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「黒い雨」訴訟
【第66回JCJ賞受賞!】なぜ、被爆者たちは切り捨てられたのか――。 広島の原爆投下から70年以上を経て、ようやく語られ始めた真実の数々。 「黒い雨」による被ばく問題を記録した、初めてのノンフィクション。 ---------- 原爆投下直後、広島に降った「黒い雨」。 多くの人がその放射線を帯びた雨による深刻な健康被害に苦しめられていながら、「被爆者」と認めて救済する制度はなかった。 雨を浴びた住民らは国に援護を求めて訴訟提起したが、解決までの道のりは長く険しいものだった。 なぜ、国は黒い雨被爆者を切り捨てたのか――。 本書は当事者の歩みをたどるとともに、米軍の被害軽視に追従した国の怠慢、非科学的な態度をあぶり出していく。 戦後70年以上を経て、ようやく語られ始めた真実の数々。 「黒い雨」による被ばく問題、その訴訟の全容を記録した初めてのノンフィクション。 ---------- なぜ、黒い雨被爆者は戦後七五年余りもの間、置き去りにされてきたのか。 そこには、被ばくの影響を訴える声を「切り捨てる」論理があった。 これに疑義を唱え、被ばくを巡る救済のあり方を問うたのが、「黒い雨」訴訟だった。 黒い雨被爆者がなぜ、どのように切り捨てられ、そして何を訴えて援護を勝ち得たのか。 本書は、黒い雨被爆者が「切り捨てられてきた」戦後を記録した、初めてのノンフィクションである。 その記録は長崎で、福島で、そして世界中で今も置き去りにされている放射線による被害者を救う道しるべになると確信している。 (「序章 終わらない戦後」より) -
黒いイギリス人の歴史 忘れられた2000年
「黒いイギリス人」とは、Black Britishの訳語である。「黒人のイギリス人」である彼らは、歴史に翻弄されながらも、「白いイギリス人と女王様の国」では忘れられた存在だった。 「黒人史」といえば真っ先に思い浮かぶのは「アメリカ黒人史」だが、アメリカ黒人史の多くは「アメリカの国内史」として語られるのに対し、イギリスの場合、その黒人史はブリテン島内だけでなく、海を越えて東西にわたる帝国に視野を広げて見る必要がある。ここに「イギリス黒人(在英黒人)」にとどまらない「黒いイギリス人」という語を用いる意図がある。 イギリス史には古くから黒人が姿を見せる。イングランドに最初の黒人女性が現れたのはローマ時代。16世紀チューダー朝の絵巻には王室付き黒人ラッパ手が描かれている。17世紀初頭、エリザベス女王は黒人追放令を発し、シェイクスピアは『オセロー』でムーア人の軍人を主人公にした。さらに、18世紀の新聞の「逃亡奴隷」の広告データベース分析や、アメリカ独立戦争で王党派についた「黒人ロイヤリスト」たちの命運、ロンドンの黒人貧民をアフリカに移送する「シエラレオネ植民計画」の顛末など、「黒いイギリス人」の歴史は「イギリス帝国」の光と影を映し出す。 長期的かつグローバルな視点で、その移動と混合の歴史をたどり、社会的マイノリティの共生の道をさぐっていく。 目次 はじめに:「白いイギリス人」と女王様の国で 序章 「黒いイギリス人」とは誰か 第1章 最初の来訪者たち:ローマ帝国期から近世まで 第2章 逃亡奴隷のプロファイル:18世紀前半 第3章 シエラレオネ計画の夢と失望:18世紀後半 第4章 奴隷解放と「黒人消滅」:19世紀 第5章 世界大戦下の黒人臣民と黒人米兵:20世紀前半 第6章 戦勝国の旧弊:20世紀後半 終章 「イギリスらしさ」を担うのは誰か あとがき -
黒い絵
ついに封印を解かれたのは、著者初の「ノワール小説集」。嗜虐と背徳によって黒く塗りこめられた衝撃作! 深海魚 Secret Sanctuary 高校生の真央は友だちも彼氏もいないうえ、クラスメイトからいじめられていた。そんな真央が安息を得られるのは押入れの中だけだった。真っ暗にすると「海の底」のようで……。 楽園の破片 A Piece of Paradise ニューヨーク発の急行列車は遅れていた。ボストン美術館での講演会でスピーチをする予定の響子は焦る。もうひとりの話者のレイとは7年間の不倫関係を清算したばかりだった。 指 Touch 私は私大の日本美術史博士課程の2年生。家庭を持つ彼の研究室で助手をしている。