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天保十四年。七代目市川團十郎は、自分を捕縛し、追放した南町奉行・鳥居耀蔵への復讐に燃えていた。絶好の機会が訪れ、短刀を抜いたその瞬間、何者かの拳をくらい気絶してしまう。それが父を無実の罪で陥れられ、團十郎と同じく鳥居への復讐を誓う鶴松との出会いだった。目を覚ました團十郎は、鶴松とその仲間から、ある計画を聞く。鳥居は富くじの裏で百万両を溜め込んでいるらしく、それを根こそぎ奪おうというのだ。團十郎と鶴松たちは手を組み、その算段を立てるが……。一気読み必至の傑作時代エンタテインメント!
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Posted by ブクログ
水野忠邦による天保の改革の尻馬に乗り、苛烈な取り締まりを行った、妖怪の異名を取る鳥居耀蔵。
南町奉行に収まった彼は、富くじの裏で陰富を行い、百万両を貯め込み、ひたすら金に執着している。
彼の仕打ちにより、肉親をあるいは職場を失った者たちが、鳥居が溜め込んだ金を残らず奪おうと計画を企てる。
父を切腹に追いやられた矢部鶴松。
江戸から追放された七代目市川團十郎。
高座を潰された立川談志。
発禁処分を受け、酒に溺れて亡くなった読み本作家の娘お葉。
この4人が繰り広げる命を賭けた騙し合いに、痛快感爆発。
腕もたつし、機転が利くが、どこか抜けているところがある鶴松のキャラがいい。
「黙って耐えてた方が得なのは百も承知よ。何でもお上の言うとおりに致しますって頭を下げてりゃ、とりあえず命だけは何とかなるだろう。だがな、おれたちはそんなことに飽き飽きしてるんだ。鳥居に生かされるんじゃなく、死ぬも生きるも、てめえで決めてえんだよ」と、啖呵を切る團十郎の何と粋なことか。
巻末の参考文献が明かすように、あの時代を空気をしっかりと読み込んだ痛快エンターテイメント。
Posted by ブクログ
五十嵐貴久さんの〇〇〇〇年の□□□□シリーズ!
今回の舞台は江戸時代!?
天保の改革の煽りを喰らい江戸から追放された市川團十郎!
自分を追放に追いやった、南町奉行所の鳥居耀蔵を差し違える覚悟で襲撃しようとしていたところ浪人の鶴松に気絶させられてしまう!!!???
気がつくと團十郎は貧乏長屋に寝かせられていた!?
團十郎は自分を気絶した男から鳥居耀蔵への復讐計画を打ち明けられる!
江戸時代にもあったとされる『宝くじ』を巡って南町奉行所VS鳥居耀蔵により失脚させられた者達のマネーバトルが今始まる!!!
読み終わった後にWikipediaにて『鳥居耀蔵』を検索してしまいました!
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