【感想・ネタバレ】Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法のレビュー

あらすじ

■複雑な世界を生き抜くための、鮮明なる指針!

この複雑な世界を生き抜くために、
私たちは、何を指針にすればいいのか?
「よい人生」とはいったいどういうものなのか?

古代の伝統的なモデルから最新の心理学研究の結果、
ストア派をはじめとする哲学や、バリュー投資家の思考まで、
膨大な研究結果をひもときながら、
「よい人生」を送るための52の思考法を本書で明らかにする。

■世界29か国で話題沸騰!
『シュピーゲル』ベストセラーランキング1位!

スイスのベストセラー作家がまとめた本書は、
ドイツで25万部を突破し、
世界29か国で翻訳されたベストセラー。
ドイツをはじめ世界中から、絶讃の声が多数寄せられている。

「一度手にしたら、あなたは二度と手放せなくなる」
――テンリー・E・オルブライト
(マサチューセッツ工科大学共同イニシアチブディレクター・ハーバード大学医学部名誉教授)
「どうすればよい人生を送ることができるか、驚くほど多くの助言を与えてくれている」
――ジェームズ・R・フリン
(ニュージーランド オタゴ大学名誉教授・フリン効果発見者)
「巧みでわかりやすく、とても説得力がある」
――ゲアハルト・シュレーダー(ドイツ元首相)

多くの学術研究の裏づけにもとづいた、
人生が上向きになる「具体的なノウハウ」が満載。
強力な「思考の道具箱」をぜひ手に入れてほしい。

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Posted by ブクログ

よい人生を送るための52の「思考の道具」!
読み進めるにつれて、いろいろと悟ってくる感じがあって、「いいな」と思う箇所に付箋を貼り始めたら付箋だらけになった。
本書を読んで人それぞれ思うことはあるだろうが、読んで損はないと勧められる一冊だった。

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2025年11月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

良い人生を送るための考え方が書かれています。
以下、特に印象的だったものです。
・とりあえず行動する。考えてるだけより、実際行動してみて、そこから修正していく
・好かれたいがために簡単に頼み事に応じるのをやめる
・大きな成功を手に入れようとするより、人生のマイナス要素を排除していったほうが、幸せになれる
・感情は、飛んできては去っていく鳥のようなもの。ネガティブな感情も、やってきて今そこにいても、この先もずっとそこに留まるわけではない
・本音を出しすぎない。特に職場では、外向きの人格をつくる。外務大臣のようなかんじ。
・フォーカシング・イリュージョンに注意する。私が車が欲しいとして、隣人がポルシェを買ったのを見て、隣人は幸せなんだろうな〜と思うのはあまりよくない。何の車を所有しているかが人生の幸福度に与える影響は、微々たるものである
・自分の向き不向きをはっきりさせる。自分の能力の輪のなかでできる仕事が良い
・ひとつのことに長期的に取り組む
・得意、好き、評価されることを仕事にする
・自己憐憫に浸るのをやめる。過去が不幸でも、今も不幸でいる必要はない
・世界は不公平であることを受け入れる(不公平を正そうとするのは良いが)
・競争に巻き込まれないようにしよう。競争が激しいところにわざわざ飛び込まない(例、ピアニストやヴァイオリニストを目指す場合、ライバルが多数存在し激しい競争にさらされる。他方、人気のない楽器であれば、低い競争率でオーケストラのメンバーになれる)
・片足は会社、もう片足はどこにも属さないでおく
・期待値を管理しよう 期待は少ない方が幸せになれる
・本当に価値のあるものを見極めよう 世の中、90%はどうでもいい、がらくたである
・自分を重要視しすぎないようにしよう 数十年後には自分は忘れ去られている存在である。謙虚でいたほうが行きやすい
・自分が世界を変えれるという幻想を捨てよう 歴史の偉人は、たまたまその時代に生まれてたまたま成功したところが大きい
・自分の人生、自分の精神的な幸せに集中しよう
・不安を感じるのは、人間も動物も同じ。生き延びるために必要だった。
 不安が出てくるなら、「私の心配ごとメモ」というタイトルのメモ帳を作成し、例えば1日10分そこに気にしている事柄を書き、それ以外に時間は心配事とは無縁でいるようにする。
その他、心配事に保険をかける、仕事に精神を集中させるという対処がある。
・世界で起こっている戦争等、自分のせいだと感じる必要はない。また、ボランティアをするのは満足感が得られるかもしれないが、おそらく受け手にとっては、ボランティアより寄付のほうが嬉しいので、できればお金を寄付しよう。有効活用してくれるはずだ。