ある週末に奈良の室生寺を訪れ、ずっと手をつないでいる私たちは、どう見ても不倫カップルだ。 キアーラ Chiara アッシジには10年ぶりの再訪だった。亜季は文化財の修復科のある芸術大学を休学して20歳で渡伊し、長年フレスコ画修復の修業をしていたところ、中部の大地震に見舞われ……。 オフィーリア Ophelia わたくしは絵の中の囚われ人。水に浸ってあとひと息で命が絶えるその瞬間を、生き続けています。ロンドンから日本へ連れて来られたわたくしが目撃した、残虐な復讐とは……。 向日葵(ひまわり)奇譚 Strange Sunflower 超売れっ子の役者・山埜祥哉の舞台の脚本を書きたくて、脚本家の私は、ゴッホが主人公の脚本を完成させる。が、脚本が仕上がった直後に、ゴッホらしき人物の奇妙な写真を入手して……。 -
黒い海岸の女王
1万2千年の昔、アトランティス大陸が海中に没したのち、現存する歴史が記されるまでの空白の期間にハイボリア時代なるものが存在した。この時期の伝承を伝えるネメディア国の年代記は、アトランティスの末裔、キンメリア生まれの英雄コナンの事跡を記している――。30歳で夭折した天才作家が創造し、のちに数多現れるヒロイック・ファンタジーの源となった傑作シリーズを、著者のオリジナル原稿に遡った校訂のもと全6巻に集成して贈る。横溢する妖美、奇怪はもとより一大宇宙史までをも堪能されたい。【収録作】「キンメリア(詩)」/「氷神の娘」/「象の塔」/「石棺のなかの神」/「館のうちの凶漢たち」/「黒い海岸の女王」/「消え失せた女たちの谷」/「資料編/「死の広間(梗概)」/「ネルガルの手(断片)」/「闇のなかの怪(梗概)」/「闇のなかの怪(草稿)/「R・E・ハワードからP・S・ミラーへの手紙」/「ハイボリア時代」/解説=中村融 -
黒い陰に輝く光
軍情報部と諜報機関の仕事、情報機関の世界的連携、テロ行為と偽旗作戦・ステイビハインド作戦、人工衛星とスーパーコンピューターによる大衆監視と追跡、人間を遠隔操作するサイバネティクス技術に使われるブレインチップとインフォームドコンセントのない人体実験、著者が軍事医学と酷評する精神医学とそのバイブルである『精神疾患の診断・統計マニュアル』などが現代を理解する鍵だ。 -
黒い陽炎 県闇融資究明の記録
多くのメディアが迫れなかった同和利権に絡む不正事件に、地方新聞の記者たちが動き始めた。その「特報」は、やがて県議会による百条委の設置、そして県警と地検の捜査につながってゆく。高知新聞取材班が、徹底した取材で巨額の闇融資事件を暴いた衝撃の一冊。 -
黒い獣に幸せのキス
港町で文官として働くライナスは、ある事がきっかけで職場に居づらくなった上、過労で倒れてしまい休職することに。そんなライナスのもとに、幼馴染で有望な軍人であるクライヴが帰ってきた。クライヴは戦功を立てた結果、「獣軍人」になる誉を得たという。「獣軍人」は獣の力を宿し、一騎当千の力を発揮するが、力が馴染むまでの間、完全に獣の姿になってしまうため、ライナスに面倒を見てほしいそうだ。ふさふさの尻尾に三角形のお耳、そしてライナスに撫でられるのを好む姿は、犬そのもの。犬クライヴの世話を焼きながら、二人の生活が始まるが…? 【電子特別版】伊達きよ先生の書き下ろしショートストーリー「可愛いとはこういうこと」「唯一の灯り」を電子版だけに特別収録! -
黒い古典 日本人が必要とした悪の力
明るく、美しく生きる……そんな理想とは程遠い毎日。死や老いの恐怖、憎い奴への恨みつらみ、失恋、金欠、家族との不仲、はたまた仕事の失敗、SNS炎上――。個人的不安と混迷の世情がからみあい、現代はまさに末法の世、「底つき」の時代です。本書はそんな「今」を生きるためによむ、「黒い古典」の提案。呪詛に見出すこの世の希望、ドス黒い感情の言語化にかくれた賢さ、後ろ向きマインドの安らぎ、人の生死よりも銭優先のパワフル魂……。神々の時代から江戸の世まで、「悪」寄りの名ゼリフが放つネガティブパワーをひもとくことで現代人のつらさに満ちた人生を軽くする、新・逆説の古典エッセイの誕生です。 -
黒石の明暗
