神様が殺してくれる

神様が殺してくれる

小説・文芸
627円 (税込)

3pt

パリの女優殺害に端を発する連続殺人。両手を縛られ現場で拘束されていた重要参考人リオンは「神が殺した」と証言。容疑者も手がかりもないまま、ほどなくミラノで起きたピアニスト絞殺(こうさつ)事件。またも現場にはリオンが。手がかりは彼の異常な美しさだけだった。舞台をフランクフルト、東京へと移し国際刑事警察機構(インターポール)の僕は独自に捜査を開始した――。

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神様が殺してくれる のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    どこか幻想的なミステリー作品。

    欧州、アジアを舞台にした連続(?)殺人事件の調査が主人公の目線で語られます。
    犯人は誰だ?トリックは?なんてことは考えずにこの世界に浸ってください。

    森博嗣氏の「そして二人だけになった」、「WWシリーズ」を合わせたような印象。

    0
    2026年01月24日

    Posted by ブクログ

    私にとって、久々の森作品。
    シリーズものでないミステリだし、
    外国が舞台で主人公が外国人の小説を読むのも、
    そう言えば久しぶりだ。

    内容は...かなり複雑な、こった作りになってる。
    登場人物も多いし、当たり前だが外人名前だし、
    気合いを入れてないと誰が誰か見失う(^ ^;

    様々な国にまたがり、殺人事件がいくつか起こる。
    その全ての現場に、主人公の学生時代のルームメイトで、
    ものっっそい美少年だった男がいた、という展開。
    しかし、その美少年は犯人ではなく、
    意外にも「主人公がやった」と証言して、
    否応もなく事件に巻き込まれる主人公。

    何とも不思議な空気が流れる文体で、
    緊迫したシーンでは改行を多用する森氏らしい面も。
    地の文がわりとゆったりしたテンポなので、
    いざという時のドキドキ感はハンパない(^ ^

    ミステリ好きは皆そうだと思いますが、
    途中で「もしや、こいつが犯人では」とか
    「あ、これはこういう『意外な展開』かな」とか
    予言者となりつつ読み進めるようになる。

    当然、その予想は当たったり外れたりして、
    外れると「見事などんでん返し」などと言って
    喜ぶのがミステリ読みだったりするのですが...

    この作品は、途中で「もしや」と思った予想が
    「全部当たっている」というウルトラC(^ ^;
    矛盾しているものも含めて、全部(^ ^;

    しかもなお、たたみかけるように襲ってくる、
    私の予想の斜め上を轟音で飛び去るような展開(^ ^;

    かなり「反則」に近い叙述トリックではありますが、
    あ、そう言えばあの違和感の正体はこれだったか、
    と後から気づくように伏線はきちんと張られている。

    文庫版は、萩尾望都氏の解説が秀逸。
    ネタバレしてるので、必ず読後に見ること。
    「あ、そういう意味もあったのか」と気づき、
    すぐ再読したくなること請け合いです(^ ^

    0
    2016年05月18日

    Posted by ブクログ

    ※ネタバレ含みます!!


    久々に森博嗣さんを読んで面白いなと思えた作品。ふおおおなるほどそうくるかなるほど愛ゆえなのね!!!ってなります。正直ミシェルのことが謎すぎて読後にふおおおお!ってなるんだけど
    所詮人間他人のことなんて理解仕切れないんだし、これくらいふわふわさせたほうがよかったのかもしれない。神が殺してくれる。まさにそんな感じ。

    0
    2016年04月24日

    Posted by ブクログ

    パリから始まった連続殺人はミラノ、フランクフルト、東京と舞台を移す。殺害現場で拘束されていた重要参考人は「神が殺した」と証言する。
    「女にしては、美しすぎる。」
    彼の異常な美しさだけが手がかりだった。
    海外が舞台ならではの物語に心を奪われる。

    0
    2026年05月04日

    Posted by ブクログ

    約10年ぶりに森博嗣作品を読んだ。
    昔好きで、いろいろなシリーズを読んでいたのが懐かしい。
    本書はシリーズものではなく単独作品で、独特のクセが少なめな印象。
    事件は進んでいくものの、なかなかスッキリしない展開が続き、最後に一気に駆け上がる。
    ただ、細部は明かされない部分もある。

    また、たまたま遠藤周作を読んだ直後だったので、神に対する考え方の違いが印象的だった。
    この作品では、神は愛する存在であると同時に、畏れ多いものとして描かれている。
    私も遠藤周作を読む前まではそういうイメージを持っていたけれど、神は共に悲しむ、誰にとっても近い存在だという遠藤作品の考え方が好きになった。
    一方で本書の神は、決して慈悲深い存在として描かれておらず、むしろ怖い。
    その考え方が本書の雰囲気を引き立てていて、面白く読み進めることができた。

    0
    2026年01月23日

    Posted by ブクログ

    シリーズものではないため読み逃していた作品。この結末はアンフェアだと感じる人がいるかもしれない。自分の場合は、この人物が犯人というパターンもあるかも?と可能性の一つとして思った瞬間もあったが、それとはまったく別のレベルの真相に翻弄されるのを楽しんだ。実は、文章を追っていくだけで既に読書体験のかなりの部分で満足したと感じるほど、森博嗣の文体・表現が好きなので、ストーリーも面白いとなれば得した気分。どの作品も両面でクオリティが高いけれど。

    0
    2021年06月18日

    Posted by ブクログ

    おもしろかった。複雑なようでシンプルで。映画では表現できない結末。本ならではの驚きを与えてくれた。他の著者の本も読んでみたいと思う。

    0
    2021年01月30日

    Posted by ブクログ

    なんだか不思議な感じのする本。
    主人公はフランス人なんだけど、無国籍な雰囲気が漂う。それが大きなスパイスになっているような気がします。殺人事件なのに穏やかな雰囲気で進んでいく物語も最後のどんでん返しには、驚かされ引き込まれました。

    0
    2017年06月19日

    Posted by ブクログ

    インターポールで働く主人公のレナルド・アンペールのもとにフランスの刑事がやってくる。
    殺人現場で両手を縛られた状態で発見された重要参考人リオンが「神様が殺した」、「神様の名前はレナルド・アンペールだ」と証言したと聞かされる。
    リオンは男性ながら女性以上に完璧で美しい容姿をしている。
    レナルドとリオンは大学時代に半年間だけ寮が一緒だっただけで特別親しい訳では無い。
    リオンの妄言だろうか。
    手がかりの無いままミラノで絞殺事件が発生。またしても現場にはリオンが拘束された状態で発見された。
    異常に美しいリオンを中心に起こる殺人の犯人は誰なのか。
    そんなお話。
    *
    簡単にいうと、女性にしては美しすぎる男性のリオンに心を奪われた人達の愛憎劇なんだけど、読み終わるとそれ以上の示唆を含む考えさせられる内容でした。
    (ネタバレしないために深くは言うまい。)
    *
    途中まで単なる推理もので退屈だったけど、まさかの叙述トリックでした。
    毎度毎度、予想外のトリックで楽しませてくれる森先生。
    叙述トリックも出来るとは…
    *
    読んでてゾクゾクしました。
    これだから読書は辞められない。
    *
    ちなみに、幻冬舎文庫のカバー外した表紙が無条件で好き。

    0
    2016年09月24日

    Posted by ブクログ

    誰がなにを思い、どんなトリックが隠されているのか、どんな結末を迎えるのか、最後まで引き込まれて、あれ、あれれ、やられた。。。って感じ。
    そんな森氏が好きなんだな。

    0
    2016年08月12日

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