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2025年10月12日

Posted by ブクログ

めちゃくちゃ良い

具体的な実生活で置き換えてイメージしながら読めたからすぐに実践に移せそう

この本は何度も読むべき

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2025年03月29日

Posted by ブクログ

気になった所だけ読みました。
すごく良かったです。多種多様な思考の道具が載っていました。
思考の飽和点、能力の輪、ピークエンドの法則、スタージョンの法則、心の引き算、フォーカシングイリュージョン、など

心理学的研究とストア派を主とする
宗教学、投資家の考え方が色々書いてあり、読んでいて面白かったし、とても説得力がありました。
この本を読んでいて『より良く生きる』とはなんなのか、すごく考えされられました。
本書に、幸せに生きるとは、心の充足と平静を手に入れることだと書いてあり、まさにそれだ!と思いました。

納得した所は参考にしていきたいです。再読必須な本だと思うので時間が経ったらまた読みたいです。

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2024年11月02日

Posted by ブクログ

「尊厳の輪」という言葉に感銘を受けました。
確かに現代社会で生きていると、言葉の刃、を浴びるほど受けていると感じます。特に30代になってからそれを感じるようになりました。少しでも社会の一般的なレールから外れた言動や状況に居ると、言われようのない容赦ない言葉の刃が飛んでくるなと。言っている方は悪気がないっていうことがさらに厄介ですね。それを意識しているからだろう。どれだけ刃を浴びようが、自分はこうだ!僕はこう思うからこうしているんだ!と、強く自分を保つことができれば、それは喜びにさえなるということをこの著書から学べますね!

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2024年10月19日

Posted by ブクログ

自分の人生とは、幸福とはどういうことなのか、これらを俯瞰して、その時々を判断する考え方として学びがあった。多岐にわたる分野からの引用を、とてもわかりやすい事例を通して語られており、52のうなかでいくつも、腹落ちできる話があった。再読して、より理解を深めて自分の人生に落とし込んでいきたいと思った。

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2024年10月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この本では、良い人生とはどうゆうものでは無いかを学べた。

まずはじめに、このレビュー読む今後の自分に対して。
ここには書き上げられないことばかりだが、こんなにも読むことが有意義だと思った本はない。


なんだか今自分たちがプレイしているこの世界というゲームの環境設定はとてもハードモードだと思った。良い人生を送っていることを目的やゴールとすれば、主人公はありとあらゆる攻撃に対して脆弱すぎる。攻撃とすら気づかないまま体力を減らされている形。あげくの果てには、目的やゴールを誘導により勘違いさせられて皆んなで集められたまま墓に行って終了する。
まぁこんな世界だから仕方がないか。

そんなことを気づかせてくれる。この本ではどうすれば良い人生を送れるかに関する思考法を学べる。思考法とは、道具箱みたいなもので必要な時に取り出して使うものと著者は言ってある。

ここからは個人的琴線スポット
ピークエンドの法則、フォーカシングイリュージョン、人生は偶然が作り上げるもので当人が生み出す影響はほぼゼロ、でも憧れをもって努力は謙虚に真面目に続けろ。は僕にとってはとても良い道具。

