GOSICKs II ──ゴシックエス・夏から遠ざかる列車──

桜庭一樹

まぶしい日射し、あふれる緑、静寂に満ちた、聖マルグリット学園──極東からの留学生・久城一弥と智恵の泉を持つ少女、ヴィクトリカは初めての夏休みを迎えた。大図書館で、庭園で、芝生で、謎を解き、世界を語る２人の距離は少しずつ近づいてゆく。やがて訪れる大きな嵐の予感すら、この輝きを曇らせはしないのだ──。人気ミステリシリーズの名探偵コンビ、つかの間の安らかな日々を描いた外伝短編集。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内ミステリー
• 出版社: KADOKAWA
• 掲載誌・レーベル: 角川文庫
• シリーズ: GOSICKシリーズ
• 電子版発売日: 2012年08月03日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[ブクログ · ★★★★★]

セシル先生と寮母さんの話が一番好き！夏休み中の話だからか、何となくのんびりした雰囲気(^-^) 一弥はやっぱり和装が落ち着くのかな!?ヴィクトリがどんどん人間らしくなっていくのがカワイイ(*^^*)♪

[ブクログ · ★★★★☆]

古典的な安楽椅子探偵的なエピソードだが、久城がヴィクトリカに手紙を読んであげる甲斐甲斐しさもあって、ほのぼのとした読後感があった。

[ブクログ · ★★★★☆]

再読。なんとも初々しいヴィクトリカ。こっちまでお菓子を食べながら読むことに。今回は馬も無事にわかったのでめでたしめでたし。 こんな夏休みを過ごしてみたいもんだなぁ。

[ブクログ · ★★★★☆]

二人だけの夏休みな雰囲気が和やかでいい。

グレヴィール警部の一途な恋心さえも
和やかな形を見せていた気がします。

[ブクログ · ★★★★☆]

二人を取り巻く人たちの周りに起こる謎を解き明かす、比較的小さな事件の短編集

GOSICK世界の息抜きにはピッタリである

[ブクログ · ★★★★☆]

　短編集二作目。今回は、一弥とヴィクトリカ以外にも焦点が当てられていて、一弥の姉・瑠璃やヴィクトリカの異母兄・グレヴィールの話なども収録されている。
　それぞれキャラを深めるエピソードばかりで、たとえば寮母さんとセシル先生の昔の話など、ちょっとした驚きがある。あえて言えば、セシル先生（笑）と言ったところだ。
　今回も謎解きそのものはシンプルなものであったが、物語が重みを増している本編と対照的に、清涼感をもたらす短編集だった。楽しませてもらったよ。

[ブクログ · ★★★★☆]

"GOSICK-ゴシック-"シリーズの外伝第2巻。本巻からはアニメ化されてません。錬金術師リヴァイアサンの事件の後、ヴィクトリカが移送される前までの聖マルグリット学園の夏休みが描かれた短編集です。だいぶ本編が重たい雰囲気になってきたので、こういった平和な日常にホッとします。ちょっとアブリルが不憫な気もしますが、生徒のいない学園で一弥とヴィクトリカがイチャイチャしているところをとにかく楽しみましょう。他にもグレヴィールとジャクリーヌ、ゾフィとセシル、瑠璃の話も収録されています。結構、面白かった。

[ブクログ · ★★★★☆]

夏休みに起こった小さな番外編。この巻数、事件の内容自体は薄い。
一弥の姉である瑠璃、メイドのゾフィ、グレヴィールの幼なじみのジャクリーヌ等による本編では脇役として登場した彼女たちによる短編集。
本編では描かれなかった、一弥とヴィクトリカの本当の夏休みが、少しだけ味わえる巻である。

[ブクログ · ★★★★☆]

ジャクリーヌとブロワ警部の話が好き。
いつまでも、ジャクリーヌへの密かな想いを抱くブロワ警部がジャクリーヌに関しては全開で働く。
けど報われないだよな～。
切ないわ。

[ブクログ · ★★★★☆]

本編を読んでこっちのスピンオフを読むと、
このＧＯＳＩＣＫというお話の世界観や設定の一つ一つが
際立ち、より趣深くて面白いものに感じられます。

特に「怪人の夏」がいいお話だった。少し泣いた。
あと「初恋」もちょっとよかったなぁ。
シリーズ通して読んでるから感動してしまった。

それにしてもジュピター(´；ω；｀)……って、えー！？
グレヴィールと同じく自分も突っ込んでしまった。