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その『ざまぁ』請け負います 不遇ヒロインを救う陰の退職代行
無愛想ながら料理の腕は一級品なマスターと、美少女メイドが営む酒場”灰色の止まり木”平素は何の変哲もない酒場だが不遇に苛まれるヒロインが訪れると――。ざまぁを請け負う陰の退職代行の姿が明らかになり……。 -
殿さま狸
いま読むべき歴史小説作家、規格外の面白さ! 天下一の奇策! 豊臣軍を、徳川軍を化かせ―― 阿波の狸と称された蜂須賀家政が御家存続のため関ヶ原に挑む! 豊臣秀吉の親衛隊・黄母衣衆の蜂須賀家政は、齢二十八にして阿波国十七万五千石を任された。 なぜ父ではなく己に。父・小六は秀吉の腹心であり、木曾川の川並衆頭領でもある名将だった。武家にはない川並衆の自由な発想で国を育てる家政。ところが関ヶ原の合戦で御家存続の窮地に── “阿波の狸”と称された若き大名が、東西両軍を化かす天下一の奇策を放つ痛快歴史小説! 【文庫判特別書下ろし「雀は百まで」収録】 -
血園のジヤ
3年間外出禁止の特殊な学園で、ナズナたちは無事卒業することができるのか――!? 「血海のノア」の続編開幕! ★単行本カバー下画像収録★ 電子限定のイラスト1ページが収録されています! -
ヴンダーカンマー
舞台は閉鎖的な地方都市の高校。 その旧校舎本館で一年生の女子生徒が惨殺された。 それは16年前に同じ町で起きたもう一つの猟奇殺人事件に酷似していた。 殺害現場に居合わせたのは被害者と同じサークルの生徒と教師計5人。 誰が「彼女」と「彼女」を殺したのか......? 得体のしれない恐怖が迫る、サスペンス&スリラー、開幕! ★単行本カバー下画像収録★ -
拈華を待っていた 【電子限定特典付き】
僧侶である唯真は、捜査中に殉職した刑事の幼馴染・羣司を喪って以来、涙を流せなくなっていた。 行き場のない怒りと、最期まで告げることのなかった羣司への想いを抱えて生きる唯真には、煩わしく思う存在がいる。 羣司の月命日になると必ず墓を訪れる後輩刑事・田鍋。 自身の抱える深い喪失感を実感するたびに明るく前向きな田鍋の性格が、忌まわしくて仕方がない。 羣司に可愛がられていた田鍋への苛立ちは、思いもよらぬ言葉に変わり…? 「あの人の代わりに私を慰めてくれますか?」 吾瀬わぎもこが描く情念と救済の物語。 【収録作品】 拈華を待っていた1~6 描き下ろし ★単行本カバー下画像収録★ 電子限定で描き下ろしの漫画4ページが収録されています。 -
桃井ナースがお邪魔します
****** 訪問看護師が差し出す手は、こんなにも温かくて頼もしい。 ――前川ほまれ(小説家・看護師) ****** 桃井の明るさと不思議な力が利用者の心と謎を解きほぐす! 人気シリーズ「ナースの卯月に視えるもの」でデビューの著者、最新作! 元看護師の著者による、元気になれるあたたかなお仕事小説。 【内容紹介】 訪問看護師2年目、27歳の桃井由乃。ある日、いつものように利用者さんのお宅へ伺うと、部屋にいくつかの穴があいていた。触ってみると実際には穴はあいていない。「……家の怪異だ」。人の心が家に現れ怪異として見える桃井は、外見からは分かりづらい利用者さんの異変に気付き……。 カバー装画=丹地陽子 カバー装丁=bookwall ★医療業界から書店員さんまで、「励まされた」と感動の声、続々★ 「自分の過去や家庭にも向き合い少しずつ進んでいく彼女に大変励まされた」くまざわ書店 調布店・柴崎莉沙さん 「この本を読んで、自分だけでがんばらず、頼ってもいいんだと思えるようになりました」訪問看護師・Uさん 「ストーリーの向かう先に、心温まり元気を貰えました」理学療法士・Tさん 「きっと読んで勇気づけられる人がいる」学校図書館・荒木久美さん 「誰の尊厳も諦めない、温かいことばが溢れていて励まさました」訪問看護師・Iさん 「数々のエピソードが看護師として自分の経験したことばかりで驚きました。自分の大切な人のために訪問看護を頼むことになったら桃井ナースに来てもらいたい」訪問看護師・Kさん -
月の立つ林で
似ているようでまったく違う、 新しい一日を懸命に生きるあなたへ。 『お探し物は図書室まで』『赤と青とエスキース』で本屋大賞2位。『月の立つ林で』『リカバリー・カバヒコ』『人魚が逃げた』で5年連続の本屋大賞ノミネートの著者、最高傑作。 長年勤めた病院を辞めた元看護師、売れないながらも夢を諦めきれない芸人、娘や妻との関係の変化に寂しさを抱える二輪自動車整備士、親から離れて早く自立したいと願う女子高生、仕事が順調になるにつれ家族とのバランスに悩むアクセサリー作家――。 つまずいてばかりの日常の中、それぞれが耳にしたのはタケトリ・オキナという男性のポッドキャスト『ツキない話』だった。 月に関する語りに心を寄せながら、彼ら自身も彼らの想いも満ち欠けを繰り返し、新しくてかけがえのない毎日を紡いでいく――。 最後に仕掛けられた驚きの事実と読後に気づく見えない繋がりが胸を打つ、心震える傑作小説。 -
陛下、貴方と寝るのは一度きりです!
