孤島の鬼

孤島の鬼

小説・文芸
330円 (税込)

1pt

私(蓑浦金之助)は会社の同僚木崎初代と熱烈な恋に陥った。彼女は捨てられた子で,先祖の系譜帳を持っていたが,先祖がどこの誰ともわからない。ある夜,初代は完全に戸締まりをした自宅で,何者かに心臓を刺されて殺された。その時,犯人は彼女の手提げ袋とチョコレートの缶とを持ち去った。恋人を奪われた私は,探偵趣味の友人,深山木幸吉に調査を依頼するが,何かをつかみかけたところで,深山木は衆人環視の中で刺し殺されてしまう……!
鮮烈な読後感を残す大乱歩の長編代表作を,初出時の竹中英太郎画伯による挿絵を付してお届けする。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ミステリー
  • 出版社
    :
    東京創元社
  • タイトル
    :
    孤島の鬼
  • タイトルID
    :
    102747
  • ページ数
    :
    400ページ
  • 電子版発売日
    :
    2011年01月31日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    71MB

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孤島の鬼 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    明智小五郎という、言ってみたら安全牌がいない作品なので面白さの奥行きがすごかった。
    また忘れた頃に読みたい作品。

    0
    2025年11月05日

    Posted by ブクログ

    大好きな江戸川乱歩!私が読んできたたくさんの江戸川乱歩に作品の中でダントツに
    良かった。読み始めた頃からは想像できない結末だった。
    流石に最後は苦しすぎたかな。特に最後の発言!江戸川乱歩にしては長めだけど読んで損はしないからお勧めです!

    0
    2024年05月02日

    Posted by ブクログ

    地獄絵だ。闇と死と獣性の生地獄だ。

    -------------------------------------------------
    これはミステリーだろうか、ホラーだろうか、冒険小説なのだろうか。どれにも当てはまるし、どれでもなく「江戸川乱歩」というジャンルなのかもしれない。
    江戸川乱歩の小説は『人間椅子』しか読んだことがなかったが、それと同様に「醜いものなのに(醜いもの故になのかもしれない)惹き込まれていく文体」を感じた。
    悪意、復讐、性愛、偏愛、など「毒」がこの小説にはある。厄介なことにこの「毒」はクセになってしまう。読書の日常の思考にじわじわと侵入してしまう。とてつもない余韻を残し、忘れられない爪痕を残す。
    諸戸道雄がこんなに魅力的なキャラクターになるとは思わなかった。最後の章のタイトルは「大団円」であったが、切なさを残す終わり方も余韻を増幅させている。
    学生時代の最後にこの本を読めて良かった。

    0
    2024年03月31日

    Posted by ブクログ

    びっくりした。とんでもない濃厚な作品。これが100年前に書かれた文章なのか?いや、100年前でないと書けないのか?回顧録のような形式で、語り手の前フリが効いているため、ワクワクしながら読み進めた。途中ショッキング(というかグロテスク?いや、実際に社会にそういった人は一定数いるのだから差別的な発言は良くないか)な描写があり、若干戸惑いつつも展開が面白くて読み勧めてしまう。BLのはしり、なんて言われているが当時は社会にどう受け入れられたのだろう。あっと思わせるトリックから幅広い多様性をテーマに取り上げつつ、最後は冒険譚という、なんとも素晴らしい小説だった。結末をハッピーエンドと捉えるのは人によるかもしれないが、私は作中で報われた人が多い作品だと思った。

    0
    2022年09月23日

    Posted by ブクログ

    【フレーズ】
    ・暗号解読、連続殺人、人工の畸形、そして志摩の孤島へ。泥の底から湧き上がるような土着的な怪異と狂気。
    【感想】
    泥臭く土着的な雰囲気がとても好み。連続殺人から奇形児の怪異、孤島の探索と怒涛の展開を見せるのが良い。
    主人公・箕浦と諸戸の複雑に入り混じる関係性は個人的に苦手だったものの、物語全体のインパクトと世界観が強烈で非常に読み応えがあった。

