伝統的な作品一覧

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  • チェインメイルジュエリーの技法書:伝統的な編み地からオリジナルまで100パターン
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 チェインメイルとは金属でできた「丸カン」をひとつひとつ手作業で繋ぎ、チェーンに仕立てるジュエリーメイキングの技法。 丸カンをつなげて作る編み地そのものがデザインであり、丸カンのサイズや編み方を変えることで1000を超える編みパターンがあるとされています。 古くは紀元前から、11~12世紀になると十字軍兵士の防具として重宝され、フランスの騎士などはその後も愛用し続けたもので、日本でも「鎖帷子(くさりかたびら)」と呼ばれるものが武将の間で使われていたとされています。 そこから発展して、現代ではジュエリーとして確立されているチェインメイルは、世界のジュエリーブランドやファッションブランドでも多く取り入れられており、金属がメインのため、アートな雰囲気とクオリティ高いジュエリー感が編むだけで叶う大人のハンドメイドとして愛好家も増えています。 本書では、チェインメイルの技法を基本から発展まで100を超える編み地パターンで紹介。 さらにそれらの編み地を使ってデザインされた作品も数多く掲載することで、実際にジュエリーとして仕立てる実例を見ることができるほか、チェインメイルジュエリーの初心者向けから中級者向け作品の作り方も掲載。 初めてチェインメイルに触れる人は基本から、すでにチェインメイルを楽しんでいる人は新しいアイデアを見つけ、楽しむことができる1冊となっています。
  • マーケティング基礎読本
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日進月歩の勢いで進化するデジタルマーケティングを展開するうえでその前提となる「マーケティング」の基本をキーワードとトピックでわかりやすく解説します。 マーケティングに関する基本的な知識を、それぞれの章立ての中で必須と思われるキーワードを解説する形式で提示しています。例えば「PEST分析」「5F分析」「3C分析」「SWOT分析」「セグメンテーション」「ターゲティング」「ポジショニング」「ユーザーエクスペリエンス」「ブランド」「アクティベーション」といったキーワードをそれぞれ見開きで紹介。これらを順番に通して読むと、「環境分析→戦略立案→施策立案」という基本的なマーケティングの流れに沿って、それぞれの段階で求められる知識や手法が理解できる構成になっています。 また、通常のBtoC向けとはやや様相が異なるBtoBマーケティングと最新のデジタルマーケティングについてはそれぞれ独立した章を立てて解説しています。加えて、キッザニアやセコマ(旧セイコーマート)など優れたマーケティングを展開する企業の「ケーススタディ」、花王 デジタルマーケティングセンター長・石井龍夫氏や、ブルーカレント・ジャパン代表取締役社長/CEO・本田哲也氏ら、最新のマーケティングの動向を語るキーマンの「インタビュー」、マーケティングの理解を助ける「参考図書」も掲載。 デジタルマーケティングに代表される最新の動向に興味を持ちつつマーケティングの基本を改めて学びたいという社会人はもちろん、マーケティングそのものの考え方や伝統的な手法といった基本を知りたい若手の社会人やその上司、学生などにご覧いただきたいムックです。
  • 海からの日本革命!だぜ
    5.0
    「重要なのはシーカヤックからの視点。それは復興にもつながる」。今の日本人に欠如している“海からの視点”を鋭く指摘した革新的提言集。著者は日本を代表するシーカヤッカーで海洋ジャーナリスト。海洋文化、ハワイの古代式航海カヌー「ホクレア号」、伝統的な航海術、瀬戸内カヤック横断隊、海の環境問題など、幅広い事例と話題が満載。シーカヤック専門誌『kayak?海と旅する本』に連載中の「海洋カヌー酔夢譚」を加筆・修正・再編した新書タイプの読みもの。
  • ヤマケイ文庫第十四世マタギ 松橋時幸一代記
    5.0
    自然を相手に生きる人物を描かせたら右に出る者のいない作家・甲斐崎圭の筆が冴える代表作を復刻。 名マタギの一生にみる失われた日本。いま読まれるべき名著。 秋田県内陸部、マタギの里として知られる阿仁の里。 ここには、自然を活用しつつ、調和しながら生きてきた人々の暮らしがあった。 代々マタギとしてこの地で暮らしてきた家系に産まれ、シカリ(マタギの統領)として知られた第十四世マタギ、故・松橋時幸氏の一代記。 絶大な信頼と実績を残した実在のマタギの人生をたどり、失われつつある伝統的な山の民の暮らしを後世に伝え、現代への警鐘も鳴らす、甲斐崎 圭 氏の筆が冴えた秀作。 *本書は、1989年に筑摩書房より刊行され、その後、中公文庫として文庫化されたものの、その後久しく入手できなくなっていた甲斐崎氏の代表作を、ヤマケイ文庫として復刻したものです。 ヤマケイ文庫化に際しては、筑摩書房版を底本として、一部、新たに手を加えました。 甲斐崎 圭 かいざき・けい 1949年、島根県生まれ。 主に自然を相手に生きる人々のルポルタージュを手がける。 著書に『山人たちの賦 山暮らしに人生を賭けた男たちのドラマ』(山と溪谷社)、『海を喰らう山を喰らう 全国「猟師・猟師」食紀行』(日本経済新聞社)、『もうひとつの熊野古道「伊勢路」物語』(創元社)ほか多数あり。
  • 白いレース編み
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 伝統的なパイナップル編みや方眼編みで編み上げた、ロマンティックなドイリー、テーブルクロス、カフェカーテンなど美しいレース編み作品を真っ白なレース糸で作りあげる。
  • 地唄
    5.0
    琴に命を賭ける盲目の父と、父に背き日系二世の米国人と結婚した娘――父娘の愛憎の絆を妙なる調べに映す「地唄」、女流舞踊家と老墨絵職人の心の交わりを唐墨の逸品に凝縮させた「墨」、翻訳劇の端役を演ずることになった黒衣の悲喜劇を軽妙に綴る「黒衣」、文楽座の分裂を素材にして芸人の世界の厳しさをえぐった「人形浄瑠璃」。日本の伝統的な芸の世界を追究した珠玉四編を収める。
  • 星降る砂漠で
    5.0
    リーザは砂漠の中にぽつんとたたずむ廃屋の前でジープをとめた。人けのない土地は、写真家としての彼女を魅了してやまなかった。カメラを構え、夢中でシャッターを切る。だがふとしたミスで足をくじき、身動きがとれなくなってしまう。悪いことに、地平線には砂嵐が近づいていた。そのとき伝統的な衣装に身を包んだ男性が黒い馬に乗り、こちらにまっしぐらに向かってくるのが見えた。彼は馬からひらりと降り、リーザを軽々と抱きあげた。この見知らぬ男性はいったい誰?助かるためには、リーザは彼にしがみつくほかなかった。
  • プロジェクトX 挑戦者たち 起死回生の突破口 アンコールワットに誓う 師弟の絆
    5.0
    10年に及ぶ内戦が続いたカンボジア。世界遺産アンコールワットは、無残に破壊、放置された。35人いた遺跡保存官はポルポト派によって虐殺され、生き残ったのはわずか3人だった。アジアの宝は崩壊を待つばかりだった。 「亡くなった友のために、そして民族の誇りを取り戻すために、アンコールワットを修復したい。」生き残った保存官の一人、ピッ・ケオさんは、助けを日本の友に求めた。その男は戦前、カンボジアの技術者と共に、アンコールで修復に汗を流した鹿児島大学の教授(現上智大)・石澤良昭だった。 「金だけの支援はしない。一から修復技術者を育て、彼らの手でアンコールワットを蘇らせる。」石澤は、アンコール遺跡国際調査団を組織し、「石の心を読む」といわれたベテラン石職人、小杉孝行の協力を得てカンボジアへ渡った。 集まった現地の若者は20人。しかし修復への道のりは、困難を極めた。「伝統的な石職人の技を全て伝えたい。」小杉は、日本と同様、厳しい修行を始めた。しかし、生活のためと割り切って働くカンボジアの若者達に、職人の心は伝わらなかった。重い石に負けない体力を付けさせようと米や肉を持たせても、家族に食べさせてしまう貧しさが立ちはだかった。「一人前の石職人になって欲しい。」時には、手が出るほどの厳しさに耐えられず、辞めていく者が相次いだ。「アンコールワットを作り上げた君たちの祖先の仕事はいかにすごいか。」団長の石澤は、歴史を知らない若者達に必死に説き、懸命に皆をまとめた。 7年に及ぶ修行期間が終わり、今年ようやく本格的な修復作業に入ったアンコールワットの西参道。日本人とカンボジア人が、激しくぶつかり合う中で心を通わせ、一人前の石職人が誕生するまでのドラマを描く。