結婚しよう? 子ども、作ろう? 大帝国から辺境の小国に嫁いだ皇女アマーリエ。 二国の血を引く次代の王を産む役目を負っていたが、子をなせぬまま夫は死亡。 王位は夫の弟ヘンリーが継ぐことになり、 帝国からは彼のための新しい花嫁が送られてくるという。 これで自分はお役御免と思いきや、ヘンリーから 「女の抱き方がわからないから、不安で結婚できない」と相談されて!? 彼は冷淡だった夫の代わりに心の支えになってくれた大事な存在。 アマーリエは、強い責任感から閨指導を引き受けることにするのだが――。 腹黒ワンコな美貌の王×気高い王太后、 かわいい義弟は執着強めな狂犬でした!? -
異獣堂奇譚
人の心の奥底に奇怪美麗な異獣が触れる。 超絶鬼才が描く幻想ホラーストーリー!! 路地の奥にひっそりと佇む異獣堂に今日も叶えられぬ心の渇きを抱えた人間が引き寄せられる。異獣はその渇きを癒すのか? それとも……。美男の身体に巣食う蛇・ゴーゴンとキャリアウーマンの恋。孤独な男を虜にする宙舞うベタ。人に愛を求めるエンジェル。一番に愛する人間の顔に変化するマンドラゴラ。極楽鳥と無垢な少女の悲恋ーー。「読めば読むほどあなたは人から離れていくでしょう。」人気作家・京極夏彦氏の帯コメントが誘う、愛と幻想のホラー6編を収録。 電子版限定特典として描き下ろしカラーイラスト付き! -
本愛づる乙女のあやかし遊戯
「仙果の乙女」を食らう怪異は、神力と不老長寿を得るという。 三百年ぶりに生まれた「仙果の乙女」こと松風万里香は夜ごと夢の中であやかしに誘惑され、死と隣合わせの日々を過ごしていた。 そんな折、美しき御曹司・墨染桜一との縁談を強制的に進められる。やけっぱちになった万里香は見合いの席で「おそらく私は、もうすぐ死にます」と、仙果の乙女について話してしまう。 けれど桜一は「僕があなたを守ってみせましょう」と言い、本当に万里香の夢に現れて――。 現と夢が交錯する絢爛豪華なあやかし絵巻、開幕。 -
梓凪子の調査報告書
14歳の少年はなぜ死んだのか? 転落死した甥の死の真相に迫る《元警察官の女性調査員》。 母ひとり、子ひとり。ふたりの幸せを壊したのは―― 《元警察官の著者》が描く、心抉るミステリー。 島田莊司選・ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作、待望の文庫化 14歳の誕生日の二週間後、梓輝也は百貨店屋上から転落死した。梓凪子は葬儀の場で、姉であり輝也の母の未央子から、死の真相を調べてほしいと依頼される。 遺書はないが、警察は自殺と判断していた。因縁を抱え警察を退職し、調査会社で探偵をする凪子は、困難な調査に乗り出す。 訪れたのは、学校という名の“聖域”。 何かを掴みかけたその時、凪子に魔手が迫る――。 -
終活中毒
最高の最期(エンディング)のはずが、まさかのどんでん返し!? 残された人生の時間、あなたはどう生きる? 遺言、片付け、夢への挑戦…人生でやり残したことは? 余命わずかの時間をSDGs活動につぎ込む資産家の妻。一日も早く死んでほしいと願う若い夫だが、思いもよらぬ誤算が…(「SDGsな終活」)。 妻の三回忌が近づいたある日、家を出て疎遠になっていた息子が突然帰ってきた…(「最後の終活」)。 ゾッとする終活、理想的な終活、人生を賭けた終活…4人の〈終活〉に待ち受ける衝撃&感涙のサプライズの四編。 (収録作) 「SDGsな終活」 「最後の終活」 「小説家の終活」 「お笑いの死神」 そもそも人生では、予想外の出来事にいろいろ遭うのが普通なのだ。 どの物語もアイデアが卓抜で、アクロバティックなひねりが効いている。 主人公にも読者にも予測がつかない状態で展開し、着地がどうなるのか知りたくて、引き込まれる。 ――青木千恵(書評家・解説より) -
憧れの貴婦人レシピ
結婚して10年の夫に不倫され離婚。仕事もお金も趣味を楽しむ気力もなしと人生どん底の華帆は、ある日飛び込んだバーで、見たことも無い美味しそうな料理と、不思議な雰囲気の男性・京太郎と出会う。 彼は歴史上の貴族女性たちが愛した料理を調査するライターだという。フランス王妃が愛した鶏のトサカを使った煮込み料理「チブレオ」を食べ、その美味しさとあたたかさに心を動かされた華帆は、京太郎の「貴婦人レシピ」の調査を手伝い始めるが……。マリー・アントワネット、ヴィクトリア女王、クレオパトラ、楊貴妃。歴史上の高名な女性たちは一体どんな料理を食べていたのか。個性豊かな仲間と絶品料理が紡ぐ、心温まる新たなグルメ小説! -
封印されし呪われ勇者、美少女配信者に偶然解放されたついでに無双して大バズり
かつて、人類で最も多くの同胞を救った最強の男・勇人は、地底からの魔物たちの侵略を挫き追い戻すことに成功したが、その地底の奥深くで人知れず呪われて閉じ込められてしまう。 ――人類に平和が齎されて約五十年。 ダンジョン配信者の雨宮霞によって、封印から解き放たれた勇人。 事情を知らない霞が勇人を配信に映すと、実は護国の勇者だと判明して――!? リッチ化して若い姿で現代に帰還した呪われ勇者は、彼の成し遂げた功績が明らかとなり国中で称賛の的に……? さらに、天然ジゴロの才を発揮してしまい、熱い視線を浴びることに! 「ようこそ現代へ、黎明期の勇者様」 -
