作品一覧

  • 水と緑と土 改版
    4.6
    1巻836円 (税込)
    かつて日本人は自然を愛し自然に対応して生きる民族だった。それがなぜ現在のように自然を破壊するようになったのか。伝統的な自然観との断絶の跡をふりかえり、自然と人間社会とのバランスを崩した土地利用が何をもたらしたかを、水害、水不足、熱公害、大面積皆伐などの具体的事例から追究する。土壌の生産力こそ真の資源であり、それを失った文明は必ず滅亡するという警告は、日本人に深い反省を促さずにはおかない。
  • 川は生きている (新装版)
    3.8
    1~5巻638~682円 (税込)
    水道のじゃ口をひねるとき、あなたは、その水が、どこから運ばれてくるか、考えたことがありますか?  人間は、川の恵みを利用してきました。川からくんだ水を飲み、水田を作り、船で移動したり荷物を運んだりしてきました。もう一方で人間は、川との戦いを続けてきました。大雨に対しては、土手を築いたり土のうをつんだりしてそなえました。 やがて人々は、洪水をさけるため、コンクリートの堤防を作り、上流にダムを作るようになりました。ところが、洪水はなくならないのです……。なぜでしょうか?  世界のなかでも、急流として知られる日本の川。 自然と人間の間にはどのような歴史があるのでしょうか? そして、川と、これからどのように付き合っていくのがよいのでしょうか。  サンケイ児童出版文化賞を受賞した、ロングセラー作品を新装版で。
  • 水の旅 日本再発見
    3.0
    日本の文化は水の文化。そして、日本は「木を植える文化」の国である。米、酒、鮭、杉といった身近なものにも、人が自然に働きかけてきた苦心の歴史がある。先人たちが各地に残した歴史の跡を訪ね、そこに息づく知恵と思想を紹介する。自然環境が激変してゆく時期に、水を通して日本の未来を考えた心打つルポルタージュ。姉妹編に『水の文化史』。
  • 水の文化史
    5.0
    淀川、利根川、木曽川、筑後川の四大河川を中心に、日本人がいかに水と緊密に関わりながら国土と文化を築き上げてきたかを、ロマンあふれる筆致で描く。水問題、環境問題を取り上げ、社会に警鐘を鳴らした先駆的な名著として知られ、農林漁業の役割を見直し、日本人のアイデンティティを考えるための必読書でもある。姉妹編に『水の旅』がある。

ユーザーレビュー

  • 水と緑と土 改版

    Posted by ブクログ

    有吉佐和子の「複合汚染」の中で紹介があったので読んでみた。今につながる問題。

    日本人も明治維新以前は、先人の経験の積み重ねにより、人々は自然に対する深い叡智を持ち、謙虚に自然と向き合っていた。が、明治維新以降、短絡的な目的志向が効率的・科学的、先進的と勘違いされ、また自然と切り離される人々が増え、水も緑もも土も、結果的にどんどん狙いとは反対の方向に向かってしまっている。もとに戻すのは事実上ほぼ不可能。人間が地球を破壊している。気づき始めている人はいるが、その対処方法はまたまた近視眼的なものになってしまうのだろうか。恐ろしいことだ。

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    2025年10月12日
  • 森は生きている (新装版)

    Posted by ブクログ

    子供向けの本でしたが、それだけに大切なことがとても分かりやすく書かれていました。
    この本に書かれていることは、誰もが一度は読んだほうがいいこと、自分たちが暮らし、生きていく上で知っておくべきことです。

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    2024年08月15日
  • 水と緑と土 改版

    Posted by ブクログ

    1974年に初版発行の名著。自然を機械的に捉えるべきでないこと、土地利用の多様性が持続可能性を高めること、伝統を捉え直すことが科学であるなど、現代においてなお響く指摘が多い。刺激を受けた。

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    2024年06月09日
  • 森は生きている (新装版)

    Posted by ブクログ

    森の多様なはたらきを、子どもにもわかりやすく語りかけている本。森は、紙や火、水、土という贈り物をくれる。森は風や雪、火事を防ぎ、気温を調節し、海の魚を養い、国土と風景をつくっている。そして、その中でも最も重要なのは、森が土のつくり手であるということである。こうしたことについて、歴史的な視点も交えながら語られる。

    この本を読めば、森と土と水がつながっていることがわかる。そして、なぜ自然を守ることが大切なのかが、ストンと心におちてくる。

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    2023年09月10日
  • 森は生きている (新装版)

    Posted by ブクログ

    森について木について、その美しさを言語化している本。
    小学校の理科の授業で、もしくは課題図書としてもぜひ、読んでもらいたい。

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    2022年10月29日

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