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3.0誠実な仕事ぶりを買われ総合商社・クロスレックスの取締役に就任した紺野昭次郎は、創業百周年パーティで、日本を代表するIT企業・エッジプラニングを率いる若き実業家・高階伸一から祝福を受けた。その会場で、高階に連れられてきた岸川結花と出会う。その夜を契機に、紺野と結花は、次第に深く愛し合うようになっていく。やがて結花は銀座の老舗クラブ“ノアール”に勤め始め、瞬く間にNo.1ホステスに上り詰める。二人を見守り続ける高階も、大きく事業を拡大させていった。密かに結花を愛し、彼女を立てた独立を誓う“ノアール”の黒服の長野浩一……。順風満帆に思われた四人の人生は、だが、企業に食い込む裏社会の存在に紺野が立ち向かおうとした時、大きくうねり始めていく――。 <ストーリーに盛り込まれた様々な情報の質と量は驚異的で、ベンチャースピリットに溢れるまったく新しい経済小説だ。そのうえ、胸を打つ感動的な恋愛小説でもあった! ──藤田 晋(サイバーエージェント代表取締役社長)>
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3.7「ちょっと待ってほしいのだが」私はトムという名の猫に話しかけた。猫に喋りかけていること自体、眩暈を覚える思いだったが致し方ない。前には猫がおり、自分は身動きが取れず、しかもその猫が私に理解できる言葉を発しているのは事実なのだ。目を覚ましたら見覚えのない土地の草叢で、蔓で縛られ、身動きが取れなくなっていた。仰向けの胸には灰色の猫が座っていて、「ちょっと話を聞いてほしいんだけど」と声を出すから、驚きが頭を突き抜けた。「僕の住む国では、ばたばたといろんなことが起きた。戦争が終わったんだ」――伊坂幸太郎、十冊目の書き下ろし長編は、世界の秘密についてのおはなし。野心的傑作。/解説=松浦正人
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4.0ダンスホールで働くジーリンは、ダンス中に客の男のポケットに入っていたあるものを、偶然抜き取ってしまう。ガラスの小瓶に入れられた、干からびた人間の指。なんとか返そうと男の行方を探すが、彼女と踊った翌日に男は死亡していた。弔問客を装って男の妻からきいた話によると、その指はバトゥ・ガジャ地方病院の看護婦から手に入れた、幸運のお守りらしい。ジーリンは病院で補助スタッフとして働く、血のつながらないきょうだいのシンの手引きで、バトゥ・ガジャ地方病院に潜り込むのだが……。英国植民地のマラヤを舞台にした、東洋幻想譚。
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-28歳のアナウンサー韮崎千尋は、深夜ラジオ番組の人気パーソナリティ。番組は好調だが、変質的で執拗な愛の告白を寄せる正体不明のリスナーに付きまとわれ、恐怖さえ覚えていた。そんなある日、番組アシスタントの女性がマンションの駐車場で何者かに襲われる。もしかして千尋と誤認しての犯行か。仕事場だけでなく私生活にまでも姿を見せ始めた謎の男の影におびえ、憔悴してゆく千尋……。ジワジワと追いつめられてゆく女の極限の恐怖を描く。長篇ミステリ。 ●斎藤澪(さいとう・みお) 1944年、東京生まれ。国学院大学文学部国文科卒業。雑誌編集部、広告代理店勤務を経て作家活動に入る。1981年『この子の七つのお祝いに』で第1回横溝正史賞を受賞して小説家デビュー。『赤いランドセル』『冬かもめ心中』『花のもとにて』など著書多数。
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3.8「小説を書きたい」とつぶやくあの子に近づきたくて僕はいま“夜のこと”を書いている――。 作家のpha(ファ)が自らの恋愛遍歴をベースに小説を書き始めたのは、“あの子”と文章を見せ合うためだった。 手をつないだだけで気持ちいい女性、部屋のいたるところにカッターナイフが置いてある女性、上下に揺れながら彼氏ができたことを報告してくる女性。 これまでに出会ってきたさまざまな女性たちのことを思い浮かべながら小説を書いては送る。 “あの子”には早々に告白して振られてしまうが、それでも関係性を保とうと書き続けた。 本書は同人誌即売会・文学フリマ東京で発表され話題を呼んだ『夜のこと』(全二巻)を大幅に加筆修正し、書き下ろし作品を加えて一冊にまとめた恋愛短編集。 phaにとってこれが初の小説となる。 <本文より> 今年の終わりに僕は四十歳になる。人生で一番恋愛沙汰が多かった三十代が終わろうとしている。 歳をとるにつれて、少しずつ恋愛感情や性的衝動が減退してきているのを感じていた。ならば、記憶と性欲が薄れてしまう前に、体験したことを書き残しておきたい、と思ったのだ。 シェアハウスで真上の部屋に住んでいた女性の話。ネットで知り合っていきなりセックスをした女性の話。カッターナイフをいつも手にしていた女性の話。夫と彼氏が両方いた女性の話。 そんな話を次から次へと書いては、僕は彼女に送り続けた。恋バナが好きな彼女は、送るたびに「面白い」と言ってくれた。
