こぼれ落ちる欠片のために

こぼれ落ちる欠片のために

2,035円 (税込)

10pt

真実を見抜き、罪を償わせる。
たった、それだけ。それだけのことが、なぜこんなにも難しい――?

マンションの一室で発生したある殺人事件の現場に向かった、県警捜査一課の和泉。
そこで出会った女性警官・瀬良の第一印象は、簡単に言えば「最悪」だった。
しかし、上の命令で瀬良とタッグを組み殺人事件を捜査することになり、
和泉は彼女の類稀な観察力を知ることになる。
二人の懸命な捜査により、事件のかたちが徐々に輪郭を帯びていくが、
待ち受けていたのは「正しい刑罰」の在り方を問う、予想外の真相だった――。

和泉と瀬良が立ち向かった最初の事件「イージー・ケース」ほか、
事件に関する証言を頑なに拒み続ける容疑者の謎を追う「ノー・リプライ」、
解決の糸口が見えない誘拐事件を描く書き下ろし中編「ホワイト・ポートレイト」を収録。
心揺さぶる結末に息を呑む、圧巻の傑作警察ミステリー!

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こぼれ落ちる欠片のために のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    購入済み

    作家生活30周年記念作品

    だそうです。

    久々の新作、しっかりと伏線回収
    回収後のモヤモヤ感も気持ちもしっかりフォロー。

    おもしろくてイッキ読み


    #エモい

    1
    2024年11月29日

    Posted by ブクログ

    むちゃくちゃ面白かった。
    とても久しぶりに読んだ本多さんの作品。
    もう文句なし。
    なぜかあまり話さなく、表情のない瀬良と和泉のコンビが良かった。
    どの話も犯人や、犯人の動機に驚きがありそれと同時になんかやるせない気持ちになった。
    宮地班いいなぁ。
    都倉さんがかっこ良すぎる。
    「ホワイト・ポートレイト

    0
    2025年01月09日

    Posted by ブクログ

    期待通り。圧巻。警察内部のルールや捜査の筋読み、一筋縄ではいかない事情聴取…頁を捲る手が止まらない。激務に折れず、被害者に心を砕く宮地班。和泉の視点で描かれる捜査一課の猛者たちは、一人ひとりがリアル。躍動感に満ちている。聞いてますよ、の気配を発する瀬良の存在もいい。人を怖がる彼女、そして和泉も訳あり

    0
    2024年12月21日

    Posted by ブクログ

    さすがの本多孝好クオリティー。意外に面白かったです。瀬良さんの造形に深みが欲しいですが、続編に期待か。ドラマになりそう。

    0
    2024年12月20日

    Posted by ブクログ

    警察ミステリー!大好き!
    「イージー・ケース」「ノー・リプライ」「ホワイト・ポートレイト」収録。

    うーん、さすがだ。面白い。
    シリーズ化するといいなあ。
    瀬良はちょっといらっとするけど・・・。

    0
    2024年12月19日

    Posted by ブクログ

    待ちに待った新刊!

    今までの作風と良い意味でなんだか違う。
    癖強い刑事たち。
    事件とまっすぐに向き合うのではなく、視点を変えて心を読む。

    瀬良がやっぱり著者らしい人間像。
    この2人の次作、強く希望&期待しています!

    0
    2024年12月16日

    Posted by ブクログ

    少し視点を変えた警察小説。
    警察官自身が自らの捜査を改めて振り返り真相らしきものに迫っていく。
    県警捜査一課の和泉が捜査の流れに流されず、こぼれ落ちる微かな違和感に拘り、瀬良との捜査を続ける。

    警察小説なのだが新人刑事和泉が新人故に、警察の捜査での"都合“に拘泥せず、事件の真実を垣間見る

    0
    2024年12月09日

    Posted by ブクログ

    一見ありふれていそうな事件を扱った連作警察ミステリ。犯人の罪にあった罰を与えるための取り調べを行う警察の役目は、「罪の最大化」。だけどそれが正しいことなのか、そして真実はいったい何なのか。人間ドラマの重厚さが胸を打つ作品です。
    「イージー・ケース」「ノー・リプライ」の二作品は、事件としては単純なもの

    0
    2024年12月08日

    Posted by ブクログ

    読みやすさとおもしろさのバランスがやっぱりどストライク。ひと捻りある真実を用意してくれているところがほんとうにすき。『missing』もそんな感じだったよなって思い出した。登場人物もよかった。特に瀬良。超絶美形設定だったけど、容姿より内側のまっさらさのほうが印象強くて、なんだかそこがよかったなあって

    0
    2024年11月17日

    Posted by ブクログ

    今回はアフターサイレンスにちょっと似てる。
    やっぱり本多さんは短編が上手い。
    物語の締め方もクールです。
    1話目を読んでこの感じを求めてた!とはしゃぎすぎて慌てて読まないように気をつけた。
    へんにドラマチックにしたり、人情話にしないのがいいっすね。
    キャラクターの関係性も良い、瀬良とあんまり仲良くな

    0
    2024年11月10日

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