国内ミステリー作品一覧
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3.32014年、石塚英彦主演で、「水曜ミステリー9」(テレビ東京系)ドラマ化! 今、何かと話題の「生活保護制度」の矛盾を突く問題作! 生活保護者を担当するケースワーカーとして、大津市役所に勤める石坂壮馬。彼は、生活保護をもらうだけでいっこうに自立しようとしない者や、仮病などで保護費を詐取しようとする者、そして被保護者を食い物にする「貧困ビジネス」の存在に、生活保護制度の矛盾を強く感じていた。そんな中、大津市内では、あくどく稼いでいると評判の者から盗みを働き、貧しい人々に金を配る「現代のねずみ小僧」が話題になっていた。――ねずみ小僧に複雑な思いを抱く壮馬だったが、ある日、彼の担当する被保護者が殺される事件が起こり……。殺人事件の意外な真相とは? そしてねずみ小僧の意外な正体とは? 「横溝正史ミステリ大賞」受賞でデビューした社会派の気鋭が格差社会の闇に迫る、二転三転する衝撃のミステリ。
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4.0ロンドンから出帆し、波高き北海を三日も進んだあたりに浮かぶソロン諸島。その領主を父に持つアミーナはある日、放浪の旅を続ける騎士ファルク・フィッツジョンと、その従士の少年ニコラに出会う。ファルクはアミーナの父ローレントに、御身は恐るべき魔術の使い手である暗殺騎士に命を狙われている、と告げた……。いずれ劣らぬ怪しげな傭兵たちが顔を揃える中、殺人劇の幕が上がる。いま最も注目を集める俊英が渾身の力で放ち絶賛を浴びた、魔術と剣と謎解きの巨編。第64回日本推理作家協会賞受賞ほか、各種年末ミステリ・ランキングで上位を総なめにした、俊英渾身の本格推理巨編。
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4.0安倍晴明、小野篁の伝説が蘇る。京都歴史ミステリー。 還暦を迎えた沢田秀一は、大学時代の「鉄道友の会」の仲間と、 かつて交際した西野京子が営む京都の料亭旅館で再会した。 だが、仲間の男は「私は、欺されたのか?」とメモを遺し不審死を遂げ、 さらに京子の生家は陰陽師だと詮索した女も遺体で見つかった。 10年前、 東京で起きた事件との関連に気付いた十津川警部は京都へ向かう。 陰陽師は、人を、殺せるのか。 千年続く呪法と古都の闇に、十津川警部が挑む。 ※この電子書籍は2018年4月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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4.5事件の早期解決のためなら、なんでもあり! 三十歳、警察官の仲條晴臣は出勤するなり、新しいペアを紹介された。 これで早くも三代目となる。 実は、初代も二代も「壊れて」しまい、ペア解消となっていた。 サボり上手で一筋縄ではいかない仲條は、所轄の誰もが持て余している人員なのだ。 しかし、今回の芹沢卓巳は、警視庁から来た四十代半ばの警部補。 仲條にとっては侮れない「敵」である。 そんな新造ペアに任されたのは、死体遺棄事件。 飲酒運転の検問突破を試みて、横転した軽トラックから死体が転がり落ちたのだ。 ふたりで現場から逃走した運転手を捜すわけだが、型破りな芹沢の「やり方」に翻弄される仲條。 振り回されつつも、次第に楽しくなってきた仲條の前に、警視庁の監察官・北山重行が現れた。 「変則的な」捜査を重ねるうち、単なる死体遺棄事件が予想外の大事件へと繋がっていき……。 重要事件に違法捜査は付き物? 捜査効率化のためなら、なんでもアリが当たり前のイリーガル・エージェント誕生!