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  • 孝経・曾子
    NEW
    5.0
    「孝は徳の本なり,教えの由りて生ずる所なり」──孔子がその高弟曾子に,「孝」について説いた『孝経』.「孝」とは何か,「孝」によってあるべき世をいかに実現しうるかを語る本書は,『論語』とともに読み継がれ,東アジアの伝統的な道徳観の基底をなす,儒家の経典の一つ.曾子学派が師の言動と思想を伝える『曾子』を併収する.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • フットボールヴィセラルトレーニング 無意識下でのプレーを覚醒させる先鋭理論[実践編]
    5.0
    タスク(目的、課題)に向けて「レイヤー(層)=変数」を重ね、実際の試合以上の複雑性を生み出す 阿部勇樹(元日本代表)推薦!「この先のサッカーのために何が必要か? 指導者として新たな発見があった」 上巻『フットボールヴィセラルトレーニング[導入編]』では、神経科学を実用的に用い、認知、意思決定、無意識下でのプレーを最適化するための理論を紹介した。 下巻『フットボールヴィセラルトレーニング[実践編]』では、タスク(目的、課題)に向けて「レイヤー(層)=変数」を重ね、選手、フィールドサイズ、ピッチ形状、ゾーン、ボール、ゴール、ゲート、時間、用具などを操作し、実際の試合以上の複雑性を生み出すヴィセラルトレーニングの構造を具体的に解説していく。 監修者まえがき 第1章 根本的なアイデア 1 なぜヴィセラルトレーニングは誕生したのか? 2 「機械的論理」対「芸術的論理」 3  解決と問題 4 「試合」対「エクササイズ」 5 ヴィセラルトレーニングはなぜ選手の無意識的なプロセスを改善するのか? 第2章 実践的なヴィセラルトレーニングの導入 1 どのようにヴィセラルトレーニングを導入するのか? 2 ヴィセラルトレーニング特有の原則:「レイヤー」の重なり 3 どのように複数のレイヤーを整理するのか? 4 チームプレー形式でどのようにヴィセラルトレーニングを始めるべきか? 5 「構造化トレーニング」や「戦術的ピリオダイゼーション」を手助けするヴィセラルトレーニングという手段 6 ヴィセラルトレーニングをどこで適用すべきだろうか? 6・1 ゲームモデル 6・2 ゲームシステム 6・3 試合の局面 6・4 ヴィセラルアナリティクス 6・5 SSG・MSG・LSG・SG 6・6 個人トレーニング 6・7 小さなグループ 6・8 チーム 6・9 活性化 6・10 主要なトレーニング 6・11 補完的なトレーニング 6・12 レクリエーション的なトレーニング 7 ヴィセラルトレーニングにおける計画 8 通常のヴィセラルトレーニングと特別なヴィセラルトレーニング 9 育成年代からプロまでのヴィセラルトレーニング 10 すべてのトレーニングや試合をヴィセラルトレーニングに変換する方法 11・1 守備のポジショントレーニング 11・2 ロンド 12 ヴィセラルトレーニングと育成年代 13 ほかのスポーツを導入したヴィセラルトレーニング 14 ヴィセラルトレーニングにおける最大限の特異性 第3章 賢いサッカー選手 1 実行機能 2 ピッチ外における実行機能の評価 3 記憶 3・1 作業記憶 3・2 前方視的記憶 3・3 エピソード記憶 3・4 手続き記憶 3・5 パターン記憶 4 予測 第4章 意思決定 1 伝統的なトレーニングとヴィセラルトレーニングの意思決定 2 「現代的」な意思決定 3 「思考せずに思考する」対「思考することで思考する」 4 サッカーにおける意思決定に限らない意思決定 第5章 視覚的な認知 1 ヴィセラルトレーニングにおける視野 2 スキャニング(視覚認知行動)を説明するために役立つ従来のモデル 3 無意識の思考を刺激する「無意識のスキャニング」 第6章 心理学的なアプローチ 1 サッカーにおけるプライミング 2 無意識も従順である: 実施意図 3 実施意図を実際の試合でどのように適用するか? 4 「無意識の実行意図」がある場合はどのようになるか? 5 無意識を助ける意識的なプロセス 6 現実の出来事に基づいた感情的な優位性としての状態依存性記憶 7 無意識から暗黙的に学ぶそのほかの方法 8 無意識的にトレーニングを助ける「警告」 9 行動の観察 10 ビジュアライゼーション 11 瞑想 12 無意識へのアプローチにおける最後の手法:夢 13 明晰夢 第7章 感情とモチベーション 1 ヴィセラルトレーニングにおける感情 2 ヴィセラルトレーニングにおけるモチベーション 2・1 モチベーションの最も深い源泉:エロス 第8章 創造性 1 ヴィセラルトレーニングと創造性 2 意識における1つのタスク:機能的固定 3 「自動化」対「創造性」 第9章 認知的柔軟性 1 機能的結合の変化 2 精神的・認知的な耐性を強化するためのヴィセラルトレーニング 3 認知的疲労 4 認知的疲労におけるそのほかの要因 5 トレーニングと同様に重要な脳の回復 第10章 テクノロジーとイノベーション 1 テクノロジー・イノベーション・ヴィセラルトレーニング 2 サッカーにおける仮想現実と拡張現実 第11章 制約 1 ヴィセラルトレーニングはなぜ伝統的なタスクの制約ではないのか? 2 量的、質的な制約の次元 3 ナーゲルスマンのトレーニングセッション 4 明示的な制約と暗黙的な制約 第12章 ヴィセラルトレーニングという旅の終わりに 1 予備的な結論 2 最後のテスト 3 おわりに 監修者あとがき 訳者あとがき
  • フランス伝統料理と地方菓子の事典:全地方の食文化や歴史、食材、ワイン、チーズの知識から料理・菓子の作り方まで俯瞰して理解できる
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 フランスの各地方における伝統料理と郷土菓子の特徴や作り方、さらにその背景となる歴史、食文化、食材、さらにワインやチーズの知識などを1冊にまとめた、今までにはなかった、作ることができる実用性と、見ても読んで参考になる資料性の高い決定版的な書籍です。 フランス料理の本、そしてフランス菓子の本は多数出ていますが、この各地方における料理と菓子のつながりも含めて解説している本はそうはありません。 また同時に、その知識を写真や絵画などを取り入れ、背景や食文化をわかりやすく解説した本も少ないです。 著書である大森由紀子さんは、パリの料理学校「リッツ・エスコフィエ」「ル・コルドン・ブルー」で料理・製菓を学び、さらにフランスの菓子店やレストランで研修を重ねることで、圧倒的な経験値を持つことで有名。 コロナ以前には、毎年のようにフランスの各地方の料理と菓子の現場を訪れ、常に新しい知識も吸収。 その大森氏の長年培った技術と知識という貴重な情報の数々を、このたび1冊の本にまとめることができました! 本書では、フランス全地方を21地方に分け、各々の地方別に伝統的な料理と地方独特の菓子をピックアップしつつ、その歴史や特徴と作り方(レシピ)を紹介した本であると同時に、その各地方ごとの食に関わる歴史や食文化、食材、さらにワインやチーズの知識までを事細かく解説を入れており、まさに各料理や菓子をその歴史を知りながら作ることもできますし、それらの料理や菓子が作られてきた背景を知ることができます。 アルザス地方、ロレーヌ地方、シャンパーニュ-アルデンヌ地方、ノール・パ・ド・カレ地方、ピカルディ―地方、イル・ド・フランス地方、ブルゴーニュ地方、フランシュ・コンテ地方、ローヌ・アルプ地方、オーヴェルニュ地方、プロヴァンス―アルプ―コートダジュール地方、ラングドック―ルシヨン地方、コルシカ島…。 各地方ごとに料理2品、菓子2品の計75品程度のレシピと、各レシピの歴史や周辺知識、地方の食生活や食文化などの知識などを盛りだくさんに紹介しています。
  • 京都老舗料亭「近又」 和食の手解き
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 京都で200年以上続く老舗料亭「近又(きんまた)」が教える、本物の味。 いつまでも守り続けたい日本の味を、美しい写真とともにご紹介します。 お店で提供される逸品から、毎日食べたいおばんざい、伝統的なおせちまで、近又の真髄を余すことなく丁寧に解説します。 改めて押さえておきたい素材の切り方、魚のさばき方、揚げ物の基本なども掲載。 「近又」七代目又八・鵜飼治二著書。 本書は2015年に刊行した『和のおかずの教科書』に新しいレシピを加え、内容の一部を再編集、判型・タイトルを変えたものです。
  • 信仰の現代中国:心のよりどころを求める人びとの暮らし
    5.0
    宗教と伝統行事を通して見えてくる中国社会の姿 弾圧から緩和、引き締め、そして包摂へ―毛沢東以来、共産党支配下における政治と宗教の関係は常にある種の緊張状態にある。本書は、この緊張状態の根源にあるものを掘り起こし、信仰と伝統行事のあり方を通して中国社会のもう一つの姿を描いたノンフィクションである。 物質的な欲望と拝金主義にまみれ、もはや伝統的な信仰心など消えてしまったかのように見える中国社会だが、旧暦に基づく季節の行事や古くからのしきたりが今も脈々と息づいている。いくら繁栄しても何かが足りない―その何かを求めて多くの人びとが信仰や伝統行事に目を向け実践するありさまを描くため、著者は約一年半、こうした活動に携わる家族や団体などと行動をともにしてきた。各種の行事を観察し、ときには自ら瞑想法・呼吸法の講習会に参加する。登場するのは、妙峰山の参拝客を相手に香会を営む倪家、農村で道教の儀式や占いをする李家、地方都市で地下活動を続ける牧師など、さまざまなバックグラウンドを持つ人びとである。 本書は二十四節気に沿った章立てで、季節の移り変わりとともにストーリーが立体的に展開する仕組みとなっている。海外の主要紙誌が絶賛した傑作だ。
  • リベラルアーツの法学
    5.0
    1巻2,640円 (税込)
    「リベラルアーツは、古典を通じて自由な態度で認識能力をきたえ、未知の課題を発見し、学際的な分析を深めたうえで、より良い世界のために行動することを目指します。このような考え方に基づき、本書は古今東西の古典を幅広く紹介しながら、「法」を切り口にしつつ、人間の目指すべき自由とは何かを探求していきます。 古典は過去に書かれたものですが、リベラルアーツにおける古典の探究は、いまだ答えが出ていない最先端の現代的課題に取り組むことにつながっています。このことを意識しつつ、本書は哲学、政治、歴史といった伝統的な学問分野から 始まり、ジェンダー・セクシュアリティ、メディア・コミュニケーションといった現代的な課題に展開していきます。」(「はじめに」より)
  • 将太の寿司2 World Stage 完全収録版
    値引きあり
    5.0
    全1巻99円 (税込)
    寺沢大介の名作料理マンガ「将太の寿司2 World Stage」が完全収録版として登場! 【収録:1~4巻】 【1巻】日本の寿司を殲滅しにきたフランス人寿司職人・ダビッド・デュカスの影響で佐治の息子・将太は、美食の都パリへと向かう! 【2巻】東京でダビッド・デュカスの旗艦店「GENESIS」が開店。日本にはない寿司のエンターテインメントが衝撃を与える中、店先でトラブルが…。 【3巻】パリでの生活を続ける将太。順風満帆かと思いきや、就労ビザの存在を忘れでいた!このままだと不法就労で国外退去になってしまうが…!? 【4巻】伝統的な寿司文化衰退を恐れ、寿司協会は政府と共にジャパンクールの旗艦寿司店『瑞穂』設立を決定。メンバー選抜試験、曲者ぞろいの参加者たち…寿司の未来は――!
  • ヒトデ型組織はなぜ強いのか 絶対的なリーダーをつくらない組織が未来をつくる The Starfish and the spider
    5.0
    組織論の名著『ヒトデはクモよりなぜ強い』が新訳になって復刊! 伝統的なリーダーシップを欠いているが故に、産業や社会を根底から覆すような強力なグループが生まれている。 誰も仕切る者がいない組織はどうなるのか!? 一元化された組織(中央集権型)は形がクモに似ています。 頭を切り落とすとクモは死んでしまう。 一方、分散型の組織はヒトデのようなもの。 腕が一つ切断されようと生命は維持し、すぐにまた生えてくる…… 本書はヒトデ型の(リーダーのいない、権限が分散された)組織がいかに創造的で、 従来の秩序を破壊し、経済的なインパクトを与えるのかを検証した組織論です。 【目次】 第1章 MGMの失策とアパッチ族の謎 第2章 クモ、ヒトデ、インターネットの社長 第3章 ヒトデだらけの海 第4章 5本の足で立つ 第5章 触媒の秘めたる力 第6章 分権型組織との対決 第7章 コンボ・スペシャル:ハイブリッド型組織 第8章 スイートスポットを探して 第9章 新しい世界
  • Casa BRUTUS特別編集 京都シティガイド
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※本ムックはカラーページを含みます。お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。 KYOTO CITY GUIDE 京都シティガイド 建築、アート、宿、ショップ、食、183軒! その先の京都を知る最新シティガイド。 伝統的なものと現代的なセンスが見事にマッチングする京都。 近年は現存最古の公立美術館建築が最新美術館として生まれ変わり、 周辺の岡崎エリアには注目のうつわ屋やレストランが続々とオープン。 大正期の近代建築には新たな商業施設とライフスタイルホテルが開業し、 江戸末期に建立された寺院の大書院には現代美術が融合するなど、いついかなる時も、 私たちの数寄心を刺激する街として進化し続けています。 建築、アート、宿、ショップ、食、カフェ、etc......。 その先の京都を知るための新しいシティガイドです。 ART 京都ならではの美を見る。 杉本博司が襖絵を手がけた〈両足院〉 京都に新たな風景が誕生。〈京都市京セラ美術館〉 Sandwichディレクションの〈スターバックス コーヒー〉 現代アートから伝統工芸まで、懐の深さを感じるアートシーン。 京の街を写真がジャック、アートに浸る1か月。 アートに触れるミュージアム案内。 STAY 京都はホテルの開業ラッシュです。 京都ならではのリゾートホテル〈ROKU KYOTO, LXR Hotels&Resorts〉 和洋の意匠とカルチャーが融合〈エースホテル京都〉 数寄屋建築の傑作を改修。〈ウェスティン都ホテル京都 数寄屋風別館「佳水園」〉 眺望、温泉、自然。極上ステイが叶う宿。 洗練された空間で寛ぐデザインホテル。 町家を現代風に整えた、建築を楽しむ宿。 京都のライフスタイルホテル。 OKAZAKI 今、一番行くべきエリアは岡崎です。 器と手仕事を探して岡崎界隈散歩。 岡崎は夜も楽しい!ワイン自慢のレストラン&バー。 岡崎の「平安蚤の市」はツボにはまるものの宝庫です。 村上隆がプロデュースする器ギャラリー〈となりの村田〉。 TRAVEL あの人の京都旅のシナリオ。 皆川 明の五感を研ぎ澄ます旅。 伊藤直樹のアートとカルチャーを発掘する旅。 ロマーン・アロンソの京都工芸を愛でる旅。 BUY わざわざ足を運びたくなる京都のライフスタイルショップ。
  • 新版 これからの雑木の庭
    5.0
    1巻2,090円 (税込)
    【電子版のご注意事項】 ※一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または画像が修正されている場合があります。 ※応募券、ハガキなどはご利用いただけません。 ※掲載時の商品やサービスは、時間の経過にともない提供が終了している場合があります。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。 また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 以上、あらかじめご了承の上お楽しみください。 家をやさしく包み込む、雑木の庭空間。自然と一体化したような、心地よい木漏れ日で私たちを癒し、慰めてくれます。 夏は涼しくて、冬は暖かい、ナチュラルな「雑木の庭」スタイルが、今とても注目を集めています。 これからの快適な住環境には欠かせない、雑木の庭作りをさまざまな実例を挙げながら紹介します。 狭い庭や日当たりが悪い庭などでも「雑木の庭」作りは可能で、 面積やそれぞれの環境にあわせた「雑木の庭」実例を設計図もふくめて十数例紹介します。 実際に「雑木の庭」を作り、その環境に暮らしている方々の感想も、 これから庭づくりを考えている読者には参考になるはずです。 毎年1度手入れするだけでOKな「雑木の庭」の維持管理方法も、初心者にもわかりやすく解説。 また、個人の庭で使いやすい、約30種の雑木を解説し、生育をおさえながら管理する方法なども紹介します。 〈内容〉 ●雑木の庭の愉しみ ●雑木の庭実例10 ●雑木の庭空間を作るメリット ●雑木の庭の作り方、設計のポイント ●雑木の庭の管理法(剪定、病害虫対策など) ●狭さを生かす雑木の庭作り 高田 宏臣(タカダヒロオミ):1969年千葉県生まれ。東京農工大学農学部林学科卒業。株式会社高田造園設計事務所代表取締役。NPO法人地球守代表理事。 その土地の風土環境を活かした庭づくりを通して、国内外を問わず、自然豊かな住環境や街づくりを提案。特に東日本大震災以降は庭だけでなく、里山や奥山の環境改善、自然災害被災地の環境再生など、伝統的な技法による自然環境の改善や再生の指導、啓蒙に取り組む。主な著書に『土中環境~忘れられた共生のまなざし、蘇る古の技』(建築資料研究社刊)がある。