良い本は続けて2回読むと良いと書いてあったので、そうしてみた。効果は抜群だ。

必ず1年ごとには読もう。

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2024年06月02日

Posted by ブクログ

自分を重要だと思わない。
どこにでもいる社会のちっぽけな存在だとみなす。

それは、この世の中で何か嫌なことがあっても余計な ショックを受けたり、落ち込んだりせずに、淡々と幸せに生きていく上で必要なマインドなんだなと思います。

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2024年02月11日

購入済み

値段に対し十分な価値

まず感想としては読んで面白い内容だった。
値段に対して、面白いと感じた時間を考えると十分価値のある本だったと思う。

内容に関しても、他の研究などを引用しているものもあり、筆者の単純な経験談で終わっていない点が好感が持てた。

中にある項目には、個人的にか、文化の違いもあるのか、納得できない箇所ももちろんある。
ただ、筆者が提案している内容をもとに考えるきっかけをもらったという意味で、扱っているテーマは大変良いものだと感じた。
この本の内容をもとに、自分用の思考の道具箱を作っていきたいと思う。

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2020年03月29日

Posted by ブクログ

11 あなたが今見ているものはなんですか?→1分 カンタン
あなたが今感じている感情はどんなことですかる→1分 難しい
自分の感情なぞ全く当てにならない。
飛んでは去っていく鳥のようなもの。心→出入り口がある鳥籠 感情→鳥

12 本音を出さない→自分の中の外交官を作り他者と関わられせる


13 フォーカシング・イリージョンをしない
→特定の要素だけに集中しない。ホテルの部屋が悪かったから旅行が台無し× 天候がいい環境ですめば幸せ×

16 能力の輪の境界→強みとは何かを意識する。それ以外で勝負しても負けるだけ。長いこと取り組むことで気づく。

19 静かに生活をする
→生産性がたかい。忙しなく動き回ることを控え、落ち着いて長期的に取り組む。

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2025年12月06日

Posted by ブクログ

生きる上での思考法として特になるほどなと思った点が5つあった。
① 「考えるより行動、そして早めの軌道修正」
→変化の激しい現代において、物事が全て計画通りにいくことなどない!
だから、完璧な計画を立てることにさほど意味はなく、状況に合わせて何度でも計画に変更を加える修正力こそが大事!!

② 「お金はモノを買うために使うよりも経験をするコトに使う方が有意義なことが多い」
→モノは手放したら消えるが、経験の喜びはずっと頭にも心にも残り続けるから。

③ 「常に小さな目標は持っていたほうが良い」
→自分の向かう先がどこにあるのかを確認するための指針となってくれる!ただし、自分でコントロールできる範囲で達成見込みがあるものであるべき!

④ 「体験している私」と「思い出している私」では前者に重きを置くべき!
実際には後者を大事にする人が多いが、充実した人生を送る上で重要なのは体験そのものではないか。

⑤ 幸せな人生の秘訣は、最初から「内なる成功」を目指すこと!
→自分の価値観を大事にし、自分の心が充実感を感じられることをストレートに行えば、人生に幸福感を感じられるのではないか。

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2025年11月25日

Posted by ブクログ

海外の自己啓発本の中では、ボリュームのある内容だったので、積読期間がありましたが、興味あるテーマから読み始めたら比較的読みやすかったです。いくつかの気付きも得られました。

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2025年11月21日

Posted by ブクログ

『Think Clearly』10章まで読んでの感想

この本を読んで、特に心に残った言葉が二つありました。

1. アイデアは行動の中で生まれる

考えている時ではなく、「書いている時」にこそ発想が浮かぶ。
この言葉を読んで、ずっと腑に落ちなかったことが一気にクリアになりました。
私はこれまで、アイデアを出そうとするときに立ち止まって“考えること”に集中していました。けれど、それでは何も浮かばない。
実際には、動きながら考えることこそが本当の創造的思考だったのだと気づきました。行動の中で生まれる小さな発見こそ、アイデアの原点なのだと感じます。

2. ストレスを最小化することが最良の投資

“勝つ”より“負けない”ことを意識する。
ダウンサイドを避けることで、自然にアップサイドが見えてくる。
この言葉も、自分の考え方を大きく変えました。
これまでは「どうすればもっと成果を上げられるか」ばかりを考えていて、常にアップサイド(上振れ)を追いかけていました。
でもその結果、ミスや遅延が増え、むしろ悪循環に陥ることもありました。
だからこそ、“負けない仕組み”を整えることが、結果的に勝つことにつながる──この考え方はこれからの人生に深く活かしていきたいと思います。



