感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2015年08月20日
なかなか可愛らしいお話だった。
今回は、リビングチェスを題材に、全体を通してストーリー性のある一冊になってたかな。ほかの短編と比べて。
やっぱりGOSICKって本当に可愛らしいお話だよね。すごく好き♡
REDとBlue早く読みたいなっ
Posted by ブクログ 2012年05月26日
「チェックメイトだっ!」、その途端、海に浮かぶ大地が揺らいだというように、駒たちがかすかに震えた。ヴィクトリカはぶつぶつと、「チェスとはじつに手の込んだ知性の浪費法だな」と独り言を言った。ふと耳をすます。遠く、学園の校舎の方からか、生徒たちの喧騒がかすかに聞こえてきた。ヴィクトリカはしばし不思議そう...続きを読むに考え込んだ。やがて、「あぁ」と合点したようにうなずいた。「今日はあれか・・・」
GOSICKsⅣ
GOSICK短編集第四弾はある冬の一日に焦点を当てた物語集。その日はリビング・チェス大会の日。黒と白の剣士や僧侶、戦車、女王になりきった生徒たちが駒になりきって、戦っている。しかしリビング・チェスに参加しているのは生徒だけではない。セシルやゾフィといった大人も混じってまるで子供に戻ったかのように冬の一日を堪能している。そんな和やかなリビング・チェス大会にある人物も参戦する。その人物はジャクリーヌ・ド・シニョレーとまさかまさかのグレヴィール・ド・ブロワ・・・!
まず私のお気に入りポイントはキャラクター。特にこの短編集ではある意味主演であるジャクリーヌはとても良いキャラクターだと思います。警視総監夫人でありながらの天真爛漫さは物語を明るくしてくれていますし、女性としてのかわいらしさも持ち合わせています(ヴィクトリカにも好影響を与え、そしてブロワにも好影響を与えて欲しい人物)。
そしてそんな彼女がある事件の容疑者にされたとき、ヴィクトリカの力を借りながらも潔く条件を飲み、ジャクリーヌを救ったブロワも今回は今までの憎たらしさを減らして、子供のような純粋な戦車になりきりますw。
個人的にブロワのヴィクトリカへの態度は時々憎たらしいけど、最近は会話自体にヴィクトリカへの感情の変化が感じれるような気もしないではないです(実はヴィクトリカを灰色狼として憎み、恐れながらもあのようにじゃれているような文句のたれ合いをしているのならば、相当な実力者になりますが)
個人的なお気に入りは「黒の女戦士は駆け抜ける」です。アブリルとヴィクトリカのまともな絡みは良いですね!またブロワの人形好きの謎についても知れたので、私としては満足です。そしてヴィクトリカとアブリルがより近づいた印象があったことが一番の魅力でしょうか。私は2人には仲良くして欲しいのでw。
そして外せない話が「騎士はちいさな姫にかしずく」です。これには触れませんw、読んでください!この短編集の最大の狙いはおそらく次の嵐の伏線を張ることではと思います。そこは是非読んで確認して欲しいです。
これは好き。
Posted by ブクログ 2019年09月06日
>クリスマスを控えた聖マルグリッド学園は、慌しくも楽しげな雰囲気に包まれている。
>今日はお祭り。
>生徒たちが仮装して、「駒」になって行われる、「リビングチェス」が始まろうとしていた。
という、ゴシックsの4冊目にしてゴシック最後の短編集。
平和だった最後の一日。
喧騒の陰で明かされる、グレヴ...続きを読むィールの深淵なるドリルの顛末とは・・・?
ほか3編。
このあとに、つらい運命が待っていることを知っているからこそ、
優しい気持ちで読める一冊。
Posted by ブクログ 2019年07月14日
冬休み前のたった一日の朝から晩までの出来事。脇を固めるメンバーのことが知れるショートストーリーの最終章。ほのぼのとして楽しいなぁ。学校という狭い空間でのたった一日の出来事でも物語はたくさん隠れているもんだね! レディズメイドのヴィクトリカと過ごした日々の回想に胸を打たれたなぁ。
Posted by ブクログ 2016年04月14日
11冊目で短編4巻目にして短編ラスト。
なるほど短編集は春夏秋冬で4冊だったのか。
学園ではイベントが開催される1日のうちに過去の話や謎解きが行われる。
学園全体に楽しげな雰囲気あるものの、ある意味嵐の前の展開といったところ。
話としては補完的な過去の話が多かったのだけど、アブリルとの別れの場面...続きを読むで嵐が来るんだなと思ってしまった。
ラストの話は一体なにかと思ってしまったけど、ある意味先の展開を表してるとも言えるのかな?
