富山和子の作品一覧
「富山和子」の「生きている」「水と緑と土 改版」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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小説・文芸
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Posted by ブクログ
私の両親までは専業農家で田舎の実家には先祖代々の山林や土地があります。私は一人っ子で農業はせず、隣の県の都市部に住んで会社勤めをしています。
父から山の敷地や土地について場所を言われても、到底一回行くぐらいでは覚えられるものではなく、車でも入れない雑木林に覆われている多くの場所を、どのようにしていけばよいか途方に暮れていました。いっそのこと断捨離や売却などして手放すべきか、私の子どもの代に渡すことになれば固定資産税や管理などの大変さに“負の遺産”になるんじゃないかとさえ思いあぐねていた時にこの本を読みました。
命のためには水が、水のためには土が、土のためには森林が、必要な事を知りました。これまで父母やおじいちゃんおばあちゃん、そのまたおじいちゃんおばあちゃんとご先祖様が木を植えたり草を抜いたり毎日朝から晩まで畑や山へ行っていたその営みの偉大さとありがたさを知りました。
今、近くにはメガソーラー建設中で一帯の森林が伐採された山もある中で、
この本を読んで私は自分の生きている限りは実家の山林と土地を保持し続けることによって、例え手入れすることは難しいとしても、親やご先祖様が植えたり育ててくれた森林を守る(というのは大きく言い過ぎかも知れないけど)ことや、少なくとも伐採などはせずおいておく・そのままにしておくことはできるんじゃないか、それを通じて少しでも環境問題や水と川と命を守る一端になれるかもしれないということをこの本を読んで思いました。