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Posted by ブクログ 2024年03月31日
地獄絵だ。闇と死と獣性の生地獄だ。
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これはミステリーだろうか、ホラーだろうか、冒険小説なのだろうか。どれにも当てはまるし、どれでもなく「江戸川乱歩」というジャンルなのかもしれない。
江戸川乱歩の小説...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月27日
1.おすすめする人
→探偵小説が好き、日本文学を感じたい、
ハラハラしたい
2.内容
→怪奇に怪奇が絡みつく作品。
こんなにも不気味でおどろおどろしい内容とは。
江戸川乱歩、恐るべし。
最後の、宝物を求め洞窟に迷い込む場面は、
横溝正史の八つ墓村を彷彿とさせる。
年代的に、横溝正史が...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月23日
びっくりした。とんでもない濃厚な作品。これが100年前に書かれた文章なのか?いや、100年前でないと書けないのか?回顧録のような形式で、語り手の前フリが効いているため、ワクワクしながら読み進めた。途中ショッキング(というかグロテスク?いや、実際に社会にそういった人は一定数いるのだから差別的な発言は良...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月27日
「深夜の博覧会」を読んだら、戦前の探偵小説が読みたくなりました。35年ほど前に読んだ「孤島の鬼」を再読。やっぱり、すごい小説でした。
書かれたのは昭和4年。横書き文字が右から左に書かれていた時代です。「説小偵探奇怪」といった言った具合に。
恋人を殺された主人公の青年は復讐のために、私立探偵を雇います...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年11月24日
これが初めて読んだ乱歩です。
読んだ後、放心して、悲しくて、どうしようも無く、一週間は現実に帰って来れなかった。
同時に小説ってこんなに面白いものか…!と打ちのめされた。
五十音の組み合わせの文字が文章になっただけで、乱歩という人が書くと世界はこんなにも衝撃的に面白いものなのかと驚愕した。
読後のあ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年05月17日
正直に言って後味の悪い作品。
ただ、面白いかと問われると、素晴らしく面白く、読みやすい。
昭和初期に書かれたものとは思えないほど読みやすく、入り込みやすい作品であり、だからこそ、後味も悪く胸糞悪いという言葉がしっくりくる。
登場人物全ての人間に対して色々な意味で気分が悪くなるような、そんな気持ちに...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年12月30日
初乱歩。孤島の話になったあたりから内容がヘビーに・・。屋敷の中で繰り広げられていたことが現実の世界でもあることなのだと思ったらゾッとする。
終始諸戸さんには幸せになってほしいと思っていたんだけど無理だったか。
洞窟の中ではどうなることかと・・。
挿絵がなかなかおどろおどろしくてそれがまた物語を盛り...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年11月06日
恋人初代を殺され友人であり素人探偵である深木山とともに調査に当たる主人公。
しかし探偵深木山が殺害され、新たな協力者・諸戸道雄とともに捜査をするうちに、初代、深木山殺害の実行犯を捕らえるも殺害される。そして二人は諸戸の父の住む島へ。
島での冒険。シャム双子、かたわ者の群、支配者である丈五郎。そして...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月17日
おそるべき名作。
密室殺人と衆目殺人を扱う前半の本格推理、事件の背景に迫る中盤の怪奇小説、暗号解読と地下探検の終盤の冒険小説…。ジャンルを軽々と乗り越えて、真相が明らかになり、物語は大団円に。これが乱歩最高傑作といわれるのもうなずける。婚約者・木崎初代への愛に加えて同性愛の雰囲気が作品に重要な彩りを...続きを読む
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