偏狂者の系譜

偏狂者の系譜

550円 (税込)

2pt

4.0

昭和30年代短編集(3)。学問に打ち込み業績をあげながら、社会的評価を得られない研究者たちの情熱と怨念。「笛壺」「皿倉学説」「粗い網版」「陸行水行」の計4編。「粗い網版」は初文庫化。

※本書は、昭和30~40年代作品群から、研究者たちの孤独をテーマに4作品を選び、新たなタイトルを付けたオリジナル文庫が底本です。

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偏狂者の系譜 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2009年12月10日

    学問にとりつかれた者たちの狂気を描いた短編集4本が収録されている。

    評価されず、世間から取り残された学者(モドキ)を書かせたら松本清張の独壇場。貧しさのために、学校に行けなかった自分を登場人物たちに重ね合わせ、犯罪者とは異なる狂気、迫力を表現している。

    といっても、大体は犯罪者になっちゃうんだけ...続きを読む

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