この二つの言葉は、私の中で「努力の方向性」を見直すきっかけになりました。
ただ動くのではなく、行動の中で考え、ミスを避ける設計を意識する。
それが、より良い思考と結果を生み出す第一歩なのだと感じています。

本を通して、自分の行動や考え方を見直す大切な機会をいただきました。
心から感謝しています。

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2025年11月12日

Posted by ブクログ

肩の力を抜いて自分の人生に集中し全うしようと思えた。自分は取るに足りないものくらいが謙虚でエネルギーを使う争いがおきない。

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2025年09月28日

Posted by ブクログ

堂々巡りの考えよりも行動すること。結果など考えすぎてもどうなるかわからない。その時その時に修正することが大切だということを忘れないようにしよう。しかし安易に選ぶことは良くない。選択を用意して最悪の事態も想定すること。人生の大事なところに目を向けよう。

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2025年06月08日

Posted by ブクログ

・幸せを台無しにする要因を取り除く。何を手に入れたかではなく、何を避けるかが大事。
・世界は複雑なので、ひとつの理念やひとつの原則だよりにせず、様々な思考法を持つ
・そそられるオファーがきても判断を誤らない。人生で何が大事かを考える。
・わからないことにはわからないという。
・自分の向き不向きをはっきりさせる。

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2025年05月21日

Posted by ブクログ

人生への教訓書ともういうべき本書は不安、苦痛、悩んだ時に読む本でもあると感じた。印象に残るのは52項目ある中で次の7つ:
1、「考えるより、行動しよう」:「思考の飽和点」に達する前に始める・何かを求めているかを知るには始めて見るのが一番 
2、「なんでも柔軟に修正しよう」:完璧な条件設定が存在しないわけ・早いうちに軌道修正した人こそ上手くいく 
3、「大事な決断をするときは、十分な選択肢を検討しよう」:最初に「全体図」を把握する・数少ないサンプルで性急に決断を下さない
4、「自分と波長の合う相手を選ぼう」:自分は変えられても、他人は変えられない
自分以外の人間の性格は決して変えられない
5、「現在を楽しもう」:「経験」は「記憶」よりも価値がある
夕日の写真を撮るよりも夕日そのものを楽しもう
6、「性急に意見を述べるのはやめよう」:意見がないほうが人生がよくなる理由
軽率に意見を述べる頻度を少なくすることで考えを整理できる
7、「内なる成功を目指そう」:物質的な成功より内面の充実のほうが大事なわけ
内なる成功とは平静な心を手に入れること

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2025年04月08日

Posted by ブクログ

自己啓発本という括りで良いのかは不明だが、自己啓発本としても非常に秀逸。思考の切り口をいくつか提案してくれており、本書のタイトルの通り「より良い人生」を送るためのヒントが満載だ。自分に合う提案を思考の癖にできると良さそうだ。特にそうした提案の根拠に学びもあって嬉しい。

― アメリカ人の政治学者ロバート・アクセルロッドは、「囚人のジレンマ競技会」を開催した。さまざまな分野の研究者からゲーム戦略を募って、コンピュータープログラムとして対戦させたのだ。ひとつひとつのプログラムに、それぞれ別の戦略を組み込んで対戦させ、その中で「最終的に最良の選択にいたるのはどれか」を競わせた。相手と協調するもの、相手をあざむくもの、相手のことをまったく気にしないもの、常に相手に譲歩するものなど、いろいろな戦略がプログラムとして組み込まれた。その結果、勝利をおさめたのは、「しっぺ返し」と呼ばれる戦略だった。一手目は相手と協調し、それ以降はしっぺ返しの要領で相手の出した手をそのままコピーして返すという、とても単純な戦略である。たとえば、私が最初の一手で協調したあと、相手が同じように協調で返してきたなら、私は次の手でも協調する。反対に、相手が協調せずに私を裏切ろうとしてきたら、次は私も裏切る。相手がその後また協調したら、私も次の手ではまた協調する、といった具合である。