妖精の物理学
――第31回電撃小説大賞《大賞》受賞作―― 「たった今、世界の法則を再定義しよう」 2032年に提唱された前代未聞の物理学理論により、世界の在り方は大きく変わった。特定の物理現象が少女の姿で具現化した存在――『現象妖精』は、人類に多大なる恩恵と、未曽有の大災害をもたらした。 七年前、『現象妖精災害』により一度崩壊し――復興した街・神戸。そこに暮らす少年・カナエは平穏な日々を過ごしていた――はずだった。あの日、助けを求める彼女の声を聴くまでは。 「1500万もの人間を、この手で一度に、――殺しました」 世界の秘密と、犯した罪。少年と妖精の逃避行が今、始まる。 大賞受賞作家が遺した感動の大作が堂々刊行! -
ぷちっとキレた令嬢パトリシアは人生を謳歌することにした
「私、パトリシア・ヴァン・フレンティアは――皇太子妃にはなりません」 花嫁修業と奴隷解放に青春を捧げた令嬢パトリシアは、皮肉にも元奴隷の侍女に婚約者を奪われた。 社交界を去って辺境の学園で新たな青春を謳歌しようとしたら、行く先々の人から執着されたり、慕われたりとてんてこ舞い。 おまけに弟のように思っていたクライヴ皇子からも溺愛されてしまい――。 「私も覚悟を、決めました」 振り回されるだけの人生を終えた令嬢パトリシアの、新たな成長物語が始まる! ―――――――― 【電子特典付き】 クライヴ皇子がおかしい。別の女子の所に通っているようだ。 ――まさか浮気!? 私には女性としての魅力がないの? と焦るパトリシアだが……。 書き下ろしショートストーリー『パトリシアの甘い発見』を収録! ―――――――― -
おんなの女房
ときは文政、ところは江戸。武家の娘・志乃は、歌舞伎を知らないままに役者のもとへ嫁ぐ。夫となった喜多村燕弥は、江戸三座のひとつ、森田座で評判の女形。家でも女としてふるまう、女よりも美しい燕弥を前に、志乃は尻を落ち着ける場所がわからない。 私はなぜこの人に求められたのか――。 芝居にすべてを注ぐ燕弥の隣で、志乃はわが身の、そして燕弥との生き方に思いをめぐらす。 女房とは、女とは、己とはいったい何なのか。 いびつな夫婦の、唯一無二の恋物語が幕を開ける。 第10回野村胡堂文学賞、第44回吉川英治文学新人賞、二冠の作品がついに文庫化! カバーイラスト/おかざき真里 -
母が重くてたまらない 墓守娘の嘆き
著者のロングセラーが待望の文庫化。「母の愛」という幻想に傷つけられてきた娘たちが、母娘問題を「解決」することはできるのか。文庫化に伴い、新章「解決方法はあるのか」を加筆し、三宅香帆氏による解説を新たに追加した。 -
現代アラブ混迷史
アラブ政治における混乱の原因は、倫理と法の混同による、イスラーム諸国の正義をめぐる考えの不一致にある。その歴史的経緯をたどり直すことで、ねじれた糸を解きほぐし、革命の出口を探る。 オスマン帝国の崩壊に始まる「ねじれの構造」は、植民地主義を経て現在に至るまで続いている。この事態をさらに複雑化させているのがイスラームの政治文化──イスラーム道徳に基づく政治判断、独裁制である。混迷する現代アラブ政治の内実を、ムスリムである著者が自身の経験と研究から分析。中東はなぜ分かりにくいのか?素朴な疑問に答える、アラブ理解に必読の書。 -
両手にトカレフ
14歳のミアは、図書館でカネコフミコの自伝と出合う。ミアは同級生の誰よりもフミコが近くに感じられる一方、学校では自分の重い現実を誰にも話せなかった。けれど、同級生のウィルにラップのリリックを書いてほしいと頼まれたことで、ミアは少しずつ変わり始める――。『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』の著者が放つ、心揺さぶる物語。西加奈子氏、ヨシタケシンスケ氏、推薦! -
首取物語
少年は、空腹に耐えかねて、目の前にいる男の握り飯を奪った。その行為を何度も繰り返していることに気づいたとき、首だけの男に出会う。 男は少年と同じく過去の記憶を無くしていた。侍だったということ以外は。 二人は様々な国へ飛ばされ、少しずつ記憶を取り戻していく。 彼らはなぜ、記憶を無くてしまったのか? 男はなぜ、首だけの姿になってしまっているのか? 第164回直木三十五賞を受賞した著者が、『千年鬼』に続き贈る和風ファンタジー。 第1話 独楽の国 第2話 波鳥の国 第3話 碧青の国 第4話 雪意の国 第5話 消去の国 第6話 和茅国 第7話 波賀里の国 -
眠れないほどおもしろい吾妻鏡