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3.3遺された謎が解けたとき、涙があふれだす。 巣鴨の路地裏にたたずむ、遺影専門の写真館《雨利写真館》。先月急逝した祖母が撮影されたときの話を聞くために、黒子ハナは写真館を訪れる。奇妙な遺言状を作っていた祖母の真意を知るための、手がかりを求めてのことだった。カメラマンの雨利や経理の夢子の協力で、ハナは祖母の最期の望みに気づく――。 写真館で働き始めたハナはその後、心にわだかまりを抱えた人たちと出合う。不審な転落事故や、意味不明なメモの残る妊婦の写真。様々な謎と向き合いながら、ハナも自分の人生を見つめ直す。日本推理作家協会賞受賞の名手が紡ぐ、希望と再生のミステリ。
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4.0君には、警察学校をやめてもらう。 この教官に睨まれたら、終わりだ。全部見抜かれる。誰も逃げられない。 警察学校初任科第九十八期短期過程の生徒たちは、「落ち度があれば退校」という極限状態の中、異色の教官・風間公親に導かれ、覚醒してゆく。 必要な人材を育てる前に、不要な人材をはじきだすための篩、それが警察学校だ。 週刊文春「2013年ミステリーベスト10」国内部門第1位、 宝島社「このミステリーがすごい! 2014年版」国内編第2位、 2014年本屋大賞にノミネートされ、 90以上のメディアに取り上げられた既視感ゼロの警察小説!
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-節分の夜、奈良の春日大社、万灯籠で目撃されたのを最後に、OL久美子が行方不明になった。後日、失踪直前まで一緒にいた友人・蔦沢智乃に電話が入り、吉野川上流の大迫ダムで遺体が発見されたが、それが久美子だという。久美子の意志による家出や失踪ではなかったのだ。 その後、なぜか、久美子が所有する代官山の超高級マンションが売却され、銀行の貸金庫からは国宝級の宝物が紛失してしまう。捜査にあたった奈良県警では事件解決の糸口すら見つけられず、宮之原警部が乗り出すことになった。 宮之原警部がいかにして事件の核心に迫っていくか――。久美子の友人・智乃を助手にした宮之原警部の推理と洞察力が冴え渡る!
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3.5潮風香る港町、横浜の路地裏の石畳に佇むダークブラウンの小さな店、雨宮骨董店。 明るく才能豊かな若きディーラー・雨宮陽人(あまみや はると)が、弟の海星(かいせい)と共に経営する店だ。 しかしこの兄弟、生活能力に欠ける所があり、陽人の友人で刑事の本木匡士(ほんもく きょうじ)が面倒を見ている。 ある日、匡士が店を訪れると、陽人が女子高校生二人組に依頼され、カメオの鑑定の真っ最中だった。 陽人が買い取りを拒否し、二人は立ち去るが、直後、付近で高価なカメオの盗難事件が発生し……!? (――第一話 女神のカメオ) ある晴れた日、アンティーク・オークションに出掛けた陽人。 しかし、ギリシャで仕入れた取って置きの品を披露すると息巻いていた知り合いのディーラーが姿を現さない。 不審に思っていると、匡士から電話が入った。なんとそのディーラーが二日前から行方不明になっていると聞き――。 (――第二話 シルバーボックス) 「雨宮骨董店の名に於いて、謎を鑑定致します」 訳アリ兄弟が、心を解き、縁を結ぶ、心ときめくアンティーク・ミステリ!
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-南アルプスの仙丈岳に登っていた2つのパーティの計5人が、激しい吹雪のなか、仙丈小屋にたどり着いた。 両パーティの食料は底をつきかけていたが、天候の回復は見込めず、足止めをくっていた。そんな状況のなか、新たに雪男と見紛うような大男が、小屋に避難してきた。 大男は、リュックを失い、なにも持っていなかった。5人はその大男のために、食料を供出するばかりか、寝袋まで貸すことになったが、大男は当然の顔で、感謝の言葉すら口にしなかった。 大男さえいなくなれば、生きながらえるのではないか。追い詰められていた両パーティの5人は、思いもかけない決断をする――。
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