― 私が乗っているランドローバーのディスカバリーでは、およそ「時速五〇キロ」という結果が出る。しかし、この計算は正確ではない。正確には、車の購入費を稼ぐための労働時間 (a)とか、車の保険料や維持費とか、ガソリン代とか、交通道反の罰金を支払うために必要な労働時間(b)も考慮に入れ、この両方の労働時間(a+b)と渋滞時間の合計(c)を走行時間に加える必要がある。元カトリック神父の社会評論家、イヴァン・イリイチは、まさにこの方法を使って、アメリカにおけるさまざまな車の「平均速度」を算出した。その結果、あるアメリカ車の平均速度は「たったの六キロ」程度だった。つまり、歩く速度と変わらなかったのだ・・・イリイチはこの現象を「反生産性」と名づけた。

― ノーベル経済学賞を受賞した心理学者のダニエル・カーネマンは、次のように説明している。フォーカシング・イリュージョンとは「特定のことについて集中して考えているあいだはそれが人生の重要な要素のように思えても、実際にはあなたが思うほど重要なことでもなんでもない」という錯覚を表す言葉だと。つまり、人生における「特定の要素」だけに意識を集中させると、その要素が人生に与える影響を大きく見積もりすぎてしまう。

― 「体験している私」の幸福度は、「思い出している私」の幸福度よりも低かったのだ。

― ノーベル賞受賞者のダニエル・カーネマンは、記憶の誤りをいくつか指摘している。そのうちのひとつが「持続の軽視」である。起きた出来事の長さは、記憶に影響しない。つまり、旅行をした期間が三週間だろうと一週間だろうと、あとから振り返れば残っている記憶に差はない。そして旅行全体の印象は、そのピークと終わりの部分だけで決められてしまう

色々あって書ききれないが、私のお気に入りは、上記のフォーカシング・イリュージョンとしっぺ返し戦略である。それ以外にも公正世界の誤謬とか、カーゴカルトについてとか、歴史上の発明は、たとえその人がいなくてもなされていたという話だとか、非常に興味深い内容だった。

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2025年01月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読書について、読書をあまりしてこなかった人間がこの本に手を出すように、これから読書をしていくという段階ならばジャンル問わずとにかくたくさん読むといい。そして30歳を目安とし、その後は読むものを厳選して良い本を2度読みした方がいい。1冊当たり10分読んでみて、その本が読み終えるべき本かどうか判断する。ただし、ミステリーなどは該当しない。それらは一度読めば種や真相がわかってしまっているので、2度読みに適さない。
〜という読書のススメがあり、参考にしたい。
他、内容にクセがなく読みやすい。



人生において自分が何を求めているかを知るには、何かを始めてみるのが一番だ。p28
早いうちに軌道修正した人は、長い時間をかけて完璧な条件設定をつくりあげ、計画がうまくいくのをいたずらに待ちつづける人より得るものが大きい。p35
頼みごとをされたときには、その無理な要求を検討する時間は、きっかり5秒間。p58
本当は必要ないものを排除すること。p80
意識的に「二番目の人格」をつくりあげる。p109
あなたの所得が貧困ラインを超えて金銭的な余裕ができたら、よい人生を手に入れられるかどうかは「お金以外の要素」で決まる。p135

時間と執着
彼らは、それらに執着して何千時間も費やしたからこそ、その分野のエキスパートになれたのだ。p141
せわしなく動き回るのを控え、何ごとにも落ち着いて、長期的に取り組むことだ。p151

私の心配ごとメモ
1日10分と時間を決めて、その間に気にかかっていることをすべてそこに書き出すのだ。毎日新しいページを使うようにする。週末になったらその週に書いたことすべてに目を通し、「ある心配ごとが頭から離れなくなっていることに気づいたら、それについてわざと必要以上に考えこむのが一番いい。そうすれば、病的な心配ごとは頭の中から自然に消滅してしまう」哲学者バートランド・ラッセルp247