「鎌倉殿」と呼ばれ、武士の世をつくりあげた源頼朝。その鎌倉幕府の「公式レポート」、『吾妻鏡』の世界へようこそ!源頼朝、北条義時、後鳥羽院、北条政子…鎌倉時代を彩るオールスターが勢ぞろい!【著者より】なぜ、源氏将軍はたった三代で断絶したのか?政治の実権を握った北条氏とは何者なのか?鎌倉幕府の歴史を記録した『吾妻鏡』をひもといていきましょう。……板野博行「武家の世」は、こうしてつくられ、もみくちゃに・源頼朝は「後顧の憂い」を徹底的に絶ったはずだったのに…・北条氏の「家柄ロンダリング」とは・尼将軍・北条政子は「女スパイ」だったのか・北条義時は将軍家を滅ぼした「逆臣」なのか・「御恩は山より高く、海より深い」――世紀の大演説・最強上皇・後鳥羽院はなぜ「承久の乱」に負けたか・鎌倉殿の十三人――「最後に笑った」のは? -
警察医のコード
解剖は死者を救うため――。 犯罪都市NYの検視局で キャリアを積んだ法医学者が 神奈川県警と警察医契約を結び、 横浜に戻ってきた。 すべては死者を救うために――。 医師が最期を確認する病死以外は〈異状死〉と呼ばれる。欧米では異状死の五割 を解剖しているが、日本の解剖率は二割に届いていない。 国内に法医学者の絶対数が少ないうえ、犯罪捜査のための解剖を行う公的機関が 常設されていないからだ。 重大犯罪が見逃されていないか?死者と語り、どこまでも真実に執着する警察医である法医学者。 多様化する性を取り巻く犯罪に立ち向かうジェンダー班の刑事たち。 死に隠れた謎を解き明かす、新たなドラマの幕が上がる! -
ショローの女
新しい生活が始まった。 熊本―東京を行き来するあたしを待つのは、 愛犬(三歳)、植物(八十鉢)、学生たち(数百人)。 ハマる事象、加齢の実状、 一人の寂しさ、そして、自由。 老いの体感をリアルに刻む最新エッセイ。 熱く共感を集めて大好評の 『閉経記』『たそがれてゆく子さん』に続く 〈伊藤比呂美の今〉 週一で早稲田に通勤 こんやくにハマる 熱中症になりかける 鉢植えをどんどん買う 靴が合わない ズンバに行かない 父の寂しさを思う 食べるのがめんどくさい 入浴剤に凝る サンディエゴに帰る オヤジたちに絶望する 『ボヘミアン・ラプソディ』礼讃 高齢者の運転を考える しょうゆ味に回帰 仔猫を拾う LINVEがおもしろすぎる 甘くない食パンが食べたい 姿勢が悪い 不安がひたひたと沁みてくる ロボット掃除機を購入 友人にマスクを送る 空港への道を忘れた 車を買う びんのふたが開けられない 学生とオンライン飲み会 母のコートを着る 譲渡犬のサイトを見る…………本書のエピソードより -
軒猿の娘
大人気シリーズ「剣神」の岩室忍が描く、痛切なる忍びの世界! 「鶴、信長を殺せ」若き女忍び逆鶴に託されたのは、軍神上杉謙信の密命。密命を果たさねば死、それが加藤段蔵率いる忍び衆「軒猿」の掟であった。謙信の密書を携え京へ向かった逆鶴は、足利義昭、近衛前久らとの邂逅を経て、ついに織田信長への接触を果たすが……。本能寺の変前夜、明智光秀の蜂起を歴史の裏舞台から描く! 文庫書き下ろし 目次 対馬谷の鶴/仏の胸/将軍義昭/設楽ヶ原/お化け公家/蛇石/軍神の死/乱丸/逆鶴の愛/小猿の死/黒坊主/大天主/五郎山/珠光小茄子/三職推任/白雲寺/本能寺/嵯峨野 文庫書き下ろし -
君の顔では泣けない
高校1年生の坂平陸は、ある日突然クラスメイトの水村まなみと体が入れ替わってしまう。どうやら一緒にプールに落ちたことがきっかけのようだ。突然のことに驚き、戸惑いながらも入れ替わったことはお互いだけの秘密にしようと決めた2人。しかし意外やそつなく坂平陸として立ち振る舞うまなみに対し、陸はうまく水村まなみとして振る舞えず、落ち込む日々が続く。まなみの家族との距離感、今まで話したこともなかったまなみの友達との会話、部活の顧問からのセクハラ……15年間、男子として生きてきた自分が、他人の人生を背負い女性として生きること。いつか元に戻れる日を諦めきれないまま、それでも陸は高校を卒業し上京、そして結婚、出産と、水村まなみとしての人生を歩んでいくことになる――入れ替わった後の15年を圧倒的なリアリティで描く、第12回小説野性時代新人賞受賞作!! -
中江兆民 三酔人経綸問答
一度酔えば即ち政治を論じ哲学を論じて止まるところを知らぬ南海先生のもとに,ある日洋学紳士,豪傑君という二人の客が訪れた.次第に酔を発した三人は,談論風発,大いに天下の趨勢を論じる.民権運動の現実に鍛え抜かれた強靱な思想の所産であり,日本における民主主義の可能性を追求した兆民第一の傑作.現代語訳と注を付す.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません. -
輝ける金の王子と後宮の銀の花
