ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
内戦が続き無政府状態のソマリア。だがそこには、現代のテクノロジーと伝統的な氏族社会が融合した摩訶不思議な世界が広がっていた。ベテランジャーナリスト・ワイヤッブや22歳にして南部ソマリアの首都で支局長を務める剛腕美女ハムディらに導かれて、著者はソマリ世界に深く足を踏み入れていく――。世界で最も危険なエリアの真実見たり! “片想い”炸裂の過激ノンフィクション。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
ソマリ世界に恋焦がれてしまった、高野さんのソマリア紀行本第二段。高野さんのソマリランドに対する飽くなき好奇心が突き抜け過ぎて、片思いを拗らせてしまったようになっちゃっている。前作のソマリランドに比べてより庶民の生活に触れており、かなり詳しいソマリア文化紹介本でもある。とても読みやすい。恐怖の大王のあ...続きを読むたり、かなり緊迫感があってドキドキしてしまった。
高野さんの作品を読んだのは本書が初めてだが、すっかりファンになってしまった。すぐに本屋に走り高野さんの本を買い漁った。 ソマリアと言えば、我々からすれば「海賊」ぐらいのイメージしかないが、内に入ってみなければ分からない目から鱗の話ばかりで恐れ入った。 現地人との掛け合いが存分に書かれているのだが、...続きを読むそれが面白くて、つい笑ってしまうシーンもあった。 特に衝撃的だったのは、筆者が滞在終盤に、実際に襲撃にあったことである。その臨場感が伝わってくるリアルな描写に興奮した。
高野さんの本、初めて読ませていただきました。 恋するソマリアというよりは、ソマリアに恋する高野さんって感じですが笑 正直私はソマリアという国に内戦の負のイメージしか持っていなかったのですが、密着による細かいソマリア文化の描写、国民性を知りとても興味深い国だなあと思いました。
ソマリアへの恋から生まれる体を張った取材力は圧巻。とにかく面白いのに、ソマリアに対する不幸な先入観が払拭される(もちろんそれもソマリアの事実ではあるが。)。人はこんなにも逞しくて強いのだと清々しい勇気をもらえる。
異国を知る上で大事なのは言語、音楽、料理。 胸に刻みます。 客人を最大限にもてなすソマリア人。 客人で無くなる時に最大の喜びを感じるのでした。 高野さんのソマリアへの熱い恋が伝わってきた。 頑張れ、ハムディ!!!
最高に面白い本だった 世界的に破滅国家として認識されているソマリア。その北部にある自力で政府樹立を果たすも未だ国際社会に認められないソマリランド。筆者がその生活に深く立ち入り、得られた貴重な経験がまとめられている。 ニュースは悪いことしか取り上げない。そのため、我々はアフリカ、その中でもソマリア...続きを読むなどはついついこの世の地獄であるかのような想像をしてしまう。しかし、日本のように衛生的で快適ではないものの、そこには幸せな生活があり、小粋なジョークを飛ばす人々がいる。そんな当たり前なことを深く再認識させてくれる。 また、欧米諸国の力によらず、自力で政府樹立の大きな1つの要因となった氏族文化も非常に興味深い。一見、日本の戦国時代のようであるが、うまく現代社会に適応させている。(ただ、国際社会にそれを認知させられてはいないが…) 現代の日本とは大きく異なった社会制度を、筆者が自ら社会に飛び込むことで解き明かしていく様はまるで冒険小説のようだった。 「その国の人々のことを知るために必要なのは、言葉、料理、音楽である」 これから、旅をする時はこの言葉を胸に刻んでいきたい。
台風13号が接近し、通過しようとする日に読み終えた。既刊『謎の独立国家ソマリランド』は、本書で何回目かのソマリ旅の間も完成してはいなかったのだ。と言うことは、もしもモガディショからアル・シャバーブが潜む最前線で命を落としていたら……本書と合わせて無事出版、文庫化されて良かった! ソマリアへの恋心全開...続きを読むで執筆されて、ちょっと引いてしまう面も否めないが、著者の辺境での活動には脱帽だ。
出てくる人みんな愛おしくなる 全然遠い国、地域の話なのになんだか似てるなぁとか楽しそうと思える ソマリの家庭料理を教わってる時が一番好きだった
高野秀行のソマリアシリーズ第二作。 前回に引き続き、ワイヤッブやハムディなどの主要人物は登場し、喧嘩あり、戦争ありの波乱万丈物語。 終盤にかけて、ソマリ人の生き方というか、世界観が色濃く表現されるが、読んでるだけで好きになっていく。 住みたいとも思わないけど。 怒鳴るのはソマリの文化よ!!!が好き...続きを読む。
「謎の独立国家ソマリランド』の続編。 前回が「ホントにあるのか、そんな国?」という謎解きスタンスで描かれていたのに対し、こちらは「もっと知りたいソマリ世界」という深掘りが軸になっている。だから、前作を読んでいないとなかなか入り込めないだろうし、展開も(終盤の襲撃事件を除けば)他の高野さんの本に比べて...続きを読む、わりとのほほんとした感じ。 とはいえ、高野さんの本なのでやっぱり面白い。 随所で笑わせてくれるし、大所高所から見下ろす観察者的視点は皆無で、あらゆるトラブルに巻き込まれながら地べたで感じたことを(イタい経験や下ネタもありありで)綴っているのだと感じる。 さすがというか、高野さんの真骨頂だなと感じるのは、アル・シャバーブ(反政府ゲリラ)による襲撃を受けた出来事と、家庭の主婦にお料理を教わる話とが、全く同次元で描かれていること。 本作品中、何度も「素の姿」が見たいというフレーズが出てくるが、つまり、この状態こそがソマリ世界の「素の姿」なんじゃないかと思う。 銃撃とおかゆが、同次元。 『アヘン王国潜入記』でも感じたことを、やはり、ここでも感じた。 それともう一つ。 高野さんが分け入っていきたい秘境って、もしかしたら人の心の中のことを言ってるんじゃないかなと感じた。 そうでなければ、現地語にこだわったり、現地の日常食にこれほど習熟したりする必然性は無いから。 自分と全く違う政治・文化・自然環境・言語の中に暮らす、限りなく遠い「他者」の、またさらに遠い「心」の中にこそ、高野さんは踏み込んでいくべき未踏地を見ているんじゃないかという気がしてくる一冊だった。 タイトル通り、たしかにそれは恋だよなぁ、と妙に納得した。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
恋するソマリア
新刊情報をお知らせします。
高野秀行
フォロー機能について
「集英社文庫」の最新刊一覧へ
「ノンフィクション」無料一覧へ
「ノンフィクション」ランキングの一覧へ
語学の天才まで1億光年(集英社インターナショナル)
西南シルクロードは密林に消える
謎の独立国家ソマリランド
試し読み
イラク水滸伝
【カラー版】巨流アマゾンを遡れ
アジア新聞屋台村
アジア未知動物紀行 ベトナム・奄美・アフガニスタン
あの棋士はどれだけすごいの?会議
「高野秀行」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲恋するソマリア ページトップヘ