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Posted by ブクログ
上巻に引き続き下巻もサクサク読めてしまう。
下巻は篤蔵が精養軒勤務を経て、いよいよパリへ料理修行に向かう。当時は料理修行のための留学は前代未聞。
篤蔵の情熱的な向上心がヒシヒシと伝わってくる。
留学中のエピソードはなかなか秀逸。
留学を終え、ついに宮内省出仕。厨子長に任を拝命する。普段天皇・皇族がどのような食事をするのかはまさに「雲居」のお話なのでイメージが湧かなかったが、本書「雲の上」では当時の宮内省大膳寮での仕事内容や雰囲気を鮮明に伝えてくれる。
宮内省出仕の身でありながら「トンチキ野郎」とか「オタンコナス」などべらんめぇ調な篤蔵には人間味を感じる。
八千代さん、フランソワーズ、兄・周太郎、新太郎さんとの間の人間模様はよく出来ているな、という感想。ちと無理矢理感も否めないが。
下巻でついに篤蔵の立身出世物語は完結。読後感は爽快であり、700頁があっという間であった。
Posted by ブクログ
下巻はフランスへ料理修行から宮中で働くことがメイン。当時のフランスや、日本の時代感、天皇のお料理を担当するということが、篤蔵を通して事細かに書かれている。けれども面白くないわけではなく、篤蔵のキャラクターが生き生きと描かれ、マイページ楽しい。
佐藤健主演のドラマとはかなり違う場面も多い。ドラマを見て小説を読んでいるので、ドラマの脚本というのも素晴らしいと感じた。(脚本だけでなく役者や裏方もだが)
また何よりこの本のあとがきが良かった。
天皇の料理番を簡潔に説明しつつ、情勢、筆者の書き方にも触れ、なおかつ感想も適所に記されている。あとがきの良さで☆を一つ増やしました。
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小説・文芸
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