後宮で人質兼八十七番目の愛妾として、王の訪れもなく孤独に暮らす小国の王子リクハルド。絵を描くことだけを楽しみに、十二歳からの十年を慎ましく過ごしてきた。ある時、そんな彼の元へこの国の第三王子であるフェリクスが忍んできた。実はフェリクスは第一側妃シルヴィアの不義密通を暴くために、後宮での協力者を得ようとしていた。王太子を排除し、病床に就く現国王の跡を継ぐという野心を持っていたからだ。フェリクスは目的を知らせず、リクハルドに近づいて彼と親しくなる。リクハルドの単調な日々は、フェリクスの訪れにより彩られていく。母国から十分な仕送りがない上にシルヴィアの横領で後宮費は届かず、つましい生活をおくるリクハルドにとって、フェリクスの笑顔は心を温め、画材や薪などの差し入れは心身を助けるものだった。リクハルドはフェリクスに惹かれ始め、いつしか彼の肖像を描きたいと願うようになる。一方、フェリクスは苛立っていた。ずっと放置されてきたに等しいリクハルドが何も欲せず、誰も恨まず、儚い笑顔を浮かべつつも淡々としているからだ。そんな純真無垢なリクハルドを利用して、手駒にすることに迷いが出始める。こうしてフェリクスも、いつしかリクハルドに惹かれていたのだが……? 野心家の王子×純真無垢な王子、宮廷シークレット・ロマンス!! -
自分はバカかもしれないと思ったときに読む本
バカがいるのではない、バカはつくられるのだ! 人気サイエンス作家がバカをこじらせないための秘訣を伝授。学生にも社会人にも効果テキメン! カタいアタマをときほぐすやわらか思考問題付き。新装版。 -
南方署強行犯係 黄泉路の犬 〈新装版〉
「ビストロ・パ・マル」シリーズ 『ホテルピーベリー』 大注目著者が挑んだ初の警察小説シリーズ! 新装版第二弾! アニマルホーダー (劣悪多頭飼育者) × 殺人事件!? 異色の刑事バディが 「愛犬誘拐事件」の謎に挑む 東中島で強盗傷害事件が発生。 家にいた姉妹は刃物をつきつけられ、 現金二万円、愛犬のチワワも奪われたという。 南方署に配属されて三ヶ月。 新米刑事の會川圭司は、 変わり者の先輩女性刑事、 黒岩とともに事件を追うことになった。 捜査を進めるうちに見えてきた 動物虐待の実態。 さらには、ある女性の死体を 発見することになり――。 異色刑事バディの活躍を描く 警察小説シリーズ、第二弾! -
京都食堂探究
きつねうどん、しっぽく、けいらん、のっぺい、ちゃんぽん、衣笠丼、木の葉丼、カレー丼……京都の食堂は歴史の中で、「麺類・丼物」を中心にして独自の発展を遂げてきた。うどんも丼物も中華もある京都食堂の魅力とは? 食いしん坊の地理学者たちが店に足を運び、味わい、観察し、文献を渉猟して、謎多き京都食堂文化に迫る。待望の研究書が、文庫書き下ろしで、ついに登場。 -
アンブレイカブル
1925年に成立した治安維持法。歴史の闇の中であっても輝きを放つ、「敗れざる者たち」の矜恃とは――? 『蟹工船』の取材と執筆に熱中するプロレタリア文学の旗手・小林多喜二。 反社会的、非国民的思想犯として特高に監視される反戦川柳作家・鶴彬(つる・あきら)。 同業他社の知人たちに不可思議な失踪が続き、怯える編集者・和田喜太郎。 不遇にありながら、天才的な論考を発表し続ける、稀代の哲学者・三木清。 己の信念を貫く男たちを、クロサキと名乗る内務省の男が追い詰めてゆく。 彼らはなぜ罪なく裁かれたのか? 累計130万部突破「ジョーカー・ゲーム」シリーズの著者が令和の世に問う、もう一つの傑作スパイ・ミステリ! -
長兵衛天眼帳
日本橋の村田屋は創業百二十周年の老舗眼鏡屋。そのあるじの長兵衛は、すぐれた知恵と家宝の天眼鏡で謎を見通すと評判だった。 ある日、目明かしの新蔵が長兵衛に助けを求めてくる。住吉町の裏店で起こった人殺しの本当の下手人を挙げるのに長兵衛の力を借りたいという。 浜町の目明かし・巳之吉が、殺人が起こった長屋の者たちの手を検分して、手が汚れていたというだけでそこに住まう十七の娘おさちに縄を掛けたという。 ろくな調べもせずに罪なき娘を引き立てたことに怒りを覚えた長兵衛は、広い人脈と持ち前の人柄を発揮して事件を解決に導く。 長兵衛の評判がますます高まる中、今度は木場の檜問屋・福島屋矢三郎の遺言状の真贋鑑定を依頼される。 息子の豊太郎に遺されたものの他に、矢三郎の弟・新次郎の許にも遺言状があるのだという。 長兵衛は天眼鏡で真贋を明かすが、福島屋を自分のものにしたい新次郎の企みによって、事態は思わぬ方向へ動き……!? -
学校に染まるな! ――バカとルールの無限増殖
(1)学校には、人類の叡智や希望が詰まっている。でも巧妙な出来レースも仕組まれている。さまざまな教育現場を見てきたプロが教える、学校をサバイブする方法。 (2)ルールやべき論で子どもたちを縛り、思考停止した大衆を社会に送り出すクソみたいな装置という面が学校にはある。思考停止した大衆はルールを求める。ルールはひとをますますバカにし、バカはさらにルールを求める。バカとルールの無限増殖ループだ。 (3)学校は、すごい。でも、すべてが出来レースだ――。プロが教える、学校をサバイブする方法。 【目次】第一章 なぜ勉強しなくちゃいけないの?/第一章 なぜ勉強しなくちゃいけないの?/第二章 時代は変わってもひとは変わらない/第三章 出来レースだらけの競争社会第四章 なぜ大人は髪型や服装にうるさいのか?/第五章 「いい学校」より「面白い学校」を探せ/第六章 青春の舞台としての学校/第七章 「理想の学校」なんていらない -
白日
