ユーザーレビュー 孤独なアスファルト 藤村正太 第9回江戸川乱歩賞。 東京都下で会社重役が殺された。刑事が殺人事件を解決する王道ストーリー。 都下と都内の気温差を使った連続殺人のトリックという逆転の発想がおもしろく、また、東北訛りがコンプレックスの工員についてのサブストーリーが展開し、人情噺的なミステリーになっている。 Posted by ブクログ 孤独なアスファルト 藤村正太 乱歩賞第9回。断熱材メーカーの常務が殺され、工場に勤める東北出身の内気な青年が容疑者に。疑問を抱いた来宮警部が捜査に乗りだす。バランスがちょうどいい推理小説☆都会に馴染めず孤独を抱える青年。都下と都内の相違点。警察内部の軋轢。学歴のハンデ。トリックも面白いと感じた。ただ、丁寧に論理を組み立ててきたの...続きを読むに、いざトリック解明の時にかなり偶然性に頼った感が強い。死亡推定時刻の誤表記が気になった。そして警部、ラスト軽率すぎでしょ。後味悪いわw Posted by ブクログ 藤村正太のレビューをもっと見る