国内ミステリーの検索結果
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胡蝶殺し
歌舞伎子役と親同士を巡る、心理サスペンス。 市川萩太郎は、蘇芳屋を率いる歌舞伎役者。花田屋の中村竜胆の急逝に伴い、その息子、秋司の後見人になる。同学年の自分の息子・俊介よりも秋司に才能を感じた萩太郎は、ふたりの初共演「重の井子別れ」で、三吉役を秋司に、台詞の少ない調姫(しらべひめ)役を俊介にやらせることにする。しかし、初日前日に秋司のおたふく風邪が発覚。急遽、三吉を俊介にやらせることに。そこから、秋司とその母親・由香利と、萩太郎の関係がこじれていく。そしてさらなる悲劇が……。サクリファイスシリーズから、ビストロ・パ・マルシリーズまで、幅広いジャンルで傑作ミステリーを発表しつづける著者が、長年あたためてきた作品がいよいよ文庫に。歌舞伎に詳しくなくても存分にスリルと感動を味わえる。 -
こちら副業推進部、事件です
副業推進で注目されるレッツ株式会社の社長が、移動中のヘリコプターの機内で殺害された。 同乗した副社長、専務、常務の三人は社長の指示でアイマスクとヘッドホンを装着し大音量で音楽を聴いていたという。 物的証拠も自供もないため、警察は三人を釈放せざるをえない。三人は、会社に戻っても沈黙を続ける。 そこで、副業推進部長の若槻早苗が頼ったのは、お客様相談室の西園寺係長だ。 彼は類いまれな共感力を活かし、「赦しのサクラメント」なる“懺悔ビジネス”を立ち上げ、二足の草鞋を履き業績を上げているからだ。 紆余曲折の末、三人は懺悔をすることになるが、西園寺は守秘義務を盾に何も語らない。 果たして犯人は? そして物語はどんでん返しの結末を迎えることとなる。 第19回『このミステリーがすごい!』大賞の「隠し玉」作品。 大森望氏推薦「クレーム対応の達人が“赦し”ビジネスで驚異的な才能を発揮する展開など、企業コメディとしてはじゅうぶん魅力的」。 -
こちら横浜ポートシティ不動産
勤め先の倒産で、横浜市中区にある横浜ポートシティ不動産に勤めはじめた浜野マリ。けれど勤め先の社長は一見なにも仕事をしていないようで、夕方から車内でお酒をのみはじめるという変わった人物。1週間くらい会社に顔を出さない期間もしばしばだ。しかしそんな社長のもとにさまざまな人々が訪れ、社長と話をしたあとは笑顔になって帰っていくのを、マリは不思議に思っていた。 そんなある日、ポートシティ不動産に弱々しげなひとりの老婦人が訪れる。彼女は2か月前に急逝した地元の大地主永田金蔵の妻、永田君子で「資産家だった夫が急逝したことで相続争いが起こっているので、助けてほしい」と言う。横井とマリはクセ者ぞろいの相続人たちに話を聞きながら、金蔵の遺した資産の全容に迫っていくが、しだいに金蔵の知られざる一面が明かされることになる――。「相続」「不動産」をテーマとして横浜市を舞台に繰り広げられるミステリ・エンターテインメント小説! -
湖底のまつり
傷心を癒す旅に出た若い女性香島紀子は、東北地方の山間の村で、急に水量が増した川の岩場に取り残される。岸に戻ろうと水に入った紀子は流れに呑まれそうになるが、ロープが投げられ辛うじて救出された。助けてくれたのは、土地の若者埴田晃二で、その夜晃二の家に泊まった紀子は彼に抱かれる。翌朝目覚めると晃二の姿はなかった。村祭で賑わう神社に行き、村人に尋ねると晃二はひと月前に毒殺されたと告げられた。では彼女を助け、晃二と名乗った人物は誰なのか? 文学的な香気漂う描写の陰から、著者が仕掛けた謎が妖しく浮かび上がる……?!/解説=綾辻行人 -
琴乃木山荘の不思議事件簿
気鋭のミステリ作家が挑む「山岳×日常の謎」の新機軸! 架空の山小屋を舞台にそこで起こる不思議な事件を解決していく中編集。 第一話:晩秋。小屋の窓から見えた人魂の正体は? 第二話:3月。新雪が積もった離れの部屋で男が倒れていた。 周囲に足跡はない。これは密室? 第三話:梅雨。車を停めて山に登り、下りてきたら車の位置が変わっていた。 キーはロックされていたはずなのに。 第四話:7月。登山道の指導標が3年連続で故意に動かされた。 いったいなぜ? 第五話:9月。7年前に起きた失踪事件。 失踪した男が琴乃木山荘の従業員になっていた!? 第六話:晩秋。山荘玄関の看板が消えた。 見つかったのはなんと山頂だった。 第七話:冬。絵里は山荘のバイトを辞めるか迷っていた。 ある暗号を解けばその決断ができるはず。 暗号が解けたとき現われた驚愕の真実とは! ※本書は、山岳雑誌『山と溪谷』2017年4月号~2018年3月号に連載された山岳小説に書き下ろし一編を加えて単行本化したものです。 -
