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小さいときから強情でいたずらっこだった篤蔵は、福井の大庄屋の次男坊。高等小学校の時、ひょんなことから鯖江連隊の田辺軍曹からご馳走になった〈カツレツ〉の味に仰天。彼の運命が大きく変わることに――。その後、家出同然に東京へ行き、西洋料理の世界に裸一貫で飛び込んでいく。明治生まれの若者が、日露戦争以降の東京で、激動の時代と共に、力強く成長していく立身出世の物語。
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Posted by ブクログ
カタツムリをエスカルゴとダマされて、食べさせられたのは災難だったな。でも、案外おいしかったんじゃないのかな?ジャガ芋を7角形に切るとか、どんだけ難しいんだよ。
内容も面白く、少し前の時代の文学的な表現がとても勉強にもなります。この評価は杉森さん作品を読むことができたうれしさもあります。
ドラマになってたかな?いつか読みたいなあと思っていた本。想像以上に面白い!昭和の料理人の生活がよくわかる。主人公が無茶苦茶なようで、筋が通っている。ちょこっとだけ描写されるお色気?も程よいスパイス。 後半、お兄さんのこと、嫁さんも気になる。
主人公に寄りそってすらすら読める。畳間では、タイトルの通りにはなっていない。下巻が楽しみ。自分のやりたいことに、どこまでもまっすぐで、でも視野がせまいわけではなく、まわりを見ながら立ちふるまうことができるのは、生まれ持った才能だと思う。
天皇の料理番(厨子長)を務めた秋山徳蔵の伝記小説。 主人公の高森篤蔵の立身出世物語。篤蔵に肩入れして読むと、非常に男の出世欲をくすぐるようなお話。 「負けじ魂」が痛快。 篤蔵が故郷越前武生を出て、華族会館・「バンザイ軒」を経て精養軒で働くまでのお話が前編。 サクサクっと読めてすぐに後編を読みたくなっ...続きを読むた。
相手をよく観察して、一歩先を読んで先に準備をしておいて、相手の技術を真似る…… できたら素敵だなぁ、とは思うけど、篤蔵みたいにはできんよなぁ。 篤蔵にはそれができたからこそ天皇の料理番になれたんだろうけども。 料理の発展の様子、街の風俗・習慣が細かく説明されているから想像で補いながら読みやすいです...続きを読む。 吉原で振られる理由が今では考えられない理由でかわいそうだったけど、新しい概念が入ってきたときはみんなそうなるよなぁ、と思ったり。 個人的には田辺軍曹が好き! 今のところ、喧嘩しかしていない篤蔵ですが、どうやって天皇の料理番まで上り詰めるのか……後半も楽しみです。 篤蔵役は佐藤健ではないと思うんだけどなぁ(笑)
初めてドラマから小説を読みたくなった作品。 ドラマで描かれるよりも篤蔵は賢く、物事を俯瞰していると感じた。あと、僕が好きだった宇佐美さんとの掛け合いは上巻では少なく、「まごころ」の言葉も篤蔵がチラと言っただけで特段取り上げられていない。やっぱりドラマと原作は違うのだなと感じた。 内容は、篤蔵視点で...続きを読む進む料理人への成功譚で、三歩進んで二歩下がる、みたいな話であるが、義理や人情の通し方から、明治の金銭感覚や日本の西洋料理史の雑学も知れる本である。 リアルだったのが、バンザイ軒(篤蔵が東京に出て働く二軒目の店)に来た客の日露戦争の講和条約に対する議論とそれに割って入る篤蔵の話。国民的には民一丸となって掴んだ勝利だが、割譲できたのは南樺太のみで、それに対して小村寿太郎をディスる発言と、いやいや小村寿太郎も諸外国とのパワーバランスを推し量ったんだという発言。 それに対して篤蔵は兵士の兵糧の話や、ギリギリ掴んだ勝利と講和条約、ミクロとマクロの視点から話し、小村寿太郎を悪く言うことも出兵を悪く言うこともなかった。 料理人風情が何を言うかと、発言したことを咎められたが、料理人も一国民じゃいないのか?と逆に圧制し、謝らせた。 日露戦争も大きな戦争で、国民も心配と不安と、困窮の渦中にいたけど、勝利した安堵と、勝った故の傲りも抱いてしまう。 なかなか知れない戦後のリアルだったと思った。
上巻はさしずめ立志編といったところ。 若くして目指すものに必要な事柄を理解して、行動出来る事が一番の才能だったのかも。 当時の時事や風俗もふんだんに描かれていて興味深く読みました。 下巻も楽しみです。
野望はあるが、うまく動かなければ台無しになってしまう。上を気にかけながら、世を渡り出世していくことや人生の帰路に立った時の決断など学べることが多い。就活生なんかにおすすめかもしれない
TVドラマか何かで話題になっていたので、いつか読んでみたいと思っていた一冊。週末に風邪を引きこんで、ずっと布団の中にいたので、その間の暇潰しに読んでみた。 『村上信夫 私の履歴書』も面白かったが、戦前戦後あたりの西洋料理人の話というのは面白いものだ。あの時代にあって、腕一本で勝負する世界に乗り込ん...続きを読むでいく男達の気迫が感じられるからかもしれない。
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