小説作品一覧
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3.5コロナ禍の世界でなにが起きていたのか。アトウッド、ケレット、イーユン・リー、チャールズ・ユウなど、錚々たる作家の声が国境や人種を越えて響きあう、空前絶後のアンソロジー。
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-空港に揺れる国旗はゆうゆうとデカンの風を手繰り寄せつつ インド↔日本 無意識の混沌が押し寄せてくる イメージと音による シュルレアリスムの世界 ――加藤治郎 【収録歌より】 目に見えぬものに追われて夕暮れの西ベンガルに息をひそめる 水差しの静けさだけを受け入れて僕は光とひとつになった てのひらに僕の頭は支えられ喉にふくらむ粥の甘さは 地に落ちた蜻蛉の動く小刻みに蟻には蟻の歩幅があって 来た道もゆくべき場所も失って椎弓を這うデカンの風は 【目次】 Ⅰ インド脱出、そして不確かな記憶 インド脱出 記録としての小文(1) 数か月の日本滞在 星の上澄み インド再赴任と短い滞在 コルカタ もうろうと インド再脱出と日本での強制隔離 短い日本滞在 Ⅱ カルナタカ州へ再々赴任、そしてデカンの風がやむとき デカンの風(六月) デカンの風(七月) COVID +ve アユーダ・プジャ 柿渋色の大地に 西ベンガルへの旅 1 西ベンガルへの旅 2 西ベンガルへの旅 3 駐在の終わりに 帰任準備 記録としての小文(2) Ⅲ 帰国から令和六年元旦まで 帰任して 1 帰任して 2 インドより奇妙な 1 インドより奇妙な 2 インドより奇妙な 3 父の死に 令和五年夏 アモルフな境界 御堂筋 VUCAの時代 日本を生きる 時の継ぎ目に あとがき 【著者】 須田覚 1965年 長崎市生まれ 1996年‐2000年 イタリア駐在 2018年‐2023年 インド駐在 2020年7月 第一歌集『西ベンガルの月』刊行 現在 会社役員、未来短歌会会員、つくば市在住
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5.0サッカー部エース&生徒会長の湊先輩に突然告白された中1の莉子!先輩の真剣なまなざしに押され、友達から始めることに。大の女子嫌いで有名な先輩なのに、莉子を家まで送ったり毎日一緒にお昼を食べたり……「俺のこと、絶対に好きにさせるから」と莉子にだけ甘々。いつのまにか先輩を見るとドキドキしてきて……もしかして私、恋しちゃった……⁉ 甘さ最上級の溺愛に、胸キュン度もMAX!
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-仮想と現実、脳内と世界を巡回する圧倒的な言葉の力(富岡幸一郎) きれいごとを吹き飛ばす圧倒的描写力によって日常世界がめくれあがる。見慣れたはずの外界が何かおかしい。人間の嘘がべろりと浮かび上がる。人間とは何ものか。一見そうは思えないが本書は脳と文明の虚妄(でっちあげ)をあばく恐るべき哲学小説である。 【目次】 偽物 汚涜 化け物 おみやげろ 宇宙温泉 チク 文脈 感染 異変 ホンモノの波 レナの記憶 紙世界 了解と再適応 【著者】 吉村萬壱 吉村萬壱(よしむら・まんいち) 1961年、愛媛県松山市生まれ、大阪で育つ。 京都教育大学卒業後、東京、大阪の高校、支援学校教諭を務める。 2001年「クチュクチュバーン」で第92回文學界新人賞を受賞しデビュー。 2003年「ハリガネムシ」で第129回芥川賞受賞。 近著に『流卵』『CF』など。著書多数。
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3.0【NHKドラマ化】城南大学病院は衝撃に震えた。生後三日の女児が、新生児室から連れ去られたのだ。誰が、なぜ、どうやって、産まれたばかりの児を? しかも誘拐された児は病気を持っている。救出は一刻を争う。やがて院長あてに身代金要求の電話が入るが……狡猾な犯人に翻弄され、焦慮に駆られる警察。医師たちも動揺を隠せない。だが、事件はまだほんの序の口だった。さらなる衝撃が、城南大学病院を襲ったのだ! 産科医不足問題の実態を描き、社会に大きな波紋を投げかけた『ノーフォールト』、医療改革の闇をえぐった『トライアングル』の著者が、医療最前線のさらに一歩先にある危機を描いた話題作を全面改稿。
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3.0◆『発想する会社!』『誰のためのデザイン?』『考えなしの行動?』『アイデアのつくり方』『デザイン・ドリブン・イノベーション』『レトリックと人生』『デザインスプリント』『101デザインメソッド』『ハイ・コンセプト』『クリエイティブ・マインドセット』『自分の仕事をつくる』など、「デザイン×ビジネス」に関する名著30冊を紹介するブックガイド。 ◆ストラテジックデザイン、ビジネスデザインを専門として研究・教育活動に従事しながら、ビジネスデザイナーとしての実務を行っている、ビジネス×デザインのハイブリッドバックグラウンドである著者が解説します。