寿ぐ嫁首 怪民研に於ける記録と推理
大学生の瞳星愛は、友人の皿来唄子に誘われ、彼女の実家で行われる婚礼に参加することになる。「山神様のお告げ」で決まったというこの婚姻は、「嫁首様」なる皿来家の屋敷神の祟りを避けるため、その結婚相手から儀礼に至るまで、何もかもが風変りな趣向が施されていた。婚礼の夜、花嫁行列に加わった愛は、行列の後ろをついてくる花嫁姿のような怪しい人影を目撃する。そして披露宴を迎えようというその矢先、嫁首様を祀る巨大迷路の如き「迷宮社」の中で、奇怪な死体が発見された――。作家であり民俗学研究者、そして名探偵としても知られる刀城言耶の怪異民俗学研究室、通称「怪民研」に出入りし、言耶の助手にして素人探偵の天弓馬人と共に数々の怪異譚の謎に挑んできた愛は、皿来家分家の四郎と共に事件の謎解きに挑むことになるのだが……。 -
こなもん屋うま子 大阪グルメ総選挙
たこ焼きvs串カツ B級グルメ大阪の陣! 「この世のものならざる」大阪のおばはん・蘇我家馬子が大阪の町の片隅で営む「こなもん」料理専門店「馬子屋」。この店にやってくるのは、人生のさまざまな問題を抱えた客ばかり。しかし、抜群に「うまい!」こなもん料理を食べ、馬子の愛の一喝とアドバイスのおかげで解決していく。大阪再生のため奮闘する若き市長・櫛田勝男も「馬子屋」で舌鼓を打ちながら市が抱える問題を次々解決していくが、そんな友好的関係から一転、市長選挙で意見対立、大阪を二分する事態に。いったい何が!? ゆるキャラ・コナモンも登場。思わず「うまい!」と唸る爆笑B級グルメエンターテインメント。 -
この季節が嘘だとしても
芝居でいい筈なのに。 想いよ、現れないで。 京都の路地の奥。 古びた町家の店で。 「嘘」の名を借りて、その男に近づく。 この手で、殺すために。 文庫書下ろしミステリー 大丈夫、絵里ちゃん、仇は必ず取るから。 私刑を誓い、その男に近づく大学生の紗夜。 京都をめぐる季節の流れのなかで、やがて 彼女の胸の底から、何かが噴き上がり、こぼれ落ちていく。 笑わなくては。懐に入り込まなければ。 大学生の紗夜は、京都の三十三間堂に程近い路地奥の店『中国茶 龍王』に嘘の名を借りて通う。 同じ日に生まれ、同じ日に死んだ母達を持ち、姉妹同然に育った絵里ちゃんを、あの男が奪った。 だから、紗夜は復讐を遂げるのだ。 芳しい香り漂う新感覚ミステリー。 〈文庫書下ろし〉 -
この子の七つのお祝いに
お腹がすいたでしょ。寒いでしょ。でも、なんにも買えないの。みんなおとうさんが持っていっちゃったからよ。悪いおとうさんでしょう。だからマーちゃんが大きくなったら、おかあさんと二人でおとうさんに復讐してやりましょうね。おとうさんをウンといじめてやろうね。ネ、二人の約束よ……。 池畑良子という女が惨殺された。次期首相候補と噂される大物議員の秘書・秦一毅の家政婦だった。ルポライターの母田耕一は、政界を影で操っていると評判の女占い師・青蛾が事件に関係していると見て、新聞記者時代の後輩・須藤洋史と共に事件の真相を追うが……。 第1回横溝正史賞を受賞した傑作長篇サスペンス。1982年には同名で映画化(監督:増村保造/出演:岩下志麻、岸田今日子、根津甚八/配給:松竹)されている。 ●斎藤澪(さいとう・みお) 1944年、東京生まれ。国学院大学文学部国文科卒業。雑誌編集部、広告代理店勤務を経て作家活動に入る。1981年『この子の七つのお祝いに』で第1回横溝正史賞を受賞して小説家デビュー。『赤いランドセル』『冬かもめ心中』『花のもとにて』など著書多数。 -
このスマホで地下牢獄から脱出してください