カーゴカルトp338
90%はガラクタp377
内なる成功こそが、真の成功p411

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2024年09月15日

Posted by ブクログ

物事を客観的に見るという視点は、現状ではなく時間においても考えるという視点は良かった。自分の影響の輪に集中して、心の落ち着きを求める事が幸せ。世の中のほとんどの事は取るに足らないという視点。

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2024年05月25日

Posted by ブクログ

1.考えるより、行動しよう
・アイデアは、「考えている時」ではなく「手を
 動かしている最中」に浮かぶ
・これ以上長く思い悩んでも先に進まない「思
 考の飽和点」に達する前に始める
・ビジネス、プライベート、キャリア、人間関
 係、恋愛全てにおいてこの法則は役に立つ

2.なんでも柔軟に修正しよう
・重要なのはスタートではなく、「修正技術」
┗全て計画通りに運ぶことなどない
・念入りに計画を立てて成功を待つよりも、
 ある程度の準備をしてスタートし、状況に
 応じて調整を加える方が成功確率は高い
・進んでいく過程で持続的に調整を施す
┗パートナーとの関係、キャリア、投資すべて

7.好ましくない現実こそ受け入れよう
・自分を誤魔化してもなんにもならない
・失敗することは仕方ない
┗重要なのは「失敗の原因」を突き止めること
┗そしてその「原因」を完全に取り除くこと
・ありのままの真実を示してくれるパートナー
 や友人を持つこと

9.幸せを台無しにするような要因を取り除こう
・「なにを手に入れたか」で人生の豊かさは決
 まらない。「なにを避けるか」が大事。
・「勝つこと」ではなく「負けないこと」が大事

11.自分の感情に従うのはやめよう
・自分で分析する感情は不正確で信頼性に欠け
 当てにならないもの
・人間は、自分の感情より他人の感情を読むほ
 うが得意
・自分の感情、特にネガティブな感情は重く受
 け止めなくてよい
・「感情」は飛んで来ては去る鳥のようなもの
┗どこからともなくやって来てはどこかへ消え
 ていく、自分とは関係ない何かとして扱う
┗結局はどの鳥もいなくなる
・ネガティブ感情は意志の力では取り除けない
 が、反対に遊び心を持ち、リラックスした付
 き合い方を見つければある程度の落ち着きが
 手に入る
・自分の感情と真面目に向き合う必要はない
┗自由気ままに行ったり来たりするもの

14.買い物は控えめにしよう
・人間は「モノ」が与えてくれる幸せの効果を
 過大評価し、「経験」が与えてくれる幸せの効
 果を過小評価している
・モノで得られる喜びは消えていくが、経験で
 得られる喜びはずっと心に残り続ける
・仕事も「経験」の一つ
┗喜びを得られる仕事、好きな仕事に就く
・一緒にいて喜びを感じる人を結婚相手にする

15.貯蓄をしよう
・年収分ほどのある程度の貯金をしておく
・世帯年収が約1,200万円を超えると追加収入
 が幸福度に与える影響はゼロになる
・「お金がもたらす幸福度」は相対的に決まる
┗他者・自分の過去との比較により変化する
・貧困ライン以上の所得のある人にとってお金
 がもたらす幸福の度合いは本人の解釈次第
・良い人生を手に入れられるかは、「お金以外の
 要素」で決まる

17.静かな生活を大事にしよう
・根気、長期的な考え、ひとつのことに取り組
 み続けることはどれも非常に価値があるのに
 過小評価されている美徳である

21.目標を立てよう
・幸福度は「目標を達成できたか」で決まる
┗目標を持っている人は、持っていない人より
 目標達成のために努力をするから。
・目標があれば、それに適した道を選ぶことが
 できる
・「非現実的な目標」を立てても幸せにはなれ
 ない

26.楽しさとやりがいの両方を目指そう
・人間が体験するひとうひとつの瞬間に「欲求
 の要素」と「意義の要素」が存在する
・欲求と意義のバランスよい配分を心がける
┗理想は「意義」のある何かと「楽しみ」のため
 の何かを、交互に繰り返すこと。
 世の中のために何かをした後、ビールを飲む
 などのように

