Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法

ロルフ・ドベリ / 安原実津

■複雑な世界を生き抜くための、鮮明なる指針！

この複雑な世界を生き抜くために、
私たちは、何を指針にすればいいのか？
「よい人生」とはいったいどういうものなのか？

古代の伝統的なモデルから最新の心理学研究の結果、
ストア派をはじめとする哲学や、バリュー投資家の思考まで、
膨大な研究結果をひもときながら、
「よい人生」を送るための５２の思考法を本書で明らかにする。

■世界２９か国で話題沸騰！
『シュピーゲル』ベストセラーランキング１位！

スイスのベストセラー作家がまとめた本書は、
ドイツで２５万部を突破し、
世界２９か国で翻訳されたベストセラー。
ドイツをはじめ世界中から、絶讃の声が多数寄せられている。

「一度手にしたら、あなたは二度と手放せなくなる」
――テンリー・Ｅ・オルブライト
（マサチューセッツ工科大学共同イニシアチブディレクター・ハーバード大学医学部名誉教授）
「どうすればよい人生を送ることができるか、驚くほど多くの助言を与えてくれている」
――ジェームズ・Ｒ・フリン
（ニュージーランド オタゴ大学名誉教授・フリン効果発見者）
「巧みでわかりやすく、とても説得力がある」
――ゲアハルト・シュレーダー（ドイツ元首相）

多くの学術研究の裏づけにもとづいた、
人生が上向きになる「具体的なノウハウ」が満載。
強力な「思考の道具箱」をぜひ手に入れてほしい。

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: ビジネス・経済 / ビジネス教養
• 出版社: サンマーク出版
• ページ数: 478ページ
• 電子版発売日: 2019年04月12日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

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自分を重要だと思わない。
どこにでもいる社会のちっぽけな存在だとみなす。

それは、この世の中で何か嫌なことがあっても余計な ショックを受けたり、落ち込んだりせずに、淡々と幸せに生きていく上で必要なマインドなんだなと思います。

[ブクログ · ★★★★★]

よりよい人生を生きるための思考の道具箱

No.9の思考がお気に入りです。
"人生で避けた方がよいことに目を向ける"

1.現実を変えるのは思考ではなく行動
2.計画よりも修正（計画はし続けることに意味がある）
3.明らかに間違うよりおおむね正しい方がいい（ウォーレンバフェット）
選択肢は多い方がよい（秘書問題）
4.メンタルアカウンティングで支払を管理
5.頼まれごとは5秒で決断
6.決断疲れを回避する頑固な習慣を作る
7.失敗からの学習。好ましくない現実こそ受け入れること。
8.反生産性に注意する。ex.クジャクの羽、鹿の角
9.勝つことより負けないこと。何を避けるか、ダウンサイドに目を向ける。
10.成功のうち個人的な成果が占めるのは0パーセント。
11.自分の感情より他人の感情。
12.本音は出しすぎない。
13.常に全体的に捉える。
14.モノではなく経験に投資する。
15.お金の限界効用逓減を認識する。
16.能力の輪
17.長期的な取り組みが最も大切。
18.天職ではなく、好き・得意を仕事に。
19.他人基準ではなく自分基準。
20.他人の性格は変えられない。
21.ゴール設定。
22.ピークエンドの法則を認識する。
23.思い出を幸せに感じるのが人間。ただ、現在の体験にも目を向けるべき。
24.日記をつける。
25.死よりも人生を重視。（ピークエンド対策）
26.快楽×意義のバランス配分を心がける。
27〜29.尊厳の輪=自分の優先事項に妥協しない。
30.悩み・心配に目を向けすぎない。
31.軽率に意見を述べない。
32.考え方の選択は、人間に残された最後の自由。
33.嫉妬を人生から取り除くこと。そして嫉妬の対象は同レベルであることが原則。
34.真の賢明さはリスクの対処よりも予防。
35.ニュースを制限する。
36.どこに注意を向けるかが成功の要因。
37.30代からは読書の質にも注意する。
38.何時も自分の意見（言葉）を持つこと。
39.心の引き算をしてみよう。
40.相手の立場になってみる。小説を読む。
41.自己憐憫に浸らない。人生は完璧ではない。
42.世の中は不公正なもの。
43.形だけの模倣はやめる。
44.多才より専門性を。
45.競争を避ける。
46.片足は社会の組織の中に固定し、どの組織にも属さない人と交友関係を結ぶ。
47.必然・願望・期待を区別する。
48.世の中にあるものの90%はがらくた。くだらないものか確信が持てない時は、くだらないものと思って間違いない。
49.謙虚で正直であれ。
50.歴史を作った人物などいない。
51.自分の人生に集中する。
52.内なる成功こそが真の成功。

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考え方について書かれていることが多いのかと思っていたが、通じて人生全般の価値観や行動の仕方について書かれていることが多くあったため、非常に参考になった。
特に今後活かしたいと思うのは以下。

・先進国に生まれているだけで幸運
・モノの喜びは消えるが、経験の喜びは残る
・周りがあなたをどう思うかはあなたが思うよりもずっとどうでもいい
・世間の評価を気にしても自分の成果が変わるわけではない
・世界で起きている出来事はあなたの責任ではない
・憤りを持っても、個人でできることには限りがある→時間ではなくお金を寄付する
・若い場合は、できるだけ多くの本を読むべき
・質の良い小説を沢山読む（主人公の運命のアップダウンを一緒に経験する）