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできません。 18……13……7% 電池が尽きれば即、死亡!? 読む「脱出ゲーム」、開幕! 知念実希人の大人気〈スマホBOOK〉シリーズ最新作!! 高額バイトの面接-- 目覚めると、そこには、 顔を撃たれた死体と、見知らぬスマホがあった。 連続猟奇殺人犯アザゼルから、メールが届く。 「このスマホの電池が尽きる前に、脱出するんだ」 閉じ込められた部屋には、 怪しい水槽、小さな金庫、散弾銃の弾痕が……。 電池残量が減っていく逼迫感、 アザゼルに追い詰められる恐怖感、 果たして、脱出できるのか!? 衝撃のラスト! -
この罪を消し去ってください
ジャンプホラー小説大賞、四年ぶりの〈金賞〉受賞作! 罪と真実を巡る学園ホラーサスペンス! 私立久慈雨(くじう)女学園高等部は、歴史あるミッション系の学校でありながら、生活支援AIなどの最新技術を導入している。新入生の月島果穂(つきしまかほ)は、入学式の日、偶然出会った上級生・折原夜空(おりはらよぞら)に助けられた。しかし、果穂が二年前に学園で転落死した月島藍奈(あいな)の妹だと知った夜空は、態度を急変させる。夜空は、藍奈の死に纏わる秘密を抱えていた。やがて学園で起こる悲劇。罪を犯した少女は隠蔽のために、AIを利用するが――。その決断は、恐るべき惨劇を呼び寄せる! 少女たちの儚い想いと悪意が交錯する、第10回ジャンプホラー小説大賞〈金賞〉受賞の新時代ホラー! -
この春、とうに死んでるあなたを探して
矢口弼は38歳、元税理士。離婚を経験して仕事にも疲れた矢口は、中学時代を過ごした南森町にひとりきりで戻る。新しい住まいは、かつての同級生・小日向の営む喫茶店「レインフォレスト」の上階。外見は変わっても中身は子どものままに騒々しい小日向に矢口は面食らいながらも、少しずつ雨森町になじんでいく。そんなふたりにもたらされる恩師の死をめぐる謎。先生の死は事故なのか? あるいは、生徒からのいじめを苦にした自殺? 23年前の真実を求めて、矢口と小日向は元クラスメイトを訪ねるが──。失くしたものも、ふたりでなら見つけられる。喪失を抱えた者たちの人生を全力で肯定する物語。 -
この世にひとつの本
「ユーレイが消えた!」――著名な書家の幽嶺が、山奥の庵から忽然と姿を消した。後援していた大塔印刷では、御曹司の三郎に捜索をまかせることに。だが、工場でもあいついで病死者が出るという異常な事態が起こっていた。これは会社存亡の危機だ! いささか頼りない三郎は、有能な社長秘書の南知子と、切れ者ながら史上最速で窓際族になった社史編纂室の建彦の助けを借り、事件を探りはじめる。病死はただの偶然か、それとも無版印刷をめぐる陰謀なのか? そして、一見まったく関係がなさそうなそれぞれの事件は、世界に一冊しかないある書物へと、つながっていき――。「文字」を愛する活字中毒者に贈る傑作ミステリ。/解説=古山裕樹 -
此の世の果ての殺人
第68回江戸川乱歩賞受賞作。 史上最年少、選考委員満場一致。 「大新人時代」の超本命! 本格ミステリーの骨法もよく心得ている――綾辻行人 特A、もしくはA+、もしくはAA――月村了衛 二人の女性のバディ感が最高に楽しい――柴田よしき 極限状況で生きてゆくひとが、愛しくなる――新井素子 非日常を日常に落とし込む、その手捌きは実に秀逸である――京極夏彦 ―滅びゆく世界に残された、彼女の歪んだ正義と私の希望 正義の消えた街で、悪意の暴走が始まったー 小惑星「テロス」が日本に衝突することが発表され、世界は大混乱に陥った。そんなパニックをよそに、小春は淡々とひとり太宰府で自動車の教習を受け続けている。小さな夢を叶えるために。年末、ある教習車のトランクを開けると、滅多刺しにされた女性の死体を発見する。教官で元刑事のイサガワとともに、地球最後の謎解きを始める――。 -
琥珀の城の殺人