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-突然現れた男性を見たとき、ローラは自分の目を疑った。なんてすてきな人なのだろう。幸せになることは遠い昔にあきらめたはずなのに、青い瞳に見つめられると胸が熱くときめいた。だがそれも、彼の名前を聞くまでだった。彼は亡くなった恋人の兄ライアンだったのだ。ローラの脳裏に、霧雨に濡れそぼつ墓地の光景がよみがえった。十代の自分が味わった悲しみ、絶望、孤独感。あのとき、ライアンは葬儀に参列していなかった。非情な人――ローラは彼への態度をがらりと変えた。★さまざまな恋を書きわけるアリー・ブレイクが、神秘的とも言えるほどに美しい恋物語をお届けします。早世したヒーローの弟が、ローラとライアンを真実の愛へと導くストーリーです。★
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5.0大勢の前で下着を破かれて昂ぶり、次々と男を受け入れる貞淑な妻。芋虫のような男の手で下腹部を執拗に揉まれ、眠りながら下着を濡らす少女…。“先生”は今日も雑誌の取材で女性を写生する。美人編集者・美雪は両腿を擦り合わせ興奮を隠すが、取材後「開いて見せてごらん」と言われると、そこは既に溢れ、「先生」と何度も叫んで達するのだ。
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3.8フランスの本屋大賞最終候補作! 父と息子の不器用な愛の物語 フランス北東部。妻亡き後、わたしは息子二人を男手一つで育ててきた。長男のフスは小さい頃は素直だったのに、反抗期を迎え地元の不良とつるむようになったが、いつかは分かり合えると思っていた。あの日、あの事件を起こすまでは――。不器用な父子の感動物語
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3.3夜間犯罪発生率日本一の歌舞伎町を抱える新宿署には、 “夜の署長”と呼ばれる伝説の刑事がいた――。 「随監」で日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞し、 同作を含むシリーズで警察小説の旗手となった著者が、 新宿署を舞台にさらに“熱い”刑事たちを描く。 多くの通行人が行きかう中、歌舞伎町の路上で女性がホスト風の男たちに拉致された。 緊急配備がかけられほどなく犯人は逮捕、女性も保護される。 実はその女性はホストにはまり、それが夫にばれて家出をし、 さらに店にツケをためていたためホストに追い込みをかけられていたのだ。 事件の構図は単純なものと思われたが、 “夜の署長”の異名を持つ刑事課強行犯第五係統括係長の下妻警部補はなぜか、 3か月前に起きた歌舞伎町のラブホテルでのデリヘル嬢殺人事件の現場と資料をあたっていた。 東大法学部卒でキャリアの新米警部補・野上は、 拉致未遂事件を早々に終わらせようとする上層部に反し、 下妻とともに3ヶ月前の事件との関連を洗いなおす。 するとデリヘル嬢殺しと拉致未遂事件に思わぬ接点が……(「未練」)。 ほか4編収録。 警視庁捜査一課の刑事だった下妻が、なぜ忘れ去られたように異動することなく新宿署に居続けるのか。 彼の過去には何があったのか。 新米刑事の野上は、いくつかの事件を通じ、下妻の凄みを知ることになる――。 解説・村上貴史
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4.0富裕層や芸能人が夜な夜な集う、西麻布の会 員制バー〈X〉。そこで働く紬季は、謎の人 脈をもつ港区女子・亜里砂、陰のある俳優・ 鏑木らと出会い、セレブたちの夜の世界に引 き摺り込まれていく。「セックスを見せあう のは、信頼関係を築くのに実に有効な手段な んだよ」。色と欲にまみれた上流階級の獣た ち。今夜も酒池肉林の狂宴が幕を開ける――。