Posted by ブクログ 2015年02月23日
ガーデンチェスを楽しみ、そして皆はクリスマス休暇の為帰っていく。その後ヴィクトリカはいよいよ・・・というのをGOSICKシリーズで知っているため、切なすぎてもう。この後自分が無事ではいられない、と知りつつも久城くんの「僕はクリスマスもお正月もずっといるよ」の言葉に「そうか」と答えるヴィクトリカに目頭...続きを読むが熱くなりました。グレヴィールの片思いも随分長い間なんですね。妹に頼らず事件を解決できていればあるいは結果は違ったかもしれないのに。いっそこのままGOSICKの8(上下)に行かなければいい、と思った読後でした。
Posted by ブクログ 2014年12月20日
ゴシックの番外編。
リビング・チェス大会の当日、にぎやかな学園内が舞台。
過去にさかのぼりながらも、リビング・チェスに盛り上がる学園内の騒がしさが楽しい。
これから訪れる大きな嵐の予感がちりばめられ、不穏な空気も漂うのだけれど、冬休みを目前にした心浮き立つ学生たちの様子がとても生き生きして感じられま...続きを読むす。
Posted by ブクログ 2014年04月22日
短編集四作目は、冬のリビング・チェスの日に思い返される、様々な昔の経緯である。
ここに来てまとめに入っている感は否めないが、話に出ていながら詳しくは説明されなかったグレヴィール関連の話や、以前ちょろっと顔を出したレディズメイドが再び顔を出す話など、過去にあった出来事を詳らかにしている。
その中...続きを読むで書き下ろしの五章は異色だが、これはどう解すればいいのだろうか? 個人的には、やや遊びが過ぎるかな、という気もする。ミステリーは簡潔をもって良しとするものだと思うので、この部分は(たとえばこれからの争いを暗示するものだったとしても)冗長に感じられた。
結末前の箸休めといったところだろうか。ただ、次の上下巻が出てから(あるいはその合間に)この巻が出るのもすこぶる微妙なので、出版するタイミングとしては適当なところだろう。
Posted by ブクログ 2013年09月04日
"GOSICK-ゴシック-"シリーズの外伝第4巻。明日から冬季休暇というクリスマスの前日、聖マルグリット学園で開催される"リビング・チェス大会"の1日。外の世界では嵐を前にして動きだしていますが、学園にはまだ平和です。グレヴィールとジャクリーヌ、セシルとゾフィ...続きを読む、ヴィクトリカとアブリル、そしてヴィクトリカと一弥の短編とヴィクトリカの幼少時が描かれます。グレヴィールは、本編だとちょっと嫌な奴という印象だけど、ジャクリーヌと一緒に描かれているとなんか応援したくなるという不思議なキャラです。次はついに最終章…。
Posted by ブクログ 2013年05月31日
クレヴィールがなぜへんてこな髪型になったのか?
イアンとエバンがなぜ手をつないでいるのか?
メインストーリーの不思議が紐解かれる。
クレヴィールとジャクリーヌの話がやっぱり好きだわ!
Posted by ブクログ 2013年05月10日
ゴシック、短編集の4冊目。
嵐の吹き荒れる前、ある冬の日の平穏で長い一日の物語。
ブロワ警部の報われない恋心や、ヴィクトリカの出生前後の出来ごとなど、本編の合間をつなぐエピソードが四話とチェスを巡る一話。
Posted by ブクログ 2013年04月27日
うっかり「神々の黄昏」の上巻を読み終わってから、あわててこちらを読み始めました。
マルグリット学園の平和な冬の一日の出来事なのですが、今後の展開を知っていて読むと切ないです。。。
Posted by ブクログ 2012年10月14日
冬の学園のある日のお話
この穏やかな感じが、まさに嵐の前の静けさなのだろうな…と切なくなった
第五話 忠臣たち は何を意味してるの…深い意味があるのかしら、
Posted by ブクログ 2012年07月14日
シリーズ最終巻の直前を描いた短編。
嵐の前の平和な学園の様子や、ヴィクトリカが学園にくる前の話、クレヴェールの話など、サイドストーリー。
シリーズの謎がわかる話です。
登場人物たちの変化がわかるなあ。
面白いです!
怖いミステリーより、私はこういうファンタジーちっくなミステリーが好き。
私も、 ...続きを読むリビングチェスやってみたい!