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  • ジ・アート・オブ Cuphead
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 全世界で大ヒットしたインディーゲームの傑作『Cuphead』のアート集が邦訳化! 高い評価を得た『Cuphead』のアートブックは、アニメーションが黄金時代を迎えた1930年代に戻ったような気分にさせてくれる一冊。 30年代ヴィンテージ風のビジュアルや雰囲気が伝わるようデザインされた本書は、どの頁もアートワークが満載で、1フレームずつ手で描かれた伝統的なアニメーションや初期コンセプト、さらにはプロダクションワーク、キャラクター、ボス、ステージなどの当初のアイデアも多数紹介したファン必見のアート集です。 本書を手にして、デビルからタマシイを取り戻すためのカップヘッドとマグマンの冒険を追体験するのはいかがでしょうか。 開発者であるチャドとジャレッドのモルデンハウワー兄弟に導かれ、インクウェル島再発見の旅に出かければ、『Cuphead』のアニメーションスタイルと挑戦的でレトロなこのゲームの魅力がより一層深まることでしょう!
  • 和素材デザートの発想と組み立て:菊、枝豆、しょうゆ、ほうじ茶…和の食材の可能性を広げる
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 フレンチのレストランデザートに、醤油、ほうじ茶、菊などの「和素材」を取り入れた43のレシピ。 各素材のデザート展開のコツも掲載。 「和食材」を取り入れて、ひねりのあるデザートに! レストランデザート作りに長年携わるパティシエール田中真理氏が、「和食材」を大胆に取り入れた43個のデザートを考案。 小豆やきなこ、わらび粉や上新粉といった和菓子の食材や、しょうゆやみそ、みりん、酒といった調味料、菊やよもぎなどの花・薬草、煎茶やほうじ茶などのお茶、びわや梅といった果物に至るまで、多岐にわたる和食材をピックアップし、美しいレストランデザートに仕立てています。 伝統的なフレンチデザートの技法に、和の要素を取り入れた、和洋折衷(和仏折衷)デザートのレシピ本。 各素材についての、デザート展開のポイントや、うんちくなども掲載しています。
  • 名前の哲学
    値引きあり
    5.0
    「名前」ほど、日常にありふれたものでありながら不思議なものもない。自らをあらわす自分の名前さえ、ほとんどの場合、自分ではない他の誰かに付けられたものであり、死後まで自分の存在は、その誰かに付けられた名前によって語られることになる。なにより自分の名前は、自分で使うよりも他者から呼ばれることのほうが圧倒的に多い。最も身近で最も遠い、それが「名前」である。  「名前」をめぐる哲学は、西洋の形而上学では真理についての文脈で考えられてきた。初めて「名前」を哲学の対象にしたプラトン、アリストテレスにはじまり、その流れを受け継いだ二〇世紀のミルやフレーゲの名前論をひもとけば、伝統的な西洋哲学がいかに「名前」を厄介者としてきたのかが浮かび上がる。  ところが、ヴィトゲンシュタイン、ローゼンツヴァイク、ベンヤミンの三人の思想を解き明かしていくと、真理論の舞台から解き放たれて、名前の哲学はこれまでにない生き生きとした姿を見せはじめる。著名なジャック・デリダの三部作にかぎらず、先鋭的な名前論はなぜユダヤ系の思想家から生まれるのか――。その背景には、名前と同化をめぐるユダヤ系の人々の苦難の歴史があった。  外側から貼られた単なるレッテルではない、「呼びかける」ものとしての名前がひらく、新たな時代の共同体論。 [本書の内容] まえがき 名前――もっともありふれた不思議なもの 第1章 名前の哲学史――古代ギリシアから二〇世紀まで 第2章 生活形式――ヴィトゲンシュタイン 第3章 対話――ローゼンツヴァイク 第4章 純粋言語――ベンヤミン 終章 名前の哲学が教えること 注 書 誌 あとがき
  • はじめての、小さなキリムと小物たち
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【あこがれのキリムを、あなたの手でたのしんで】 手に入りやすい道具と、シンプルなつくりかたで、 気軽にはじめられます 【キリムってなんですか?】 最近、インテリアアイテムとして人気のキリム。 「キリム」とは、アナトリア高原を中心とする 遊牧民たちによって受け継がれてきた伝統的な織物のこと。 エキゾチックな文化と歴史に育まれてきた独特の文様、色彩が魅力。 ヨーロッパでは、北欧風やモダンなインテリアに取り入れるスタイルが 今、大人気になっています。 【見ているだけでも楽しい!】 キリムは骨董、芸術品としてとらえられることも多く アンティークの貴重なものは美術館に収められていることも。 モチーフにはひとつひとつ、遊牧民らしい願いや祈りがこめられていて その意味も紹介します。 つくるだけでなく、見ているのも楽しくなってくるはず。 また、普通の市場で買うことのできないキリムの糸はとても稀少。 日本ではほとんど手に入らない糸を、Koyun 由紀子さんが現地と企画し 初心者でもつかいやすいようパワーアップさせて紹介。 もちろん購入できます! 本書では手芸店で一般的に手に入る糸も掲載しているので 本格的な糸と、トライしやすい糸、好きなほうではじめてみて。 【つくりかたって大変?】 口伝だけで、その家族、一族に伝えられてきたキリム。 この本では、キリムに魅せられた佃さんが現地で修業した技法を わたしたちにもわかりやすくまとめ、すべて図案で紹介しているので いつもの手芸と同じ気分で取り組めます。 つくりかたはシンプル!基本の技法はなんと2つ! シンプルなコースターなら子どもでも2時間でつくれるそう。 さらに道具もシンプルで、日本で気軽&安価に手に入れられます。 【あたなだけの小物も!】 キリムといえば大きなラグ。 もっと気軽に暮らしに取り入れたい!という人のために、小物をたくさん紹介。 クラッチバッグといったファッションアイテムから、 ポットマットほか、インテリアを引き立てるひと品まで。 遊牧民の使う伝統的な道具をモチーフにしたアクセサリーなど ストーリーが魅力的なアイテムもたくさん。 〜作品例〜 マグカップウォーマー クラッチバッグ タペストリー ブローチ サコッシュ ヘアアクセサリー キーケース ポットマット <著者について> 1996年トルコに渡航、現地でキリム織りを修得し、1998年キリム教室をスタートする。現在、キリム手織工房Koyun主宰。グァテマラでもマヤ織りを修得するなど、その活動は多岐に渡る。
  • 「賛否両論」 おせちの本 完全版
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「予約の取れない店」として知られる和食店・「賛否両論」。創意に溢れた普段の料理はもちろん、そのエッセンスをぎゅっと詰め込んだおせちも大人気。 スタッフ総出でおせちを仕込む風景は、同店の師走の風物詩となっています。 店主の笠原将弘いわく、「年々進化を続けている」同店のおせち。 年に一度のメニューであっても、よりおいしく、より美しい仕上がりに、と試行錯誤を繰り返して、現在のスタイルにたどり着きました。 本書ではそんな「賛否両論」のおせちのすべてを、余すところなく紹介。 「祝い肴3種」をはじめとする、伝統的なおせちから、年末年始、そしてふだんの食卓でも活用したい 「ちょっとごちそう」の数々まで、笠原流おせちのすべてがここに詰まっています。
  • コッツウォルズ イングリッシュガーデンとティールーム:庭園と紅茶とマナーハウスを楽しむ
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本はもとより、世界中の観光客を魅了するイギリス・コッツウォルズ地方は、美しい田園風景と個性豊かなイギリス庭園が多く点在することで知られます。 田舎とはいえ辺境の地ではなく、イギリスの主要産業だった毛織物産業で栄え、裕福な荘園領主による邸宅と庭園が数多く造られました。 20世紀以降も田園にあこがれを抱く上流階級の人々が移住し、新たな庭園が造られています。 整形式庭園、イギリス風景式庭園、コテージガーデンなど、庭園の歴史において特徴のある各時代の庭園が揃い、この地域のみでイギリス庭園をひととおり見ることができます。 「コッツウォルズの庭園を巡れば、イギリス庭園のすべてがわかる」といっても過言ではありません。 本書では、イギリス好きはもちろん、庭園愛好家が多く訪れる、この人気観光地の庭園にスポットをあて、存在する庭園のなかから約25園を選び、美しい写真と文章で紹介します。 観光ガイドとしての情報だけでなく、歴史や、庭園の流行をもたらした社会的背景などの解説も充実させ、文化的側面からもイギリス庭園全般についての知識が深められる内容です。 また、イギリスといえば、欠かせないのがティールームです。 コッツウォルズには、地元の人々から愛される上質なティールームが数多く存在し、伝統的なクリームティーやアフタヌーンティーを気軽に味わうことができます。 また、かつてのイギリス貴族の館を改装した宿泊施設、マナーハウスも充実。 これらを、庭園のエリアごとに掲載し、庭園散歩とお茶、両方を楽しみたい人にとって、ガイドとして使いやすい構成にまとめました。 美しい田園風景の中に点在する個性豊かなイングリッシュガーデンを巡りながら、本場のティーとスイーツに舌鼓をうち、歴史ある館で優雅な時を過ごす。 そんな旅のおともに、ぜひ携えたい1冊です。
  • 日本人の死生観
    5.0
    日本人は生きることと死ぬことをどのように考えてきたのだろうか。長明、芭蕉、千代女、馬琴、良寛など代表的な古典の中に日本人の死生観を辿り、「死」を前提に生き方を考え、「死」の意味をあらためて見つめなおす。日本人の心性の基層に今日も生きている伝統的な死生観を現代に生きる私たち自身の問題として考える指針の書。「死」の偉大な先達から「終い方」の極意を学んでみたい。
  • アメリカの小学校に学ぶ英語の書き方
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ■英文ライティングには「書き方」がある!  学校で習った英文法や単語は理解しているつもりだが、長い文が書けない。そもそもライティングを習っていない気がする。そんな人は意外に多いのではないでしょうか。  アメリカでは「自分が言いたいことを明確に伝える」手段として、小学校低学年からライティングの練習に徹底して取り組みます。本書ではひとりの小学生の6年間の成長の記録を写真で紹介し、さらに各学年のライティングの授業風景を誌面に再現します。最初はスペルミスだらけの判読不能の文を絵で補っていた子どもが、高学年になると「イントロダクション」「複数のパラグラフを効果的に組み合わせた本文」そして「結論」と、論理的に構成された説得力のある長文を書くようになります。  小学生がメキメキと力をつけていくプロセスは、日本人の成人にとってもこの上ないお手本になるはずと著者は考えました。 ■ライティングの授業で使われるメソッドを紹介  アメリカでは州ごとに各学年で求められる水準が細かく定められており、複数のメソッドを使って目標をクリアしていく授業が行われます。 【6トレイト】 メインアイデアを決め、構成を考え、自分の主張を入れ、語彙を選択し、文章の流れに注意し、文法などのルールを守る。多くの学校で採用されている伝統的なメソッドです。 【4スクエア】 6トレイトをさらに具体化したもので、低学年クラスでよく採用されています。4つの四角形を使って、マインドマップのように視覚的に考えを整理していく方法です。 【インバーテッド・トライアングル】 高学年で使われる逆三角形のメソッド。もともとはジャーナリズムの世界で使われ始めたとされ、書きたいことを具体的に絞り込んで行く構成力を養うものです。 ■メソッドを学んだあとは実践 いくつかのテーマを提示し、4スクエアなどのメソッドを使って自分の書きたいことをまとめあげる練習をします。まずは理由や自分の考えを列挙し、ふさわしい接続詞でつなぎ、5W1Hを意識して具体化したり、形容詞を使って個性を出したりして、最後にできた文章をチェックして修正。一連のステップをマスターして、論理的かつ人に伝わる英文ライティングの基礎を築きましょう。
  • FinTechの正体
    5.0
    伝統的な金融産業に、いよいよデジタル化の波が押し寄せている。 金融(ファイナンス)とデジタル技術(テクノロジー)が融合する フィンテックによって、 規制によって守られてきた日本の大手銀行をはじめとした企業や、 旧来からのビジネスはどう変わってゆくのか。 その震源地で奔走する人々の物語をレポートする。 『週刊ダイヤモンド』(2016年3月12日号)の第1特集を電子化したものです。 雑誌のほかのコンテンツは含まれません。 *本誌の電子版も販売しています(最新号は毎週月曜日配信)。 詳しくは「週刊ダイヤモンド」で検索ください。
  • アプリケーションアーキテクチャ設計パターン
    5.0
    本書は,アプリケーションアーキテクチャの基本設計フェーズにおいて「何を作るか」ではなく「どう作るか」を設計する際のガイドです。心臓部となるサーバサイドを中心に,シングルページアプリケーションの台頭で再び重要性を増してきたクライアントサイド,SQLなどの伝統的な処理方式とビッグデータ技術という新潮流が混在するバッチ処理,システム間連携と,さまざまな分野を網羅します。アーキテクトやエンジニアが習得するべきコアのスキルとして,長きに渡って活用できる一冊です。
  • 改訂版 エコクラフト1巻(5m)でちっちゃなかごを作りましょ。
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 エコクラフト1巻でちいさなかごが作れる。伝統的な編み地を集めた作品は、編み地の習得や応用への練習保存版として最適。可愛いサイズなので、テーブルウエアやインテリアにぴったり。
  • パリの有名レストランを巡って辿りついた、私の星付きビストロレシピ:身近な食材で最高においしい
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 一般的にフランス料理といえば、手間のかかる伝統的な家庭料理か、華麗なレストランフレンチのイメージですが、パリジェンヌをはじめフランス人が日常的に楽しんでいるのは、もっと気軽なビストロ料理が中心です。 この本では、身近な食材を使い、パリで今人気のある料理をより手軽に作れるようにアレンジしたレシピを紹介しました。 定番のニース風サラダから、パンのお供にぴったりのスモークサーモンのリエット、トマトファルシやケーク・サレ、パリで異国を感じさせるファラフェルやクスクス、ガトー・オ・ショコラやクレーム・ランヴェルセなど、全53品を収録しています。 リヨンやパリの星つきレストランで勤務したときの話や、のみの市で見つけた素敵なお皿のことなど、フランス時代を綴ったコラムも収録。 料理好きにもパリ好きにもぴったりの一冊です。
  • お風呂の愉しみ
    4.7
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 外国旅行していて一番恋しくなるのは日本のお風呂、という人は多い。たっぷりしたお湯に身を浸すと、一日のどんな疲れも湯の中に流れていってしまう。でも、リラックスするためのお風呂なら、本当に体にいいものだけを使いたい。 北米やヨーロッパでは、自家製の石けんやシャンプーを作ることは伝統的な手工業として多くの家庭で行われている。100%オリーブオイル、苛性ソーダ、精製水、それに家庭にある台所用具を使えば、簡単に石けんは作れるものなのだ(しかも、100グラム100円、思いっきり贅沢しても250円)。ひび割れ、手荒れをすべすべにするオリーブ石けん、髪質や色に合ったシャンプー、好みの味のさわやか歯磨き、乾燥知らずの肌を作る自家製化粧水とクリーム…。手作り化粧品は、市販製品にない満足感をもたらしてくれる。 著者は日本に石けん作りを紹介した第一人者。単行本ながら色鮮やかな写真を施した詳しい解説が行き届き、読んでいると、「作ってみたい」「自分にもできる」「作らなくては」という気にさせられる。さらに「手作りのボディケア用品は、自然の恵みの美しさと力とを、ていねいに集めてつめこんだ小箱のようなものです」という言葉に触発されて、自分を大切にする気持ちが芽生えてくるだろう。(松本肇子) この商品は原本のスキャニングデータを電子書籍化したもので。ご了承ください。
  • 世界の米料理:世界20カ国に受け継がれる、伝統的な家庭料理
    4.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 糖質オフブームも落ち着き、最近では健康を気にしながら「炭水化物もちゃんと食べること」が見直されており、パンやサンドイッチの本もヒットしています。 なかでも米は、パエリアやビビンパなど、世界各国で食べられるている万国共通の食材であり、毎日の食卓に欠かせない食材でもあります。 本書では、著者が世界中を旅して、現地の人に教わったさまざまな家庭料理から、世界20カ国の米料理を紹介します。 ここ数年人気の、ロシアやトルコからライス入りピロシキやロールキャベツ、ピラフなどをはじめ、イタリア、スペイン、アメリカ、アジアといった、レストランで食べたことはあるけど作ったことはない、そんな作って楽しいレシピを中心とした約70点を掲載。 どのレシピも、日本で手に入りやすい材料を使った作りやすいもので、著者ならではのシンプルでやさしい味付けは老若男女が好きなおいしさです。 また、料理にまつわる文化背景などの読み物を盛り込みながら見せる料理書として構成。 料理好きはもちろん、旅先でおいしかったあの料理をどうやって作るのかが知りたい、そんな好奇心のある旅好きの人にもおすすめです。 現地で食べ歩いているような、作って楽しい、読んで楽しい一冊に仕上がっています。
  • ハーレムの無垢な薔薇
    4.5
    無垢なレディが囚われたのは、砂漠のプリンスのハーレム! シーリアは英国随一の政治家である父親が決めた縁談に従った。“おまえは妹たちほど美人ではないのだから、わたしの見込んだ男と結婚するのが間違いない”と言われて。けれど、初夜から3カ月過ぎても、夫は肌を重ねようとはしない。そんななか、夫の仕事でアラビアの王国に渡ることになったシーリア。恐ろしいことに到着早々、夫は砂漠で賊に襲われ、非業の死を遂げた。そしてシーリアにも危険が迫ったときだった――まるで魔法のように現れ窮地を救ってくれたのは、伝統的な白いローブ姿の男性。気を失った彼女はしかし、目覚めるやいなや驚愕の事実を告げられる。そこは砂漠の王国、アカディズの宮殿。シーリアは、シーク・ラミズのハーレムに囚われてしまったのだ! ■彩り豊かな表現力と、官能的なラブシーンで読者を魅了するマーガリート・ケイ。砂漠の地で花開く、英国の薔薇と傲慢なシークの恋をご堪能ください。本作は「シークの愛の奴隷」に続く関連作です。
  • 和宮内親王
    完結
    4.5
    全1巻330円 (税込)
    徳川幕府の権勢に影が差し、江戸という町と時代が音をたてて崩れ去ろうとしていた頃のこと。ひとりの女性が、意に染まぬ結婚を強いられようとしていた。彼女の名は和宮内親王(かずのみやないしんのう)。天皇家の皇女として生まれ育った人物である。弱体化が著しい幕府は、皇族と将軍を結婚させることにより、朝廷の伝統的な権威を吸収しようとしたのだ。和宮の母親、観行院は事の成り行きに難色を示すが、時勢にはさからえない。諸外国を排斥したい朝廷にとって、幕府との関係強化は避けて通れぬ道でもあった。こうして、文久2年(1862年)、日本史上初となる「皇女降嫁」が実現することとなる。歴史の渦中に放りこまれた彼女は、江戸城内で何を見て、何を感じたのか? 夫となった将軍・徳川家茂(とくがわいえもち)との交流を軸にして、和宮が生きた激動の時代を描く歴史ロマン!
  • 年上小説家の誘惑には逆らえない~あなたの初恋になってもいいですか?~【第1話】
    続巻入荷
    4.5
    「そんなに見つめられると、僕もやめられなくなりますよ」 伝統的な老舗旅館の跡取り娘・詠子は、過去の恋愛経験から男性恐怖症になってしまい、男性客の前では失敗ばかり。 若女将としてしっかりしなければと思うも、なかなか克服することができないでいた。 そんな時、ある部屋に向かうと、昔からの常連で憧れの小説家・律がそこにいて――。 『全然怖くない…律先生も男の人なのに…』 律だけは大丈夫だという詠子に、新作に行き詰まった律が提案したことは、恋愛の取材と詠子の男性恐怖症を治すための『触れ合い』で――? 「隠されると余計に燃えてしまうよ、男は」 バレたら駄目なのに、これ以上先生に触れられたら、もう気持ちを隠しきれない……。 掴みどころのない人気小説家との再会に、秘めた初恋が動き出す――。
  • 現代アートを続けていたら、いつのまにかマタギの嫁になっていた
    4.5
    著者はアーティストとして、全国各地や海外で現代アートの活動をしてきた。 しかし、3.11の震災後に自身の活動への違和感を無視できなくなってきた頃、友人のジャーナリストに「マタギと飲もう」と誘われ新潟県村上市山熊田、マタギの集落に赴く。 そこでは電気がなくても生きていけるような、たくましい暮らしがあった。 自分たちが弱い存在であり、手を抜いたら命を落とすような世界にいることを自覚しているがゆえの強さ。 田舎暮らしという言葉が発する牧歌的なにおいはそこには皆無だ。 カタカナ皆無でよくわからない言葉、山から切り出した薪で煮炊きし、伝統的な狩猟をし、スケールでかく酒を飲む。 水も薬も美味いご馳走も燃料も、工芸素材や心奪われる絶景までも、全て山にある。 体力たくましい爺や婆がいる。しかもハイセンス。皆オシャレだし心も豊か。 東京にいては想像もつかないような世界がひろがっていた。 山熊田に移住して、マタギ頭の家に嫁いだ著者が本書で訴えたいのは「消費社会にはない選択肢がここにはある」ということ。 山熊田では四季というサイクルのなかで同じことが繰り返されている。 それこそ人間本来の生き方ではないか、と著者は問う。 令和の傑作移住日記の誕生です。
  • 日本人なら知っておきたい日本の伝統文化
    4.5
    現代の私たちは日本の伝統文化をあまりにも知らない。それは明治時代に西洋の知識や技術を取り入れるためにつくられた学校教育や近代の学問が、日本の文学や歴史を私たちの心から切り離して論じてきたからだ。伝統的な日本人の心のあり方や死生観はどのようなものだったのか。いま私たちが伝統的と思っているものの多くが、いかにして明治に入ってからつくりだされてきたのか。民俗学や宗教学、倫理学等の観点から近代以降に日本人が見誤り、見失ってきたものを掘り起こす。
  • 選ぶ。そろえる。合わせる。うつわ使いがもっと楽しくなる本。
    4.5
    より食卓が映える! より料理がおいしく見える! ファッションのようなすてきなうつわコーディネートがひと目でわかる! うつわの基礎知識に始まり、どのようなうつわがあるのか、 どのようなうつわを選べばいいのか、どのように組み合わせればいいのか、 どのような料理に使えばいいのか、 そのコツやアイデアを100以上の実例写真を通して紹介します。 ●「うつわ選びはもう悩まない。」 豊富な実例写真で、和洋料理を問わないうつわコーデのセオリーをふんだんにお教えします ●「美しくてスタリッシュ、そしてかわいい。」 伝統的な要素を取り入れた現代的なデザインの「和モダン」のうつわをたくさん紹介 ●「入門者も安心。」 うつわの素材や形、釉薬や装飾の種類、部位の呼び名など基礎知識をていねいに解説 ●「お気に入りの作家を見つけたい。」 大人気作家から、これから「来る」新進気鋭の作家まで。あなた好みの作品がきっと見つかるはず 【CONTENTS】 ◎Chapter 1 うつわのきほん 素材/サイズ/部位の名前/かたち/釉薬/装飾/メンテナンス ◎Chapter 2 うつわ使いのセオリー20 ・まずはこれをそろえる。「和食使い」「洋食使い」7つの神器 ・ビギナーも安心。「おそろコーデ」なら間違いない。 ・はじめの一枚は「オーバルプレート」。 ・「高さ」を取り入れ空間を意識する。 ・「大きさ」の対比が膳の景色を左右する。 ・「白」は表情のあるものを選ぶ。 ・「青」には鮮やかな料理や食材を。 ・淡い色合いで「春」の訪れを慶ぶ。 などなど… ◎Chapter 3 作家で楽しむうつわ使い 高島大樹/平岡 仁/うつわ うたたね/谷井直人/高田志保/ 藤原 純/安福由美子 はしもとさちえ/額賀円也/松本郁美/su-nao home/原 稔+原 依子 ◎Chapter 4 人気インスタグラマーに学ぶ うつわコーデのアイデア