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4.4潜水艦は永遠の夜を航行する。 イマジネーションの極まる、“その先”へ―― 迷宮のようなプロットと東洋の美学が織りなす、 中国文学の新星による至高の作品集 「彼の作品に登場する人物の多くは、千変万化する世間のありようについて ゆくことができず、自分の空想世界にひきこもることによって精神のバラン スを保つ。彼らは、激動の変化を遂げ続ける中国社会の片隅に、ひっそり と、だが確実に存在する人々の姿を映しているに違いない。同時にそれは、 この本を読む私たちの姿にもどこか似ているように思われる。」(訳者解説 より) 「一九六六年のある寒い夜、ボルヘスは汽船の甲板に立ち、海に向けて一枚 の硬貨を抛った。」と始まる表題作「夜の潜水艦」は、少年の空想世界が現 実との境界線を失っていくという奇譚。「竹峰寺 鍵と碑の物語」で主人公 の青年は、失われた実家の鍵はUSBメモリーで、家は完全な状態でメモリ の中に保存されていると考える。……8つの中短編は、ひとつひとつ全く異 なる世界を細やかに描きながら、大胆なイマジネーションで独自の文学世界 を構築していく。中国の若者に大きな共感を呼んだ、新たな中国文学の潮流 となり得る気鋭の作家、記念すべき初邦訳作品。 CONTENTS 夜の潜水艦 005 竹峰寺 鍵と碑の物語 031 彩筆伝承 079 裁雲記 103 杜氏(とうじ) 123 李茵(リ・イン)の湖 137 尺波(せきは) 163 音楽家 181 解説 254
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-夜の専務、といわれる彼の仕事は世の裏面に直結することが多い。たとえば愛人譲渡式の立会人。大臣の羽沢が愛人の貝塚ラクを財界人の九段に譲渡した。羽沢が九段に向って、「今夜より貝塚ラクとは縁を切り、貴殿に進呈します。よろしくな」というそのかたわらに、彼は重々しく正座しているわけである。こうして貝塚ラクは九段の所有物となったが、どうしたわけか、九段は1週間ののちにポックリと死んでしまう。いわゆる腹上死とよばれる死に方であった――。表題作他6編を収録した短編集。
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-藤江三郎はしがない私立探偵だ。ある日彼の許に仕事を依頼してきたのは可憐な女子高生。彼女の姉が突如失踪したというのだ。だが相手は未成年。金にならない仕事だった。一度は断わった藤江だが、直後、公安関係者と名乗る男からの依頼を妨害する電話と、尾行の影が……。事件の裏に何か隠されている。藤江は調査を開始するが、それが悲惨な事件の幕開けだった。長篇ハードボイルド小説。 ●広山義慶(ひろやま・よしのり) 1935年大阪生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。児童文学、翻訳、TVドラマの脚本家を経て、1983年『夏回帰線』でデビュー。『女喰い』シリーズ(祥伝社)、『無法戦士・雷神』シリーズ(光文社)などハード・バイオレンスを中心に著書多数。
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-“闇の刺客”と異名をとり大手ゼネコン総務課のやり手として恐れられた三崎一郎は、バブル崩壊のあおりをうけてリストラ対象となって退社する。屈辱の日々を送る彼のもとへ、大手鉄鋼会社の機密書類を盗み出してほしいという依頼が持ち込まれた。三崎は二千万円の報酬につられ、裏世界の人脈を駆使して仕事を成功させる。一匹狼のコンサルタントとなり、政財界のスキャンダルを多額の金に換えていく三崎の次の標的は……。連作短篇サスペンス。 ●広山義慶(ひろやま・よしのり) 1935年大阪生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。児童文学、翻訳、TVドラマの脚本家を経て、1983年『夏回帰線』でデビュー。『女喰い』シリーズ(祥伝社)、『無法戦士・雷神』シリーズ(光文社)などハード・バイオレンスを中心に著書多数。
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3.8〔二〇二〇年パリ警視庁賞受賞作〕パリ市内で全裸の女性の惨殺死体が発見された。犯罪調査部の新任課長ヴァルミ警視は、その死体を見て愕然とする。彼の元情報提供者のエスコートガールだったからだ。だが、犯人の手がかりは何ひとつなく、捜査は難航するが……パリ警視庁の現役警察官が描いた迫真の警察小説!
