Posted by ブクログ
2013年04月19日
初の矢口敦子作品。
内藤みかさんの解説が、妙に納得。
主人公は39歳の翻訳家、独身の麻子。
親友の美佐子の突然の死。美佐子と知り合いだった美少年、泉。
泉と二人で真相を探り始めるが…。
謎解きの部分は、多少強引な感はあるが、素人の私には許容範囲。
パソコンや携帯電話などを使い、ゲーム感覚な今...続きを読む時の犯罪になっている。
その裏には、女同士の複雑な感情や、美しい容姿故の自己防衛術などの嘘と真実が見え隠れし、最後まで面白く読む事が出来た。
確かに、すごく苦いけれど、私も美少年の嘘なら許してしまいそうな気がする。