千日出版の教育部門で課長を務める秋吉に衝撃的な情報が入った。事業を率いる梶原局長の中3の息子が、謎の転落 死を遂げたというのだ。部署が一大プロジェクト――大手進学塾と合併し社を独立、IT企業との提携のもと、最新技 術を駆使した[引きこもり・不登校対策]を打ち出す新時代の高校を開校――に臨んでいたときだった。プロジェクトは一 時中止になり、事故ではなく自殺という噂が社内では急速に広まる。梶原とは家族ぐるみの付き合いだった秋吉は、部 下の前島と調査を開始するが、人事課の飴屋から警告される。以前から、社長派と専務派が対立する社内。会社の上層 部は秋吉に隠蔽を働きかける。少年の死という状況のもと、彼らが気にするのは自社の利益追求と保身だった。信頼でき ない上司、暴走する部下、情報戦の様相を呈す社内派閥抗争……。もはや社内に信用できる者はいない――。子どもた ちの未来のために新しい学校をつくる、その志を持って教育事業を推進してきた秋吉の運命は。少年の死の真相は。 -
勉強ができる子は何が違うのか
成績の良い子は、認知能力の他に、自分をやる気にさせる力や忍耐強く物事に取り組む力や感情をコントロールする力などの、非認知能力を身につけている。さらに、自分をモニターするメタ認知能力にも長けている。実は、学力向上のコツは自分自身を客観的に認識する能力「メタ認知」にある。では、「メタ認知」はどのようにして鍛えられるのか? 勉強ができるようになるためのヒントがここに! 【目次】第一章 成績の良い子と悪い子、何が違うのか?/第二章 やる気も粘りも非認知能力しだい/第三章 自分の学習スタイルをモニターしているか?──メタ認知について/第四章 読書と学力は密接に結びついている── 読解力と認知能力について -
ルールはそもそもなんのためにあるのか
フランスのアナーキスト、ピエール・ジョセフ・プルードンは言った、「法律は、金持ちにとっては蜘蛛の巣。政府にとっては漁網、人民にとってはいくら身をよじっても脱けられない罠」だと。まさに今の日本の状況そのものじゃないか! 【目次】第1章 ルールは何のために生まれたのか…さまざまな局面に則して多様なルールが作られた/第2章 ルールとして成り立つ必須条件…人は自分が損をしてでも公平さを求める/第3章 フェアプレーの精神…ルールに反してなければいいのか?/第4章 時代に応じて変わるべきルールもある…いつまで異性同士の結婚にこだわる?/第5章 復讐するは誰にあり?…世界が滅ぼうとも刑は執行されねばならない/第6章 なぜ人々は立ち止まらないのか…利己的な人々が自ずと社会秩序を作る/第7章 こんなルールは嫌だ!…中途半端なルールは混乱を生む/第8章 民主主義は公正じゃない…多数決は根拠のない偏見までも温存する -
「お迎え」されて人は逝く
死は、けして敗北ではありません。人生を、医療任せにしてはいけません。――「亡き母が手を握ってくれた」「夫と愛用車でドライブに行った」――これまで幻覚・せん妄として治療対象であった「お迎え」現象が、死生に向き合う貴重な過程として医療現場で注目されています。死を怖れ、痛みとたたかう患者に何ができるのか、緩和ケア医として2500人を看取った医師が終末期医療のあり方、死との向き合い方を問いかける。 -
魔法使いの嫁 公式副読本 Supplement
『魔法使いの嫁』の世界を深く読み解く公式副読本、登場! 累計400万部を突破した『魔法使いの嫁』を読み解く、待望の公式副読本が登場! ヤマザキコレが描く人と人外が共存する世界を、神話やフォークロアとともに紹介・解説。あのときエリアスが採った行動が、あのエピソードの意図が、この本を読めばより理解できること、間違いなし。ヤマザキコレ監修の本書とともに、改めて単行本を読み直そう!※目次では173P「索引」/175P「参考資料」と表記しておりますが、電子版では173P「参考資料」/174P「索引」の順で掲載しております。 -
実話奇譚 狂骨
「遺体を焼かずにその辺りの地面に埋めて…」 住宅地で次々に起こる凶事の因果、実在する忌み地の恐怖!! (「狂骨」より) 体験者の生々しい恐怖を再現する川奈怪談、最新刊! 怪談師としても活躍する川奈まり子の最新作は、呪いと因果に絡めとられた恐怖が満ちる奇譚の数々! ・店の常連と出来心でラブホテルへ行った男性を襲う女の情念が起こす怪異「恋慕の淵」 ・幼い頃に亡くなった友だちが箪笥に乗って現れたら…男の奇妙な告白「箪笥の友だち」 ・幽霊画に魅入られた者の悲劇と恐怖の結末「幽霊画の祟り」 ・怪死事件が相次ぐ神奈川県某所の住宅地――そこは地主一族が墓地を宅地造成した場所だった。改葬されずに埋もれたままの人骨の上に何も知らずに暮らす人々、そして秘密を知る少女を襲う恐怖を描く表題作「狂骨」 ――など怒涛の30話を収録。 -
藤井聡太のいる時代