十八世紀ヨーロッパ山中、雪に閉ざされたベルンシュタインブルク城館。密閉された書庫内で、当主の伯爵が背中を短剣で刺されて絶命していた。さらに、礼拝堂に安置された遺体が一瞬にして消失し、謎の女が城内を徘徊する。近親憎悪が渦巻く呪われた城館で、探偵役に指名された異邦人のフランチェスコ・プレラッツィが、怪事に挑む。長篇幻想ミステリ小説。 ●篠田真由美(しのだ・まゆみ) 1953年、東京生まれ。1977年、早稲田大学第二文学部卒業。1992年、第2回鮎川哲也賞の最終候補に残った『琥珀の城の殺人』(東京創元社)でデビュー。1994年に『ドラキュラ公 ヴラド・ツェペシュの肖像』『未明の家 建築探偵桜井京介の事件簿』(講談社)を発表。以後、ミステリ、幻想、伝奇ジャンルで執筆。 -
仔羊の巣 ひきこもり探偵シリーズ2
季節はめぐり、僕、坂木司と鳥井真一の間にもゆっくりと変化の兆しは訪れていた。ひそやかだが確実な羽ばたきの予感、それが僕を不安にさせる。鳥井がひどい風邪をこじらせたある日、僕は同僚の吉成哲夫から、同期の女性の様子がおかしいと相談される。病気の鳥井に代わって慣れない探偵役をつとめることになった僕は・・・・・・。また、木工教室を開くようになった木村栄三郎さんのもとで出会った男性、そして地下鉄の駅構内で見掛けた少年が抱える悩み、そして僕自身に降りかかる悪意の連続、それらの真実を鳥井はどう解くのか――。坂木と鳥井に加わる、新たな仲間と風。ひきこもり探偵シリーズ第二弾。 -
こぼれ落ちる欠片のために
真実を見抜き、罪を償わせる。 たった、それだけ。それだけのことが、なぜこんなにも難しい――? マンションの一室で発生したある殺人事件の現場に向かった、県警捜査一課の和泉。 そこで出会った女性警官・瀬良の第一印象は、簡単に言えば「最悪」だった。 しかし、上の命令で瀬良とタッグを組み殺人事件を捜査することになり、 和泉は彼女の類稀な観察力を知ることになる。 二人の懸命な捜査により、事件のかたちが徐々に輪郭を帯びていくが、 待ち受けていたのは「正しい刑罰」の在り方を問う、予想外の真相だった――。 和泉と瀬良が立ち向かった最初の事件「イージー・ケース」ほか、 事件に関する証言を頑なに拒み続ける容疑者の謎を追う「ノー・リプライ」、 解決の糸口が見えない誘拐事件を描く書き下ろし中編「ホワイト・ポートレイト」を収録。 心揺さぶる結末に息を呑む、圧巻の傑作警察ミステリー! -
こめぐら
【倉知淳ノンシリーズ作品集成第二弾】必要か不必要かはどうでもいいのだ。したいからする。着けたいからつける。これは信念なのだ――密やかなオフ会でとんでもない事態が発生、一本の鍵を必死に探し求める男たちを描く「Aカップの男たち」をはじめ、うそつきキツネ殺害事件の犯人を巡ってどうぶつたちが動機のあげつらいと推理を繰り広げる非本格推理童話「どうぶつの森殺人(獣?)事件」、B級時代劇におけるあまりにも意外な犯人消失の真相を描いた「さむらい探偵血風録」など5編に加え、猫丸先輩探偵譚「毒と饗宴の殺人」を特別収録。【収録作】「Aカップの男たち」「「真犯人を探せ(仮題)」」「さむらい探偵血風録 風雲立志編」「遍在」「どうぶつの森殺人(獣?)事件」「毒と饗宴の殺人」/単行本版あとがき -
木漏れ陽
映画監督・藤井道人氏推薦「人は、人生最後の日に、誰を想い、何を残していくのか? 沖田臥竜渾身の感動作が生まれたことに、心から嫉妬し、感嘆した。」関西を拠点とする暴力団・中山連合に在籍する小泉拓朗は、目上の者にも平気で歯向かう気性のヤクザだった。そんな小泉が雪乃という女性と出会い、変わり始めていく。やがて娘が生まれ、二人は夫婦になる。そんな中、親分である川中が襲撃され死亡。それを機にカタギになる決意をした小泉は、昔から夢見ていたマンガ家を目指し、バイトをしながら原稿用紙に向かい続ける。息子が生まれ4人家族になったが、徐々にすれ違っていった雪乃との関係は、気づいた時には大きな溝になり、二人は離婚。毎週末、子どもたちに会うことを生き甲斐に、マンガの連載を目指し日々奮闘する小泉。そこには「きれいな金で子どもを育てたい」という想いがあった。そんな中、小泉はステージ4の肺がんという診断を受け、余命宣告をされてしまう。愛する子どもたちのため、叶えたい夢のため、小泉は残された人生をどう使い、何を残すのか――。 -
コリアンエンジェル
