事件こそ、人員二割削減の特命を受けた人事課長の卑劣な罠だった…!デパート業界に蠢く悪党たちの生態を赤裸々に描き出す、傑作企業サスペンス集!

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  • 悪党人事
    5.0
    北浜銀行赤羽支店長に命ず――お客様第一という理想を捨て、妻子との会話も忘れて、過酷なノルマの達成だけを目標に働き続けた柊は、同期で初の支店長職を与えられ、喜びにむせんだ。だが、時期はずれの破格の人事異動の背後には、仕手筋の大物をも巻き込んだ、銀行上層部のある陰謀が隠されていたのだ!銀行業界の恐るべき実態を余すところなく描く迫力の企業サスペンス。

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  • 悪党志願
    -
    高校時代、欲望のままに無我夢中で行きずりの女を強姦してしまった大島雄介。5年後、ある大手デパートの入社試験を受けた。結果は散々だったが、翌日デパートの美しき教育課長の訪問を受けて愕然とした。彼女こそ、かつて雄介が犯した女だったのだ!だが、なぜか彼女は裏から手を回して、雄介を入社させた。これが雄介の“悪党志願”の始まりだった!

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  • 美しい囮―警視庁国際特捜刑事
    2.0
    「南米の麻薬密売組織が上陸。そのルートを潰せ!」TATF(タトフ=東京アジア特捜隊)隊長・松倉に特命が下った。外国人売春グループが密売に絡んでいると見た松倉は、美貌のコロンビア娘を組織に囮として潜入させるが…。

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  • 冬の旅 飛騨路の殺人――山峡の死角
    -
    突発的な人違い殺人か?岐阜県下呂温泉で女性客が殺された。ひと月後、同地で新たな殺人事件が発生、今度は周到な計画殺人と思われた。二つの事件は同一犯によるものと推定され、名探偵・浦上伸介は有力容疑者を割り出すが、彼には鉄壁なアリバイが…!

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  • 復讐航路
    -
    横浜を出航し、二週間余をかけ沖縄、マニラ、香港を回る豪華客船へいあん丸の旅。この贅沢なツアーに講演者として同船した作家・中小路は、寄港地沖縄でツアー客の一人が何者かに襲われる事件に遭遇。犯人は同船者と睨んだ中小路は、密かに捜査を開始した。やがて乗客たちの意外な過去が次々と明らかになり、ついに殺人事件が発生した…!

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  • 暴力伝説
    -
    タイ奥地、黄金の三角地帯に位置するサッタ村で住民が大虐殺された。生き残った娘の訴えに、暴力と破壊の戦士・土岐雷介は虐殺集団を追う。現場に残された奇妙なメダル、その先に米軍と日本を結ぶ麻薬ルートが浮かんだ!

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  • 横浜港殺人事件
    -
    横浜港に娼婦の溺死体が浮かび、神戸では船員の若妻が惨殺された。脈略なしと思われた二つの事件だったが、一人の容疑者が現われた。しかし男は若妻殺害時間、紀伊水道航行中の船上にいた…。

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  • カイシャを辞めて就く仕事
    3.0
    どうやら出世競争から脱落したらしい。子会社に出向させられて、はや5年。男は単身赴任が続いていた。男は「私の評判を調べてほしい」と、私立探偵に調査を依頼した。男が知りたかったのは、本社人事部の評判である。その結果は無残にも、「復帰の可能性なし」。さらに追い討ちをかけるように、冷酷な事実が突きつけられた。妻が不倫をしている、というのだ。二重のショックから立ち直るため、男はある「奇策」に打って出るのだったが…。

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  • 性悪
    -
    死んだ女の着衣を、男は鋏を使って切り裂いた。全裸の女の内股が、生きているようにおののいた。――色と欲に引きずられ、修羅の道行く男と女の凄まじき姿!

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  • 一七七文字の殺人
    -
    大手製薬会社の御曹司が何者かに撲殺された。捜査が難航する中、一通の不可解な手紙が警察に届いた。〈天地子我〉4つの漢字で綴られた177文字の暗号に、真犯人が明かされているらしい。だが、差出人が特定された矢先、その人物も何者かに殺害された! 暗号推理の傑作。

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  • 眼のない人形たち
    -
    “あの人はエイズです”──平凡な主婦・啓子はマンション内に配られた悪質な中傷ビラに,精神的に追いつめられていた。身に覚えのないことだが,啓子を見る住人の眼は噂とともに冷たく変貌し,やがて,ビラを配っていた犯人の後ろ姿を見たと言うガードマンの墜死から,事件はもう一つ別の凶悪な相を見せ始めた。一見,単純な中傷ビラと思われたその背後の恐るべき真相と連続殺人の謎……。息づまるサスペンスと意表を衝くどんでん返し!

