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Posted by ブクログ
「国家」や「宗教」という概念に対する皮肉がそのまま本になったような作品。あらゆる方面に冷笑を浴びせながら物語が進行していって、読んでいる側としては正直ヒヤヒヤする。エッセイ集「毒薬としての文学」を読んだ時にも思ったけど、倉橋由美子は本当に物事への見解が鋭いし厳しい人だ。文学そのものや世の中に対する強烈な悪意さえ感じるレベルである。頭が痛くなるけど反論はしづらい。不勉強なもので巻末の著者紹介を読んで初めて既に鬼籍であることを知った。この人はどんな気持ちで臨終を迎えたのだろう。彼女なら、こんな風にあれこれ考察されることもまた一笑に付すだろうな...
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小説・文芸
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