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田舎暮らしを願っていたヴァランダーに、同僚のマーティンソンが物件を紹介した。購入を考えたヴァランダーだったが、なんと家の裏庭で地面から人間の手の骨が突き出しているのを見つけてしまう。地面の下には骸骨と衣服の残りが埋まっていた。ヴァランダーは過去に遡って家の持ち主を調べ始める……。著者が書店キャンペーン用に書き下ろした、『霜の降りる前に』と『苦悩する男』の間に位置する中編「手」と、マンケル本人によるシリーズの各作品、人物、地名の紹介を網羅した「ヴァランダーの世界」を併録。シリーズファンなら絶対見逃せない一冊。/【目次】手/著者あとがき/ヴァランダーの世界/1 始まりと終わり、そしてその間になにがあったか?/2 クルト・ヴァランダーの物語/3 ヴァランダー、そして彼の家族と周辺の人々/4 人物索引/5 ヴァランダーの地理的世界/6 地名索引/7 ヴァランダーの好きなもの/8 文化索引/訳者あとがき
...続きを読むPosted by ブクログ 2024年03月23日
正真正銘、最後のヴァランダー刑事シリーズ。中編の「手」はテンポも良く面白かった。作者からのヴァランダーシリーズについてのエッセイは、読んで良かった。彼がなぜヴァランダーシリーズをあのように終わらせたか少し分かった。思ったより引きずってしまっていたので、何とかケリが付けられそうだ。また時間が出来たら、...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年07月19日
「クルト・ヴァランダー」シリーズ。今作で最後。一番好きなシリーズもので思い入れも強い。今作は中編が一編とシリーズの索引、著者の解説がついている。表題作はいつもながらの地道な捜査、ヴァランダーの頑固さ、不器用さ、怒りっぽさが出ている。娘とのやりとり、同僚との捜査と特別何かがあるわけではないけれど引き込...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月28日
マンケル自身が書いた、ヴァランダーものに出てくる地名、人物索引があるというので購入。さらにヴァランダーものの作品全部の導入が書かれている。さすが作者の書く紹介文、作品の目の付け所がかかれている、うまい。プラス短編「手」がある。これがおもしろい、とてもよかった。
「手」
田舎に住みたいヴァランダー、...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月01日
ヴァランダーシリーズ、本当に最後の一冊。
収録作の『手』は、オランダブックフェアの読者プレゼント用として発表された中篇。田舎に戸建ての家を欲しいと、同僚から紹介された物件を見にきたヴァランダーが庭で発見したものは、手の骨だった。一体誰なのか?はるか遠い過去に遡る捜査が開始される。
何と言っ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年07月30日
販売促進用に書かれた中編が載っている。100%、ヴァランダーの空気満開、息遣い迄聞こえてくる。
ユッシと共に彼はもうあちらへ行ったんだなとしみじみする。
ラストでマンケルが、ヴァランダーシリーズが英国BBC放送で制作が始まることに触れている。
マンケル亡き後、寂しくって、この放送も、それぞれ何回...続きを読む
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