朝日新聞の大人気連載が待望の文庫化! タイトル獲得の舞台裏から睡眠時間、勉強法まで、 将棋界の歴史を動かした不世出の棋士を知る決定版。 どのような環境で生まれ育ち、どのように将棋と出合い、強くなっていったのか。 本人、家族、個性豊かな対戦相手の棋士の取材で浮かび上がった、 ニューヒーローの素顔と、強さの本質。 自宅での本人インタビューの様子や、 家族提供の貴重な写真もカラー口絵で多数収載。 [目次] 【第一章】 成長編 ――誕生、将棋との出合い 2002年「羽生世代」の時代 聡太をつくった子育て法 6歳、夢は名人 「早くおじいちゃんになりたい」 「名人を超えてみせろ」 奨励会への登竜門 「選ばれた才能の持ち主」の手 将棋盤を覆って号泣、母がひっぺがした 9歳、詰将棋で大人に次々と勝つ 始まりの「クリームソーダ」 【第二章】 修業編――史上最年少棋士の誕生 小4、関西奨励会へ 羽生や加藤一二三より早い初段 トップアマのアパートに通う日々 中高一貫校への受験を決めた理由 「神業としか言いようがない」詰将棋の速さ 鉄道好き、公式戦帰りに各駅停車の旅 豊島将之との練習将棋 東京での武者修行 匿名でネット対局、中1でプロ並みの点に 幹事の予想を覆す勝ちっぷり 振り飛車に敗れる 序盤の活路はAIに プロ入り争いは最終戦へ 史上最年少棋士の誕生 【第三章】 飛躍編 ――驚異の29連勝の舞台裏 「神武以来の天才」との初戦 「ジョーズに攻めてクルーニー」 「優勝できたのは望外です」 色紙に書いた27手詰め 「炎の七番勝負」で羽生と対決 有力な「将棋めし」は 「神に選ばれた」20連勝 大人びた読書で培った言語感覚 藤井家を訪ねる 「相対的にというよりは、絶対的に強くなりたい」 睡眠時間、学校生活、勉強法について 異様な興奮と静寂 連勝止めた佐々木「私たち世代の意地」 豊島が指さなかった手を指摘 「やっぱり強いな」AIの影響感じた豊島 対照的なプロ入りをした「しょったん」 「意表をつこう」増田の秘策 藤井と対照的な指導法 【第四章】 挑戦編――「雲の上」の存在との戦い ブームの到来 将棋一本か進学か 近づけど、なかなか届かぬタイトル戦 「雲の上」の名人を破る 「肉を切らせて骨を断つ」最短の勝ち 羽生先生と「夢の対決」 「1〜2カ月で、グンと強く」脅威感じた斎藤 「追われる怖さ感じた」 広瀬「国民的スターとどう戦うか」 「藤井君の本気」を引き出す 都成を奮起させた谷川の苦言 【第五章】 激闘編――トップ棋士への道 藤井の「恩返し」 脈々と引き継がれる師匠の願い 「趣味」の詰将棋で浮かべた笑顔 猛スピードで詰将棋を解く幼稚園児がいた! 藤井に公式戦で勝った最年長棋士 羽生と一騎打ちの将棋大賞選考 井上一門4人目の刺客 歴史に残る「ホームラン」の一手 「寝て起きると強くなっている」 トップ棋士の条件 45歳苦労人、スーパースターに挑む 「1分将棋でも本当に正確」 最後の新人王戦へ 初めての番勝負で最年少優勝 「弟」を気遣う姉弟子 「棋士」でいる間、母は 【第六章】 鮮烈編――師弟の絆 まさに「最先端の将棋」 最年少、最速100勝へ 藤井の丁寧な感想戦 A級棋士に圧巻の指し回し 和装の「勝負服」で師匠は挑んだ 「歴史的瞬間」は最終局へ 行方「この子と真剣勝負か」 渡辺明とのギリギリの戦い あの子もこの子も将棋教室へ 「振り駒」には弱い 八段に昇った師匠 「共に戦える日を待っている」 目隠し詰将棋に4秒で正解 藤井が仕掛けた「毒まんじゅう」 【第七章】 鍛錬編――しのぎを削る棋士たち 藤井が描く新しい棋士像 平成生まれの名人が語る危機感 受けの名手・木村へ、宣言通りの鋭い攻め 「率直に言って、強すぎる」 将棋以外もうまくなった 難敵・久保「タフな対局」 その歩を取るか! 超早指し戦で羽生も感嘆「ポカしない」 豊島が採用した藤井の「あの構想」 くじ運嘆いた佐々木の負けん気 森内「ライバルの存在で強くなる」 屋敷「記録はいつかは破られる」 「藤井キラー」? 好敵手・大橋の場合 【最終章】 特別編 ――二冠獲得の熱狂 残された「最年少タイトル挑戦」の目 棋士はコロナ禍とどう向き合ったか 和服ではなくスーツを着た理由 「藤井、勝ちです」 「早熟のスター棋士」VS「遅咲きの苦労人」 新たな物語の始まり 【解説】文本力雄(ふみもと子供将棋教室塾長) ※本書は2020年11月に発売された同名タイトルの書籍の文庫化です。 -
改訂版 宮崎勤 精神鑑定書―多重人格説の検証
「多重人格鑑定書」が、いま日本人に突きつけられている大問題に、大きな示唆を与える。宮崎事件は日本人の「心の闇」を映しだす!――宮崎勤……一見、普通の家庭の「よい子」だった彼が、なぜ、あのいまわしい犯罪を!? 当時、新聞社の社会部記者として宮崎事件を担当した著者が、事件の背後に根深く横たわる、現代の病理に迫る。「別の島にいるような」といった、「夢の中でやったような」とも述べた宮崎勤の意識は、いま、どこを漂うのか……心は何を描いているのか……。第一審死刑判決、控訴第二審開始の情況を踏まえ、大幅に加筆修正して文庫化。 -
マイケル・ジョーダンの真実