地下深く暗黒の世界で採炭に携わった人々の苦悩 昭和時代太平洋戦争前後炭鉱で働く人達が戦争や産業発展の名もとに石炭の増産を強いられ、未整備な環境で過酷な労働を強いられ怪我やじん肺で苦しむ。昭和後半になると元従業員が立ち上がり会社側と争議になり裁判で補償をかちとる。 【目次】 はじめに 朝の出勤 他人事 石炭関連施設跡 闘う 初期の石炭産業 地下からの脱出 初仕事 昼食が楽しみ 【著者】 眞弓保治 1948生まれ・郡山工業高校卒業後東京の建設会社に入社・5年で退社 東京デザイナー学院デザイン科に入学・卒業後婦人制作会社に入社・13年働く・その後1級建築士資格摂取し、1級建築士事務所を開設し現在に至る。 -
黒い城に囚われた花嫁
荒海に囲まれた孤島の城は、美しい花嫁たちの鳥籠なのか……。 アンジェリーナは、二十歳になったばかりで結婚を決められた。相手は、イタリア貴族の末裔ベネデット・フランセッシ――莫大な富を持つ、孤島にそびえる〈黒い城〉の城主だ。アンジェリーナは破産寸前の没落貴族の末娘で、父親が金銭的援助を受ける代償として、ベネデットに売り渡されたのだった。彼と初めて会った夜、その恐ろしいほどの美貌に心奪われ、アンジェリーナは熱いキスと、それ以上の行為を許してしまう。彼には6人もの前妻にまつわる、恐ろしい疑惑があるというのに。 ■〈7つの愛のおとぎばなし〉の4話目は、モチーフとなっている『青ひげ』同様、花嫁は“決して開けてはならない部屋”の鍵を託されます。すばらしい初夜を過ごした翌朝、夫は姿を消してしまい……。謎めいた夫への、切望と愛が描かれます。 -
黒い城の億万長者
最高の出会いだと思った出来事は、炎にうぶな蛾が飛びこんだだけのこと。 壮麗な屋敷のパーティに出席したエリーは、舞踏室に入るやいなや、背の高い黒髪の男性に目が釘づけになった。飢えた豹さながらの強烈で危険なオーラ。「きみがほしくてたまらないよ、ぼくの女神」甘い囁きと炎のように熱いキスにいざなわれ、エリーは初めて愛の喜びを知った。彼の名は、ラファエル・サラザール。有名な億万長者の実業家だが、その過去は謎に包まれていた。そんな彼に身も心も奪われ、やがて彼の子を身ごもったエリー。だが、彼女は知る由もなかった――ラファエルが父への憎悪に燃え、彼女を復讐の道具にするつもりだとは……。 ■ドラマチックで濃密な愛の世界を描いて大人気、O・ゲイツの4部作がスタート! 幼いころ囚われた邪悪な組織を逃げだし、その天才的頭脳を武器に億万長者となった男たちの愛と復讐の物語です。第2話のヒーローはライデン。舞台はなんと日本です。 -
黒い樹海 新装版
新聞社の文化部で各界の著名人たちと交流し、活躍していた姉信子に憧れていた妹の笠原祥子。楽しみにしていた東北旅行に出発した信子だが、行き先の仙台ではなく浜松で踏切事故に巻き込まれ亡くなったという、衝撃の知らせを祥子は受ける。確かに遺されたトランクは姉のもの。だが仕事の手帳がなくなっていた。二人きりの姉妹で、姉は今まで祥子に嘘はつかなかった。誰か同行者がいて、社会的立場上、事故現場から姉を見捨てて逃げ出したのではないか。運よく姉と同じ職場に勤務することになった祥子は、姉の仕事相手のクセの強い著名人たちに、疑いの目を向けていく。そんな中、先輩社員の野口知枝が多摩川川畔で何者かに殺された。この事件を機に社会部の青年記者吉井の協力も得て、姉の死の真相を追いかける祥子だが、手がかりとなる関係者が次々に不審死を遂げる。祥子の見立ては正しいのか? そして姉の死の驚くべき真相とは? 巨匠松本清張の正統派ミステリー、読みやすい新装版に! -
黒いスイス
永世中立国で世界有数の治安のよさ。米国などを抜き、常に「住んでみたい国」の上位に名を連ねる国、スイス。しかしその実態は――。「優生学」的立場からロマ族を抹殺しようと画策、映画“サウンド・オブ・ミュージック”とは裏腹にユダヤ難民をナチスに渡していた過去、永世中立の名の下に核配備計画が進行、“銀行の国”でまかり通るためのマネーロンダリング……。独自の視点と取材で次々驚くべき真相を明かす。 -
黒いスーツの王子様
彼氏からDVを受けて悩む希。ある日、泥酔したところをイケメンホストの祐輔に助けてもらったが、実は彼はホスト業界の超有名人だった! 事情を知った祐輔は希をかくまってくれる。知られざる華やかな世界に足を踏み入れた希は、派手なだけじゃない祐輔の真の姿にキュンとして…。俺様だけど甘く優しい王子様との恋の行方は!? -
黒い大陸