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  • 捜さないで
    3.5
    単調な日常と無関心な家族。夫や娘の無神経な態度にキレた倫子は『捜さないで』と書置きを残し、友人の留守宅マンションで一時の解放感を味わっていた。ところがそこへ「捜し出したぞ」と見知らぬ男が興奮した面持ちで現われた。この男の不可解な一言こそが、倫子の転落への序曲だった…。日常から逸脱した主婦が見た、人間心理の深奥に潜む狂気とは?

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  • 快楽殺人
    -
    快楽殺人とは、殺人で快感を得ようとする異常性欲の一種である――首筋に蝶のような形の傷を残し、絞殺された女。死体からコカインが検出され、医学部出の刑事霧旗は快楽殺人を疑い始めた。直後、同じ傷跡をつけた第二、第三の死体が…。果たして恐るべき殺人鬼の正体は?

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  • 凍りついたメス
    -
    医学部を中退し警視庁刑事に転進した霧旗は、身元の割れぬ他殺体に手を焼いていた。身元特定のため復顔術を施した死体は美しい女だったが、腹部に手術痕がある。それだけが頼りの捜査であった。数日後、彼のもとに恐喝事件が持ち込まれた。美人の患者が医療事故による補償を求め、病院の医師をゆすったのだ。その患者に会った霧旗は驚愕した。なんと女は復顔写真と瓜二つの顔をしており、おまけに腹には手術痕を持っていたのだ…。

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  • 突然死
    -
    男と女の愛欲が充満するホストクラブで突然、ナンバー1ホストが斃れた。死因は急性心不全。当直医だった花橋澪子は、担ぎ込まれたホストの性器に謎の浮腫を認め不審を抱いた。一方、霧旗刑事も死因に疑念を抱き内偵を始めた。その矢先、今度は男性モデルが突然死した。はたして相次ぐ死は偶然なのか?現役医師の手腕が冴える医学ミステリー!

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  • 愛欲病棟
    -
    R医大で相次ぐ悪夢。女性臨床検査技師が劇症肝炎で急死した直後、今度は肝炎研究で名を馳せる若き教授が転落死。不審に思った女医・澪子は、徘徊癖のある痴呆の老婆から意外な証言を得た。事の真偽を探るうち澪子は、転落死した教授の恐るべき過去を掴んだ!現役の医師ならではの筆が冴える長編医学ミステリー。

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  • 体外受精
    -
    血液型が合わない!――不妊治療の権威・朝月医師は、自ら体外受精によって子を儲けたばかりだった。その子どもが自分の子ではないというのか?何者かが恨みを抱き、施術中に手を加えたのか?戦慄する朝月に追い討ちをかけるように怪文書が届く。そこには「オレノ子ダヨ」の文字が!現職の医師でもある著者が豊富な知識をおしみなく投入した医学推理の傑作。

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  • 欲望病棟
    -
    埼玉県下屈指の大病院で職員を狙った陰湿な嫌がらせが頻発。それが死の予告だった。院内きっての美人看護婦が当直の夜、全裸で殺害された。犯人は外部の変質者か、それとも院内に殺人鬼が? やがて同夜、彼女と院内で情交に及んでいた医師が浮かんだ! 現役の医師である著者が病院内部を蝕む欲望の構図にメスを振るった傑作推理。

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  • 三食昼寝死体つき
    -
    理想の結婚を果たし幸福に浸る幸江を次々襲う猟奇的な事態。妹の自殺、夫の不審な行動、そしてバラバラ殺人…その意外な犯人とは!?推理小説の名手が贈る自選作品集。

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  • 悪霊七大名所の殺人
    -
    落人の恨みは必ず晴らす――九州・五家荘と椎葉を訪ねる「平家谷の伝説ツアー」の添乗員・美也子は、匿名の脅迫状に怯えていた。不安は的中し、ツアーの講師を務める教授が殺害された。凶器は、宮崎に古来伝わる“四半的弓道”の矢。しかも現場は完全な密室だった…!熊野三山、山形県立石寺、群馬県四万温泉など日本各地の悪霊名所で、今夜も惨劇の幕が開く。

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