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  • 新装版 ホテル椿山荘東京~ル・ジャルダン~アフタヌーンティーレシピ
    4.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 伝統的なスタイルのアフタヌーンティーで名高い、ホテル椿山荘東京のロビーラウンジ「ル・ジャルダン」の秘蔵レシピを初公開。憧れの場の美しいレシピ写真も大好評なロングセラーの新装版。
  • 改訂版 大学の学科図鑑
    4.5
    ※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【2017年発売の旧版を全面改訂】 擬人化イラストとリアルデータを収録したエンタメ感あふれる進路ガイド。 伝統的な定番から新設のものまで、150以上の多彩な学科情報をフォロー。 多様化する専攻分野の実態と卒業後の進路が、これを読むだけで丸わかりです。 学費・資格&検定、進路・就職先などのお役立ち情報も満載。 進路選びに欠かせない1冊です! 数多くの「大学進路ガイド」や「就活本」を手掛けてきた著者だからこそ提供できる緻密な情報と、ファンタジックなイラストのコラボレーション。
  • お椀ひとつで一汁一菜 雑煮365日
    4.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 雑煮はお正月だけの料理と思っていませんか? もともとはお正月に限らず、おめでたいことがあれば食べられていた雑煮。一椀の中で餅と肉や魚、野菜が同時にとれる万能食です。 「餅はスーパーでいつでも買えて保存がきくし、ご飯に合う具材ならなんでも合います。雑煮はお正月だけと決めてしまうのはもったいない多様性のある料理なんです」と、長年雑煮研究を続けている松本栄文さん。 餅はご飯より腹持ちがよく、ご飯茶わん1杯(160g)269kcalに対して1椀餅2個(100g)なら236kcalとヘルシー。食欲がなくご飯1杯が食べられないときにも、汁に入れた餅ならするりと食べられます。 この本では、食材の組み合わせで味の変化が楽しめ、栄養バランスのよい雑煮を、朝食、軽食、酒の肴など日常食として提案。 第1章では日々の雑煮を春夏秋冬の食材で。なじみがある味つけと斬新なアイデア満載の写真付きレシピ32品と、365日分の食材と味つけを暦でご紹介します。 食べ盛りの子どもたちには肉や魚と野菜をたっぷり入れて、忙しい朝には下町の定番・のりとかき卵で手早くなど、冷蔵庫にある食材で手軽に作れて、ささっと食べられる簡便さが雑煮のよいところ。あさりとトマト、レタスと明太子などサラダ野菜と取り合わせた新感覚の雑煮、鍋焼き雑煮や水菜とお揚げの惣菜的な雑煮、焼き野菜のうまみを利用しただしいらずの雑煮など、松本流調理マジックの絶妙のおいしさに驚かれることでしょう。 第2章では伝統的な雑煮の再現レシピを歴史の背景とともにご紹介。雑煮の原点・あわび雑煮、京都・町家の雑煮、江戸雑煮、出雲のあずき雑煮など各地の伝統雑煮は、どうしてその形になったのでしょうか?文献から紐解くしきたりや地域性のお話も一緒に味わってみてください。 はじめに 雑煮は正月だけでなく毎日の食事や酒の肴に 第1章 雑煮 春夏秋冬      365日の雑煮暦 第2章 そもそも雑煮とは?      日本各地に伝わる 伝統の郷土の味
  • 都会で着こなす世界の民族衣装
    4.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ​【電子版のご注意事項】 ※一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または画像が修正されている場合があります。 ※応募券、ハガキなどはご利用いただけません。 ※掲載時の商品やサービスは、時間の経過にともない提供が終了している場合があります。 ※この商品は固定レイアウトで作成されております。 以上、あらかじめご了承の上お楽しみください。​ 世界30ヵ国の民族衣装を"都会で着こなす"をテーマにビジュアルで楽しむ! 民族衣装が語る気候や習慣、ルーツも解説。 不便だったり手間がかかったりする中で、 なぜその形や柄、素材になったのか。 そこには必ず理由があり、 その土地の気候や習慣、文化背景が必然的に絡んでいるからこそ、 人々は「民族衣装」に魅了されます。 “古いもの”伝統的なもの"がまた注目され、 民族衣装にインスパイアされたデザインが人気を集めるなか、 トライバルやエスニックファッションに興味を持つ人に 本物を知ってもらいたい。 ルーツや当時の想いに馳せて、 何気なく着ていた服たちを改めて見つめ直すきかっけになれば。 本書は、“都会で着こなす”をキーワードに 東ヨーロッパ・アジア・中南米・中近東&アフリカの世界各国から民族衣装を厳選。 現代でも違和感なく着こなせるスタイリングのコツも合わせてご紹介します! HAFA、谷崎聖子さん、東欧民芸クリコ、グランピエ、SOLOLAなど 民族衣装に魅了される7名に取材。 民族衣装との出会い、魅力にも迫ります!
  • [新訳]武士の娘
    4.5
    本書は、1925年(大正15年)に全米でベストセラーとなった旧長岡藩筆頭家老の娘・杉本鉞子による自伝的小説の完全新訳版。明治6年に生まれた著者・杉本鉞子は、伝統的な武家の娘としての教育を受けた後、貿易商を営む日本人男性と結婚して渡米、習慣や人々の気質の違いに戸惑いながらも米国の地で娘にも恵まれ幸せな家庭生活を送っていた。しかし、38歳の若さで夫が急逝。いったんは帰国するが、再度2人の娘を連れて米国で生きることを決意。生活のためにはじめた雑誌「アジア」への連載が1冊にまとまったものが「A DAUGHTER OF THE SAMURAI」であった。原書は全米でグレイトギャツビーと並ぶベストセラーとなり、日本を含む8カ国語に翻訳される。本書はこれまでの翻訳版では削除されていた24章を含む初の完全版である。

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  • 完本 中国古典の人間学
    4.5
    1巻3,080円 (税込)
    日本の近代を切り開いてきた先人たちの教養の根幹には、中国古典があった。 近年、日本人からその伝統的な素養が失われたことは、社会が液状化現象を呈し、説得力のないリーダーが幅をきかせることの、一因となってはいないだろうか。 本書では、めぼしい中国古典二十四篇を網羅し、そのエッセンスに触れながら先賢の知恵に学ぶことを意図している。 その内容は古びていないどころか、現代人にこそ必要な叡智がぎっしりと詰まっている。 ぜひ、本書を通して、中国古典の魅力の一端に触れてみてほしい。 【収録】 『左伝』『戦国策』『史記』『三国志』『十八史略』『孫子』『呉子』『六韜・三略』 『諸葛亮集』『三十六計』『論語』『孟子』『荀子』『近思録』『伝習録』『老子』 『荘子』『管子』『韓非子』『顔氏家訓』『貞観政要』『宋名臣言行録』『為政三部書』『菜根譚』 【著者紹介】 守屋洋(もりや・ひろし) 著述業(中国文学者)。 昭和7年、宮城県生まれ。 東京都立大学中国文学科修士課程修了。 著訳書に『中国古典の名文集』『「老子」の人間学』『菜根譚の人間学』『六韜・三略の兵法』(いずれもプレジデント社)など多数。 【目次より】 ◆左伝 ◆戦国策 ◆史記 ◆三国志 ◆十八史略 ◆孫子 ◆呉子 ◆六韜・三略 ◆諸葛亮集 ◆三十六計 ◆論語 ◆孟子 ◆荀子 ◆近思録 ◆伝習録 ◆老子 ◆荘子 ◆管子 ◆韓非子 ◆顔氏家訓 ◆貞観政要 ◆宋名臣言行録 ◆為政三部書 ◆菜根譚
  • たまさか人形堂ものがたり
    4.4
    会社をリストラされ突如無職となった澪(みお)は、祖母が遺した小さな人形店を継ぐことにした。人形マニアの青年・冨永と謎多き職人・師村の助けを得て、いまでは人形修復を主軸にどうにか店を営んでいる──自分がモデルになったという、顔を粉々に砕かれた創作人形の修復を希望する美しい女性。だが、その人形が創られたのは、彼女が生まれた頃と思しい三十年以上前のことだと判明する(「毀す理由」)。ほか、伝統的な雛人形を有する旧家の不審死、チェコの偉大な人形劇団の秘密など、名手が人形を通して人の心の謎を描く珠玉の短編を収める。書き下ろし短編「回想ジャンクション」を収録。/解説=紅玉いづき
  • 機械式時計大全
    4.4
    より正確で安価なクオーツ式が普及したにもかかわらず、 高価な機械式腕時計に魅せられる人が後を絶たないのはなぜなのか? 機械式時計の定義と基本構造から、 クロノグラフや永久カレンダー、リピーターなど五大複雑機構の仕組みと変遷、 一三世紀から今日に至る歴史の中で語り継がれる数々の逸話の真偽、 スイス、ドイツ、日本の現行85ブランドの特徴と代表モデル、 さらには購入時や使用時の注意点まで――。 博覧強記の著者が半世紀に亘って積み重ねた知見を、豊富な図版と共に披露。 序章・そもそも機械式時計とは 1)機械式とクオーツ式 2)そもそも「機械式」とは何か 第一章 機械式時計の基本構造 第二章 複雑機構 序)複雑機構とは何か 1)クロノグラフ 2)永久カレンダー 3)天文表示 4)オートマタ 5)「鳴り物」(アラーム・ソムリ・リピーター) 第三章 間違いだらけな時計の歴史 11~13C・機械式の起源:「機械式時計は中国で発明された」=× 14C・複雑機構の起源:時計の機構はより複雑な方が高度である=× 16C・携帯時計の起源:「携帯時計はペーター・ヘンラインが1505年に発明した」=× 16C・時計と宗教改革:「スイスで時計産業が発達したのは水と空気がきれいな山国だから」=× 16~19C・和時計の誕生と進化:「機械式時計の1時間は夏でも冬でも変わらない」=× 17C・振子とヒゲゼンマイの誕生:「振子時計はガリレオが発明した」=× 18C・経度の発見:「クロノメーターは時計の精度の公式認定規格」=△ 18C・マリー・アントワネットと3人の時計師:「ボーマルシェは劇作家である」=△ 18~19C・時計産業の機械化:「高級時計は伝統的な手仕事で作られる」=△ 19~20C・腕時計の誕生:「腕時計はA=L・ブレゲが発明した」=× 20C・クオーツ危機:「日本のクオーツ式がスイスの機械式を駆逐した」=× 20C・スイス時計産業の復興:「スウォッチグループはN(ニコラス)=G(ジョルジュ)・ハイエック氏が創業した」=△ 21C・スイス時計20××年問題:「機械式腕時計のムーヴメントは大半がETA社製」=○→× 第四章 機械式時計の現状と主なブランド 第五章:機械式腕時計の選び方と買い方 1)何を選ぶ? 2)どこで買う? 3)どこを見る? コラム1:「エアリーの定理」って、どんな定理? コラム2:スイスの時計業界用語 コラム3:「時計界のピカソ」G・ジェンタ  コラム4:腕時計のドレスコード
  • 【無料試し読み版】最新 食べて治す医学大事典
    無料あり
    4.4
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ★★50ページ試し読みの無料版です★★ 完全版はAB判576ページの大ボリューム! 電子版はありませんので、ご希望の方は紙版をぜひお買い求めください。 (『最新 食べて治す医学大事典』は、2018年11月9日発売です) ──体調がすぐれないとき、病気がつらいとき、身近な食べものがクスリになる!── クスリなどない昔から、人々は食べものの薬効に注目して、健康の回復・維持増進をはたしてきました。 そして現代、科学的な分析のもと、食材・食事と健康との関係が、次々と明らかになってきています。 そのようにして何千年にもわたって積み上げられた「食べて治す」知恵を、一大結集した本です。 ──『最新 食べて治す医学大事典』の“ここが役に立つ!”── ●症状別、病気別に、どんな食べものをどういう形で摂取(外用)すると効くのかが、詳しくわかります。 ●穀物、肉、魚、果物、乳製品など、ふだん口にしている食べものが、  いかなる症状や病気に有効かが事典形式です早く確認できます。 ●詳細レシピがふんだんに紹介されています。編集部でも作って試した実感レポートつき。 ●「クスリになる山野草112」カラーガイド(32ページ)で、  身のまわりに何気なく生えている植物の、クスリとしての効果が学べます。 ●東洋医学(漢方、中国医学)の知識に加え、西洋医学、栄養学の情報も盛り込んだ、多角的な編集になっています。 ●身近な山野草(薬草)の採取・保存法や薬茶・薬酒の作り方といった伝統的なノウハウから、  がん・アレルギー・高齢者のフレイル予防の食事術といった最新医学情報まで、便利なコラムも充実!