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-クリエイター向けメールマガジン「日刊デジタルクリエイターズ」の人気連載「ショート・ストーリーのKUNI」を待望の電子書籍化。表題作の「午後の茶碗蒸し」他、抱腹絶倒のショートストーリー20編を収録しました。あわせて作者による4コマ漫画12点も収録。 ■CONTENTS 七番目/あいまいでいこう/いま残業してるんだ/おれはキャベツ/ドンドンチク/にせもの/パスワードを教えてくれ/バックアップしたい!/ぼくの炊飯器/愛妻家/ワライタケ/夏の願い/気持ちがわかる/技術回収します/午後の茶碗蒸し/消しゴム/扇風機とファンヒーター/反省してもらおう/夢はかなう/夜明け前
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-遺品である一枚の写真に封じられた、亡き父の造り出した世界とは…? 異色の傑作ホラー・ファンタジー 冒険作家である父・汐見翔を飛行機事故で失って1年。汐見健司は高校のクラブで映画づくりに励み、母・映子も芸能界にカムバックして、汐見家は平静を取り戻していた。だが、小学生の妹・典子は父の死を認めようとしなかった。母とのいさかいがあった日、健司は典子が父の部屋で昏睡しているのを発見した。そして、健司だけが、写真の父の隣に典子の姿を見ることができた。父を慕うあまり、典子は死んだ父の世界に入りこんでしまったのだ。妹の命を助けるため、健司は亡き父の世界へと旅立った。冒険作家・汐見翔の世界……そこは、翔の造りだした様々な異形の戦士が、死の使者“青い竜”と戦う、“薄暮の世界(デイム・ワールド)”だった! ●田中文雄(たなか・ふみお) 1941年東京生まれ。早稲田大学卒業後、東宝入社。70年代を中心にプロデューサーとして映画製作に携わる。1974年に『夏の旅人』で早川書房SF三大コンテスト佳作入選。1975年に『さすらい』で幻影城新人賞佳作入選。1986年東宝を退社して作家専業となり、ミステリー、ホラー、SFバイオレンスなどに健筆をふるう。草薙圭一郎名義では時代小説、架空戦記も発表している。
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-十四年前の夏。千葉県の湖で赤いマフラーの女性死体が発見された。犯人は被害者の元恋人。妊娠を巡って口論となり首を締めたという。死体が発見される半年前から、湖畔で恨めしそうに佇む赤いマフラー姿の女性をドライバーたちが何度も目撃していたらしい。その情報を最近になって入手したオカルト雑誌が取材に動いた。被害者の実家住所をカーナビに入力して出発したところ、到着した場所は墓地だった。そこには殺された女の墓があったのだ。そして不可解な交通事故が続発する。死亡したのは被害者の墓にナビゲートされた者ばかりだった…※巻末ページのリンク先にはジャンプ出来ませんのでご了承下さい。
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4.0生涯最後の決闘――。相手は幼き頃からの同門。敵意を向かい合わせて腕を磨いた、我が半生の片割れ。かつて一度として剣を届かせることのできなかった仇敵。どちらが真剣での決着を言い出したのか。とにかく、確かに私は斬られたのだった。だが気付けば、私は果たし合いの直前に戻っていた。斬り殺される度に、時間は巻き戻される。死ぬ度に蘇る。そしてまた斬り結ぶ。私の振るう剣が、あの男に届くまで。不可解な現象に巻き込まれた“死に戻り”の剣士が辿る、数奇な一生とは――。入間人間がおくる、異端の剣豪小説。
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3.6海兵隊きっての狙撃手レイ・クルーズが密命を帯びアフガンへ派遣された。彼の任務は駐留アメリカ軍の悩みの種であるザルジという男を始末することだった。西欧で高等教育を受けたザルジは人心の魅了者でありながら、タリバンやアルカイダの協力者という複雑な背景を持っていた。クルーズは彼の本拠地へ向かうが、途中で正体不明の傭兵チームに襲われ同行した相棒を失う。何とか単身ザルジの邸に接近し狙撃の用意にかかったものの、そこでまた不足の事態に見舞われ・・・。
