1924年、春。ヨーロッパの小国ソヴュールに、極東から留学してきた久城一弥は孤独である。不慣れな環境、言葉の壁、クラスメイトの間で囁かれる不吉な言い伝え〈春やってくる旅人が死をもたらす〉……そして噂どおり起きてしまった殺人事件。容疑者として絶体絶命の危機に陥った一弥に気まぐれな救いの手をさしのべたのは、図書館塔に籠もる謎の少女だった──。世界を変える出会いの瞬間を描く、名作ミステリ外伝短編集。
Posted by ブクログ 2011年09月19日
『GOSICK』の短編集です
春夏秋冬の季節毎に各一冊ずつで、関連性のある物語数話で
構成されるという形式を取っています
短編という事で、一つ一つは少し物足りない感じが
否めませんが、
それぞれがとても丁寧に作られており、非常に完成度が高いです
またキャラクター同士の繋がりが本編を補完する形...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年04月22日
シリーズを補完する短編集の1冊目である。
このシリーズのシンプルな推理には短編の方が似つかわしく思われる。後書きでも指摘があるように、この短編集は安楽椅子探偵物の体裁を採っているが、そもそもヴィクトリカ自体が安楽椅子探偵的な探偵であるのだから、この形式がすっぽりハマっているのもむべなるかな、であ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年08月26日
2011年にアニメ化もされた桜庭一樹の"GOSICK-ゴシック-"シリーズの外伝第1巻。本巻はアニメでは第4、5、12話で放送されました。本巻は長編ではなく連作短編になっています。時系列も1巻よりも前です。本編でもちょくちょく話が出てきていましたが、一弥とヴィクトリカが出会うこと...続きを読む
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