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  • 食の堕落と日本人 新版[プレミア健康選書]―伝統的な日本食がニッポンを救う!
    4.3
    食文化評論家・小泉武夫による名著『食の堕落と日本人』が装いを新たに復活。日本人の食生活の堕落ぶりは、10年経った今もなお改善していない。日本人の食生活の問題点を鋭く突く。
  • アロハ! ヒューレン博士とホ・オポノポノの言葉
    4.3
    日本でも幅広い世代の人たちから人気のある、ネイティブハワイアンの伝統的な問題解決法「ホ・オポノポノ」。 それを世界に広めた第一人者ヒューレン博士の初来日時から縁の深かった著者が、 自身の体験エピソードと博士の珠玉の言葉を初めて1冊にまとめました。 博士の言葉にふれてみると、誰の人生にも光がさしてくるような、温かくて優しくて、 たくさんの気づきを含んでいるメッセージばかりなのがわかります。 本書は「ホ・オポノポノ」に関する本の中でも、等身大のヒューレン博士を知ることができる貴重な作品です。 ホ・オポノポノやヒューレン博士のファンのみならず、人生の道しるべを探している人にもオススメの新刊です。 *目次より (目次より一部抜粋) ■恐怖(記憶)か愛(インスピレーション)か、 わたしたちは毎瞬ふたつのうち、ひとつしか選べない ■あなたの「好き」も「嫌い」も あなたにチャンスを与えているよ ■あなたのほんとうのしごとはなんですか? それはただひとつ、「自分」を取り戻すこと ■いったいどんなパートナーがいたら、 あなたは満たされる? ■自分を大切に扱うことは、 ディヴィニティーへの感謝だよ ■時間にもアイデンティティーがある。 大切にしなければ時間は逃げていってしまうよ ■ウニヒピリは最高のアーティスト。 どの瞬間も記憶を手放すチャンスを与えてくれている
  • 商店街はなぜ滅びるのか~社会・政治・経済史から探る再生の道~
    4.3
    商店街はまったく伝統的な存在ではない。現存する多くの商店街は20世紀になって人為的に創られたものだからである。(本文より)――商店街はどういう理由で発明され、繁栄し、そして衰退したのか? 郊外型ショッピングモールの乱立だけが、商店街衰退の原因なのか? さらに、地域コミュニティの要となる商店街の再生には、どういう政策が必要なのか? 気鋭の社会学者による画期的な論考! 上野千鶴子氏推薦!!
  • 水と緑と土 改版
    4.3
    かつて日本人は自然を愛し自然に対応して生きる民族だった。それがなぜ現在のように自然を破壊するようになったのか。伝統的な自然観との断絶の跡をふりかえり、自然と人間社会とのバランスを崩した土地利用が何をもたらしたかを、水害、水不足、熱公害、大面積皆伐などの具体的事例から追究する。土壌の生産力こそ真の資源であり、それを失った文明は必ず滅亡するという警告は、日本人に深い反省を促さずにはおかない。
  • ジェンダーレスの日本史 古典で知る驚きの性
    4.3
    肉体の性別とは違う性認識を持つことが尊重されるようになってきた。先進的に見えるが、じつは日本の古典文学には、男女の境があいまいな話が数多く存在する。 男同士が恋愛仕立ての歌を詠み合ったり、経済力のある姫が一族を養う。武士は泣き、女将軍が敵に向かい、トランスジェンダーきょうだいは男女入れ替わってすくすく成長――。太古の神話から平安文学、軍記もの、江戸川柳まで古典作品を通して伝統的な男らしさ・女らしさのウソを驚きをもって解き明かす。昔の日本の「性意識」がいかにあいまいだったか、それゆえに文芸が発展したかも見えてくる。年表作りを愛する著者による「ジェンダーレス年表」は弥生時代から現代までを網羅。
  • 日本企業のポテンシャルを解き放つ――DX×3P経営
    4.3
    なぜあの企業はDX推進に成功しているのか? 世界から押し寄せるデジタル勢の脅威に抗え――。 Googleよりも成長し、1500名のDX人材育成を目指すダイキン工業 全社で人材データの見える化と育成に取り組むライオンや日本郵便 HRテック起業家×ビジネススクール特任教授×政策アドバイザー DX人材・組織づくりのフロントランナーが示す全社変革のロードマップ 【DXで事業戦略をたてる前に、考えるべきこととは?】○DX(デジタル・トランスフォーメーション)の重要性は日々語られていますが、いま日本企業で課題となっているのが「DXに強い人と組織づくり」です。とくに伝統的な事業分野では、これまでの人材像・組織像とはまったく異なるあり方が必要にもかかわらず、十分な知見が蓄積されていません。 ○著者は、日本・海外のビジネスパーソン60万人以上の人材データから見ても、日本の伝統企業に働く人材の潜在力は、国内外の人材評価データからも欧米トップ企業と比べても間違いなく大きいと主張します。この潜在力を活かせないのは、組織のヴィジョンと仕組み、人材育成の方向性、思考のバイアスの問題があるからなのです。 ○これからはデータが前提となるソサエティ5.0に突入し、市場が大きく変わるため、「ソサエティ5.0時代に、自社がどんなヴィジョンと哲学のもとにイノベーションを起こすのか、どんなデータのプラットフォームになるのか」をアップデートし、それに則った人材・組織づくりが求められます。 ○本書では、イノベーション企業に必要な要素として語られる3P(Philosophy・People・Process)のフレームワークにアップデートを加えながら、DX組織に向けたヴィジョンと哲学、人材戦略、プロセスという全社的な改革の道筋が描かれます。 世界から押し寄せるデジタル勢の脅威に抗え――。 Googleよりも成長し、1500名のDX人材育成を目指すダイキン工業 全社で人材データの見える化と育成に取り組むライオンや日本郵便 HRテック起業家×ビジネススクール特任教授×政策アドバイザー DX人材・組織づくりのフロントランナーが示す全社変革のロードマップ
  • あいつゲイだって アウティングはなぜ問題なのか?
    4.3
    2021年11月は「一橋大学アウティング事件」の控訴審判決から1年にあたる。「パワハラ防止法」により、2022年4月からは中小企業でもアウティングの防止対策が義務付けされることになっている。 なぜアウティングは「不法行為」と判断されたのか? そもそもなぜ、性的指向や性自認といった個人情報の暴露が「命」の問題につながってしまったのか? 実は、一橋事件の前からこうした被害は起きていたし、現在も起きている。学校や職場などの身近な人間関係、不特定多数に瞬時に情報を発信できてしまうネット社会において、誰もが加害者にも被害者にもなり得るのだ。 校舎から飛び降りたのは、私だったのかもしれない――。勝手に伝えることが誰かの「命」を左右する瞬間を、痛みとともに、ひとりの当事者が描き出す。 一橋事件を一過性のものとせず、被害を防ぎ、これ以上「命」が失われないためにも、いま改めて考えたい「アウティング問題」の論点! ■「アウティング」とは? 本人の性のあり方を同意なく第三者に暴露すること。 ■「一橋大学アウティング事件」とは? 「おれもうおまえがゲイであることを隠しておくのムリだ」。一橋大学大学院のロースクールに通うAがゲイであることを、同級生ZがクラスメイトのLINEグループに同意なく暴露。心身に変調をきたしたAは2015年8月、校舎から転落死した。翌16年、遺族が学生Zと大学に対し損害賠償を求めて提訴。20年11月の控訴審判決では、本人の性のあり方を同意なく勝手に暴露するアウティングが「不法行為」であることが示され、世間的にも「アウティング=危険な行為」という認識が広まるきっかけとなった。地方自治体だけでなく、国レベルでも大きな影響があった。 ■目次 はじめに 第一章 一橋大学アウティング事件――経緯 第二章 アウティングとは何か 第三章 繰り返される被害 第四章 一橋大学アウティング事件――判決 第五章 アウティングの規制 第六章 広がる法制度 第七章 アウティングとプライバシー 第八章 アウティングの線引き 第九章 アウティングのこれから 終章 アウティング、パンデミック、インターネット おわりに ■著者プロフィール 松岡宗嗣〈まつおか・そうし〉 1994年愛知県名古屋市生まれ。明治大学政治経済学部卒。政策や法制度を中心とした性的マイノリティに関する情報を発信する一般社団法人fair代表理事。ゲイであることをオープンにしながら、HuffPostや現代ビジネス、Yahoo!ニュース等で多様なジェンダー・セクシュアリティに関する記事を執筆。教育機関や企業、自治体等での研修・講演実績多数。2020年7月、LGBT法連合会・神谷悠一事務局長との共著『LGBTとハラスメント』(集英社新書)を出版。近著に『「テレビは見ない」というけれど--エンタメコンテンツをフェミニズム・ジェンダーから読む』(青弓社)、『子どもを育てられるなんて思わなかった--LGBTQと「伝統的な家族」のこれから』(山川出版社)。本作が初の単著となる。

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  • トランプvs.中国は歴史の必然である 近現代史で読み解く米中衝突
    4.3
    1巻1,430円 (税込)
    歴史に学べばトランプ政権は中国を潰す! ----------------------------------------- 「近代から現代まで、ニクソンからオバマまで、アメリカが中国に騙され裏切られてきた歴史から、トランプ政権の「中国潰し戦略」の必然性を探る一冊だ。」(石平氏) 中国のデッドラインを簡単に超えたトランプ。 彼は中国幻想という米国伝統の病を持たない。 一方、中国もその生死をかけて一歩も引けない理由がある。 アジア覇権をめぐり米中は衝突する。 だからこそ日本が危険なのだ! ◎トランプはなぜ中国を敵視するのか? ◎アメリカのアジア基本政策とは? ◎中国にとって台湾問題とは何か? ◎「一つの中国」とは何か? ◎米中関係史でのアメリカの失敗とは? ◎なぜアメリカは中国に騙されてきたか? ◎中華帝国にとっての朝鮮半島とは何か? ◎なぜ米中衝突で日本が危険なのか? 【目次(抜粋)】 ◎序 章 攻守を逆転させたトランプ 「中国は敵」/当選後1カ月の行動が結ぶ線/中国の「本丸」に攻め込んだ/ぬか喜びした中国/「エア電話会談」/「キッシンジャー路線」をゴミ箱に/「一つの中国」とは何か/台湾問題は中国にとっての「宗教問題」である…など ◎第1章 アメリカの中国幻想 清朝―国共内戦 商人としてアジアにやって来たアメリカ/賠償金を中国に「投資」/アメリカは中国を“侵略”したことがない/「中国人は世界でいちばん民主的」/中国は善玉、日本は悪玉というプロパガンダ/ハル・ノートは中国問題/アメリカの三つのアジア政策/中国腐敗の伝統を知らない/共産主義が中国に民主主義を?/「誰が中国を失ったか」…など ◎第2章 騙され続けたアメリカ 毛沢東―胡錦濤 毛沢東はなぜ反米路線に転じたか/なぜ中国は朝鮮戦争に参戦したか/毛沢東の決断と「中華思想」/中国王朝「滅びの法則」/中華帝国に重要な朝鮮の属国化/中華帝国とアメリカが初めて衝突/毛沢東は米ソ二大大国と対立/ピンポン外交と「昔のアメリカ」…など ◎第3章 本性を剥き出しにした中華帝国 (とう)小平―習近平 中華帝国史上初めての海の覇権/全力疾走で進める海洋覇権戦略/なぜ中国は南シナ海を狙うのか/「中国の夢」にはアメリカが邪魔/ご都合主義のアメリカへの提案/中国の挑発が始まった/紅衛兵式「戦闘外交」/アメリカの「中国封じ込め」戦略/対中国最前線への米軍再駐留/アメリカは「アジアから出て行け」…など ◎第4章 アメリカ帝国の逆襲 習近平vs.オバマ 習近平を先取りした米アジア回帰/4年間の凄まじい覇権争い/米中冷戦が始まった/伝統的な「連衡策」/「対中国合従」に惨敗した中国/ロシアの威を借りた習近平/「毛沢東の亡霊」/朝鮮戦争タブーを破った「反米路線」/裁定を「紙くず」と罵る意味/「お尻をたたくぞ」と中華思想…など ◎第5章 米中衝突で日本が危ない トランプvs.習近平 トランプVS.習近平/習近平は無為無策/中国最大の輸出先/中国経済は骨の髄まで絞られる/南シナ海では力でもって中国と戦う/トランプは北朝鮮問題でも動く/カードがなくなった習近平の危険性/日本周辺こそが「テスト」に使われる/2012年に飛び出した「琉球は中国領」/本気の「沖縄工作」…など
  • 快楽としての動物保護 『シートン動物記』から『ザ・コーヴ』へ
    4.3
    ペットと家族同然に暮らしている人はもちろん、テレビやネットで目にする動物の映像を見てかわいらしく感じたり、絶滅が危惧される動物や虐待される動物がいることを知って胸を痛めたりする私たちは、動物を保護するのはよいことだと信じて疑いません。しかし、それはそんなに単純なことでしょうか――本書は、このシンプルな疑問から出発します。 子供の頃、挿絵が入った『シートン動物記』をワクワクしながらめくった記憶をもっている人でも、作者のアーネスト・T・シートン(1860-1946年)がどんな人なのかを知らない場合が多いでしょう。イギリスで生まれ、アメリカに移住してベストセラー作家となったシートンは、アメリカではやがて時代遅れとされ、「非科学的」という烙印を捺されることになります。そうして忘れられたシートンの著作は、しかし昭和10年代の日本で広く読まれるようになり、今日に至るまで多くの子供が手にする「良書」の地位を確立しました。その背景には、シートンを積極的に紹介した平岩米吉(1897-1986年)という存在があります。 こうして育まれた日本人の動物観は、20世紀も末を迎えた1996年、テレビの人気番組の取材で訪れていたロシアのカムチャツカ半島南部にあるクリル湖畔でヒグマに襲われて死去した星野道夫(1952-96年)を通して鮮明に浮かび上がります。この異端の写真家は、アラスカの狩猟先住民に魅了され、現地で暮らす中で、西洋的でも非西洋的でもない自然観や動物観を身につけました。それは日本人にも内在している「都市」の感性が動物観にも影を落としていることを明らかにします。 本書は、これらの考察を踏まえ、2009年に公開され、世界中で賛否両論を引き起こした映画『ザ・コーヴ』について考えます。和歌山県太地町で行われてきた伝統的なイルカ漁を告発するこのドキュメンタリーは、イルカを高度な知性をもつ生き物として特権視する運動と深く関わるものです。その源に立つ科学者ジョン・カニンガム・リリィ(1915-2001年)の変遷をたどるとき、この映画には異文化衝突だけでなく、近代の「動物保護」には進歩主義的な世界観や、さらには西洋的な人種階層のイデオロギーが反映されていることが明らかになります。 本書は、動物を大切にするというふるまいが、実は多くの事情や意図が絡まり合った歴史を背負っていることを具体的な例を通して示します。一度立ち止まって考えてみるとき、本当の意味で動物を大切にするとはどういうことかが見えてくるでしょう。 [本書の内容] はじめに 序 論――東西二元論を越えて 第I章 忘れられた作家シートン 第II章 ある写真家の死――写真家・星野道夫の軌跡 第III章 快楽としての動物保護――イルカをめぐる現代的神話 おわりに
  • おうちでできるおおらか金継ぎ
    4.3
    1巻1,782円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 お気に入りの器が割れてしまって、悲しい思いをしたことはありませんか? 気に入っているから、欠けたり割れたりしても、繕いながらいつまでも使い続けたい――。そんな願いを叶えてくれるのが、「金継ぎ」です。本書では、漫画家であり漆作家でもある著者が、初心者からに向けた「漆を使っておうちでできる」金継ぎの方法をご紹介します。<本書の特徴>この本では、4つの「もっとも」を選んで紹介しています。●本物の漆を用いた「もっとも」伝統的なやり方●楽しく、わかりやすく、伝統的な中でも「もっとも」簡略化したやり方●「もっとも」体に害のないやり方●「もっとも」お金のかからないやり方少し時間はかかっても、お気に入りの器を自分の手で繕うことができるのは、うれしいことです。おおらかな気持ちで、金継ぎを楽しみましょう。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできません。
  • 行動経済学の逆襲
    4.3
    “ぐうたら”学者がいざなう、行動経済学誕生の波乱に満ちた舞台裏。伝統的な経済学の大前提に真っ向から挑んだ行動経済学。そのパイオニアが、自らの研究者人生を振り返りつつ、“異端の学問”が支持を集めるようになった過程をユーモアたっぷりに描く。行動経済学は、学界の権威たちから繰り返し糾弾されながらも、どのように反撃して強くなっていったのか? これからどう発展し、世界を変えていけるのか? “ナッジ”の提唱者がすべてを書き尽くした渾身の力作。
  • 知の考古学
    4.3
    あらゆる領域に巨大な影響を与えたフーコーの最も重要な著作を気鋭が四十二年ぶりに新訳。フーコーが『狂気の歴史』『臨床医学の誕生』『言葉と物』を生み出した自らの方法論を、伝統的な「思想史」と訣別し、歴史の連続性と人間学的思考から解き放たれた「考古学」として開示する。それまでの思考のありかたに根底から転換をせまる名著が新たなすがたで甦る。
  • コンプライアンスが日本を潰す 新自由主義との攻防
    4.2
    伝統的な商慣習を崩し、過剰なまでに構造改革を推し進め、TPP参加表明を始め様々な分野でアメリカの意向に迎合する日本人に対して警鐘を鳴らす、保守学者による国士的論考。