アメリカの探検家スタンレーの第二回アフリカ探検の手記。1874年、アングロ・アメリカン探検隊の隊長としてザンジバルからアフリカ大陸に入り、ヴィクトリア湖、タンガニーカ湖をきわめ、コンゴ川をくだって、1877年、出発以来999日めに、ついに大陸を横断してボマに到着。さらにコンゴ川を下って大西洋岸に達した。この苦渋にみちた、はじめてのアフリカ大陸横断ドキュメントによって、「未知の大陸」アフリカの真相は初めて世界に伝えられた。 -
黒い滝
町の腐敗に挑む女性刑事を描く社会派ミステリ 米西部の町で移民の少女が殺された。地元企業や教会、保安官すら刑事の捜査を妨害する中、事件の裏には戦慄の事実が潜んでいた。 -
黒い谷
全仏ベストセラー第1位! 閉ざされたピレネー山中の村で次々に起きる連続殺人事件。 最後に待ち受ける驚愕の真実とは―― 累計400万部突破の人気警察小説シリーズ最新刊! ピレネー山中で男性の惨殺体が見つかった。 死体の傍には謎の記号が描かれた石が残されていた。 8年前に拉致された元恋人を追って村を訪れていた刑事セルヴァズは、捜査を担う憲兵隊大尉ジーグラーから以前にもこの地で同様の手口の殺しが起きていたと聞き、拉致事件との関連を調べ始める。 その矢先、何者かによって道が寸断され、一行は村に閉じこめられることに。 そしてさらなる殺人が発生し――。 -
黒い蝶は死を運ぶ
大手新聞社の写真部から結婚式を主に撮影するブライダル・フォトグラファーに転身して十五年。仕事はすっかり軌道に乗り、今では仕事のオファーが切れることがない。 ある日、ヴァイオリンの生演奏が評判の結婚式場をプローションするため、アイドル・桃瀬あかりをモデルに撮影した写真が大きな話題を呼んだ。だが皮肉なことにその評判とは、桃瀬あかりのものではなく、バックに写るヴァイオリン奏者・新倉小夜歌の完璧なまでの美を褒め称えたものだった。美しさで一般人に負けるアイドル――その写真は「公開処刑」とまで言われるほどネットを賑わした。その炎上っぷりも小気味良かったのだ。桃瀬あかりが自殺するまでは。 その自殺に不審を覚える私の前に現れた脅迫者。次々と起こる事件、そして死を運ぶと言われる小夜歌の存在。一体、何が起こっているのか……? 横溝正史賞受賞作家が新境地を切り拓いたサスペンス・ミステリの傑作、登場! -
黒い天使
夫はいつも彼女を「天使の顔」と呼んでいた。彼女を誰より愛していたのだ。それが突然そう呼ばなくなった。ある日、彼女は夫の服がないことに気づく。夫は別の女のもとへ走ろうとしていた。裏切られた彼女は狂おしい思いを抱いて夫の愛人宅を訪ねる。しかし、愛人はすでに何者かに殺されており、夫に殺害容疑が! 無実を信じる彼女は、真犯人を捜して危険な探偵行に身を投じる……新訳で贈るサスペンスの第一人者の傑作。 -
黒いデジタル麻雀 ~現代流データ戦術を斬る~
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 最高位、發王位(リアル)、モンド杯優勝(TV)、天鳳名人(ネット)と、どのような環境、ルールでも勝ち続ける男・石橋伸洋が自身の打法「黒いデジタル打法」を伝授する待望の一冊が完成! レベルが上がった現代の麻雀で最大限勝つためには、自分の選択によって相手に間違った選択をさせたり、自分に協力してもらったりする必要があります。私が「黒い」と言われてしまうのも、きっとこのような考えを大切にしているせいですが…(まえがきより抜粋) 第1章 現代流の手作り ~相手はこう打つ~ 第2章 黒いデジタル 基本編 第3章 黒いデジタル 局面編 第1章では相手がどう打つのか、現代流のセオリーをみっちり叩き込みます。続く第2章が本書のメイン。前章で解説されたような現代流のデジタル戦術の弱点を突き、その上を行く黒いデジタル麻雀の本領が発揮されています。そして第3章では応用編として局面ごとに分けて、どのように打てば良いかという方針が示されています。本書には中途半端ではなくしっかりと勝てるようになってほしいという石橋プロの願いが込められています。“勝つこと”ではなく“勝ち続けること”に徹底的にこだわってください。 -
黒いトランク