まさかの復帰! 38歳の永遠のスターの活躍に世界中が喝采!―― ビッグプレーの連続で、3万得点を記録。NBA史上最大のスターの活躍は、英雄伝説に新たな1ページを加えた。「神様」ジョーダンの知られざるホンネの本!! 「僕の人生ではたびたびネガティヴなことが起こった。バスケットコートの中でも、外でもだ。批判もたくさん受けた。マイケル・ジョーダンはチームプレーがへただ、とかね。でも前に進むために、ポジティヴな姿勢を保つことを心がけた」というジョーダンの3回目の復帰はファンのみならず、世界中の人々を興奮させた!! 「おれがトシだって、みんな言ってただろ」とニヤリとするジョーダン。弱小ウィザーズに連勝をもたらし、奇跡の復活を遂げた男の記録!! -
共依存 苦しいけれど、離れられない 新装版
問題を起こす人を抱え込むことは愛であったはずなのに、なぜ悪化するのだろう。DVやアルコール依存、母娘問題など、家族関係に困ったとき、「共依存」という言葉は解決のためのヒントを与えてくれる。新装版に寄せて田房永子氏が新たに解説を寄稿。 -
おしょりん
明治三十八年、福井県麻生津村。増永五左衛門は、この地に農業以外の産業を根づかせるべく苦闘していた。そんな時、大阪へ出稼ぎに出ていた弟の幸八が、当時はほとんど普及していなかっためがねに着目、村でのめがね製造を提案する。村人たちの猛反対の中、輝く地平を求めて、二人は困難な道を歩み始めるのだった――。「金の角持つ子どもたち」等で注目を集める作家・藤岡陽子の新たなる代表作の誕生! -
大学病院の奈落
「医の仁術」に背を向けた医師たち。病院内の幼き対立構造には呆れるーー作家・塩田武士氏絶賛! 日本医療ジャーナリスト協会賞特別賞を受賞した話題作を文庫化。 群馬大学医学部附属病院で手術を受けた患者8人が、相次いで死亡していた。 読売新聞医療部のスクープ記事から、医学界を揺るがす大スキャンダルが発覚する。死亡例が積み重なるなかで、なぜ誰も「暴走」を止めなかったのか。 その背景には、群馬大学病院内のポスト争い、学閥、セクハラ問題が影を落としていた――。 2014年に相次いで亡くなった患者・8人の手術は、いずれも早瀬(仮名)という40代の男性医師が執刀していた。 院内調査によって、さらに10人が死亡していたことが発覚。 技量の未熟な早瀬が、超一流外科医でも尻込みする言われた高難度の最先端手術に挑んだのはなぜなのか。 患者には知らされない、保険診療の闇。 旧帝大がいまだに力を振るう、医師会の勢力争い。 乱れ飛ぶ怪文書。 変わることなき「白い巨塔」の病理と、再生への道のりを描いた医療ノンフィクションの傑作。 -
今度生まれたら
※本作品は、2020年発売の単行本版『今度生まれたら』を文庫化した作品となります。重複購入にご注意ください。 70代では人生やり直せない? 人間に年齢は関係ない、なんてウソ。 人生100年はキレイごと。 「今度生まれたら、この人とは結婚しない」70歳の主婦、佐川夏江は自分がやり直しのきかない年齢になっていることにショックを受ける。人生を振り返ると、あの時別の道を選んだらどうなっていたかと思うことばかり。進学は、仕事は、結婚は。少しでも人生をやり直すため、夏江はやりたいことを始めようとあがく。 大好評の著者「高齢者小説」シリーズ。 「元気をもらいました」「自分のことのように読みました」「もっと早く読みたかった」 など読者の声多数のベストセラー! -
歴史学の始まり ヘロドトスとトゥキュディデス
ヘロドトスとトゥキュディデスは、ともに紀元前5世紀のギリシア、最盛期のアテナイに生きた歴史家である。しかし二人はいずれも、自らを「歴史家」とみなしてはいなかった。この時代、まだ歴史というジャンルは存在しなかったからである。ギリシアの文学的伝統のなかから「歴史叙述」という新たなジャンルを創設し、さらに「歴史学」への一歩を踏みだした二人の実像を描き、今後の課題を考える歴史学への入門書。 ペルシア戦争を主題として、ギリシアからオリエントの地理・歴史と伝承を網羅し、「歴史の父」と呼ばれるヘロドトスの著述は、東地中海世界を自由に飛翔するかのように想像をふくらませ、時に荒唐無稽なエピソードも盛り込まれる。一方、ヘロドトスより一世代ほど若いトゥキュディデスは、「先輩」のこうした手法を批判し、近代歴史学にも通じる史料批判で確かな事実を重ねて、アテナイとスパルタが覇権を争ったペロポネソス戦争を記録した。しかし、ヘロドトスは本当に、後世の歴史家が批判するように「嘘つき」だったのか? そして、トゥキュディデスが書かなかった事柄のなかには、どんな史実が隠されているのだろうか? 個性豊かな二人の天才歴史家に、再び教えを請うべき時が来ている。 [原本:『ヘロドトスとトゥキュディデス――歴史学の始まり』山川出版社2006年刊] 目次 1 二人の歴史家と二つの戦争 2 ヘロドトスは嘘つきか? 3 新しいヘロドトス像 4 ヘロドトスの描いた史実 5 トゥキュディデスの「ヘロドトス批判」 6 トゥキュディデスが書かなかったこと 7 歴史叙述から歴史学へ あとがき 学術文庫版あとがき
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