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3.5慣れない山道に迷い無人駅での一泊を余儀なくされた大学生の佐倉と高瀬。だが深夜、高瀬は一軒の理髪店に明かりがともっていることに気がつく。好奇心に駆られた高瀬が、佐倉の制止も聞かず店の扉を開けると……。第4回ミステリーズ!新人賞受賞作「夜の床屋」をはじめ、子供たちを引率して廃工場を探索する佐倉が巻き込まれる、ある夏の日の陰謀劇「ドッペルゲンガーを捜しにいこう」など全7編。奇妙な事件に予想外の結末が待ち受ける、新鋭による不可思議でチャーミングな連作ミステリ。(単行本版タイトル『インディアン・サマー騒動記』改題・文庫化したものを電子書籍化しました)
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 FM東海から放送されたラジオ番組「夜の随想」(毎週土曜日の夜 放送)で読まれた52篇の詩をまとめた詩集である。 【目次】 夜の扉 山村 花嫁の越えた峠 港 壷 泉の底 心の祭典 夕暮の丘 緑の雨 曇り日の海 時計 公園の夏 夕焼 翼ある勇者 天の白鳥 庭 山麓の牧場 広野の駅 前進する森 風の日の海 筆筒 山の湖 青い夜 木の実 秋祭 教会 雑木林 草原 窓の灯 島 結婚式 野宿 屋根 絵葉書 雨の窓辺 落葉 家畜 鈴を振る 音楽の終り 日記 子供の昼と夜 雪の降る晩 街 雲と砂浜 人形 月光 都会の風 夢 展覧会の絵 古い机 春の抑揚 驢馬 後記 串田 孫一 1915~2005年。詩人、哲学者、随筆家。東京帝国大学文学部哲学科卒。上智大学、東京外国語大学で教鞭を執る。著作は、詩集のみならず、人生論、哲学書、画集、小説、翻訳など多岐にわたっている。創文社の山岳雑誌『アルプ』の責任編集者も務めた。 著作には、『漂泊』『音楽帖 詩集』『南京玉の指輪『光と翳の領域 随想集』『文房具』『自然の断章』などがあり、100冊をゆうに超える。主著は、詩集『羊飼の時計』、随筆集『山のパンセ』など。
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4.7四天王プロレス――全日本プロレスの三沢光晴、川田利明、小橋健太、田上明。90年代、最大年7回の武道館を満員にし、全国津々浦々の会場のファンを熱狂させた闘い。激しい打撃、急角度の投げ技、エプロンでの危険な攻防……何度もマットの上に倒れ、何度も立ち上がる。そして続くカウント2・9の攻防。命がけの闘いを見つめ続けた元週刊プロレス全日本担当記者が当事者たちへの取材で解き明かす、四天王プロレスの真実。
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4.1モリーは14歳、思いのままに物語を紡ぐことのできる天性の語り手だ。弟のキップとふたり、故郷のアイルランドから海を渡って命からがらイングランドに辿り着いた。大変な苦労の末にようやく雇ってくれるところをみつけたものの、そこで彼らを待っていたのは、巨木に取り込まれたかのような奇妙な屋敷と、青白い顔をした主人一家、そして夜中に屋敷を歩き回る不気味な男……夜の庭師だった。だが、それだけではなく、この屋敷には恐ろしい秘密が隠されていたのだ。カナダ図書館協会児童図書賞受賞。ディズニー映画化決定の傑作ゴーストストーリー。
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-シベリア抑留から生還した、頑固一徹の元・師団長がたどる、変わってしまった日本の世相。清純な長女といわゆるアプレゲールの次女が、社長の息子で漁色家に翻弄され、ついには騒動に巻き込まれるが、その先に幸せをつかんでいく……。
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-秘密を抱えながらも、自分を抑えられない彼女の前に現れた人物は…… マギー・アワード賞受賞、 ダフネ・デュ・モーリア賞ノミネート作家の新作! トリーナは母を亡くし、優しくしてくれたクラブのオーナーと同棲するが、ある日口論となり、偶然手にしていたガラスの破片で彼を刺してしまう。6年後――。サマンサという別名を名乗り、名門料理学校を出て小さな海辺の町でカフェをオープンした彼女は、老舗リゾートホテルの経営者マークと恋に落ちた。過去があるから、もう二度と男性に関わるべきではないのに……。秘密を抱えながらも自分を抑えられない彼女の前に、思いがけない人物が現れ……。 原題:Before the Storm
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-セクシー、ワイルドで、狂おしいほどの情熱がどんどんヒートアップする作品!/Dreamy Reads(書評サイト) 初めて知るこの愛に身も心もすべて捧げたい―― 妻の殺害をテレビ電話で目撃したペン。 やはり心に闇を抱えたコーラと出会い…… 遠く離れた場所から妻とテレビ電話で話している最中、電話の向こうで妻を殺害されたペン。以来4年、心に闇を抱えて生きてきた。コーラもかつて目の前で夫を殺され、その過去を忘れることができずにいた。ふとしたことで知り合い、一つ屋根の下で暮らすことになった二人。急速に惹かれあい、互いの心の傷を埋めあわせるように時間を重ねながらも、なかなか愛を打ち明けあうことができない。そんな折、また新たな事件が起こり、巻き込まれていくが……。真実の愛とは何かを問う、全米騒然の衝撃作! 原題:The Truth About Lies