・成功の定義は時代の産物
・内なる成功は「平静な心」を手に入れること
・その日その日を人生最高傑作の日にしよう

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普段の思考法を振り返るのに読んでみた。自分が気になる部分をいくつかメモしていくと、悩みが明確になり、その解決の道筋になりそうな思考法にも出会うことができた。今も大切に人生も大切にする。自分が納得のいく人生を歩むための羅針盤を手に入れたような感覚だった。読む時々によって、得られる気づきも新たに見つかりそうな本だったので、時間を空けて再読したい。

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スイス航空会社の子会社数社にてCEOを務めたロルフ・ドベリが書いた人生をよりよく導くための啓発本。良い人生とは人によって大きく異なるが、良くない人生というのはパターンがある。大きな成功をするよりも、あなたを明らかに悪い方向に導く要因を排除していくことが重要であると語る。考えるより、行動しよう。柔軟に修正しよう。大事な決断をするときは十分な選択肢を検討しよう。簡単に頼み事に応じるのをやめよう。謙虚さを心がけよう。感情にしたがうのはやめよう。本音を出しすぎないようにしよう。買い物は控えめにしよう。貯蓄を使用。欠点より能力に目を向けよう。SNSの評価から離れよう。今を楽しもう。本当の自分を知ろう。ポリシーを大事にしよう。やめよう。解決よりも予防をしよう。性急に意見を述べるのをやめよう。良い本は何回も読もう。自分の頭で考えよう。自分を重要視しすぎないようにしよう。自分の人生に集中して、うちなる成功を目指そう。

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【本を手に取った動機】
・中田のYouTube大学で紹介されていて、タイトルを知っていた
・会議に臨むにあたり、有益な情報や思考手段を得たかったから

【読む前のイメージ】
・思考をクリアにする考え方の指南書

【読んだ後の感想】
・人生を賢く生き抜くための思考法が多数列挙されている
・思考の技を多く学ぶような感じ

【アクションプラン】
・毎朝「不安ノート」を書く
・毎週月曜日に「リスクメモ」を書く


②
計画の修正に抵抗を感じる理由
→計画が間違っていたことの証拠に思えるから

⑥
柔軟性ではなく「誓約」＝戦略的な頑固さ
→「柔軟」は決断疲れによって判断が鈍り、不満が募り、疲れが溜まり、目標から遠ざかる。
→「ああいう人だから」とわからせたほうが勝ち

37
無作為に本を選ぶのではなく、良い本を二度読む
キーワードは「没頭」
30歳を過ぎたら、人生の残り時間を出来の悪い本に費やすのはもったいない

49
謙虚でいたほうがいい理由
→世界に向けて自分をアピールしたい＆周囲の反応が気になる

52
成功とは心の充実や平静さを手に入れること

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人生をよりよくするための思考法
無駄なことをしない競わない自分の得意分野で生きる
物質的に満たされるのではなく、ストレスを引き起こすようなことは避け心を充実させること

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人生の幸福度を高めるためのフレームが書かれてあり参考になります。最初に全体を把握する、感情から距離をおく、能力の輪の中で仕事をする、自分の基準をもつ、謙虚であれ等は特に。

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トイレ文庫にして1項目ずつ噛み締めました。
とても良い本だったので、ドベリ氏の言うように2回目を読み始めようと思います。

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やることではなく、やらないことを決める

職場では日々、①ホントは嫌なのに断らない、②腹を割って話してみたらいいやつだった、③覚える情報が多すぎる、④職場を変えたい等、、、こんな思いを経験している。
この本を読んでからは、この①〜④の思いが少し解決されたような感覚になった。

①簡単に受けない
・5秒考えて嫌なら断る→5秒考えて嫌なら今後もずっと嫌
・自分の能力外の事は受けない→まずは自分の能力を知ることが大事。キャパ超えてそうな依頼はきっぱり断る。
・悪魔に心を売るな→自分が嫌だと思うことは、いくら報酬を積まれてもやるな

②本音を出さない
・感情はあてにならない→例えば「あいつ実は嫌いで〜」とか言ってしまうと、あとから実はいいやつだったとかなっても、取り返しがつかない。感情によって出た言葉はキケンだ。感情を出さないためにも2番目の人格を作り出して仕事をすると良い。
・はっきりわからないと言う→自分がよく知らないことを聞かれても、所詮何も答えられない。変に回答してもバカを晒すだけだ。はっきりその点についてはわからないと言おう。むしろプラスにすら見える。

③情報の選択をする
無駄なニュースや知識は入れるだけ時間も労力も無駄。必要な本から知識をインプットしてしっかりアウトプットすれば良い。

④世界（職場）を変えようとしない
俺は世界（職場）を変えてやる！などと大それたことはしない。
そんなことよりまずは自分の丈にあった仕事を黙々とこなすこと。
大事なのは何をやり遂げるかではなく、何を避けるかである。

これからは簡単に受けない断る意思を持って、本音はさらけ出すことなく、情報を断舎離し、自分の丈にあった与えられた仕事を黙々とこなしていきたい。