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町も変わる。人も変わる。
変わることは、始まることだ。
「歳をとったニュータウン。オールド・ニュータウン。
おれが育った町。離れて、戻った町。離れる前よりは根づけたような気がする」
母が亡くなったことを機に会社をやめ、父が遺した日本そば屋を継いだ鳴樹。父の時代にやっていなかった出前サービスで商機を見いだそうとした鳴樹は、幼なじみの小枝に声をかける。気持ちを新たに二人で再開した『ささはら』には、徐々に客も増えてきた。そんなある日、出前先で再会した顔見知りの和太は少しヤンチャな青年になっていた。どこか気にかかる鳴樹は、和太にある提案をしてみるのだが――。この町に暮らし、さまざまな結びつきを持つ人々が織りなす、心に染み入る人間模様。
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Posted by ブクログ
新しいことへの挑戦を後押ししてくれる物語
亡き両親が営んでいた蕎麦屋、
主人公の鳴樹は継ぐつもりはなかったが、
始めてみたら、父はやっていなかった出前を開始したり、新味の開発や蕎麦打ちまで習得しようと前向きだった。
小枝は学校と1つ目の仕事は続かなかったが、
鳴樹の誘いや提案には全て「やってみる」と挑戦しているのが印象的だった。持ち前の製菓技術で作ったプリンを私も食べてみたい。その前向きさに勇気をもらった。
和太もやんちゃな人柄で、鳴樹とのリズミカルな会話が楽しい。なんだかんだで人の意見も素直に聞き、接客も頑張っている。早く母親と一緒におそばを食べてほしいと思う。
この作者の小説は始めて読み、お客さんの登場人物が多く物語の後半で再登場したときに誰だか分からくなったが、どうやら小野寺シェアワールドと呼ばれる作者作品の共通世界を舞台が舞台で、他作品2出てくる登場人物やお店らしい。
それを知って、しっかり他作品も読んでみたいと思った。
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