47.期待を管理しよう
・期待を10段階で「評価」する習慣をつける
┗人と会う前や予定の前、読書や何かを買う前
 など、これから何かするときには「期待」を
 0から10の間で評価する。
→次に、自分が評価した点から「2点」を差し
 引き、その数値を頭に定着させる。
→数値化することで、感覚で期待を作り上げる 
 無意識の思考を阻止できる
→幸福感の維持に大きく役立つ

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2024年04月24日

Posted by ブクログ


2024/02/03読破

一言:思考の手段(選択肢)として、幅や深さが広げる一助

・感想
なんだか聞いたことある本だなぁ、とりあえず読んでみるかぁ、、という入りでしたが、そんな自分を殴りたいです。実用書であり、自己啓発書でもある。こんな本は初めてでした。

単元が分けられているので、ちょい読みしやすく、一つずつが先人の言葉・思想や、著者の経験、投資的な考え等、いろんな視点から深掘りされており、とても学びが深かったです。

下記は印象に残った点

p28
ピカソ「何を描きたいかは、描き始めてみなければわからない」
→自分が何を求めているかを知るには、初めて見るのが1番。考えるのは「思考の飽和点」までにしておくのが良い。

p37
面接者は2.718で割る
例)100人の面接者がいたら最初の37人は落とし
37人の中で最も適した人を、残りの63人から選ぶのが統計的には良い

p59
セネカ「あなたに何かを頼もうとする人はみんな、あなたから時間や意思を奪おうとしているようなもの」
→少し言い過ぎな気がするが、自分の人生を送るために意識したい

p73
アレックスヘイリー「あなたが現実を飲み込まなければ、現実の方があなたを飲み込んでしまう」
→問題は手に負えなくなるまで、放置すべきではない

p101 ⭐︎
自分の「感情」とはあてにならないもの
「アタラクシア」
…ネガティブな感情を取り除いた心の状態
 落ち着き、心の安らぎ、揺るぎなさ、冷静さ、平静さを表す言葉
「アパティア」
…感情を完全に排除した状態

「感情」とは自由気ままに行ったり来たりするような鳥みたいなもの。自己の意志でどうにかなるものではなく、遊び心を持って付き合い方を見つけることが望ましい

p124
「モノ」の喜びは消えるが、「経験」の喜びは残る

p159
仕事は「好きなこと」「得意なこと」「評価される事」
この3点で選ぶべし

p162 ⭐︎⭐︎ 1番刺さりました。
「世間の評判を気にしても、自分の出来が変わるわけではない」
→「他人の評価」で自分のパフォーマンスが上がるわけでも、下がるわけでもない。

「内なるスコアカード」
自分の内側にある「自分自身」の基準が大事か?

「外なるスコアカード」
それとも「周りの人」の基準が大事か?
→他人の評価から解放された方がいい。

p173
サウスウエスト航空
「社の気質に合う人を雇い、スキルはトレーニングで身につける」
→自分の気の合わない人とはビジネスをしない。そのためにどんどん追い出していく

p217
良い人生を楽しむコツは、「有意義」であり「楽しめる」ような直接的な楽しみを持つ事
意義ある事、楽しめることを交互にすることが、人生を楽しめる
→仕事=意義、趣味=楽しみ と取ると
 仕事ばかりやっている人に魅力は感じない

p350
専門性を磨け

p375
期待値の管理(WCM理論)
will=したいこと、期待
can=可能なこと、目標
must=すべきこと、必然

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2024年02月03日

Posted by ブクログ

人によっては、筆者の主張が現実的すぎて退屈でつまらないと感じるかもしれない。しかし、「良薬は口に苦し」という言葉があるように、浮き足立っている人々にとって、地に足をつけるようなアドバイスは、彼らが不幸になることを避けるためにも必要ではないだろうか。特に夢見がちな人々には、視野を広げるためにこの主張を読んでほしいと思う。また、 人生におけるダウンサイドを避けることの重要性についての個人的な興味が強い。幸福を得るためには、何を手に入れるかではなく、何に手をつけないかが重要であるとされる。ドラッグやアルコールなどの中毒性のあるものや、硬直したイデオロギーなどの価値観も、避けるべき対象として挙げられる。