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  • D2C 「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略
    4.2
    すべてがデジタル化するニューノーマルの時代に最も注目を集めるビジネスモデル「D2C」。 「そもそもD2Cって何」?といった素朴な疑問から、立ち上げの具体論までを網羅した入門書であり決定版。 単なる「中抜き」ではなく、顧客との関係性に不可逆の変化を起こすD2Cの本質がこれ一冊でわかる。 ◆◆8刷出来ロングセラー◆◆ ◎こんな人にオススメ ・D2Cという単語を最近よく聞くが、Amazonなどのオンラインショッピングとの違いがよくわからないという人 ・ブランディング、マーケティングなど「人が何に価値を感じるか」全般に興味がある人 ・小売、ブランド、マーケティングの未来が知りたい人 ・旧態依然とした業態の「デジタルトランスフォーメーション」に興味がある人 ・D2C型の新規事業を実際に検討している人 ・ファッション業界、アパレル業界で新しいブランドを立ち上げたい人 ・ノウハウだけではなく、「なぜ、今D2Cが受け入れられるのか」の社会的背景をきっちり理解したい人 ◎D2Cとは何か D2Cとは、顧客と直接つながり、より深い関係性を構築する新しいブランドのあり方のことである。 ウェブから商品を送る、単なる中抜きビジネスではない。 D2Cとは、世界観とストーリーテリングを武器とする、新しい競争優位の構築である。 伝統的なブランドのように、機能やモノのよさとだけを売りにしない。 D2Cはテック企業であり、メディア企業でもある。 単なるものづくりが得意なメーカーではない。 ◎なぜ、投資家はD2Cに注目するのか ・投資家はテクノロジー産業に注目してきた。しかし、産業の規模は「非テクノロジー産業」のほうがはるかに大きい。 ・巨大な「非テクノロジー産業」、特に小売は長らく旧態依然としたビジネスモデルを維持してきた。ここをテクノロジーでディスラプトするのがD2C ・小売産業は初期投資が重たく、また新興ブランドが指数関数的な成長を目指すのは難しかった。しかし、D2Cは、創業1〜2年目で100億円を超える急成長も可能である。 D2Cとは、単なるいちビジネスモデルではない。ブランドと顧客の関係性を不可逆に変えてしまうほどのインパクトを持った「時代の象徴」だ。 将来的に、小売の歴史は、「D2C 以前」、「D2C 以降」と分類されて語られることになるだろう――。 目次 1 章 D2C が生んだパラダイムシフト 2 章 「機能」ではなく「世界観」を売る 3 章 「他人」ではなく「友人」に売る 4 章 D2Cの戦略論 5 章 D2Cを立ち上げる(スタートアップ、大手ブランド、大手小売) 6 章 D2Cの先にあるもの
  • Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法
    4.2
    ■複雑な世界を生き抜くための、鮮明なる指針! この複雑な世界を生き抜くために、 私たちは、何を指針にすればいいのか? 「よい人生」とはいったいどういうものなのか? 古代の伝統的なモデルから最新の心理学研究の結果、 ストア派をはじめとする哲学や、バリュー投資家の思考まで、 膨大な研究結果をひもときながら、 「よい人生」を送るための52の思考法を本書で明らかにする。 ■世界29か国で話題沸騰! 『シュピーゲル』ベストセラーランキング1位! スイスのベストセラー作家がまとめた本書は、 ドイツで25万部を突破し、 世界29か国で翻訳されたベストセラー。 ドイツをはじめ世界中から、絶讃の声が多数寄せられている。 「一度手にしたら、あなたは二度と手放せなくなる」 ――テンリー・E・オルブライト (マサチューセッツ工科大学共同イニシアチブディレクター・ハーバード大学医学部名誉教授) 「どうすればよい人生を送ることができるか、驚くほど多くの助言を与えてくれている」 ――ジェームズ・R・フリン (ニュージーランド オタゴ大学名誉教授・フリン効果発見者) 「巧みでわかりやすく、とても説得力がある」 ――ゲアハルト・シュレーダー(ドイツ元首相) 多くの学術研究の裏づけにもとづいた、 人生が上向きになる「具体的なノウハウ」が満載。 強力な「思考の道具箱」をぜひ手に入れてほしい。
  • 恋するソマリア
    4.2
    内戦が続き無政府状態のソマリア。だがそこには、現代のテクノロジーと伝統的な氏族社会が融合した摩訶不思議な世界が広がっていた。ベテランジャーナリスト・ワイヤッブや22歳にして南部ソマリアの首都で支局長を務める剛腕美女ハムディらに導かれて、著者はソマリ世界に深く足を踏み入れていく――。世界で最も危険なエリアの真実見たり! “片想い”炸裂の過激ノンフィクション。
  • 武術と医術 人を活かすメソッド
    4.2
    経済を優先するあまり、自然環境のみならず伝統的な人間のつながりをも破壊する現代文明への疑問から武術の世界へ身を投じた武術研究者、甲野善紀。一方、西洋偏重の医療界に限界を感じ、代替医療を選択肢に入れた統合医療を実践する医師、小池弘人。この二人が、科学、医療、スポーツ等における一方的な「正統性」を懐疑し、人を活かすための多様なメソッドを提言する。特定の見方、方法論の呪縛を離れ、虚心にリアルな生に向き合う事で、自分自身にとっての人生の「最善手」が見えてくる。武術と医術の叡智が交錯するスリリングな対談。【目次】序 「武」を通じ私は何と闘ってきたのか 甲野善紀/第一章 体をどう捉えるのか/第二章 「科学的」という呪縛/第三章 二分割思考で世界は分かるか/第四章 未知に開かれているということ/第五章 美意識が決める生き方/補遺 統合医療の現在地 小池弘人/跋 「医」を通じ私は何をあつかっていくのか 小池弘人/参考文献
  • プラグマティズム
    4.1
    プラグマティズムは、もっともアメリカ的なものの考え方であり、今日のアメリカ資本主義社会とその文化を築き上げてきた基調である。本書は、このような考え方を初めて体系づけ、ヨーロッパの伝統的な思考方法を打破した点で不朽の功績をもつ。アメリカ的なものの見かたの核心は、じつにこの一冊に圧縮されている。

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  • ミネルヴィニの成長株投資法 ──高い先導株を買い、より高値で売り抜けろ
    4.1
    USインベスティングチャンピオンシップで優勝経験を持ち、『マーケットの魔術師【株式編】』でも取り上げられた“生ける伝説的トレーダー”のマーク・ミネルヴィニは、5年連続で3桁のリターンを上げ、年平均で220%、複利での総リターンは3万3500%に達した。この偉業を成し遂げるために使われ、時の試練に耐えてきたお墨付きのトレードシステムが本書で今、初めて明らかになる! 本書で、ミネルヴィニは株式トレード法であるSEPAを公開する。慎重なリスク管理や自己分析と忍耐があれば、この手法でほぼすべての市場で信じられないようなリターンが得られる。彼は一貫して3桁のリターンを得るために、どうやって正確な買い場を選び、仕掛け、そして資金を守るかについて、詳しく分かりやすい言葉で説明している。 株取引の初心者にも、経験豊かなプロにも、並外れたパフォーマンスを達成する方法が本書を読めば分かるだろう! 初心者にも理解しやすい教訓やトレードの真実、そして具体的な戦術と、要するに、アメリカで大成功を収めた株式トレーダーが30年のキャリアで得たことのすべてを隠すことなく公表している。あなたはそこから貴重な知識を得るだろう。本書で学べることとは、 ・最良の銘柄を大幅に上昇する前にどうやれば見つけられるのか ・ほとんどの投資家がする手痛い間違いをどのように避けるか ・いかに損失をコントロールして、利益を守るか ・高リスクの状況をいかに避けるか ・正確にいつ買って、いつ売るべきか ・新規公開株を買う方法 ・急上昇して並外れたパフォーマンスを達成する銘柄に伝統的な株式評価が通用しない理由 ・ミネルヴィニが行ったトレード例とコメント ミネルヴィニのトレード法の驚くべき効果を証明する160以上のチャートや数多くのケーススタディと共に、世界で最も高パフォーマンスを達成した株式投資システムが本書で初めて明らかになる。
  • 草原の制覇 大モンゴルまで
    4.1
    南の中原に拠る農耕王朝と北の草原に拠る遊牧王朝.生業を異にする二つの王朝は,千年にわたり対峙し,たがいに覇権を争った.五胡十六国の戦乱から大元ウルスの統一まで,騎馬軍団が疾駆し隊商が行き交う,広大なユーラシア東方を舞台に展開する興亡史.伝統的な中華史観の枠組みを超え,多様な民族が往来する多元世界の歴史を描きだす.

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  • 戦前の大金持ち(小学館新書)
    4.1
    昔の日本にはジョブズ並みがゴロゴロいた! これまで日本の経営者といえば、「メザシの土光」に代表される質素倹約型が理想像とされてきたはずだ。しかし、それは果たして本当に伝統的な「日本の大金持ち」の姿なのだろうか。歴史を紐解けば、戦前の日本には、個性的でスケール感溢れる起業家たちがゴロゴロいた。戦前の日本は、スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツ並みの人材が揃ったシリコンバレーのような場所だったのだ。武器商人から一大財閥を築いた大倉喜八郎、孫文の辛亥革命をパトロンとして支えた梅屋庄吉、パリで「蕩尽王・バロン薩摩」として名を馳せた薩摩治郎八……彼らの豪快なカネの稼ぎ方・使い方を見ていると、今の日本のビジネス界がずいぶんとこじんまり見えてくるに違いない。戦後のサラリーマン型経営が終わりを迎えた今こそ、彼らの型破りな発想力に学びたい。
  • 村の社会学 ──日本の伝統的な人づきあいに学ぶ
    4.0
    日本の村々は、長い歴史のなかで工夫に工夫を重ね、それぞれの風土に根ざした独自の生活パターンと人づきあいのあり方をかたちづくってきた。そのしくみや特徴をつぶさに観察してみると、村を閉鎖的で前近代的なものとみなすステレオタイプこそ、むしろ古びたものにみえてくる。コミュニティの危機が叫ばれる今日、その伝統を見つめなおすことは私たちに多くの示唆を与えてくれるのだ。日本の村に息づくさまざまな工夫をたどり、そのコミュニティの知恵を未来に活かす必読書。
  • 大学4年間の行動経済学が10時間でざっと学べる
    4.0
    1巻1,650円 (税込)
    従来の経済学では理論構築の前提として、人は、「超合理的にふるまう」、「超自制的にふるまう」、「超利己的にふるまう」、という「ホモエコノミカス=経済人」を仮定しています。しかしながら、実際の人間は必ずしも超合理的ではなく、ほどよく合理的で、ほどよく自制的で、ほどよく利己的な存在です。従来の経済学で見落とされていた生身の人間行動を心理学で解き明かし、伝統的な経済理論を拡張することによって新たな知見を見出そうというのが「行動経済学」です。 本書は4部で構成されています。 第1部では、行動経済学の基本的な考え方を説明するとともに、超合理的、超自制的、超利己的なホモエコノミカスが、現実の人の行動とどのように違うのかを、様々な例を用いて紹介します。 残りの3部は、学問としての行動経済学の潮流である(1)現象の描写、(2)メカニズムの説明と理論、(3)実社会への適用、にそれぞれ対応しています。
  • ウニヒピリ ホ・オポノポノで出会った「ほんとうの自分」
    4.0
    ネイティブハワイアンの伝統的な問題解決法「ホ・オポノポノ」。 これを、ハワイ伝統医療のスペシャリストであり「ハワイの人間州宝」(1983)の故モーナ女史が、 現代社会で活用できるようアレンジしたのが「セルフアイデンティティ スルー ホ・オポノポノ(SITH)」です。 それを世界に広めた第一人者ヒューレン博士と、モーナ女史の一番弟子として活躍するKR女史のおふたりが、 ホ・オポノポノのなかでも最も大切な潜在意識「ウニヒピリ」について、じっくり語ってくれたのが本書。 「ホ・オポノポノ」を正しく実践するためにも、必ず知っておきたい究極の真理です。 *目次より 1 ありがとう、ウニヒピリ。 最愛のカウンセラー もう一人の自分 声を聞く 今のウニヒピリはどんな状態? 正直であるということ 話しかけてみる 2 ごめんなさい、ウニヒピリ。 迷い、傷 苦しみ からだとウニヒピリ(1) からだとウニヒピリ(2) 3 ゆるしてね、ウニヒピリ。 クリーニング 役割 図書館 共同作業 クリーニングツール お手伝いの頼み方 4 愛しています、ウニヒピリ。 いろいろな“声” “なぜ”何も変わらないの? 自分が変わればほかも変わる 事前のクリーニング 5 ゼロ・コード 大切なのはわかろうとしないこと ゼロになるということ 平和は自分から始まる 手放すということ
  • Casa BRUTUS特別編集 長く使いたい暮らしの道具。
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※本ムックはカラーページを含みます。お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。 長く使いたい暮らしの道具。 職人による丁寧な手仕事と、その手によって生まれた、長く愛される伝統的な工芸品たち。 美しく、そして、長く使いたくなる暮らしの道具には必ず、それぞれの風土で培われてきた語られるべき歴史があり、 つくり手の深い想いが宿っています。100年後も続くような日本のものづくりを再発見しに、中川政七商店と一緒に、職人たちの現場に足を運んでみました。 日本のものづくりとニッポンのデザイン。 8人のクリエイターが語る「マイベスト工芸」 日本のものづくりの産地をめぐる旅 【奈良】奈良のモダンな日用品。 【波佐見】400年の歴史が支える波佐見の器。 【山中】魯山人ゆかりの山中の漆器。 【盛岡】盛岡の美しい鉄器づくり。 【京都】歴史が香る京都のお香の世界。 ものづくり対談 立川祐大×中川淳 日本の工芸へのメッセージ 松岡正剛、木村宗慎 【高知】森林の恵みをうけた高知の木工。 【高岡】鋳物の街、高岡の新たな挑戦。 【能美】能美・九谷焼の伝統と未来。 【燕三条】金属加工の聖地、新潟・燕三条。 【豊岡】国内唯一のかばんの産地、豊岡。 【有松】中川政七商店と訪れた絞りの街、有松。 毎日使いたい暮らしの道具。 奈良晒の今と昔、これから。 中川政七商店300周年ニュース。 縁起物でおみやげクルージング。
  • 「進化論」を書き換える
    4.0
    ダーウィン以来の、突然変異や自然選択に基づく進化論は、蛾の翅(はね)の色や鳥のくちばしの大小の違いなど、小さな変化しかカバーできず、種を超えた大進化を説明できない――。伝統的な進化論の盲点と限界を示し、著者が年来の主張とする「形態形成システムの変更」に生物進化の核心をみる画期的論考。信仰と化した学問上の通説に正面から切り込み、科学的認識の大転換を迫る。
  • ちくちく楽しむ 刺し子のかわいい花ふきん
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 伝統的な模様を、きれいな色の糸でちくちく刺して、花ふきんを作りましょう。日本古来の模様も、色糸で刺すと、まるで北欧のテキスタイルのようにモダンでかわいらしく、今の暮らしにもぴったり寄り添ってくれます。難しい技術が不要で、糸と布があればすぐに始められる手軽さも魅力。きれいに刺すためのコツをプロセス写真で詳しく紹介しているので、ビギナーも安心して始められます。
  • [図解]一目でわかる!日本銀行のからくり 中央銀行の仕事を知れば、経済の動きが見えてくる
    4.0
    アベノミクス効果により円安・株高傾向が進むなど、日本経済はようやく回復に向かいはじめたと言われる。その実質的な担い手が、何をかくそう日本銀行である。黒田総裁は、従来の日銀がとってきた伝統的な金融政策から、大胆な金融緩和政策へとシフトチェンジ。この金融政策は高く評価され、黒田総裁にも賞讃の声が上がった。このように日銀はいま、かつてないほど大きな注目を集めている。しかし、多くの人は日銀の実態をあまり知らない。学校の教科書で「発券銀行」「銀行の銀行」「政府の銀行」という3つの機能を勉強したくらいで、金融政策の理論や日銀全体の組織構成などについてはほとんど理解していないと言っていいだろう。そこで本書は、日銀が行なう金融緩和、金利操作、為替介入、経済分析といった仕事から、組織、世界の中央銀行との比較まで、図を使ってわかりやすく解説。日本経済がどのような仕組みで動いているのかがよくわかる。

