あらすじ
1924年、春。ヨーロッパの小国ソヴュールに、極東から留学してきた久城一弥は孤独である。不慣れな環境、言葉の壁、クラスメイトの間で囁かれる不吉な言い伝え〈春やってくる旅人が死をもたらす〉……そして噂どおり起きてしまった殺人事件。容疑者として絶体絶命の危機に陥った一弥に気まぐれな救いの手をさしのべたのは、図書館塔に籠もる謎の少女だった──。世界を変える出会いの瞬間を描く、名作ミステリ外伝短編集。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
本編の前の話。といっても、本編の1話がどんなんだったかあまり覚えていない。ヴィクトリカと久城が出会う直前から始まる。時系列順がひっくりかえされていて、ヴィクトリカが学園に来るところの話である序幕が最後に配置されている。それに何か意味があるの分からずにいる。
Posted by ブクログ
個人用読書メモ
・一弥とヴィクトリカの出会い。一弥は留学早々、運悪く殺人事件の容疑者にされてしまうが、ヴィクトリカに助けられたのが最初の出会い。
・学園にまつわるいくつもの怪談話のヒミツ。それは、昔学園を出入りしていた大怪盗が盗んだお宝を隠した場所に誰も近づかないように流した手の込んだ作り話であった。
・学園に眠る宝を探しにやってきた二代目の大怪盗と、イギリスからの留学生アブリルをめぐる物語。
・時系列的にはI巻の前にあたる、前日譚。
Posted by ブクログ
GOSICKシリーズ読むか!!と初読み。そして解説にて外伝的短編集と知る(°_°)やらかしました。。しかし面白かった。次は是非本編読みます!汗
しかしながら登場人物かわいいなぁ。
Posted by ブクログ
短編集。本編以前の話。
久城、ヴィクトリカ、アブリルそれぞれの学園に転入してきた様子や、それぞれの出会い。
久城がアブリルにヴィクトリカは女の子だという説明をしているところで、あれ?と思ったら(本編で始めヴィクトリカくんと言っていたので)偽アブリルだったとわかって驚いた。危険だったところを助けてもらったら、そりゃ久城のこと気になるよね。
久城とヴィクトリカの出会いのキューピットはセシル先生だったのも良かった。
Posted by ブクログ
短編集なのでショートミステリてんこ盛りかと思いきや、ちゃんと本編へと繋がる大事な作品となってる。
途中に今作中では解決させないお遊びパズルを差し込んでくるなど、本編のシリアス感とはちょっと違った世界がある
そういうのも含めてGOSICKという世界観が出来上がってるのだなぁと感じてまとめとする
Posted by ブクログ
シリーズを補完する短編集の1冊目である。
このシリーズのシンプルな推理には短編の方が似つかわしく思われる。後書きでも指摘があるように、この短編集は安楽椅子探偵物の体裁を採っているが、そもそもヴィクトリカ自体が安楽椅子探偵的な探偵であるのだから、この形式がすっぽりハマっているのもむべなるかな、である。
シリーズを見ていく上で、詳らかになっていなかった過去の経緯が明らかになっており、補完する作品としても非常に面白い物だった。次巻への引きもあることだし、次も楽しみにしたい。
Posted by ブクログ
2011年にアニメ化もされた桜庭一樹の"GOSICK-ゴシック-"シリーズの外伝第1巻。本巻はアニメでは第4、5、12話で放送されました。本巻は長編ではなく連作短編になっています。時系列も1巻よりも前です。本編でもちょくちょく話が出てきていましたが、一弥とヴィクトリカが出会うことになった事件や一弥とアブリルが出会うことになった事件が語られます。本編とは異なり、ミステリーとして読むよりも、ボーイ・ミーツ・ガールの物語として読む方がスッキリしています。聖マルグリット学園に怪談が多い理由も少し分かります。
Posted by ブクログ
2012-139
ヴィクトリカや一弥、セシル先生、アブリルの出会いの短編集。
短編集だけど全部繋がっている。
本編よりはミステリーの内容は軽め。
Posted by ブクログ
久城くんとアブリルの出会いの話しが面白いです。
こんな出会い方しちゃったら、久城くんのことを好きになるのは理解できるな。
ヴィクトリカとセシル先生の出会いも良かったです。
脇役だったセシル先生が輝いて見えます。
Posted by ブクログ
短編も面白かった(^^)というか、こっちの方が好きかも!? シリーズに登場する人達の出会いの話。お気に入りのセシル先生がたくさん登場するので嬉しい♪ ヴィクトリカが一弥の兄に出した謎解きも気になる!
