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女性が支配する「アマノン国」の性と革命。
一神教のモノカミ教団が支配する世界から、幻の国アマノンに布教のため派遣された宣教師団。
バリアの突破に成功した唯一の宣教師Pを待っていた「アマノン国」は、一切の思想や観念を受け容れず、実益のみが意味をもつ実質主義の国だった。
男は排除され、生殖は人工受精によって計画的に行われるアマノン国に「男」と「女」を復活させるべく、Pは「オッス革命」に乗り出す。
究極の「性」と「宗教」と「革命」のSF大冒険大作で第15回泉鏡花賞受賞作。
Posted by ブクログ 2019年02月17日
「国家」や「宗教」という概念に対する皮肉がそのまま本になったような作品。あらゆる方面に冷笑を浴びせながら物語が進行していって、読んでいる側としては正直ヒヤヒヤする。エッセイ集「毒薬としての文学」を読んだ時にも思ったけど、倉橋由美子は本当に物事への見解が鋭いし厳しい人だ。文学そのものや世の中に対する強...続きを読む
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