浜尾四郎の作品一覧

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作品一覧

2017/11/10更新

ユーザーレビュー

  • 彼は誰を殺したか

    純粋にミステリーで勝負

    一見単純な殺人と、それに対する報復殺人が、終盤で二転三転する構成は、ミステリーとして現在でも通用する力を持っている。100年前の作品とあって言葉遣いや言い回しはやや古いがそれほどの違和感なく読みすすめることができる。この作者の他の作品のように法律家や作家としての自分自身を表に出さず、純粋にミステリー...続きを読む
  • 殺された天一坊

    全く古さを感じさせない。

    政治の目的とか 世論の動き 権力行使 と いわゆる「正義」について深く考えさせられる好短編である。江戸時代の大岡越前を題材にしているせいもあって、1世紀近く前に書かれた作品なのに全く古さを感じさせない。現代にも共通する重い課題を提示している。
  • 途上の犯人

    私小説?

    100年近くも前の作品だけあって言葉遣いや舞台にやや古さを感じるが、それもあまり気にならないほど緊迫したやり取りが続く。推理小説としての出来よりも、作中に「検事、弁護士、探偵小説家」である自分自身を登場させ、社会正義を代表すべき検事、弁護士であるものが犯罪を助長する可能性がある探偵小説なんかを書いて...続きを読む
  • 殺された天一坊
    天一坊の結末を考えるとやるせない。論理と科学に基づかない、とんちと権威による裁きは唾棄すべきものだとつくづく感じた。
  • 鉄鎖殺人事件
    なかなかおもしろかったのですが
    ネタバレにならないだろうから言っちゃうと
    ずっと怪しいと思っていたなら
    もっと早くに犯行を止めてくれ給えよ!
     ↑それを言っちゃあお終めぇよ(笑)

    でも、これ戦前の作品だもんね。
    そう考えると風俗はレトロだけど
    犯行現場の西郷像が散乱していた理由とか
    犯人が殺人にお...続きを読む

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