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わたしたちのまわりには、森林のおくりものがいっぱいあります。本も、ノートも、鉛筆も、みんな森林のおくりものです。それだけではありません。わたしたちが呼吸する酸素は、だれが作ったのでしょう? これも、緑色の植物が、長い年月をかけて作ってくれたものなのです。
水道の蛇口から流れる水も、森林からのおくりものです。
降った雨が森林の土にすいこまれ、地下にしみこんで地下水となり、ゆっくりゆっくりわきだして、流れでたものが、川の水なのです。
森は人間を支えてくれています。そのうえ、森の土の栄養が、海に流れ込んで、魚を育ててもくれているのです。森林は、自然を支えてもいるのです。森林のさまざまな働きを知れば知るほど、その大切さがわかります。
ロングセラーノンフィクション、「生きている」シリーズの新装版第3弾。自然や、人間の見え方がきっと変わる、小中学生から大人まで、必読の1冊!
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Posted by ブクログ
最初に出版されたのが1981年だから、そりゃ古い。どこの家庭も新聞とってて、こけしや桐たんすや障子が普通の家にあって、ブラウン管のテレビを見ていた当時のこどもたちには素晴らしい本だったに違いない。
現代でも日本人が森林とともに歩んできた歴史や、人との関わりについて知るには良いと思う。
ただ、歴史や科学を語るには、子ども向けとはいえ、ちょっと表現が情緒的すぎる。柱にそっと話しかけたら、柱が恥ずかしそうに答えるって、物語じゃないんだから。
たくさんの要素を盛り込みながら、すんなり読めて分かりやすいのは素晴らしい。
でも、森林とともに生きているのは日本人だけじゃないからね。スウェーデンやフィンランドは国土に占める森林の割合は日本より上だし、一人当たりの森林面積で言えば、日本は世界平均以下。モノカルチャー経済や安易な伐採で熱帯の森林が破壊されていることや、後継者不足で日本の森林も荒廃していることなども取り込んだもっとグローバルな新しい本ができるといいと思う。
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