千九百四十九年も押し詰った鬱陶しい日の午後、汐留駅前交番の電話のベルが鳴り、事件の幕が切って落とされた。トランクに詰められた男の腐乱死体。荷物の送り主は福岡県若松市近松千鶴夫とある。どうせ偽名だろう、という捜査陣の見込みに反し、送り主は実在した。その近松は溺死体となって発見され、事件は呆気なく解決したかに思われた。だが、かつて思いを寄せた人からの依頼で九州へ駆けつけた鬼貫の前に青ずくめの男が出没し、アリバイの鉄の壁が立ち塞がる……。巨星、鮎川哲也の事実上のデビュー作であり、戦後本格の出発点ともなった里程標的名作。綿密な校訂による決定版! -
黒い蜻蛉
『怪談』『知られぬ日本の面影』『日本――一つの試論』。日本人も気づいていなかった日本文化の魅力・価値に気づき、世界に広めた人物、小泉八雲。 自身の生い立ちに由来するコンプレックス、葛藤にもがいていたかつての彼、「ラフカディオ・ハーン」はいかにして「日本人・小泉八雲」となったのか。日本へ渡り、日本人の生き方や文化、そして妻となる女性、小泉セツに出会い、彼の人生はヤゴがトンボとなって飛び立つがごとく変わっていく――。 アイルランド出身の著者が描く、空想と史実が織りなす魂の伝記小説。日本人とは何かという問いを、現代の私たちに投げかけます。 -
黒い同盟 米国、サウジアラビア、イスラエル
イランに軍事的脅威があると、米国が空母打撃群をペルシャ湾に派遣し緊張感が高まっている。米国、サウジアラビアの「黒い同盟」、その実態を歴史的背景を含め、読み解く。 -
黒いドレスは幸運の印【ハーレクインSP文庫版】
親の決めた政略結婚から逃げたいという内気な親友に頼みこまれ、ジェーンは式の当日に、捨て身の行動に出た。自分は新郎と深い仲にあるふりをして永遠の誓いを阻んだのだ。すぐに結婚はとりやめとなり、目的を果たすことができた一方、じゃまされた新郎のライアンは“鬼”と化す。商才のある彼はまたたく間に成功して富を得るやいなや、ジェーンが父から継いだ会社をいともたやすく潰してしまった。たまらず抗議しに行くと、彼は強引に唇を奪って宣戦布告した。「お楽しみはこれから。今度は僕が君の人生をかきまわす番だ」 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。 -
黒いドレスは幸運の印【ハーレクイン文庫版】
親の決めた政略結婚から逃げたいという内気な親友に頼みこまれ、ジェーンは式の当日に、捨て身の行動に出た。自分は新郎と深い仲にあると嘘をついて永遠の誓いを阻んだのだ。すぐに結婚はとりやめとなり、目的を果たすことができた一方、じゃまされた新郎のライアンは“復讐の鬼”と化す。商才のある彼はまたたく間に成功して富を得るやいなや、ジェーンが父から継いだ会社をいともたやすく潰してしまった。たまらず抗議しに行くと、彼は強引に唇を奪って宣戦布告した。「お楽しみはこれから。今度は僕が君の人生をかきまわす番だ」 *本書は、初版ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。 -
クロイドン発12時30分
チャールズは切羽詰まっていた。父から受け継いだ会社は不況のあおりで左前、恋しいユナは落ちぶれた男の許へ来てはくれまい。母の弟アンドルーに援助を乞うも、駄目な甥の烙印を押されるばかり。チャールズは考えた。叔父の命か、自分と従業員全員の命か。これは「無用な一つの命」対「有用な多くの命」の問題だ。我が身の安全を図りつつ遺産を受け取るには――念入りに計画を立て、実行に移すチャールズ。快哉を叫んだのも束の間、フレンチ警部という名の暗雲が漂い始める。計画はどこから破綻したのか。『樽』と並ぶクロフツの代表作、新訳決定版。/解説=神命明 -
黒い夏
高校生のレイは、かつて興味半分に人を殺したことがあった。証拠不十分でレイの容疑は立証されなかったが、四年後、レイを怪しむ元刑事エドはレイを罠にかける。ドラッグの売人でコンプレックスの塊であるレイは追い詰められ、ついに暴発する。人間の狂気を描いて比類なきケッチャムの問題作! -
黒いニットのタイ