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  • 仮想通貨―技術・法律・制度
    4.0
    金融とITを融合したFinTech(フィンテック)が、金融業界・IT業界で注目を集めています。FinTeckは伝統的な決済インフラストラクチャーを、未来の色で塗り替えようとするものです。 携帯電話で資金移動サービスが利用できるケニアのMペサや、スマートフォンに小型の装置をセットするだけでクレジットカードの支払端末に早変わりする米国のスクエアなど、金融分野へのITの応用は伝統的な決済インフラを未来の色で塗り替えるものです。 その中核をなすインフラストラクチャーが、ビットコインに代表される仮想通貨の技術です。 2014年に大騒ぎになったMt.GOX社の破綻を経て、日本では「仮想通貨(ビットコイン)はあてにならない、危険な貨幣であり技術である」と思い込まれて、一時燃え上がった投資熱も冷めてしまったようです。 そうした日本とは対照的に、米国のメガバンクは分散型仮想通貨の技術を銀行システムの改革に活用するための研究に取り組んでおり、欧州ではブロックチェインと呼ばれる仮想通貨を支える技術をシステムの基幹にとりこんだ銀行さえも登場している。銀行間の資金移動サービスを支えてきた重厚長大なインフラは、FinTechの発展によって生まれ変わろうとしています。 米国のアップルやグーグルは、相次いでスマートフォン向けの決済サービスを提案しており、伝統的な決済ビジネスは存続の岐路に立たされています。日本でも、無料通話アプリがいつのまにか資金移動サービスを開始するなど、次世代の決済サービスの主導権を握るのは、かつて誰もが予想しなかった業種であるのかもしれません。今や、決済ビジネスと電子商取引の主戦場はモバイルへと急速にシフトし、時代は大きな転換期を迎えているのです。 本書の目的は、仮想通貨の仕組みを理解し、利便性とリスクの両面を把握したうえで、ビジネスへの活用を検討することです。 仮想通貨に関する議論の中には、不正確な情報や誤解に基づく論評が見受けられるのも事実です。信頼の対象となる発行者が存在しない通貨を肯定することは、発行者の信頼を元に成立してきた社会にとって容易なことではありません。新しい概念を受容する過程においては、的確な批判とともにやや正確さを欠いた議論も起こりがちです。 仮想通貨の技術・法律・制度に関する考察は、ようやく緒に就いたところです。次世代の金融 仮想通貨を作り出すビジネスの現場において、意思決定を左右する大きな要素のひとつが仮想通貨であることを、欧米の金融機関・IT業界はすでに理解し投資を進めているという現実から目をそらすと、ITにつづき、FinTech分野でも日本が欧米や今後は中進国に対しても後塵を拝することになりかねない。
  • 一生に一度だけの旅 discover 世界の市場めぐり
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 旅先でその土地の文化、人びとの暮らしに触れたい、と思ったら、迷わず市場へ! 本書は、伝統的な青空市場、水上市場、日曜雑貨の市場など、世界48カ国・地域の市場を、美しい写真とともに紹介。各市場の特徴、ロケーションマップ、主な売買品目、その市場独特の特産品などを、生き生きと旅情豊かに解説します。ページをめくるだけで、すっかり旅行気分に浸れる1冊!
  • 大往生の条件
    4.0
    「ムラ」の地域医療の現場での体験をもとに、日本人の伝統的な死に方であった「畳のうえで死ぬ」ことをテーマに、現代日本の医療を考える一冊。長く無医村であった長野県の「ムラ」に赴任した医師からのメッセージ。
  • 日本人と遠近法
    4.0
    日本の浮世絵はなぜ遠近法をもたなかったのか。浮世絵に限らず、日本の美術は中国やヨーロッパの影響によるものを除き、独自の遠近法をもたなかった。しかし、写実の範囲を超えた造型方法である「視点の移動」が見られる。そこには日本人の伝統的なものの見方が反映されているのではないだろうか。遠近法を突破口に、浮世絵、歌舞伎、宗教から浮き彫りにされる個と全体との関係を論じた日本文化論。
  • ハーレーダビッドソン 経営再生への道
    4.0
    伝統保守企業の経営改革の全記録 アメリカを代表するオートバイメーカー、ハーレーダビッドソン社は、80年代後半、危機的な経営状態にあった。時のトップはこの危機を脱すべく、伝統的な考え方を捨て、試行錯誤を繰り返し、話し合いを続けながら、全社的な改革を進めていった。彼らは何を思い、何を行ったのか。本書はハーレーダビッドソン社再生への旅の全記録である。 ※本電子書籍は同名出版物を底本とし作成しました。記載内容は印刷出版当時のものです。 ※印刷出版再現のため電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。 ※印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。予めご了承ください。【※本作品はブラウザビューアで閲覧すると表組みのレイアウトが崩れて表示されることがあります。予めご了承下さい。】
  • 子どもたちはなぜキレるのか
    4.0
    「荒れる」段階から「ムカツク」段階を経て、この数年は「キレる」現象が顕著である。ふだんはおとなしい若者たちが些細なことに「ムカツキ」、瞬間的に「キレる」ようになってしまったのである。怒りや暴力それ自体は、かくべつ目新しいものではない。では「キレる」ことの、どこが新しいのだろうか。個性尊重と管理強化の間をゆれ動く既成の教育論に楔を打ち込み、〈腰肚文化〉に代表される伝統的な身体文化の継承を提案する。
  • 和の建築図案集
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 伝統的な日本の建築物に多く使われる、木造ならではの独特のデザイン・文様を集めた建築図案集。

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  • 東海道五十三次「食」ウォーキング 健脚を支える健康食のヒミツ
    値引きあり
    4.0
    温泉旅館のような豪華な宿ではなく、一泊数千円の昔ながらの商人宿・ビジネス旅館に泊まりながら500キロ20泊21日、一筆書きに歩いて考えた、日本人の食と健康の未来。大きな変化の波にさらされながら、いまなおしっかり受け継がれる日本の伝統的な「食の知恵」。東海道の旅を表した作品は数あれど、食をテーマにしたものはかつてありません。まったく新しい視点で、最後まで健康に生きるための秘密を解き明かす画期的一冊!
  • 愛しあう理由 恋する男たち IV
    4.0
    実業家レアンドロスには、妻とするにふさわしい女性がいる。愛しているわけではないが、結婚相手としては完璧な相手だ。だが問題なのは、彼にはすでに妻がいること。男の欲望を限りなく刺激する危険な魅力のイザベル――奔放で、伝統的なギリシア人の家庭には向かない女性だ。別居してからすでに三年、もはや離婚するしか道はない。彼はイザベルをアテネに呼び、莫大な慰謝料を提示した。「あなたのお金なんかいらないわ」金目当ての女と思われたイザベルの言葉にレアンドロスは驚いた。
  • TRANSIT63号 インドネシア・マレーシア・シンガポール 熱狂アジアの秘境へ
    4.0
    東西交易の中継点として発展し、民族・宗教・文化がモザイクのように組み合わさるインドネシア、マレーシア、シンガポール。地理的にも近いことから長いあいだ同一の文化圏を形成してきた3国は、年々成長する経済によって国際社会での存在感も増し、人びとの熱気とバイタリティに溢れています。一方で、都市部から小さな島やジャングルの奥地へと足を延ばせば、伝統的な先住民の暮らしがあり、希少な動植物が生息し、太古の地球を感じさせる大自然が広がっています。 飛躍を遂げる街に活気あふれるユースカルチャー、生命の神秘に満ちたジャングルに海辺のリゾート。古から今まで、エネルギッシュに変化しつづける東南アジア。その熱狂の渦へ、さあ飛び込もう。
  • 話が通じない相手と話をする方法
    4.0
    有意義な対話のためのレベル別・超実践ガイド 分断と二極化の時代、考えが極端に異なる人とも礼節と共感を保って会話・対話をするにはどうしたらよいか? 友人や家族との会話、ビジネスでの交渉、SNSでの議論……よい会話のための入門級の基礎知識から、強硬派・過激派に対処するための達人級のテクニックまで、すべてを網羅した実践的マニュアル。 リチャード・ドーキンス氏推薦 「すべての人がこの本を読めば、世界はもっとよい場所になるだろう」 戸田山和久氏推薦 「著者たちの思想も行動も気に入らない。なのに、本書には学ぶべき価値あることがギッシリつまっている。というわけで、私は、極端に考えが違う人たちから「根本的に異なった考えをもつ人と語り合うスキル」を教えてもらったのだ。稀有な読書体験を与えてくれた本書に感謝。分断のあっち側にいる人もこっち側にいる人もぜひ読みましょう」 【目次】 第1章 会話が不可能に思えるとき 第2章 入門:よい会話のための9つの基礎  ──通りすがりの他人から囚人まで、誰とでも会話する方法 第3章 初級:人の考えを変えるための9つの方法  ──人の認知に介入する方法 第4章 中級:介入スキルを向上させる7つの方法  ──(自分を含む)人の考えを変えるための効果的スキル 第5章 上級:揉める会話のための5つのスキル  ──会話の習慣の見直し方 第6章 超上級:心を閉ざした人と対話するための6つのスキル  ──会話のバリアを突破すること 第7章 達人:イデオローグと会話するための2つの鍵  ──動かざる人を動かす 第8章 結論 謝辞 原注 監訳者解題 参考文献 索引 【著者・訳者】 ピーター・ボゴジアン(Peter Boghossian) 1966年生まれ。アメリカ合衆国出身の哲学者。主たる関心は、批判的思考や道徳的推論の教育に関する理論とその実践。ソクラテス式問答法を活用した囚人教育プログラムの研究によってポートランド州立大学から博士号を取得し、2021年まで同大学哲学科で教員を務めた。意見を異にする人びとが 互いの信念や意見の根拠について理性的に話し合うためのテクニックである「路上の認識論」(Street Epistemology)を提唱。著書に、『無神論者養成マニュアル』(A Manual for Creating Atheists , 2013)など。 ジェームズ・リンゼイ(James Lindsay) 1979年生まれ。アメリカ合衆国出身の文筆家、批評家。テネシー大学ノックスビル校で数学の博士号を取得。宗教やポストモダン思想の問題を分析・考察する論考を多数発表している。著書に、『「社会正義」はいつも正しい――人種、ジェンダー、アイデンティティにまつわる捏造のすべて』(ヘレン・プラックローズ共著、山形浩生+森本正史訳、早川書房、2022年)など。 藤井翔太(ふじい・しょうた) 1987年東京都生まれ。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了、テンプル大学大学院教育学研究科修士課程修了。関心領域は応用哲学、教育哲学。現在、テンプル大学ジャパンキャンパス アカデミック・アドバイザー/講師。訳書に、ナンシー・スタンリック『アメリカ哲学入門』(勁草書房、2023年)、ドナルド・ロバートソン『認知行動療法の哲学――ストア派と哲学的治療の系譜』(共監訳、金剛出版、2022年)など。 遠藤進平(えんどう・しんぺい) 三重県津市生まれ、愛知県名古屋市育ち。慶應義塾大学文学部人文社会学科哲学専攻卒、アムステルダム大学論理学修士課程修了(Master of Logic)。現在、シドニー大学博士課程(Philosophy, PhD)。曖昧さや様相といった伝統的な哲学のトピックから、冗談や脅迫、挨拶のようなコミュニケーションの(ときに哲学分野では非標準的なありかたとして放置されがちな)諸相に関心がある。業績など:https://researchmap.jp/shimpei_endo
  • アメリカ菓子図鑑 お菓子の由来と作り方:全50州を網羅。広大な土地と多文化が育んだ115品
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 世界の菓子図鑑シリーズ、第7弾は「アメリカ菓子」! 自然と歴史と人々の暮らしによって育まれた、郷土色豊かでおいしく楽しい115品のアメリカ菓子のレシピとその物語。 広大で自然豊かな国土から生み出される豊かな食材に加え、時代ごとに各地域に住んできた人々の影響を大きく受けて発展してきたアメリカの菓子文化。ヨーロッパ人の到達前から各地域に住んできた人々によって作られてきた伝統的な菓子、入植してきた移民によってもたらされた世界各国の郷土菓子、また南北戦争以前の南部の奴隷制度によるアフリカ由来の菓子。これらがときに混じり合い、またそれぞれの形を保ったまま、現代のアメリカ菓子の礎となってきました。 本書では、そんなアメリカ菓子の特徴や作り方(レシピ)を、菓子文化研究家として多数のアメリカの食に関する著書を持つ原 亜樹子さんが解説。アメリカ合衆国を6つの地域に分類し、さらに細かく50の州に分け、各州の郷土菓子や名物菓子を、その背景となる歴史や食文化を踏まえて紹介します。 アメリカで最も愛されるクッキーで、日本でもアメリカ菓子の代表の1つとして知られる「チョコレートチップクッキー」は、マサチューセッツ州の宿屋で偶然誕生したのがはじまり。サワーチェリーの産地として知られるミシガン州の「サワーチェリーパイ」、ニューヨーク州ニューヨークシティ名物「ニューヨークチーズケーキ」など日本でもお馴染みの菓子のほか、日本の辻占煎餅に由来するカリフォルニア州の「フォーチュンクッキー」、メイン州産のジャガイモが主役のユニークなチョコレート菓子「ニーダム」、ハワイ州のルアウ(宴)に欠かせないココナッツプディング、ハウピアをフィリングにした「チョコレートハウピアパイ」など、日本ではまだ知られていない多くの魅力的な菓子が掲載されています。文化や歴史、時代背景がそのネーミングに反映されている点も、アメリカ菓子の面白さです。 どれも、長く各地域で愛され、家庭で作られてきたものばかり。それらを、日本で再現しやすいようにレシピには工夫をしています。 実用的かつ、見ても読んでも楽しめ、アメリカ菓子への愛着が深まる1冊です。
  • イタリアの修道院菓子:キリスト教とともに発展したイタリア菓子。 中世から続くその物語と作り方
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 かつて砂糖やスパイスが貴重だった中世ヨーロッパにおいて、菓子技術の発展は修道院が中心になって担っていました。 薬草による医療、農業や耕具、食などさまざまな分野での研究と技術向上が修道院で行われ、 文化形成にあたって重要な役割を果たしてきたのです。 なかでも地中海に突き出した半島であるイタリアは、紀元前から先進国だったアラブ世界や古代ギリシャとの交易も盛んだったため、 いち早く新しい食材や菓子技術を得ることができました。 本書は、現在にまで受け継がれる伝統的なイタリア菓子のなかでも、そんな修道院発祥の菓子を紹介。 発祥にまつわる由来や物語に加えレシピも掲載します。 粉のおいしさが伝わる素朴なものや、スパイスや果物の砂糖煮をふんだんに使った貴族由来のものまで約75種。 また、レシピは伝統にのっとりながらも、日本でも再現できるように丁寧に解説しています。 日本でも修道院菓子は人気がありますが、 キリスト教のお膝元であるイタリアの修道院と菓子の歴史について丁寧に解説した、 今までにない資料性の高い保存版的な内容となっています。
  • 生と死をめぐる断想
    4.0
    序章 死をそばに感じて生きる 團十郎の辞世  死生観表出の時代  自然災害のインパクト  どこから来てどこへ行くのか  二つの立場  テクノロジーの進化の果てに  1章 「知」の人の苦しみ 伝統的な宗教の後に  岸本英夫の実践  合理性の納得  頼藤和寛の世界観  はじまりのニヒリズム  「にもかかわらず」の哲学  自由意志の優位と揺らぎ  多田富雄の受苦  人格を破壊から守る  サイコオンコロジー  医療の現場で  ホスピスとデス・エデュケーション  遺族外来、がん哲学外来  禅の否定するもの  「わたし」を「なくす」  河合隼雄の遍歴  ユング心理学と仏教  切断せず包含  2章 スピリチュアリティの潮流 崩れつつある二元論  オルタナティブな知  理解できないものへの態度  時代という背景  第三の項へ  ポストモダンの現象  ベクトルの交わるところ  島薗進の視点  「精神世界」の隆盛  個人の聖化と脱産業化  鈴木大拙の霊性  宗教的でなくスピリチュアル  玄侑宗久との往復書簡  「而今」の体験  「いのち」との関係  潮の満つるとき  海のメタファー  親鸞の絶対他力  生死の中で生死を超える  日本的発現  ゆりかごとしての風土  3章 時間を考える 代々にわたり耕す  柳田国男の「先祖」  個体から集合体へ  つなぐラフカディオ・ハーン  田の神と山の神  時代からの問い  四つの類型  折口信夫の「海の他界」  野という中間地帯  身近な行き来  かのたそがれの国  うつし世、かくり世  帰ってゆく場所  先祖の時間  線をなす時間  層をなす時間  輪をなす時間  自然との親和性  季語のはたらき、リズム  津波を詠んだ句  山川草木悉有仏性  「衆生」の範囲  貞観地震と津波  暴れる国土  山川草木悉有神性  瞬間瞬間にふれる  不動の中心  技法としての行  色即是空  井筒俊彦による視覚化  縁起という実相  根源のエネルギー  式年遷宮  「木の文明」  生の造形  宣長の「悲し」と「安心」
  • あたらしい盆栽の教科書
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    ちょっと前までは、なんとなく古めかしくて、難しいイメージのあった「盆栽」。 しかし最近では、おしゃれな鉢に植えた小さめの盆栽や、 丸くてふわふわした愛らしい姿の「苔玉」などが、 インドア・グリーンとして女性や若者の間でも人気です。 そのようなすてきで品のある盆栽をつくり、飾り、育て、手入れする方法が まるまるこの一冊にまとめられています。 これから盆栽を始めたいという方や、 もっと盆栽のことを知りたいという方が安心して学べるように、 他書に例を見ない豊富な写真とイラストで やさしく、ていねいに解説しているのが本書の特徴。 伝統的な盆栽のセオリーをきちんと解説しながら、 モダンなインテリアに調和する鉢やしつらいにいたるまで気を配った 現代的なセンスに溢れた盆栽を提案する内容となっています。 また、美しくてかわいらしい盆栽もたくさん掲載されているので、 それらを眺めているだけでも癒やされることでしょう。 ただおしゃれなだけではなく、きちんと基本、原則を学びながら 今の時代に合った盆栽を楽しめる、 まったくあたらしい盆栽の教科書の登場です。