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-婚約者に裏切られ、国際見本市アフリカ隊の一行に加わってモロッコにやって来た、羽仁生節子。眠れぬ夜、睡眠薬を飲んで床に着こうとしていた節子を、隊員のひとり、一の瀬が訪れた。翌朝、同じベッドに横たわる男の醜悪な体を発見して、節子は絶望する。スキャンダルは広がった。砂漠の古都・フェズで節子に求愛した若い大使館員・北沢も、噂を知ると冷たくなった。傷ついた節子の行手に待つものは……。異国の空の下、孤独な男女に忍びよる危険と誘惑、行きずりの愛、歪んだセックスを描いて、現代人の心の傷をユニークなタッチで抉る異色作。
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-「もうぐっしょり濡れてる」 「指と舌でイカせてほしいのか」 二人は私の好みを知り尽くしてる。 今宵、メレディスはホルターネックのドレスに身を包み、 ルームメイトのジョシュとウィルを両脇に伴って、 大富豪ロバート・クリーヴドンの屋敷で催されるパーティに赴いた。 ロバートは、メレディスと同伴の男たちを思惑ありげに見やりながら、 「屋敷のなかを好きに見てまわるといい。特に主寝室は見ものだよ」と言った。 主寝室のドアを閉めると、メレディスは海に面したガラス窓に手をつき、息をのんだ。 ジョシュが後ろから彼女の胸を包み込むと、首筋に唇を這わせる。 ウィルは前方に屈み、スカートの中から秘所を探る。「もう、こんなに……」 そのとき後ろでドアが開く音がして、ロバートが入ってきた。 グラスを片手に、ゆったりとした動作で壁際の椅子に腰かけると、彼は 「続けてくれ」と言った。ズボンの前を開き、長く突き出たものを解放しながら。
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-男が4人と女が1人。 体のいたるところに手が伸びてきた――。 彼の命令で。 「……いかせ……て……」 その夜、ミリは、行きずりの男に禁断の愛の調教を施される。椅子に拘束され、脚を広げさせられると、その男はミリの秘部に優しく触れてきたのだ。 花びらの奥に舌を差し入れてきて、身をよじらせるミリをいままで知らなかった、悦楽の甘い官能世界へ誘ってくれた……ああ、淫靡にこすってもらえばもらうほど、もっとこすって欲しくなるの―― それなのに、どんなに懇願しても許してくれず、徹底的に我慢させられて、ミリはえんえん苦しみ続けることになる。やがて彼を欲し、愛おしいとさえ思い、自ら口淫するようになるまで……。 でも、その一夜の情事のあと、ミリの心は完全に崩壊した。 もうミリは彼なくしては夜も日もあけないのに、ジャックという名前以外、知らないのだ。結婚しているのか、都会にいるのか、田舎の片隅にいるのかも。すべてが欲しくて、世界の果てまで追いかけたいのに、何もわからない。 他の男を誘うこともできずに、ミリはしかたなく部屋に閉じこもった。 そして、濡れた花園にゆっくりと自分の指を、玩具を差し入れて、彼に貫かれる夢を見るようになるけれど……。
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3.8国内ミステリー1位作品!(bookaholic認定2016年度) 異色のコミュニティ・ヒーロー「シド巡査」誕生! 「警察官だって怖いものは怖いんだよクソったれ」 すべてはみずから体験した記録だ。“シド巡査の事件簿”と銘打ってもらってもかまわない。 これはある交番警官の偽らざる所感記録である。だがそれだけじゃなく……。 世界が逆転する麻薬的な味わいのサイコ・サスペンス・ミステリ。 「この世界が住みやすくなるように戦う人たちのことを“ヒーロー”と呼ぶんです」 職務質問と巡回連絡が三度の飯より大好きで、管轄内で知らないことがあるのが許せない、良く言えば「街の生き字引」、率直に言えば「全住民へのストーカー」。 西東京のいくつかの主要都市に挟まれたエアポケットのような地「山王子」のある交番で住民を見守るシド巡査のもとには、奇妙な事件が呼び寄せられる。 魔のバトンが渡されたかのように連鎖する通り魔事件、過剰すぎる世帯数が入居したロッジ、十数年にわたって未解決のご当地シリアルキラー。 普通の人々が暮らすこの街の片隅には、怪物の巣食う奈落がひそかに口を開けている。 長年にわたる報復の連鎖、悪意のスパイラルを追い続けた果てに、シド巡査がたどりつくのは――。
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4.3【第1位『週刊文春』2001年傑作ミステリーベスト10/海外部門】新任部長刑事ギルモアが配属されたのは、しけた町だった。まあ、ここは眼も眩む高みに昇りつめるための梯子の一段目にすぎない。こき使われる心配がなさそうなのも幸いだった。だが、いざ出勤してみれば、猛威を振るう流感に、署は壊滅状態。折悪しく、町には中傷の手紙がばらまかれ、老女ばかりを狙う切り裂き犯が暗躍を開始する。なんたる不運。そのうえ、だらしない風体に、悪夢のような下ねたジョークを連発する男、フロスト警部と組む羽目になろうとは……。さすがの名物警部も、今回ばかりは青息吐息。爆走する英国警察小説、大好評第3弾!/解説=霞流一