    0
    2026年09月26日

    Posted by ブクログ

    近代文学で読めるBLと聞いて邪な気持ちを抱きつつ気軽に読み始めたら、かなり読み応えのある作品で驚きました。『人間椅子』のようにサクッと読めるものとばかり…アセアセ。

    本編について、期待していたほどのBL展開はありませんでしたが、ミステリー小説としての面白さが半端なかったです。
    江戸川乱歩らしい不気味で怪奇なストーリーにゾクゾクしつつ、主人公らが探偵となり謎に迫っていく様子にページを捲る手が止まりませんでした。

    とは言え、やはりこの作品の魅力は蓑浦と諸戸の奇妙な関係性です。
    特に最後の一文を読んだ瞬間、ゾッと毛が逆立つような気持ち悪さを感じました。
    最悪な読後感でしたが、あまりにも諸戸が愚かで愛おしくてたまらない気持ちになり、この作品に出会えて良かったと思いました。

    0
    2026年03月16日

    Posted by ブクログ

    最初は少し読みにくいと感じたが、それは年月を考えればそうだろうと腹を括って読み進めてみた。
    すると、どんどんと内容の異質さと不思議さに飲み込まれていき、読むのが楽しくなった。残された真実に、霧が晴れていくようで、読んでよかったと思った。
    50円で買えたのはラッキー?

    0
    2026年03月15日

    Posted by ブクログ

    乱歩の長編を代表する作品
    要素が多すぎる闇鍋のような物語
    恋愛密室変態BL悲恋物語 書いてて笑える

    主人公は30歳目前だが綺麗な白髪頭
    妻は腰に大きな傷がある
    別に隠していないので聞かれれば理由を答えるのだが冗談にしか受け取られない。だから筆をとってみましたので事の始まりは…という書き出し

    ミステリーというよりこの「ごった煮」を楽しんで食べる本だと思う。何より語り手兼主人公が物語の大枠にいるにも関わらず、この本を読んだ人に強く印象を与えるだろう「諸戸(もろと)くん」
    この諸戸、端正な顔立ち、金持ち、頭良しで医者なのだが同性愛者というステータスを与えられている
    そしてその目当てが主人公なのだ
    僕はいくら古典であろうが何かのきっかけで読む人が現れればと思っている口なのでネタバレはせんが、是非諸戸くんを楽しんでほしい
    彼が真の主人公なんじゃなかろうかとすら思った

    何か、時代が1つ違えばこの物語に孤島の鬼という題目は与えられなかったのではないか
    そんな時の流れを感じましたのよ

    尚、恐らく高校の頃に読んだはずなのだが全然覚えていなかった。今度は忘れない、はず

    0
    2026年01月18日

    Posted by ブクログ

    いつ読んだか覚えてないくらいに再読。
    ほとんど覚えてなかったけど、読むうちに、思い出した。
    地下室描写が結構憂鬱。

    とにかく設定がとんでもないので、読む人を選ぶだろうけど自分は好きな話だった。

    とにかく道雄さんの一途加減に終始注目してた。
    道雄さん………、
    本当に大好きだったんだね。
    ラストがしばらく頭から離れないなあ………
    主題はそこじゃないかもしれないけど、
    ある意味悲恋モノでは?

    最後、本筋とは関係なく、呆気ない感じだったのが物哀しい。
    けど、それ含めても好き。

    0
    2026年01月16日

    Posted by ブクログ

    幽霊塔から乱歩にはまって、さらに短編集を数編読んでからこの作品に入りました。「芋虫」「陰獣」と似た雰囲気で美しい人間と異形なるものの対比を描く乱歩のおどろおどろしい構図は不気味です。真夜中に読んでると殊さらにそれが際立つ。自分だったら作中の友人とこう向き合うだろうなとかすこし反発するところもありましたが、人間社会のいろんな不条理が混ざってて読み応えがありです。

    0
    2025年11月03日

孤島の鬼 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ミステリー
  • 出版社
    :
    東京創元社
  • タイトル
    :
    孤島の鬼
  • タイトルID
    :
    102747
  • ページ数
    :
    400ページ
  • 電子版発売日
    :
    2011年01月31日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    71MB

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  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
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