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  • カニバリゼーション―――企業の運命を決める「事業の共食い」への9つの対処法
    4.0
    伝統的なビジネスモデルを持つ企業が、新しいビジネスモデルを構築していく際に直面する2つのカニバリゼーションと特徴と、その9つの対処方法を解説する。新しいビジネスモデルを殺さない経営戦略を語る初めての書。
  • BRUTUS特別編集 増補改訂版 クラフトビールを語らおう!
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※本ムックはカラーページを含みます。お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。 CONTENTS Craft Beer with Culture クラフトビールを語らおう! クラフトビール文化は、湘南の新しい波です。 醸造家たちの代弁者 信頼できるボトルショップ。 ビール愛がスゴい町の酒屋。 ビアバー温故知新対談1 注ぐことについて語るときに僕たちの語ること。 ビールをもっとおいしく味わうためのQ&A。 ビアバー温故知新対談2 パブカルチャーについて語るときに僕たちの語ること。 ビール好きミュージシャン スコット・マーフィの ビール街・神田散歩 北の大地に居を移した、2人のスターブルワーを訪ねて。 ビアバー温故知新対談3 伝統的な造りについて語るときに僕たちの語ること。 下北沢、クラフトビールのある風景。 ブルワーたちの“俺のビールの話”。 BOOK in BOOK 人生変えちゃう、 CRAFT BEER BOOK 72本を厳選! CRAFT BEER CATALOG もっとビールを語るためのコラム9 ニッポンの西海岸! ビール県・静岡周遊の旅へ。 ホップ栽培発祥の地がある! 八ヶ岳+αのビールを巡る旅。 人生は上々だ 文・井川直子
  • 身近にある自然のめぐみ 川の大研究 生き物や人とのかかわりを探ろう!
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本には、全国各地に大小さまざまな川があります。それらの川は、水のめぐみをもたらしてくれるだけでなく、わたしたちの生活と密接に結びついています。本書は、上流から下流までの川のすがたとそこにすむ生き物、川と人とのかかわりについて、写真とイラストでわかりやすく紹介しています。もっとも身近にある自然といえる川の役割、魅力、大切さがよくわかります。 〈第1章〉川は生きている……川はこうして生まれた/川の上流・中流・下流のすがた/川がつくった地形/洪水が起こる原因 他 〈第2章〉川と人々のくらし……生活に欠かせない川の水/水を浄化するしくみ/川のよごれの原因/川が育てる農作物/川と伝統的な漁業/工業に欠かせない川の水/電気を起こす川の力/物や人を運ぶ川/川にまつわる伝統行事 他 〈第3章〉日本と世界のさまざまな川……短くなった川、現れる川/県境や国境を流れる川/さまざまな役割をもつ川/川でくらす人々 他
  • はじめてのUXデザイン図鑑【BOW BOOKS016】
    4.0
    「ユニクロ」「無印良品」を改革し、「成城石井」をV字回復させたカリスマ経営者、大久保恒夫氏、絶賛! 商品作りでも、販売現場でも、アプリやDXでも、あらゆる場面にUXデザインが欠かせない時代―本書はそんな時代の武器になる。 UXデザインとはサービスやプロダクトを通じてユーザーの顧客体験のすべてを設計することです。数あるサービスやプロダクトの中から自社の商品をユーザーに選んでもらうためには、 UXデザインの考え方を用いて、ユーザーニーズに寄り添った顧客体験を創出することが重要です。 本書はUXデザインの導入から設計・実装までを解説するとともに61の事例を紹介。 導入から実装までをストーリー仕立てでバーチャル体験できる「活用編」付き。 UX初心者からプロのUXデザイナー、新規事業担当者、マーケター、営業担当者、スタートアップ起業家まで必携の1冊! 【もくじ】 第1部 導入編 UXデザインの全体像を見てみよう 1-1 UXデザインってなぜ必要なの?  DXにUXデザインは必須  UXデザインは“モノからコトへ”の担い手  サブスク化の広がりで、UXデザインからもう逃げられない 1-2 UXデザインは“脚本作り”  脚本作りの5ステップの詳細  作為性とユーザー参加  脚本作りの5ステップと図鑑の関係 第2部 図鑑編 第1章 居心地系 体験エッセンス1 言い訳の提供 事例1 新型SNS“BeReal” 事例2 社長のおごり自動販売機 事例3 ライブ配信サービス“ツイキャス” 事例4 NFTによる顕示欲デザイン“ CHIMNEY TOWN GIFT(チムニータウンギフト) 体験エッセンス2 所属感アシスト 事例5 みんなで防犯“Neighbors(ネイバーズ)” 事例6 ファンコミュニティ“Fanicon(ファニコン)” 事例7 バーチャルオフィス“oVice(オヴィス)” 体験エッセンス3 ハードル下げ 事例8 音楽コラボSNS“nana” 事例9 大人気ゲーム“スプラトゥーン” 体験エッセンス4 罪悪感の転嫁 事例10 高級ブランドバッグが使い放題“ラクサス” 事例11 おやつの定期お届け便“スナックミー” 体験エッセンス5 見え“ない”化 事例12 体重見せない体重計“スマートバスマット” 事例13 必須情報を不要にした“LINEギフト” 第2章 後押し系 体験エッセンス6 心のサンクコスト 事例14 パーソナルジム“RIZAP(ライザップ) 事例15 美容院行き放題“MESON(メゾン) 事例16 上手な最初の一歩“デアゴスティーニ” 体験エッセンス7 自分で決めない 事例17 テーマで選ぶギフト“dozo(どーぞ)” 事例18 プロが選んだ服が届く定期便“ airCloset(エアークローゼット)” 事例19 伝統的な結婚文化“お見合い” 事例20 新しい家事代行“Yohana(ヨハナ)” 体験エッセンス8 失敗OK 事例21 お値段は使用後に顧客が決める“あと値決め” 事例22 投稿が消えるSNS“Snapchat” 事例23 正解もゴールもない玩具“レゴブロック” 事例24 遠慮なく使い放題“はがせるマーカー” 体験エッセンス9 難問 事例25 自分向けと感じる“Google の採用広告” 事例26 世界一は意外と誰でも?“ギネス世界記録” 体験エッセンス10 トライアル2.0 事例27 メガネの新しい試着体験“オーマイグラス” 事例28 読書自体のトライアル“丸善ジュンク堂書店” 事例29 レンタル感を揺るがす“レンティオ” 体験エッセンス11 使う分だけ 事例30 そのとき飲む薬だけ“PillPack(ピルパック)” 事例31 つくるのに必要な材料だけ“ Kit Oisix(キット オイシックス)” 第3章 納得系 体験エッセンス12 理由の説明 事例32 不信感の払拭“Facebook 広告の表示説明” 事例33 ネガティブじゃない“訳アリ商品” 事例34 人の信用が数値化?“セサミクレジット” 体験エッセンス13 プロセス参加 事例35 開かれた実験室“リビングラボ” 事例36 企業が試行錯誤した知恵“人事評価” 体験エッセンス14 使い道の明示 事例37 みんなのための“ベルマーク” 事例38 払った保険金は誰のもの?“ Lemonade(レモネード)” 事例39 買った服の製造コストがまるわかり“ EVERLANE(エバーレーン) 体験エッセンス15 診断 事例40 AIが先生の英会話“スピークバディ” 事例41 状況を含めて理解してくれる“大塚家具” 事例42 私にフィットしたヘアケアを発見“ MEDULLA(メデュラ)” 第4章 参加系 体験エッセンス16 応援のリッチ化 事例43 応援の民主化“少年ジャンプ+(プラス)” 事例44 見ず知らずの誰かを応援“フリータンク” 事例45 世界中での人気の立役者“BTSファン” 体験エッセンス17 無名からの育成 事例46 マンガやアニメにない価値“ テニミュ(ミュージカル『テニスの王子様』)” 事例47 自由な応援が最高とは限らない“ 宝塚歌劇団のファンクラブ” 体験エッセンス18 差からの連帯 事例48 お酒好きも苦手な人も“ビアボール” 事例49 貧富の差を超えて同じものを食べる“ Everytable(エブリテーブル)” 事例50 暗闇だからできる交流“ダ イアログ・イン・ザ・ダーク” 体験エッセンス19 脱顧客 事例51 顧客が無償奉仕“ネスカフェアンバサダー” 事例52 一見さんお断りの汎用性“京都のお茶屋” 事例53 プロ意識vs お客様扱い“スクラム採用” 体験エッセンス20 貢献の余白 事例54 どこも住み放題“ADDress(アドレス) 事例55 みんなで作る経済ニュース“NewsPicks(ニュースピックス)” 事例56 社会とつなぐ“OriHime(オリヒメ) 体験エッセンス21 ナラティブ 事例57 語り手のバトンタッチ“ハッシュタグ” 事例58 注目のNFTコミュニティ“Ninja DAO” 体験エッセンス22 マイルド参加 事例59 ちょうどいい参加度合“ライブゲーム” 事例60 演者と観客の間“イマーシブシアター” 第3部 活用編 0導入 1主人公の解像度を上げる 2“結末”を描く 3“シーン”を多面的に理解する 4“あらすじ”を決める 5“登場人物”と“小道具”を配置する
  • 法と経済学
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【第一人者の手による、もっとも信頼できる教科書[完訳]】  本書は、法と経済学に関する詳細な教科書であり、取り上げられている法分野は、所有権その他の物権法(知的財産権法を含む)、事故法(過失による不法行為に関する法)、契約法、訴訟法および刑事法といった広範な領域に及ぶ。また、本書の最後のパートでは、法と経済学の規範的な基礎となっている厚生経済学について解説しているほか、伝統的な法学において重要視されている道徳あるいは公正の観念についても、興味深い洞察が展開されている。  本書の目的は、法学や経済学の専門知識を持たない者にも、法と経済学の内容を分かりやすく伝えるところにある。そのため、微細な法理論に立ち入ることもないし、高度な数学を用いた分析も(脚注を除けば)登場しない。したがって、本書の内容は、法律の専門家あるいは経済学者だけでなく、法制度や経済学に関心をもつ一般の読者にもお勧めできるものである。また、法制度が個人の行動、ひいては社会全体にどういう影響を及ぼすかをシステマティックに分析する法と経済学の手法は、本書で扱っている基本的な法制度の分析だけでなく、あらゆる政策判断に応用できるものである。その意味で、本書は、立法や政策の立案に携わる人々にも、ぜひ手にとって頂きたい。(「訳者まえがき」より抜粋) 【日本語版の特色】 ●訳注で日本法の内容およびアメリカ法との異同を説明。 ●重要語句は、かっこ内で原語を明示し、索引にも掲げた。 ●原著の膨大な引用文献をすべて掲げた。 ●理解を容易にするため一部で図表を加えた。 ●巻末に「数学の補足」を置き、本書に関連する数学の説明を付け加えた。
  • 西ネパール・ヒマラヤ 最奥の地を歩く
    4.0
    1巻2,090円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 リウマチという難病を抱えながら、チベット(中国)国境に近い ヒマラヤの最奥の地ドルポで約100日におよぶ越冬を単独実現させ、 今年「植村直己冒険賞」を受賞した、40代女性登山家の初の本。 厳しくも美しすぎる世界の屋根の山々。そこで繰り広げられる動物 や人々の伝統的なくらし。神々しい秘境の景色に、圧倒される…… 優れたカラー写真多数掲載!!
  • 江戸漢詩の情景 風雅と日常
    4.0
    江戸の人びとにとって,漢詩文は,自らの存在を伝統的な美意識の世界と結びつけるものであると同時に,日々の暮らしにおけるさまざまな想い,悩み,人生の悲喜こもごもを記すための身近な表現手段でもあった.具体的な作品を読み解きながら,人びとの感情や思考のあり方を広く掬い上げて,詩の奥深い魅力へと迫る随想集.

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  • トヨタ社員だけが知っている超効率仕事術
    4.0
    ■トヨタ社員だけが知っている超効率仕事術 「早く帰りたいのに、なかなか帰ることができない……」 「仕事が思うように前に進まず、溜まっていく一方……」 そんな残業を生み出してしまう2大原因が存在します。 それは、【ムダな作業】【やり直し】 です。 ■プロセスにムダがあったり、 ムダな作業をしていたり、 ミスや勘違い、確認不足によるやり直しがあったり……。 これらが原因で、想定以上に時間がかかってしまい、 帰る時間が遅くなるわけです。 そんな 「ムダな作業」や「やり直し」をなくし、 「スピード」と「質」の両立を実現する 超効率仕事術を公開したのが本書です。 本書でお伝えする「超効率仕事術」は、 トヨタに長年継承されてきた概念 「自工程完結」がベースとなっています。 トヨタの全世界数万人の ホワイトカラー社員に普及させた著者が、 「自工程完結」という伝統的な概念を体系立てて、 8つのステップにまとめたメソッドです。 職種・業種を問わず、誰でも実践できるものになっています。 効率化が求められている 全ビジネスパーソンに役立つ1冊です。 ■本書の内容は以下のとおりです。 ・第1章 トヨタ社員だけが知っている「超効率仕事術」とは? ・第2章 プロセス&スケジュールをつくる ・第3章 人を巻き込んで、さらに効率を上げる ・第4章 次の仕事へつなげる仕事術
  • ファンダムエコノミー入門 BTSから、クリエイターエコノミー、メタバースまで
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介】 ファンダムエコノミーは、もはや一部の「過剰な消費者」が生み出す周縁的な経済圏ではない。それは、生産者と消費者の関係性を根底から変え、これまでとはまったく異なるビジネスを生み出す巨大な潮流だ。伝統的な経済システムと接しながら、モラルエコノミー、ソーシャルエコノミー、贈与経済がハイブリッドされた摩訶不思議な新しい経済は、来るべき政治、文化、社会さえをも変えてしまうかもしれない。ファンダム研究の第一人者からシリコンバレーのトップVC、認知科学者、中国エンタメビジネスやUXのエキスパートなどを迎え、トレッキー、デッドヘッズ、BTS Armyから、クリエイターエコノミー、Web3、NFT、メタバースまでを縦横無尽に読み解く全ビジネスパーソン必読の入門書。 【ヘンリー・ジェンキンズ/リ・ジン/岡部大介/陳暁夏代/藤井保文/ダグ・スティーブンス/ジョン・フィスク/山下正太郎/若林恵】 「ファンダムエコノミーは、伝統的な経済システムであると同時に、モラルエコノミー、ソーシャルエコノミーでもあるのです。 純粋なギフトエコノミー(贈与経済)のような状態も存在します。その背後にある欲望は単なる消費欲ではありません。欲望の対象は、対象へのアクセスなのです」──ヘンリー・ジェンキンズ 「ファンは新しいテクストの生産にとどまらず、オリジナルのテクストの構築にも参加することで、商業的な物語やパフォーマンスをポピュラーカルチャーへと変えてしまう。ファン文化は実に参加型なのだ」──ジョン・フィスク 「ファンが求める本質的な価値と効果を提供し、より的確にマネタイズを行うことができるようになることで、クリエイターはより少ないファンによって生計を立てることができるようになる。これは、クリエイターのためにユーザーがお金を払う従来の「寄付モデル」から、ユーザーが自分のためになるものに喜んでお金を払う「価値モデル」への移行を意味している」──リ・ジン 【著者紹介】 [編]コクヨ野外学習センター コクヨ野外学習センター(KOKUYO Centre for Field Research)とは? コクヨ ワークスタイル研究所とコンテンツレーベル黒鳥社がコラボレーションして展開するリサーチユニット/メディアです。ポッドキャスト番組「愛と死の人類学」「新・雑貨論Ⅱ」を制作・配信中。著書に『働くことの人類学【活字版】 仕事と自由をめぐる8つの対話』。Https://anchor.fm/kcfr 【目次抜粋】 #0 ファンダムは◯◯を超える 対談 山下正太郎×若林恵 #1 ファンダムエコノミー入門 ヘンリー・ジェンキンズとの対話 #2 Web3ルネッサンスとクリエイター/ファンダムの経済 リ・ジン #3 ファンダム経済は「ギブ」でまわる 岡部大介 #4 中国の音楽アプリにみるクリエイターエコノミーのつくりかた 陳暁夏代 #bookguide ファンダムを読む #5 贈与経済のためのUX 藤井保文との対話 #6 メタバースのなかのリテール ダグ・スティーブンス #7 ファンダムの文化経済 ジョン・フィスク
  • ブータン
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 リクソルがくらすのは、山にかこまれ、田んぼがひろがるのどかで美しい町、パロ。ブータン唯一の国際空港がある、ブータンの玄関口です。リクソルの家は、200年前にたてられた伝統的なたてもの。一家で牛をそだて、畑で野菜、田んぼでお米をつくる、自然とともにある暮らしです。花や草で髪かざりを作ったり、大きな木にのぼったり。おてんばなリクソルはあそびを発明する名人です。将来友だちになるかもしれない、だれかの毎日。世界36か国で写真家が撮り下ろした、「世界のともだち」シリーズの21巻目。

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