リストラ寸前のサラリーマン・伍代亜希夫は、家族と会社に内緒でサイドビジネスを行っていた。ソウル駐在員時代に培った語学力を活かしての「夜の手配師」……町を歩くコリアン美女に声を掛け、ホステスとしてスカウトするのである。その仕事は順調にいっているかに見えたが、ある出来事をきっかけに様相は一変する。失踪、尾行、監視、そして殺人事件……。平凡なサラリーマンには想像もつかぬほど巨大な陰謀が渦まく世界に、伍代は足を踏み入れていた。長篇サスペンス。 ●広山義慶(ひろやま・よしのり) 1935年大阪生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。児童文学、翻訳、TVドラマの脚本家を経て、1983年『夏回帰線』でデビュー。『女喰い』シリーズ(祥伝社)、『無法戦士・雷神』シリーズ(光文社)などハード・バイオレンスを中心に著書多数。 -
これはミステリではない
「読者への挑戦状」――!! しかし、それは誰がためのものなのか? 「これまで僕が書いてきたなかでも最大級に歪(いびつ)」――竹本健治 ミステリ界の金字塔『匣の中の失楽』『涙香迷宮』の鬼才が放つ最新作! 香華大学ミステリクラブの夏合宿で悲劇は起きた! メンバーをモデルにした犯人当て小説「読んではいけない」の問題篇が披露された翌日、小説通りに湧き起こった濃霧のなかで、出題者は解決篇の原稿とともに消え去ってしまう。 偶然同じ施設に居あわせた「汎虚学研究会」の高校生たちも渦中に巻きこまれ、事件の謎に挑むことになるが、肝腎の探偵はやる気なく、誰彼なくおかしな夢を見るばかり――。 果たしてこの重構造の事件で問われているのは何か。そんな問いなどどこにもないのか。 ミステリ最大のタブーは快楽となり得るのか―― それともここにあるのは作家・竹本健治の終焉か!? -
孤狼よ!遠き残照に哭け
深夜の埠頭から始まった暗闘……次々と起きる要人暗殺事件の背景にあるものは!? 東北南部の小横浜と呼ばれる工業港で、深夜、殺人傷害事件が起こった。地元暴力団・交竜会のチンピラ三人が、いとも簡単に、正体不明の男に殺られてしまった。現行犯逮捕された男は、警察へ連行されたが黙秘権を行使。帰宅就寝していた署長が真夜中にもかかわらず駆けつけ、署内には奇妙な緊迫した空気が充満していた。偶然にもこの事件を目撃した地元紙の記者が速報記事を書いたが、なぜか翌日の新聞に載らなかった。殺人者の正体と奇怪な行動とは? 事件の謎を追ううちに判明する、政治闘争と血縁の因縁。三十数年前のブラジル移民の間になにが起きたのか……。長編バイオレンス・サスペンス。 ●石津嵐(いしづ・あらし) 1938年、福島県いわき市生まれ。日大中退後、手塚治虫に師事し、虫プロダクションの文芸課長として日本初のテレビアニメ『鉄腕アトム』の脚本を担当して以来、数多くの作品に携わる。旺文社の雑誌『中一時代』から『中三時代』などにジュブナイルを発表後、豊田有恒からの依頼による『宇宙戦艦ヤマト』の小説化で本格的に作家活動へ。SF、サスペンス小説など著作多数。 -
殺しの双曲線 愛蔵版
五十年の時を越えてミステリー界で多くの支持を集める、 西村京太郎初期作品中傑出の名作! あなたにはこのトリックが見破れますか? 都内で起きる連続強盗事件。東北の雪に閉ざされたホテルに無料で招待された6人の若い男女。強盗事件は双子の犯行とわかっていながら、兄弟どちらが実行犯か、警察は立証できない。一方、陸の孤島と化したホテルでは密室殺人事件が起きる。そして再び……。あざなえる縄のごとくに並行する二つの物語は、どこでどう結びつくのか!? 解説 有栖川有栖 ***************************************************************************************** 『殺しの双曲線』は1971年11月、 実業之日本社ホリデー・フィクションの一冊として書き下ろされ、 初版刊行された作品です。 本作は実業之日本社における西村京太郎氏初の著作であり、 氏にとって十二冊目の著作でした。 *****************************************************************************************