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元刑事の真子は、柔道は黒帯だけど恋愛は白帯。純喫茶のマスターに一目惚れしてアルバイトに入ったのだが、そんな女心が伝わることもなく、近くの中学で起きた女教師殺人事件を調べる羽目に……。しかも、追い詰めた犯人は、何者かに横奪され、気づけば真子たちは、鎌倉時代から続く壮大なお家騒動に巻き込まれていた。火の海と血の海を見るバイオレンス・サスペンス!
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Posted by ブクログ
「木下半太」の『純喫茶探偵は死体がお好き』を読みました。 「木下半太」作品は昨年の11月に読んだ『悪夢の商店街』以来です。 -----story------------- 元刑事の「真子」は、柔道は黒帯だけど恋愛は白帯。 一目惚れした純喫茶のマスターの傍にいたくてアルバイトに入ったのに、近くの中...続きを読む学で起きた女教師殺人事件を調べる羽目に。 しかも追い詰めた犯人は、何者かに横奪され、気づけば「真子」たちは、鎌倉時代から続く壮大なお家騒動に巻き込まれていた。 火の海と血の海を見るバイオレンス・サスペンス。 ----------------------- 人気シリーズの悪夢シリーズとは異なる単独モノ… 悪夢シリーズ以外は、初めて読みました。 ■プロローグ ■第一章 純喫茶探偵 大星真子 ■第二章 殺人者 山倉信男 ■第三章 愛妻家 水野雅史 ■第四章 殺人者 山倉信男Ⅱ ■第五章 超能力者 梶原ツヨシ ■第六章 純喫茶探偵 大星真子Ⅱ ■エピローグ 近所の中学校で発生した女教師失踪事件(殺害事件)に協力することになった「大星真子」が、バイト先の純喫茶「デスティニー」のマスター「梶原ツヨシ」や、その娘「キリコ」、「キリコ」彼氏の「時任旬介」等と大事件に巻き込まれる物語です。 現実離れしたハチャメチャな展開と、一気に読ませるスピード感は、さすが「木下半太」作品… という印象ですが、荒唐無稽でちょっと発散気味の展開なので、好き/嫌いがはっきり分かれる作品でしょうね。 敵対する「桃山」家と「猿渡」家に関する人物、鬼として描かれている「杏理」や「愛子」、「山倉信男」等、登場人物が多いのですが、、、 一人ひとりが個性豊かに描かれているので、混同することはなかったし、この混沌とした人間関係を巧く描いているところに「木下半太」作品らしさを感じました。 元刑事で柔道黒帯の「真子」の強さと、「ツヨシ」の予見能力(超能力)で、事件を収束に導き、純喫茶探偵として再出発するエンディングは良かったですが、、、 二人が結ばれるところは、ちょっと出来過ぎな感じがしましたね。 シリーズ化しても面白そうです。 ちなみに、、、 本作品、携帯サイトでの連載中は『純喫茶探偵・赤星マキ』というタイトルだったようです。
作者にしては珍しく?恋愛要素がある小説。鬼とか、お家騒動とか、解決してないことがいくつもあるけど、まぁいっかなって思える。 真子が投げ飛ばしまくって、相手が少しかわいそう。失神したり、机に叩きつけられたり大変。
『悪夢よりも悪夢寄り』 メルヘンミステリー。 展開が早いけれどノンストップで読み終わる。何も残らないけれど、何も残らない。だから、安心して読める。面白かった。
この作者らしい怒涛の展開で、途中解かりずらいところもあったがアクションっぽいところもあったりしてそんなところも面白かった。
スリルとスピードを描かせたらきっとこの人の右に出る人は居ないといつも思う。1日で読めるのは木下さんの作品だけ。際限なく途方も無く展開していく物語を楽しんで欲しい。
ミステリかと思ったらファンタジーだった(笑。まさにドタバタ劇で、銃は乱射するは、鬼はボコボコにされるわ、何かにつけて首を刺すわ滅茶苦茶である。 しかし、真子ちゃんが最強で格好いいのでそれでよしとする。
「大丈夫。運命は変えられる。」これからは男に頼らない。自分一人で片を付ける。生まれた瞬間に呪われた運命を背負わなければならなかった小夜。世の中には逆らえぬ運命というものがある。ならば、その運命を変えるだけ。私は運命なんか知らない。その逆を生きてやる。出会いも争いに巻き込まれるのも運命だけれど運命をど...続きを読むう変えるかも自分次第。逃げずに見事、自ら運命を変えた小夜。後姿は神々しいばかりに美しい。
まあまあかなぁ! 木下半太のいつものドタバタ劇が楽しかったね! これも悪夢シリーズにてしまえばよかったのに、と思ってしまいました。
スピード感と勢いはあるけど、それ以外のものがあまりない。 読み終わった後でもよく分からない部分があった。 ちょっと無茶過ぎだのでは・・・と感じた作品。
第一章を読み終えて、まさかの展開! その後も視点が点々としていって、「えっ、そっち!?」という展開がツボだった。 贅沢を言うなら、ラストの方にもう少しどんでん返しがほしかったかなぁ…。 でもサラッと読めて面白い作品。 悪夢のドライブほどグロくならなかったし。
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