【短編小説の航路】喋ることが中心なら、食べ物はフライドポテトだけで十分。 ライターの西野晴彦は、ビーンという空豆を模したようなカウンターのある、バーのような、しかしそうではない店のオーナーで出版社も持っている米沢光太郎から、小説を書かないかと誘われています。ビーンで彼に付いた吉川久美子もまた、米沢から誘われて、この店で働き、この後は米沢の出版社に勤めることになると言います。西野が久美子に渡す黒いニットのタイに合わせるシャツの色、フライドポテトに付けるソースの色、コーヒーの色、スパムと目玉焼きの色、西野が目にする色彩が、BLTサンドのイメージとなってひとつの物語が生まれます。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。文筆家。大学在学中よりライターとして「マンハント」「ミステリマガジン」などの雑誌で活躍。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2回野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。著書に『10セントの意識革命』『彼のオートバイ、彼女の島』『メイン・テーマ』『日本語の外へ』ほか多数。近著に『コミックス作家 川村リリカ』(中央公論新社)、『彼らを書く』(光文社)などがある。 -
黒い白鳥
6月2日早暁、久喜駅近くの線路沿いで男の射殺屍体が発見された。列車の屋根に乗ってそこまで運ばれた男は、労使抗争に揺れる東和紡績の西ノ幡豪輔社長と判明。敗色濃厚な組合側の妄動か、冷遇の憂き目に遭う新興宗教かと囁かれる中、最右翼と目される容疑者を追っていた当局は意外な線から彼の行方を知ることに。膠着する捜査を引き継いだ鬼貫警部は西ノ幡社長が貸金庫に預けていた写真に着目、あるかなきかの糸を手繰って京都から大阪へ、そして忘れじの九州へと足を運ぶ。そこで鬼貫が得たものは? 緻密なアリバイトリックを駆使し、第13回日本探偵作家クラブ賞を受賞した雄編。/解説=有栖川有栖 -
黒い肌のサムライ 信長との短き日々
ヤスフェが見る空はいつも暗かった。 イエズス会の巡察師・ヴァリニャーノ付きの奴隷として来日したヤスフェは己を殺し、身を小さくして生きていた。織田信長に弥助という名とともに召し抱えられ、奴隷から小姓となっても。周囲の嫉妬や好奇の視線にさらされ、孤独は癒されることはない。それどころか、弥助は、狂気ともいえる行動を続ける主君へ、恐怖と疑念しか抱くことができなかった。 だが、森乱丸が止めるのも聞かずに、まっすぐに疑問をぶつけるうちに、信長の本質、胸中にある苦悩を知る。生まれて初めて芽生えたのは、「仕える気持ち」――それは奴隷時代に感じていた服従ではない。少しずつ人間としての心を取り戻し、信長に共感すら覚えるようになったのだ。信長もまた、彼の純真さに打たれ、本心を明かすようになる。 弥助は、日本の空がどこまでも青く美しく感じた。 「ウエサマ、いっしょに世界を見ましょう」 【著者プロフィール】 吉川永青(よしかわ・ながはる) 一九六八年、東京都生まれ。横浜国立大学経営学部卒業。二〇一〇年「我が糸は誰を操る」で第五回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞。改題した『戯史三國志 我が糸は誰を操る』で翌年デビュー。一六年『闘鬼 斎藤一』で第四回野村胡堂文学賞、二二年『高く翔べ 快商・紀伊國屋文左衛門』で第一一回日本歴史時代作家協会賞(作品賞)を受賞。著書に『誉れの赤』『治部の礎』『裏関ヶ原』『ぜにざむらい』『乱世を看取った男 山名豊国』『家康が最も恐れた男たち』『戦国・江戸ポンコツ列伝』『華の蔦重』など多数。 -
黒い花 Les flours noires Ⅱ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※本作品は全編フランス語で構成されています “ Le temps du démon ” Un moment où le cœur s’écroule--- Les yeux de cette femme, la poitrine de cette femme ―Cela m’égare Le poème délicat et la peinture à l’huile luisante tissent un bijou de l’ensemble 【目次】 01 Au toi de ce jour - là 02 Par la chaleur caniculaire 03 Après l’averse 04 À la montagne en automne 05 L’après - midi de mai 06 L’hortensia 