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2024年01月21日

Posted by ブクログ

よりよい人生を送るための52の思考法。各思考法はシンプルだが人生のコツがおさめられていて、著者が実際に思考の道具として使い、人生を上向きにしてきた。思考法の中で気付かされることが多くあったので、自身の人生にもこの思考法を試していきたいと思った。

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2024年01月17日

Posted by ブクログ

より良い人生を生きる為の52の思考法を「道具箱」に例えて書かれてある。
自分を俯瞰して見て、謙虚でいることは大切だなと感じた。
読んでモチベーションが上がる…というよりも、「あるがままの自分でいいか」と気持ちが楽になる本。

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2025年10月24日

Posted by ブクログ

考えるより行動。考えるだけは楽。行動するとリスクがあるが、失敗しても経験を積むことができる。

計画よりも、動いてみて修正する力。

戦略的に頑固になる。あういう人だからとわからせた方が勝ち。

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2025年10月21日

Posted by ブクログ

最初は思考実験の結果などから、努力より、自分がおかれている環境が与える人生への影響について、とても関心をもって読み進められた。

納得できる箇所もたくさんあるが、読めば読むほど、自分という存在はちっぽけで、自分の及ぶ力は大したことないものだと理解でき、負担は減るが、夢はしぼむという新しいタイプの自己啓発本だと感じた。笑

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2025年10月21日

Posted by ブクログ

"秘書問題"、"修正の方が重要"などビジネスシーンで使える内容から個人の幸福までを包括的にまとめた生き方ハウツー本。
共感できる内容から視座を与えうる内容まで様々な人に刺さる。
何者でもないことに少しでも悩んだことがある人には救いにもなる内容だった。

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2025年09月28日

Posted by ブクログ

力を抜いて、、、

考えるだけのほうがラク、行動するほうが難しい!

お金よりもストレスを節約する!罰金は運だから、別枠で確保しておく!

バークシャーのチャーリーマンガーは、5秒決断ルールを持っている。素晴らしい何かが見つかる機会なんてそうそうあるものじゃない、頼みごとの9割を断っても、チャンスを逃したことになんてまず、ならない!

卵巣の宝くじ的には、裕福な日本で生まれた自分は、途方もない幸運に恵まれている!生きてるだけで丸もうけ!!!!

本音はさらけ出さない方が良い!出すのは、家族とごく身近な友人だけ。本音をあけすけに語っても、心の中で笑われるだけ。。

年収は1200万円を超えてくると、100万円上がることによる喜びは少なくなる。1億円でも同じ!

思い出づくりよりも、いまを大切にしよう!

銀メダリストは、銅メダリストより幸福度が低い。なぜなら、銀メダリストは、金メダリストと比較し、銅メダリストは、メダルを獲得できなかった人と比較するから!心の引き算を大切にする!

成功の定義は時代によって変わる!財産など物質的な成功を手に入れられるかどうかは100%偶然によって決まる!たまたまアメリカで生まれ、たまたま大企業で出世競争を勝ち抜き、あなたの能力と関係なくあなたの企業のおかげで社長報酬をもらえているだけ!
全ては内なる成功を手に入れているかであり、それは、平静な心を手に入れること!

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2025年08月31日

Posted by ブクログ

特別新しいことはなかったけれど、改めて大切な事を思い出させてくれた。

そうなんだよ…。分かってたつもりなんだけどな。
でも、やっぱり出来てなかったよ。

みたいな反省と気付きをくれた。

付箋をペタペタ貼ったので、また何かを忘れかけているときに読み返したいな。

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2024年10月24日

Posted by ブクログ

評価
★★★★★ 毎日読みたい
★★★★ 引越しても持って歩きたい
★★★ 仕事の優秀な道具
★★ 人に推薦したい
★ 途中で読書中止


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2024年01月17日

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