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Posted by ブクログ 2016年07月15日
このシリーズに共通することだが、挿絵が味わい深くてよい。時代の雰囲気がよくわかる。
連載されているときの読者の気持ちが味わえる。もともと雑誌や新聞連載だったものは、ここで次回に続く、なんだなとか、ここから前回を受けて始まっているんだな、とわかるとテンションのかかり方が違う。一息いれるタイミングにもな...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年10月25日
山奥の温泉旅館:湖畔亭で療養する私(主人公)が自作の
カラクリ眼鏡で脱衣所を覗いていたら殺人事件を目撃してしまう。
しかし、死体はなくて・・・
警察も匙を投げた事件を回想してるような感じですが
最後の最後に謎を残す終わり方です。
たぶん、確信があると思うけど。
「一寸法師」
体は大人で異常に小さい一...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年12月06日
「湖畔亭事件」
1926(大正15)年『サンデー毎日』連載作。
これはまさしく「昭和元年のセリバテール」【*1】物語。
モテたい(に違いない)のにモテようと努めておらず女っ気のない高等遊民が、
湖畔の宿、その名も「湖畔亭」で起きた怪事件を回顧する。
決して自慢できない悪趣味のせいで、脱衣場...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
『湖畔亭事件』は、覗きの趣味を持った主人公が殺人と思われる瞬間を
目撃してしまうというところからお話が始まります。
主人公と同じ湖畔亭のお客の男性と
この湖畔亭に来る芸者の二人が
主人公の周りで繰り広げる推理や行動が、なかなか面白い。
話の始まりは、あんまり面白くなかったが
だんだん面白くなっていっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年11月07日
「湖畔亭事件」と「一寸法師」の2編から成っている。
「湖畔亭事件」は、犯人探しについては、いまいちスッキリしない終わり方だった。結局のところ、真犯人は最後まで謎。望遠鏡を使った覗き趣味がある主人公が犯行現場を偶然見てしまい、犯人探しを開始するというストーリーにはちょっと興味を惹かれたが、特に驚くべき...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年03月04日
『湖畔亭事件』
療養のために湖畔亭にやってきた「私」。昔からレンズにとりつかれ他人の行動を覗き見る事を趣味としてきた。脱衣場に仕掛けを施し様々な人々を観察していたが、ある夜女が何者かに殺害される場面を目撃する。同じく湖畔亭に宿泊する河野と現場で血痕を発見する。事件当夜から失踪した芸者・長吉。風呂炊き...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年03月23日
乱歩の作品には「気味悪さ」というものが付きまといます。
比較的その要素控えめ(それでも全くないわけではない)な
表題作ですら何か背筋にぞっとするものが
あるんですよね。
おすすめは著者らしさが前回に出てくる
「一寸法師」でしょう。次々とあらわになる
とてつもない真実というのが読者の目を惹く
意欲作...続きを読む
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