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-発端はあなたが理解できない言語をつかいはじめたこと。 そうして鳥のように窓からいなくなって、 羽は濡れるものではない、と、 叫びながら途方に暮れた。 22歳で現代詩手帖賞を受賞し、第10回中原中也賞、歴程新鋭賞などを受賞した気鋭の詩人、三角みづ紀による初の電子詩集。全篇書き下ろしである30の詩から描き出される、あなたがいなくなった一夜の詩という物語は、奇妙であり、劇的であり、わたしたちのありふれた物語--。 ■CONTENTS 1、眠りの手前/2、乱立する会話/3、片道切符/4、ふりかえる/5、こわいはなし/6、わらう種/7、水面/8、正しい音楽/9、しあわせだった/10、めかくし/11、最上の椅子/12、帰路/13、西と東/14、泣いた/15、日食/16、ながい嵐/17、沈黙/18、その、夢/19、呪文/20、眠りの最中/21、羊水/22、めまい/23、ドアは木製だった/24、かがみあわせ/25、白い指/26、砂地/27、鳴った/28、並ぶ/29、眠りの最後/30、溶けるように
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4.11巻1,100円 (税込)神父は、その谷にただ一人で住んでいた。若者たちを皮切りに、古くからの住人たちは次々と谷を出ていき、村はすっかり寂れてしまった。今や住民と呼べるのは彼だけなのだ。それでも神父は、毎朝鐘を鳴らし、教会を守っている。そこへ…過疎の村で起こった奇妙な事件を描く「静かに鐘の鳴る谷」をはじめ、極北の荒野で、夜中の港町で、異郷の小さな町で、次々起こる20の事件。
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-2人は会話で映画をつくる。夜の中で夜の映画を 男女がいる。季節は秋。もう真夜中だ。 しかし、女性にはこれから仕事がある。 毎週の決まった仕事だが、行きたくない、このまま帰りたい、 そう思う日だってあるだろう。今日がまさにそうだ。 「このまま帰って2人で映画を観たい」。 その思いはしばらくは叶わないから、女が主演を演じる映画を 2人で想像してみる。クルマで目的地に着くまでの時間、 その映画ならざる映画、言葉で建てられた映画が上映される。 さて、それはいったいどんな映画だろうか。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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3.8異国から来た少女は、眠りの世界で魔女修行をする。「夜の都」を望む異界を訪れて。 魔女の「クダン」から教わるのは、妖精の鱗粉を触媒とした、月の姫から授かりし魔術。 亡者どもを追い払う任務を、世界を守る役目を、図らずも背負わされた少女の運命は。 圧倒的な想像力が世界を創造する、あまりにも美しく苛烈な、ヒストリカル・ネオファンタジー×魔法少女物語。 === 1920年代前半(大正時代)、父と義母とともに、『ガリヴァー旅行記』に登場する東洋の島国を訪れた14歳の少女・ライラ。 7日間を保養地のホテルで過ごすことになったライラだが、古い祠として祀られていた岩井戸で、底から湧き出た星のような小さな光の粉が眼に入ってしまう。 部屋に帰り猛烈な睡魔に襲われた彼女がベッドに倒れ込むと、なぜかそのまま真っ暗闇の空間を落下し、気が付くと見知らぬ場所にいた。 月のように巨大なシャンデリア、大理石の環状列柱が支える絢爛の大広間。 夢だと思ったライラが不思議な空間をさまようと、何処かで電話機のベルが鳴っている。 応答したライラに語り掛けてきた相手は、「月の姫より直々に眠りの魔術を授かりし禍の魔女」で「クダン」と自らを呼ぶようにと言った。 クダンはここが「星の界の異界」であり、空の彼方に屹立する摩天楼群を「夜の都」だと語るのだが……。 日本ホラー小説大賞出身作家、待望の第2作。 === 装画=朱華 「眠る島」 2021
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-正義の反対語はもう一つの正義である。 生と死、医療と介護をめぐって確信犯たちが織りなすシリアス・エンターテインメント! 【内容】 予科練出身の老人・五十嵐忠至は、幽閉された同期を救う旅に出ようとするが、仲間と合流するには、足の弱った自分を特殊な方法で運んでもらうしかなかった。 終戦~バブル期~失われた20年。3つの時間軸を疾走する憂国の志士たち! 【目次】 一 小さな事件 二 ありふれた仕事 三 薬の名前 四 懐かしい顔 五 尊厳の意味 六 下士官の誇り 七 誠心誠意 八 総員起こし 九 戦場の夢 十 番長班前へ 十一 撤退戦の戦術 【著者】 野守水也(のもり・みずや) 本名:東田勉。1952年鹿児島県生れ。國學院大學文学部国語学科卒業。コピーライターとして制作会社数社に勤務後フリーライターとなる。医療・福祉・介護分野の取材や執筆多数。 著書に『認知症の「真実」』『親の介護をする前に読む本』(以上、講談社現代新書)、『「認知症」9人の名医』(ブックマン社)、『やさしすぎるあなたがくたびれないための介護ハンドブック』(大和書房)などがある。