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-お菓子が好き、デパートが好き、あたしはきっと人の笑顔に会いたいんだ 天未(あまみ)りさこ、27歳。お菓子大好き、職業・デパートガール。仕事大好き、だけど夢は「寿退社」。そんな彼女の選んだお相手は? 女子のいちばんの関心事、「恋」と「スイーツ」をテーマに、怒涛の勢いでストーリーが展開する、爆笑&感涙必至のエンタテインメント小説。ケーキのようにスイートで、プリンのようにキュートな、直球勝負の恋とシゴトの物語。「電子版あとがき」を収録。 ●末永直海(すえなが・なおみ) 1962年福岡県北九州市に生まれる。漫画家小林よしのりの秘書、ホステス、旅回り演歌歌手など数多くの職歴を経て、1996年デビュー作となる「薔薇の鬼ごっこ」で第三回蓮如賞優秀賞を受賞。2002年「百円シンガー極楽天使」が文化庁の主催する海外輸出小説、昭和~平成の優れた日本文学27作品に選出され、アメリカ、イギリス、ロシアで翻訳刊行される。
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-札幌のデパートでアパレル店員をする可憐さんは、少々ゴツめな、超ポジティブ女子。「ゴシャレ(ごつい+おしゃれ)」なカリスマ店員として注目を集める可憐さんの夢は、憧れの本社プレス勤務と、いつか出会う運命の人との素敵な結婚。 夢に向かって激務をこなすある日、海外赴任が決まった弟のマンションに住む事に。そこにはなぜか超絶美男子の同居人がいて――!? ミスの多い後輩バイト、エリート意識の強い新人社員、本社にノーと言えない店長等、ユニークな同僚がもたらすトラブルをはねのけ、可憐さんは夢を叶えられるのか!? 全国のがんばりすぎてる働き女子、必読! 笑えて共感。疲れた乙女に勇気をくれる、ニューヒロイン誕生。
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3.8相葉雅紀主演映画原作、早くも電子化! 書店員・光には、絵本作家になりたいな、という漠とした夢があった。恋に関しては、だいたい相手から告白されて付き合うが、「やさしいんだけど……」といわれて最終的には終わってしまうパターンが続いていた。そんな光には、「デビル・クロース」、略して「デビクロ」という謎キャラに変身して、「デビクロ通信」なるイラスト入りのメッセージを添えた手製ビラを、ポストなどに無差別に撒くという意外な一面が。そんな光に思いを寄せる実家の鉄工所で働く溶接女子の杏奈の好意に気づくことなく、ある日、光は彼女に運命の人が現れた話を嬉々としてしまうのだが――。 この冬読みたくなる、ミラクルなラブストーリー。
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5.0新作刊行&デビュー50年を記念し無料配信する、豪華内容のオリジナル電子書籍! 「恐怖の帝王」、「モダン・ホラーの巨匠」……。 大小説家の名をほしいままにしてきたスティーヴン・キングは、2024年に作家デビュー50周年を迎えます。そこでお届けするのが、本書。 ここでしか読めない完全オリジナル短編「ローリー」。新作長編小説「異能機関」たっぷり試し読みに加えて、キングの新しい魅力を解剖する、翻訳者・白石朗さんと担当編集者のディープな対談。そしてキングの小説の魅力を四つのベクトルから分析する代表作マトリックスと、盛り沢山な内容で、あなたのキング・オブ・ライフを爆上げします! *本書は、電子書籍オリジナル編集です。 *新作「異能機関(上・下)」は文藝春秋より2023年6月26日発売予定です。
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-瀬戸内海に浮かぶ小島・黒島で、不可解な死体が発見された。場所は砂礫岩の裸地帯・北峠。死体の状況は、50メートル前後上空からの墜落死と思われた。自殺なのか、他殺なのか。もしくは事故なのか。被害者は85歳になる島の老人で、航空機やヘリコプターに乗っていた痕跡はない。また周囲には一本の高木も生えていなかった。それではどうやって……? 直後、再び老婆が変死体で発見された。今度は百舌の速贄さながら、木の枝に串刺しとなっていたのだ。即日設置された捜査本部は色めき立った。そして、多くの謎を残したまま第3の犠牲者が――。人類の大罪を問う傑作幻想長編。
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-■内容紹介 ・大きな目、スマートな体。ステキなカノジョを何とかデートに誘いたい。しかしカノジョの正体は?――「恋の季節」 ・カーナビと連動させて、車の中でこだわりの鍋がつくれる「カーナベ」。石狩鍋を選択すると、自動運転に切り替わり……。――「カーナベ」 ・「死ぬとどうなるの?」ボクの質問に答えたパパは、別の世界に連れ去られ、皮膚をはがされて……。――「デビルの仕業」 ■著者紹介 目代 雄一(もくだい ゆういち) 1958年高知県生まれ。香川大学教育学部を卒業、小学校教諭になる。高知県内の小学校、養護学校に勤務しながらショートショートを執筆する。小説現代ショートショートコンテスト入選作品が『ショートショートの花束2』『ショートショートの花束3』(いずれも講談社)に収録される。
