黒い画集

黒い画集

1,265円 (税込)

6pt

安全と出世を願って平凡に生きる男の生活に影がさしはじめる。“密通”ともいうべき、後ろ暗く絶対に知られてはならない女関係。どこにでもあり、誰もが容易に経験しうる日常生活の中にひそむ深淵の恐ろしさを描いて絶讃された連作短篇集。部下のOLとの情事をかくしおおすために、殺人容疑を受けた知人のアリバイを否定し続けた男の破局を描いた「証言」など7篇を収める。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

注意事項あり
  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア
  • 【閲覧できない環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

黒い画集 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    作者が自信を持って選んだ7篇の短編集。ほぼ男女の醜関係に纏わる話でタイトル通り黒い。社会派推理小説の始祖だけあって名探偵や名刑事なる人は出てこないがトリックが凝った作品もある。特に『凶器』という作品のトリックは外国の作家も用いており(自分は未読だけど)どちらが先かは分からないけど、名探偵モノみたいな

    0
    2025年04月24日

    Posted by ブクログ

    「日常」を舞台にした7篇の中短編集

    心理的な対決を描く「遭難」
    二転三転の展開に息を飲む「寒流」
    アリバイ崩しの傑作「紐」
    純情な中年男の愚かさと転落「坂道の家」

    昭和的推理小説の世界にどっぷり浸かれる600ページ。古本屋で見つけたら即買いです

    0
    2023年12月31日

    Posted by ブクログ

    ようやく読み終わった!
    というのも、分厚くてボリュームまんてん、そして物理的に重い!!

    松本清張の本を読んだのは初めてだったのですが、スラスラ読めてしまう面白さでした。
    短編7作という贅沢な内容!

    手に取ったきっかけは、60年から61年にかけて公開された映画「黒い画集」シリーズ三作を観たことでし

    0
    2023年08月11日

    Posted by ブクログ

    「松本清張」の短篇集『黒い画集』を読みました。

    『聞かなかった場所』、『或る「小倉日記」伝 傑作短編集〔一〕』、『張込み 傑作短編集〔五〕』に続き「松本清張」作品ですね。

    -----story-------------
    身の安全と出世を願う男の生活にさす暗い影。
    絶対に知られてはならない女関係。

    0
    2022年07月10日

    Posted by ブクログ

    全編面白かった。
    本書の主人公は「女」で踏み外す男ばかりである。
    基本的にはモテない男が金目当てで近づいた女に毟られる展開だ。真面目に生きて来た冴えない男が、ふとした切っ掛けで女に溺れ、それを隠そうとしてドツボに嵌ったり、自分が浮気しているのに嫉妬したり、とても人間臭い物語ばかりだ。
    一言でいうと「

    0
    2022年06月17日

    Posted by ブクログ

    短編七編のうち四編までが、男と女の愛憎を描いている。
    一般論として、女の嫉妬は時として激しいが、男の嫉妬は醜悪に見える。
    と、つくづく思わされたのが「坂道の家」である。
    全体的には、男には男の立場の秘密、女にも同様に持ち合わせているのです。
    自らの安全と出世を願う人たちは、誰しもが持っている不透明な

    0
    2018年11月26日

    Posted by ブクログ

    今は亡き松本清張の推理短編集。
    長編作品は『砂の器』や『点と線』『ゼロの焦点』など、
    読み応えのある推理小説が数多くありますが、
    ファンとして忘れてならないのはこの短編集だと思います。

    淡い恋心を踏みにじられ衝動的に起こした殺人『天城越え』や、
    綿密な計画をたて相手にストレスと疲れを与え、
    山での

    0
    2017年11月09日

    Posted by ブクログ

    人間の業による様々な罪を、どこかあきらめからくるやさしさにも似た客観的な視線でひも解き綴る短編集。素晴らしかった。
    「遭難」「坂道の家」が特に印象的。

    0
    2011年03月02日

    Posted by ブクログ

    なんだか有名な気がスル「天城越え」はこちらの短編集に収録されてますね
    私のお気に入りは最後の「坂道の家」
    ネチッとしたお話だけれど、松本清張作品の中でも5本の指に入る位に好みのひとつ
    男にとっても、女にとっても、なるべくしてなってしまったような結末を最後の台詞でぐっとしめていて印象深い

    殺人をおか

    0
    2010年03月04日

    Posted by ブクログ

    『証言』より
    「この世がことごとく不合理な虚線の交錯に思われた。私生活が偶然にその網の目の中にはいり、個人の生涯を意地悪く破綻させるように思われる。」
    『遭難』より
    可能性の犯罪を追求した大傑作、最後の最後まで分からずそこが魅力です。

    0
    2025年05月26日

黒い画集 の詳細情報

閲覧環境

注意事項あり
  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア
  • 【閲覧できない環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

松本清張 のこれもおすすめ

黒い画集 に関連する特集・キャンペーン

同じジャンルの本を探す