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4.52014年RITA賞受賞作家! 元宝石泥棒のエンジェルは恩人のため、難攻不落と言われるフェントン・フュルスト型金庫収蔵のダイヤを盗むことに。けれど用心棒のコールに見破られてしまい…… このヒーローはホット、ホット、ホット! そして頭がよくて、不器用でもあり……/Amazonレビュー 5年前まで、凄腕の宝石泥棒だったエンジェル。今は堅実な人生を歩んでいるが、第二の母と慕う幼馴染のおばが誘拐され、身代金として犯罪王ボーゴラが所有するダイヤモンドを要求された。難攻不落と言われるフェントン・フュルスト型金庫に保管されたダイヤを盗むため、エンジェルは一夜限りの復帰を果たすが、わずかに残してしまった手がかりのせいで用心棒のコールに見破られる。実は彼もある目的のために潜り込んだスパイで、捕まりたくなければ今度はもっと奥にある金庫を破るよう命じられ……。 原題:Against the Dark
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3.3
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-香料技術家の夫・毛利直保が、銀座街頭に連れだっていた若く背の高い女は誰だろう……。平穏な日常生活に退屈した28歳の人妻・由美子の心にしのびよる愛の渇き。そして、濃い眉と逞しい胸をした建築家の小泉青年とともに、バア・トレントで乾したジン・フィズの味が、ひとつの危機の重みとなって冷たくのしかかる。傷ついた美しい獣のような由美子が、死を賭してまで捉えようとしたものは何であったのか……。人妻の不倫に内側から照明をあて、大胆な筆致と濃密なムードに浮彫した野心的長編。永遠にかなしく美しい〈女のかたち〉がここにある。
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3.0★婚姻無効は認めぬぞ。婚礼の翌朝、証拠を確認するからな!★父亡きあと領地アノシーを女手ひとつで守ってきたメリサンド。そして、仲違いしていた父の訃報を聞き、荒れ果てたサイェルヌの地に戻ってきたクイン。どちらも正式な領主となるには、地域を統轄支配する大領主に認められなければならない。その大領主に呼びつけられたふたりは、ある命令を下された。今夜すぐにも、婚礼の儀式を執り行うこと---契りを結び、名実ともに夫婦になることを強制されたのだ。従わなければ、ふたりの領地はただちに没収される。メリサンドはクインの素姓を知って青ざめた。近隣で名を馳せた極悪非道のジェローム・ド・サイェルヌの息子。クインは残忍なあの男の血を引いている。彼女はクインに宣言した。決して指一本触れさせない、と。とはいえ、クインは女性なら誰しも惹かれる容姿の持ち主で、愛の手管にも長けている。しかも、ふたりで過ごす夜は長く、危険に満ちていた。
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4.0父亡きあと領地アノシーを女手ひとつで守ってきたメリサンド。父親の訃報を聞き、サイェルヌの地に戻ってきたクイン。どちらも正式な領主となるには、地域を統轄支配する大領主に認められなければならない。その大領主に呼びつけられたふたりは、ある命令を下された。今夜すぐにも、婚礼の儀式を執り行うこと。夫婦の契りを結ばなければ、領地は没収となる。だが、クインが近隣でも有名な極悪非道の領主の息子と知り、メリサンドは決意した。彼には指一本触れさせない、と。 *本書は、初版ハーレクイン・ヒストリカルから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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3.8作家の横田卓郎は妻を亡くし、娘の千秋と二人で暮らしていた。妻の死後、千秋は奇妙な絵を描くようになる……。人ではない異形のものを。ある日をきっかけに「青い顔の女」ばかりを描くようになった千秋は、その絵を「ママ」と呼び、絵を描くことに執着する。そしてもうひとつ執着すること。それは、夜の散歩だった。第1回『幽』怪談文学賞大賞受賞作。解説は京極夏彦氏。