Posted by ブクログ
短編集だけど、ほとんどの話は連続したものでした。
2つめの話なんかがなかなか予想外な展開になったりして面白かったです。最後の主にセシル先生の視点から書かれている話も良かった。
あと、馬と驢馬の絵のクイズの答えが気になります。そのうち続きを買って読もうかと思います。
Posted by ブクログ
GOSICKS 1
春は出会い。久城とヴィクトリカの出会い。ヴィクトリカ、人見知りなんだね。かわいー。 書物、お菓子、フリルの3つが必要。
アヴリルとの出会いも。最初のはニセモノだったんだね
久城は金色が好き。
二人は世界を変えるの? この世界では第二次世界大戦が史実より10年前なのは知ってるけど・・・
Posted by ブクログ
再読。読む順番としては本編のⅠからⅢの後になるが、時系列としては最初になり、ヴィクトリカと一弥の出会いが描かれる。一弥とアブリルの出会いも、ヴィクトリカとセシル先生の出会いも描かれる。ここから長い物語が始まる。
Posted by ブクログ
本編の穴埋め的短編集。そういえば、九条とヴィクトリカと出会いが描かれてなかったな…。
事件は解決するけど、動機は分からず仕舞いなことが多くて、ちょっともやっと。
Posted by ブクログ
5冊目で短編集1冊目。
時系列的には1巻よりも前の話でヴィクトリカ・久城・アブリルが学園の着た話と、久城が巻き込まれヴィクトリアが解決していった話。
刊行順に読んでたからアブリルの違和感がすごかったけど
時系列順に読んでたら一体どこで気づけていたことか。
二人の馴れ初めはてっきり久城が一方的に想いを寄せているのかと思ったけど、
ヴィクトリカの方も一目見て気になっていたってことが知れたのは良かったです。
Posted by ブクログ
番外編の短編集。セシル先生とヴィクトリカ、久城の出会いが描かれている。けっこう本編を忘れていたけど、読み進めていくうちに雰囲気は思い出してくる。やっぱりヴィクトリカと久城のやり取りは可愛らしい。
Posted by ブクログ
本編第1巻の前に起こった事件を描いた短編集。
第1話は、ソヴュールにやってきた一弥がブロワ警部の予断で殺人事件の犯人にされてしまい、ヴィクトリカの推理によって救われる話。
第2話から第5話は、8年前にミリィ・マールという生徒が病死して以来使われなくなっている学園内の墓地で、一弥たちが死体を発見するところから物語が始まります。ヴィクトリカは、この男が8年前から行方が分からなくなっている大泥棒クィアランだということを突き止め、さらに彼の遺した盗難品を狙う2代目クィアランがこの学園に潜入していることをも、たちまち推理してみせます。
最終話は、ヴィクトリカが初めて学園にやってきた頃から一弥に出会うまでのエピソードを、セシル先生の視点から描いています。
Posted by ブクログ
ようやく読めた。
ヴィクトリカと久城君の出会いとか、アブリルとの出会いとか。連続短編で結構楽しんで読めました。
アブリルが最初、本編とイメージ違いすぎてどーしたものかと思ったら、そんな出来事があったのね、ってかんじでした。時間軸ではこれが一番最初ですが、順番通り、とはいかなくても本編を2巻くらいまで読んでから読むと楽しめると思います。
Posted by ブクログ
桜庭氏の描く女の子たちはどうしてこうも切なく、自分だけの価値観、世界観を手ずから創り上げ、それがちょっぴりいびつなものであろうとも、決して揺らぐことなく信じ続ける。そのあまりの心の清潔さ、透明感がイイね!
Posted by ブクログ
学園に連れてこられた頃のヴィクトリカ、一弥とヴィクトリカの出会い、アブリルとの出会い。。。なんだか読んでいて嬉しくなってきてしまうなぁ
Posted by ブクログ
外伝的な短編よりも、二人の出会いの最後の序章が良かった。これからの二人を待ち受ける様々な事件と障害を、まだ知らない二人の始まり。
本編読んでるから、序章がよりよいんですよね。
Posted by ブクログ
春来る死神は「出会い」が描かれてる。
ヴィクトリカと一弥の出会い、アブリルとの出会い、はたまたヴィクトリカとセシル先生の出会い、そして主人公二人の出会いの影にあったものは…と、意味ありげな記述だったものの裏にあった事象を丁寧に描いてくれてる。
Posted by ブクログ
GOSICKシリーズにちょっとはまったので購入。
1924年、ヨーロッパの小国、ソヴュール王国での話。
日本軍人の三男とフランス人形の様に美しいが我侭な天才少女との「はじまり」の物語。
短編集で読みやすい。
GOSICKシリーズのキャラの背景を埋めていくのが主題なのかなって思う。
なので、私はこっちの方を楽しんで読んでる。