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4.2埼玉県警の元事務職員だった荒井尚人は再就職先が決まらず、アルバイトで深夜帯の警備員をする日々を送っていた。実は子供の頃からろうの家族と聴者との間で通訳を担ってきた荒井は、やむをえずその特技を活かして資格を取り、手話通訳士の仕事を始めることにする。荒井にとって手話とは、苦い思い出がつきまとうものだったのだが。そんなある日、警察時代に起きた殺人事件の被害者の息子が殺害される。かつて荒井が手話通訳をした犯人のろう者が、再び被疑者として浮かび上がってくるが……。手話通訳士・荒井尚人の活躍を描く〈デフ・ヴォイス〉シリーズ第一弾を改訂版で贈る。/解説=中江有里
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3.5食べることが大好きな女子高生・大森シズカは、ある日、学校唯一の強面ヤンキーである黒瀬アキラの趣味が料理だという秘密を知ってしまう。 翌日の昼休み。 アキラは口止め料と称して手作り弁当を持ってきて、それをシズカに食べるようにと言う。 あまりの迫力とそのお弁当の美味しさに屈し、“毎日”昼休みにお手製のお弁当を食べろというアキラの提案を、シズカは受け入れてしまう。 そうして二人の奇妙なお弁当生活が始まり、時間を共有する中でアキラとシズカは互いに打ち解け、やがて二人はお互いを意識するようなっていき……? これは“底辺JKとヤンキー男子”という決して交わるはずのない二人の、ケンカあり、レシピあり、ダイエット効果あり(?)な、青春恋愛物語。
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-自他共に認めるイケメンの稲葉大介は、女遊びを繰り返す毎日だった。学生時代に経験した大失恋の反動もあったが、自意識過剰になっていた面もあった。ある夜、大介はクルマを飛ばしていて交通事故を起こしてしまう。入院中、ひっきりなしにジャンクフードを食べ続け……気がつけば体重101キロの“デブ”になっていた。 大介は、自分のアイデンティティが、いかに容姿に依存していたかを思い知った。変化してしまった日々の生活に戸惑い、女性と会話するのが苦手になった。どんどん卑屈になっていく。もうこのまま、本当の恋愛なんて不可能なんじゃないか。だが、苦悩する大介の前に、一人の女性が現れて……。 この物語は「悲劇」なのか、それとも「喜劇」なのか。イケメン男の懊悩を描いた胸キュン恋愛小説。 ●鈴木剛介(すずき・ごうすけ) 1969年、東京都生まれ。上智大学文学部哲学科卒。外資系広告代理店、築地魚河岸、特別養護老人ホーム介護員、カナダの乗馬クラブの馬糞掃除人などを経て、専業作家に。著書に、『THE ANSWER』『自殺同盟軍』『真理男』(角川書店)、『デブになってしまった男の話』(求龍堂)、『人はなぜ生きるのか、答えよ!』(河出書房新社)、『涙の天使にさよならを』(アドレナライズ)など。
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-静岡県の片田舎に、石川豊太は呱々の声をあげた。生まれたとたん、とりあげ婆に3本の指を突きつけたという大物である。小学校は開校以来の秀才で通し、村の神童を謳われた。そして豊太も今や17才の春を迎え、あり余る野心と精力を、ひたすら牝山羊を相手の自涜で消化していた。しかし或る日、耳よりな話が転がり込んで来た。小学校の代用教員に採用が決まったのである。教員を踏台に、ゆくゆくは東京に出て行こう。豊太の野望はふくらんだ。――金と女と酒に人生を賭け、なりふり構わず世間をのし渡って行く痛快児を描く、異色の長篇小説! <上下巻>
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3.4「あなたは今日から議員です」 202×年、日本の政治システムは一変していた。 憲法は改正され、20歳以上の国民から合計1000人の「国民議員」がランダムに選出され、総理大臣は直接選挙で選ばれる。国会は解散し、「国民議会」(二院制)を新たに結成。議会は完全オンラインで行われ、議員の任期は4年、年間報酬500万円、基本再選はなし。専用のデバイスを支給され、議員としての活動は全てオープンに。さらに、国民は常にそれらを確認、監視できるようになっていた。 突然議員に選ばれた大学生の混乱、直接選挙で選ばれた新首相の苦悩、国民議員の不正を監視する機関「国民議員調査委員会」の危うさ、一気に権限が大きくなった官僚、現首相と旧政治体制に固執する都知事らの政権争い…… 有り得るかもしれない「未来」を描く実験的政治小説。堂場瞬一の新境地!
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