「谺健二」おすすめ作品一覧

「谺健二」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

2016/07/29更新

ユーザーレビュー

  • 未明の悪夢
    「これが先進国日本の本当の姿なのだと有希は思った。いくらアジアのリーダーを気取っても、いったん水が止まれば、都市生活に慣れてしまった人々は、自分たちの汚物すら自らの手では処理できない。どうしようもない吐き気を覚えて、有希はトイレの外へ出た。戦後五十年間、日本人はただあの汚物の山を積み上げるために、人...続きを読む
  • 赫い月照
    三部作の完結編。現実と創作とが渾然一体になり、現実と創作の境界線が分からなくなるようなミステリー小説。

    まずは900ページ近くのボリュームに圧倒され、創作の中で語られる雪御所圭子の驚くべき過去、実際に起きた猟奇連続殺人事件、少しずつ綴られる超越推理小説『赫い月照』とともに進行していく物語の中の猟奇...続きを読む
  • 恋霊館(こりょうかん)事件
    前作は震災の只中が描かれていたのに対し、本作は徹底してその後が描かれています。
    震災が過ぎ去ってから浮き彫りになる問題は、東日本大震災が既に風化しつつある現状を鑑みる限り、単なる過去として読み飛ばすことは難しい。
    かなり重い物語で、気力を削るとられるようでした。
    個々の短編に関しては、ロジックよりは...続きを読む
  • 未明の悪夢
    第8回鮎川哲也賞受賞作とのことですが、この年は氷川透、城平京、柄刀一と凄まじい面子が揃っていたようです。そんな中、見事受賞した本作は当初から「メッセージ性が強すぎる」という批判、言ってしまえば社会派を気取るな、という意見が少なからずあったそうです。
    しかし、本作に至っては事件と震災は乖離など起こして...続きを読む
  • 未明の悪夢
    神戸の震災がテーマ、ということで、ちょっと重いかな。。。と少し寝かせてしまった本。
    でも、読み始めたら、一気でした。
    時間のある日でよかった。
    震災を通じて関係ができる人々を、1945年から紹介し始める。
    人って、さっきまで全く関係なくても、ちょっとしたきっかけで知人になったりするんだなぁ。。。と、...続きを読む