Posted by ブクログ 2012年04月01日
とうとうラストなのかな?わりあい面白かった。Sになってから短編集になりイマイチ感が拭えなかったが、4巻になりようやく少し楽しめた。
時期的には最後の日の話かな。ラストのSFっぽいのは抽象的にあらわしてるんだろうが蛇足で全然面白くない。
Posted by ブクログ 2020年10月04日
GOSICKS4
聖マルグリット学園ではクリスマスに人間チェスをする。
いつもと同じく楽しむ生徒たち。そして冬季休暇へ。これが最後となることも知らず。
ヴィクトリカは知っていた。
Posted by ブクログ 2018年10月10日
七巻の後、冬期休暇前日の人間チェス大会の日の学園での本筋の隙間を埋めるような交流。グレヴィールと幼なじみ婦人、ゾフィとセシルの日常、アブリルと穴にはまったヴィクトリカ。ブライアンによる救出前後の彼に秘密の存在を明かすメイド等。繰り返されるどさりと落ちる雪の描写が学園の賑わいを吸い取るようで染み入る。
Posted by ブクログ 2018年10月05日
リビング・チェスの裏側で語られていた話。
前回と違って、そこまで主人公と狼は接触してません。
時間は繋がっているものの、話はまったく。
そしてまた、英国留学少女はルームメイトに迷惑かけて
すごい勢いで遊んでます。
何故あの警部の髪型はああなのか。
何故部下の彼らはずっと手をつないでいるのか。
そ...続きを読むんな謎も解けた2話分。
3話目では、いちいち話の腰を折って
人を殺して幽霊話にしようとする英国少女。
そして…狼の母親がちらり、な話。
皆が皆、荷物を抱えて帰省の支度。
この後、何が起こるのでしょう…。
Posted by ブクログ 2016年03月14日
ゴシックス短編集、最終巻。グレヴィールとジャクリーヌ、片想いどうしな感じが可愛らしかったなぁ。お互い不器用でくすぐったい感じでした。一弥がヴィクトリカに対して愛情をもって子供をあやす感じもこれまたいい。2人の情景を思い浮かべて読むと楽しいものです。続きの新刊も気になります。
Posted by ブクログ 2016年02月09日
久しぶりにゴシックシリーズ読んだー
全部は読んでないんだよねぇ
どこまで読んだんだろう?
一樹の表現が可愛くて豊かでびっくりだ
僕が同じ物を語ろうとしてもきっとつまらないだろうな
一樹の手にかかれば日本の冬も可愛らしくなるんだろうか?
ゴシックの日本バージョンがあったら楽しいだろうな
Posted by ブクログ 2016年02月08日
クリスマス前日、聖マルグリット学園では、生徒たちがチェスの駒に扮するイベント「リビング・チェス大会」の準備がおこなわれていました。そんな学園内をヴィクトリカや一弥、ブロワ警部、アヴリルたちが歩き回りながら、過去の事件を回想するという趣向の物語です。
第1話は、ジャクリーヌにかけられた嫌疑を晴らすた...続きを読むめ、ブロワ警部がヴィクトリカのもとを訪れ、髪を角のように尖らせることに同意する話。第2話は、ブロワ警部が村の警察になったばかりのときのこと、誘拐事件の謎解きをヴィクトリカに依頼したために、警部の部下のイアンとエバンが手をつなぐことになった話。第3話は、ヴィクトリカが人形作者のグラフェンシュタインの遺産をめぐる謎を解き、そのためにブロワ警部の髪がぐるぐるドリル状態になった話。第4話は、ブロワ侯爵によって塔に幽閉されたコルデリア・ギャロをブライアン・ロスコーが救出する話。
最後の大事件が起こりそうな緊張感と、そんなことは知らない学園の先生や生徒たちの喧騒を描きながら、ヴィクトリカを取り巻く人びとの過去が明らかにされていきます。過去にまつわるカードがすべて出そろって、いよいよ次はクライマックスという雰囲気のストーリーです。
Posted by ブクログ 2014年12月28日
そういや読んでなかったんで読んでみることに。
まあお話自体はわりと小ネタとはいえ、最終話の前日譚ってことでやはり神々の黄昏読む前に読むべきだったなあ今更ながらに思ったことであるよ。
Posted by ブクログ 2014年02月11日
キャラクター同士の関係が深まってて、それでいて裂かれる予感が出てて、切なくももえる。久城が毒味役「いたね」って答えるとこ、すきだわ…!いよいよラスト、って感じさせる終わり方でした。早く次の上下巻読みたいけど、読み終わるのが勿体無くもある。
Posted by ブクログ 2012年09月19日
ある冬の一日の話。一弥が学ぶ聖マルグリット学園は休暇前のリビング・チェス大会で楽しそう♪でもヴィクトリカと一弥はいつもどおり(^^) 今回も本編の秘密が少し明らかに!ヴィクトリカの兄グレヴィールって嫌な奴だけど、憎めないな〜
Posted by ブクログ 2012年07月09日
一弥とヴィクトリカの冬、聖マルグリット学園のリビング・チェス大会の一日を描く。今回もグレヴィールが一番出番多かったかも?
アブリルも可愛いんだけどな~一弥はヴィクトリカ一筋でちょっとかわいそう。
いよいよラストですね!
Posted by ブクログ 2012年04月26日
前々回の短編集でヴィクトリカと久城が二人で過ごした夏休みの静かな日々や秋の穏やかな日々とは正反対の冬のバタバタと慌ただしく喧騒な一日のお話。静けさも喧騒さも平和なんだなぁーとしみじみ思いました。
主だった人々の過去が語られるのは面白かったです。
特に、ブロワ警部が持ってる人形にまつわる話やヴィクトリ...続きを読むカが生まれた頃のお話は興味深かったです。