【感想・ネタバレ】森は生きている (新装版)のレビュー

あらすじ

わたしたちのまわりには、森林のおくりものがいっぱいあります。本も、ノートも、鉛筆も、みんな森林のおくりものです。それだけではありません。わたしたちが呼吸する酸素は、だれが作ったのでしょう? これも、緑色の植物が、長い年月をかけて作ってくれたものなのです。
水道の蛇口から流れる水も、森林からのおくりものです。
降った雨が森林の土にすいこまれ、地下にしみこんで地下水となり、ゆっくりゆっくりわきだして、流れでたものが、川の水なのです。
森は人間を支えてくれています。そのうえ、森の土の栄養が、海に流れ込んで、魚を育ててもくれているのです。森林は、自然を支えてもいるのです。森林のさまざまな働きを知れば知るほど、その大切さがわかります。
ロングセラーノンフィクション、「生きている」シリーズの新装版第3弾。自然や、人間の見え方がきっと変わる、小中学生から大人まで、必読の1冊!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

子供向けの本でしたが、それだけに大切なことがとても分かりやすく書かれていました。
この本に書かれていることは、誰もが一度は読んだほうがいいこと、自分たちが暮らし、生きていく上で知っておくべきことです。

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2024年08月15日

Posted by ブクログ

森の多様なはたらきを、子どもにもわかりやすく語りかけている本。森は、紙や火、水、土という贈り物をくれる。森は風や雪、火事を防ぎ、気温を調節し、海の魚を養い、国土と風景をつくっている。そして、その中でも最も重要なのは、森が土のつくり手であるということである。こうしたことについて、歴史的な視点も交えながら語られる。

この本を読めば、森と土と水がつながっていることがわかる。そして、なぜ自然を守ることが大切なのかが、ストンと心におちてくる。

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2023年09月10日

Posted by ブクログ

森について木について、その美しさを言語化している本。
小学校の理科の授業で、もしくは課題図書としてもぜひ、読んでもらいたい。

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2022年10月29日

Posted by ブクログ

木々が果たしている機能、それによってわれわれが受けている恩恵について多角的に、子供向けのことばで書かれています。

非常に勉強にはなるのですが、「なんとすばらしいのでしょう」「森に感謝しなければなりません」というような言い方が肌にあわないかったです。その感じ方に対して反対するわけでもないのですが。
そういうわかりやすい言い方で、子供の感情を刺激したほうが、子供に感謝の気持ちを植え付けやすいのかもしれませんが…。

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2014年01月17日

Posted by ブクログ

社会科学と自然科学を結びつけて物事の本質を見極める眼は、もはや頭の柔らかい子供のうちに養わなければ遅いということ。
子供のために書かれた本。

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2022年06月14日

Posted by ブクログ

森林の大切さ、とりわけ土の大切さが書かれている。娘達が小学生の頃、読ませたくて買った本。そろそろリサイクルに出そうと思って読んでいたら、今の時代にも通じる大切なことが書いてあって、まだ子供部屋に残すことにした。

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2021年09月12日

Posted by ブクログ

最初に出版されたのが1981年だから、そりゃ古い。どこの家庭も新聞とってて、こけしや桐たんすや障子が普通の家にあって、ブラウン管のテレビを見ていた当時のこどもたちには素晴らしい本だったに違いない。
現代でも日本人が森林とともに歩んできた歴史や、人との関わりについて知るには良いと思う。
ただ、歴史や科学を語るには、子ども向けとはいえ、ちょっと表現が情緒的すぎる。柱にそっと話しかけたら、柱が恥ずかしそうに答えるって、物語じゃないんだから。
たくさんの要素を盛り込みながら、すんなり読めて分かりやすいのは素晴らしい。
でも、森林とともに生きているのは日本人だけじゃないからね。スウェーデンやフィンランドは国土に占める森林の割合は日本より上だし、一人当たりの森林面積で言えば、日本は世界平均以下。モノカルチャー経済や安易な伐採で熱帯の森林が破壊されていることや、後継者不足で日本の森林も荒廃していることなども取り込んだもっとグローバルな新しい本ができるといいと思う。

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2018年11月11日

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