黒い蜻蛉 小説小泉八雲

黒い蜻蛉 小説小泉八雲

2,750円 (税込)

13pt

4.0

『怪談』『知られぬ日本の面影』『日本――一つの試論』。日本人も気づいていなかった日本文化の魅力・価値に気づき、世界に広めた人物、小泉八雲。
自身の生い立ちに由来するコンプレックス、葛藤にもがいていたかつての彼、「ラフカディオ・ハーン」はいかにして「日本人・小泉八雲」となったのか。日本へ渡り、日本人の生き方や文化、そして妻となる女性、小泉セツに出会い、彼の人生はヤゴがトンボとなって飛び立つがごとく変わっていく――。
アイルランド出身の著者が描く、空想と史実が織りなす魂の伝記小説。日本人とは何かという問いを、現代の私たちに投げかけます。

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黒い蜻蛉 小説小泉八雲 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の数奇な人生について描いた話。サクサク読めるし、昔の外国と日本が分かる。

    0
    2025年09月01日

    Posted by ブクログ

    小泉八雲の生涯を描いた小説。
    著者の綿密な取材により小泉八雲が生きた明治初期の日本の情景がありありと目に浮かぶ。
    自己主張をせず、一歩引いて夫を立てるという妻セツの献身的な振る舞いからは古き良き日本人らしさが感じられ、そんな妻に次第に心惹かれていく八雲の思いが丁寧に綴られている。
    また、八雲は、日本

    0
    2025年03月14日

    Posted by ブクログ

    小宮由さんの翻訳ということで、楽しみに手に取りました。ラフカディオハーンこと小泉八雲の生涯を、史実を元に描いたフィクション作品です。日本が鎖国を解いた直後、西洋文化がまだ入り込む前の古き良き日本の姿を、瑞々しい言葉で八雲は残してくれています。目に見えないものを大切にする当時の日本人の姿は尊く、今では

    0
    2024年10月07日

    Posted by ブクログ

    小泉八雲 ラフガディオ ハーンの生涯を描いた作品。彼の生い立ちや日本への印象などが繊細で豊かな表現でつづられている。なぜ日本に来たのか、日本人の妻セツとの馴れ初めや夫婦関係など、怪談を書いた作家としてのハーン以外の人間味あふれる半面を想像させてくれる作品だった。

    0
    2024年11月29日

    Posted by ブクログ

    『ばけばけ』が面白くて
    小泉八雲について書かれている本を読んでみたいと思っていたら貸してもらったこちらの本

    小泉八雲さんに、興味津々です
    こんなにも、古来の日本を愛していたのかと

    私は日本で生まれて、日本で育った
    間違いなく日本人だけれど
    自分の国のことをこんな風に愛したことは今までにないし、こ

    0
    2025年11月13日

    Posted by ブクログ

    訳者の小宮由さんの講演会に参加する機会があったので読んでみました。

    史実に近いフィクションとのことで、著者は「できるだけ幅広い読者層に届けたい」と願っておられるそうですが、私なら伝記の方を勧めるかな、と思いました。

    この本を読んで、というより、小宮さんの講演をお聞きして、八雲についてはもっと知り

    0
    2025年07月30日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    開国直後の日本にやってきたラフカディオ・ハーン。
    東京での生活に馴染めず、古き良き日本を求め松江の英語教師へ。松江で小泉セツに出会い生活が変わり…。

    小泉八雲の話はあまり聞いたことが無いので読んでみた。
    なかなか難しい人物…。セツやセツの家族との生活でのカルチャーショックなど、色々大変。
    外国の人

    0
    2025年10月04日

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