07 Avant Enma ( Le roi de l’enfer ) 1 08 Avant Enma ( Le roi de l’enfer ) 2 09 Un jour d’été 10 Un homme et une femme solitaires 11 Dans la montagne d’été 1 12 Désirer l’invariabilité 13 En un soir solitaire 14 Il pleut 15 Le soir de neige 16 Le coeur troublé en automne 17 Cette ville 18 Dans le sanctuaire shinto 19 À la lumière des jeunes feuilles 20 Le même qu’autrefois 21 Avant Enma ( Le roi de l’enfer ) 3 22 Le vent, dis donc 23 Le chardon 24 Au crachin 25 L’embrasement resté 26 L’été vient 27 L’été vient 28 Les jeunes feuilles et l’arbore mort 29 Pendant la saison des pluies 30 Un soir 31 La randonnée en voiture sur la même route 32 L’affaire que je recherche ---- 33 En le temps nuageux d’hiver 34 Dans la montagne calme 35 Le signe du printemps 36 Le vert du début de l’été 37 La revanche 38 La randonnée automobile étrange 39 Dans la montagne d’été2 40 Le regret 41 Subir un examen médical 42 Mon cadeau pour toi 43 La montagne du vent d’automne 44 La chose d’hier 45 La garôta 46 L’affaire de cette femme 47 L’esclave noir 48 La femme qui ne peut pas deviner -
Les fleurs noires Ⅰ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※本作品は全編フランス語で構成されています “ La femme fatale” Son pouvoir magique joue avec moi, c'est ma joie infinité. La mariage des œuvres composant par la couleur vivante dans la peinture à l’huile et les mots délicats dans le poème. 01 Parler avec toi 02 Un rendez-vous amoureux 03 À une femme 04 La montagne en mai 05 T’attendre 06 À une jolie femme 07 Voler ton coeur 08 À toi que j’adore 09 Le fragment 10 La montagne de pluie 11 Son coeur 12 Pour oublier 13 Un beau soir 14 Un soir avec toi 15 À un jour 16 Le voyage 17 Un soir en hiver 18 Le chemin de ce moment-là 19 La fleur de marron 20 La montagne d’avril 21 Le monde d’ici 22 Ma jeunesse 23 Le rêve 24 À un moment ---- 25 Vous hardie 26 Dans un parc ---- 27 En montagne 28 Sur le lac 29 L’adepte d’une autre religion 30 La montagne de cette femme 31 L’inquiétude 32 La plante parasite 33 La pensée lointaine 34 Le cadeau de Dieu 35 La chanson qui m’inspire de la nostalgie 36 Un lecture 37 L’hortensia 38 La femme méfiante 39 La prophétesse triste 40 La femme sage 41 La femme qui n’aime pas 42 Dans l’obscurité 43 Le corbeau 44 Les feuilles mortes 45 La vallée du printemps 46 Sur un col de vent 47 Le clair de lune et les tournesols 48 La soirée bleue -
黒い花びら
水原弘が生涯のほとんどをついやしたのは、“破壊へ向けての生活無頼”と“歌うこと”の二つだった―。昭和歌謡界黄金時代を疾風の如く駆け抜けた、無頼の歌手・水原弘の壮絶な生涯。酒、豪遊、博打、借金に満ちた破天荒な歌手生活とは?関係者からの綿密な取材を重ねつつ、波瀾万丈の人生を描く感動のノンフィクション! -
黒いハンカチ
住宅地の高台に建つA女学院――クリイム色の壁に赤い屋根の建物があって、その下に小さな部屋が出来ていた。屋根裏と云った方がいいそこがニシ・アズマ女史のお気に入りの場所だった。ちっぽけな窓から遠くの海を眺め、時には絵を描いたりもしたが、じつは誰にも妨げられずに午睡ができるからだった。だが、好事魔多し。そんな彼女の愉しみを破るような事件が相次ぐ。そしてニシ先生が太い赤縁のロイド眼鏡を掛けると、名探偵に変身するのだ。飄飄とした筆致が光る短編の名手の連作推理。/【収録作】「指輪」/「眼鏡」/「黒いハンカチ」/「蛇」/「十二号」/「靴」/「スクェア・ダンス」/「赤い自転車」/「手袋」/「シルク・ハット」/「時計」/「犬」/あとがき/解説=新保博久 -
黒い瞳の悪魔【ハーレクインSP文庫版】
美しき支配者。私は、彼の獲物。 弟が危篤状態だからイタリアへ来てほしい……。レインのもとに、イタリアの銀行頭取ザーレから電話があった。どうやらレインを弟の恋人と勘違いしているらしい。お金がないことを理由に断ると、今度はザーレ本人が現れ、レインをさらうようにして、イタリアへ連れ去ったのだ。だが、屋敷に彼の弟の姿は見当たらない。不審に思う彼女を見て、ザーレは完璧な美貌に黒い瞳を煌めかせながら、言い放った。「残念だが、まだ弟は君と戯れるまで回復してないんだ」そして、あっという間に唇は彼のものになっていた。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。 -
黒い瞳の悪魔
弟が危篤状態だからイタリアへ来てほしい……。レインのもとに、イタリアの銀行頭取ザーレから電話があった。どうやらレインを弟の恋人と勘違いしているらしい。お金がないことを理由に断ると、今度はザーレ本人が現れ、レインをさらうようにして、イタリアへ連れ去ったのだ。だが、屋敷に彼の弟の姿は見当たらない。不審に思う彼女を見て、ザーレは完璧な美貌に黒い瞳を煌めかせながら、言い放った。「残念だが、まだ弟は君と戯れるまで回復してないんだ」そして、あっという間に唇は彼のものになっていた。 -
黒い瞳のエトランゼ
アレクサンドラはアメリカで貿易会社を切り盛りする気丈なレディ。取引相手のソープ卿に直接面会するため、はるばるロンドンへやってきた。予想外に魅力的な独身男性だったソープに誘われ、舞踏会に出席したアレクサンドラ。そこで高貴な老婦人に紹介される。だが伯爵夫人だというその女性は、アレクサンドラを見るなり「シモーヌ!」と叫び、そのまま気を失った。C.キャンプの歴史ロマンス3部作がついに始動。仏革命で生き別れた三兄妹の運命は。
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