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3.7執筆期間15年のミステリ・ロマン大作『鈍色幻視行』の核となる小説、完全単行本化。 「本格的にメタフィクションをやってみたい」という著者渾身の挑戦がここに結実…! 遊廓「墜月荘」で暮らす「私」には、三人の母がいる。孔雀の声を真似し、日がな鳥籠を眺める産みの母・和江。身の回りのことを教えてくれる育ての母・莢子。表情に乏しく、置き物のように帳場に立つ名義上の母・文子。ある時、「私」は館に出入りする男たちの宴会に迷い込む。着流しの笹野、背広を着た子爵、軍服の久我原。なぜか彼らに近しさを感じる「私」。だがそれは、夥しい血が流れる惨劇の始まりで……。 謎多き作家「飯合梓」によって執筆された、幻の一冊。 『鈍色幻視行』の登場人物たちの心を捉えて離さない、美しくも惨烈な幻想譚。※電子版はリバーシブル・カバー仕様ではありません。
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-図書館司書のアメリアは夜間にウエイトレスの仕事を始めた。品行方正な彼女がめがねを外し、きわどい服を着るのは、退屈な人生を変えるためにどうしても資金が必要だから。このことが知れたら、町中が大騒ぎになるだろう。そんなある晩、予想もしなかった客が来店する。アメリアが長年片想いをしているタイラー・サヴィジだ。町の住人に見られた衝撃も相当だが、彼の注文にはさらに驚いた。彼はこの美しいウエイトレスがお堅い司書とは気づかずに、陶酔のまなざしで、「俺が欲しいのはきみだよ」と言ったのだ。 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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4.5★片思いの彼が夢中なのは、眼鏡の奥に隠れた別人の私。★図書館司書のアメリアは夜間にウエイトレスの仕事を始めた。眼鏡を外し、きわどい服を着るのは本意ではないが、退屈な人生を変えるためにどうしても車を買う資金が必要だった。厳しく育てられた彼女が夜の副業を持っていることが知れたら、同居する大おばはおろか、町中が上を下への大騒ぎになるだろう。ある晩、予想もしなかった客が来店する。アメリアが長年片思いを続けるタイラー・サヴィジだ。町の住人に見られた衝撃も相当だが、彼の注文にはさらに驚いた。彼はこの美人ウエイトレスがお堅い司書とは気づかずに、陶酔しきった瞳で「俺がほしいのはきみだ!」と叫んだのだ。
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-図書館司書のアメリアは夜間にウエイトレスの仕事を始めた。めがねを外し、きわどい服を着るのは本意ではないが、退屈な人生を変えるためにどうしても車を買う資金が必要だった。厳しく育てられた彼女が夜の副業を持っていることが知れたら、同居する大伯母はおろか、町中が上を下への大騒ぎになるだろう。ある晩、予想もしなかった客が来店する。アメリアが長年片想いをしているタイラー・サヴィジだ。街の住人に見られた衝撃も相当だが、彼の注文にはさらに驚いた。彼はこの美しいウエイトレスがお堅い司書とは気づかずに、陶酔のまなざしで、「俺が欲しいのはきみだよ」と言ったのだ。 ■MIRA文庫で絶大な人気を誇るシャロン・サラが、2004年にシルエット・ディザイアから発表した本作は“華麗に変身”がテーマ。国や文化が違っても、ギャップ萌えは共通? 稀代のストーリーテラーが贈るキュートなロマンスです。 *本書は、ハーレクイン・ディザイアから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-成り行きに身を任せ、終わらせたくないから夜はまだ終わらない タフな仕事を終え、明日は何の予定もない。 そんな最もリラックスできる時間に、女は1人、夜の街に出る。 お気に入りの店で1人飲んでいると、 微妙といえば微妙な関係の男が入ってきて そのまま2人は自動車で高速道路を長い距離、走る成り行きになる。 何一つ不自然なことはないが、しかし同時に どこかでタガの外れてしまったような夜が続く。 男の態度も終始紳士的でありながら、いくらか謎めいてもいる。 こんな夜は、なぜだろう、眠る気になれないのだ。 女は再び1人になってからも、まだこの夜を続ける気でいる。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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4.8
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-スイスの診療所に入院していたアメリカの富豪の娘ニコルは、若いアメリカ人の医師ディックを恋し、やがて二人は結婚する。だが、ニコルには暗い過去があり、精神を病んでいた。ディックも夫と付添医師という二重の役目を負わされる。二人の子にも恵まれた平穏の暮らしのなかへ、ハリウッドの新進スター、18歳のローズマリーがあらわれ、ディックはその誘惑に抗しきれなくなる。深酒にふける彼のモラルの崩壊はこのときから始まる。だが、夫の愛情が冷めてゆくにつれて、ニコルは精神の健康をとり戻し、以前から秘かに彼女への思慕をつづけてきたトミー・バーバンへ走る。…「ジャズ時代」の申し子であった作者の野心作であり、すぐれたドキュメンタリーな作品ともいえる。
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