古松崇志の作品一覧

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作品一覧

2021/01/28更新

ユーザーレビュー

  • 草原の制覇 大モンゴルまで
    学生時代に触れた中国の歴史では、遊牧民の台頭はどこか傍流のような扱いだったと記憶している。
    しかし本書ではその印象が覆された。

    騎馬を中心とした機動力ある軍事のみならず、支配側の風習などを保護する必ずしも強権ではない統治。
    東ユーラシアを覆うほどに版図を拡大したのもむべなるかな、と思わせられる。
    ...続きを読む
  • 草原の制覇 大モンゴルまで
    岩波新書のシリーズ中国の歴史第3巻は「ユーラシア東方史」という枠組みでの歴史叙述であり、これまでになかった「中国史」の大胆な読み替えが示される。何しろ第1章から「拓跋(タブガチ)とテュルク」である。北斉、北周、隋、唐は遊牧国家である拓跋国家の系譜に連なると! 隋や唐までも! 

    そして、第2章は「契...続きを読む
  • 草原の制覇 大モンゴルまで
    大元ウルスが物凄くて、これ以外の歴史の出来事がどれも小さく見えてくる。
    特に面白かったのは安禄山の話。通訳から頭角を表して強大な軍閥を築き上げ、そして楊貴妃の養子になる。めちゃくちゃ興味を惹かれた。
  • 草原の制覇 大モンゴルまで
    岩波新書のシリーズ中国の歴史の第3巻で、北方草原地帯の遊牧民に焦点を当て、ユーラシア東方史という枠組みで中国史を捉え直している。時代としては、大体、五胡十六国時代から大元ウルスの時代までを扱っている。
    従来の中国王朝交代史では周辺扱いされがちだった草原地帯の遊牧国家(契丹、金など)を中心に据えたダイ...続きを読む
  • 草原の制覇 大モンゴルまで
    シリーズ中国の歴史の第3巻。第2巻での江南の歴史の叙述から一転、ユーラシア大陸中央部における雄大な騎馬民族興亡史が描かれる。多様な部族の興亡の中から大モンゴルが誕生し、ユーラシア全体を制覇する様はまさに圧巻。中国の何たるかを知ろうとするには、多元多様、俯瞰的な視点が必要であるとの本シリーズの趣旨に深...続きを読む

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