苑場凌＆JKS12の作品一覧

受刑者には再犯率と就業率の改善こそが必要であり、闇雲に罰を与えることは社会に対する無用な逆怨みすら抱くのではないか。絵の描き方と犯罪者更生について興味があって読んだのだが、なかなか面白い事例だと思った。

作者の苑場凌さんが、刑務所で受刑者に
マンガの背景画を指導してきた体験を基にした
ノンフィクション作品。
マンガの世界のみならず、人と人とのふれあいや
一つのことにしっかり向き合って打ち込むことの
大切さ・すごさが伝わってくる一冊です。
写真トレースがベースになった背景や
動きも表情も硬めの描線は
好き嫌いの分かれるところかも知れませんが、
「描くこと」「取り組むこと」のもたらす
感動の大きさに引きこまれます。
デジタル背景画の認識が変わりました。