国内小説 - 講談社作品一覧
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-戦後日本の空に民間航空路が広がるなか、真木三枝子は時代の華となった客室乗務員として、家族を支えながら懸命に働いていた。機内で美しく立ち振る舞う三枝子を、息子の結婚相手として見初めたのは、建設会社社長の藤川。しかし、息子の重雄の意中の人も、かつて機中で見かけた三枝子その人だった。磁石の両極のように惹かれ合う二人だったが、その恋路と両家の前には、国際的な詐欺集団による事件の数々が立ちふさがる。新しい風景となった空の旅と猥雑な地上の世相が交錯し、戦後のエネルギッシュな息吹を伝える長編青春小説。
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5.0医学部学生の康子が素人探偵役で事件を解いていく! 新聞記者と老刑事というワトソン役も用意してある、短篇連作ミステリー集。サラッと読ませる職人技が見事!
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-椿の名所、菅多峠の観光路線は、急勾配の隘路続きで事故が絶えないため、トンネル工事の完成が待たれていた。麓の漁港、佐土浜にあるS交通バスの三崎義実は、運転手仲間も舌をまくほどの腕達者だが、黙々とハンドルを握る孤児の彼には、暗い過去の影がつきまとう。忘れ得ぬ女、市枝の面影を空しく追い求める彼の心に再生の灯をともしたのは、若い車掌、加江子の純愛だった。が、港祭りの日に市枝の姿を見かけたときから、彼の運転はすさんでいった。…… 田宮文学独自の冴えた抒情のうちに、生きることの真意を求めて描く長編力作。
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-剛直で声が大きいけれど、めっぽう正義感と腕っ節が強い天川剛太郎は、都心の紡績会社で頑張る若手。湘南の海で出会った深紅の水着の女・涼子にひとめで心を奪われ、急速に距離が縮まるものの、さっぱり行動が読めない涼子嬢との一進一退の関係にほんろうされる。そんな二人の前に、腹にイチモツ抱えた面々が現れて、剛太郎は熱情とトラブルの渦に巻き込まれていく。長く波高い日々と純情がつむぐ、一途な恋の物語。
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-公儀直参五百石・織部主膳の嫡男に生まれながら、義母との不和から余儀なく家出して5年、今では渡世人「顎外しの勘八」と異名のある信太郎が、ふとした奇縁で雨中に武家娘の危難を救ったが、それがまだ見ぬ許嫁のお雪だったとは……。という、可憐な美女のひとすじの恋慕絵巻をくりひろげる「紅だすき無頼」ほか、主君の悲哀を察して処女妻を残したまま放浪10年を送る武士の意地を描く「めおと春秋」、天下の剣豪競い立つ幕末期、甲源一刀流の若い剣士が男谷信友・高柳又四郎の情の鞭に鍛えられてゆく「剣客」。ほかに、動乱期に狂い咲く仇花を描いた「夜の花道」などを集めた傑作集。
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-男児か? 女児か? どんな赤ちゃんか? 第1子誕生を目前に、不安と期待に胸おどらす若夫婦を中心に展開するホームドラマーー「まるで貴重な壺みたいなものだ。よほど丁寧に扱わないと、こわれてしまう」……愛妻・美和子さんのふくらんだ下腹を見ながら、光男は禁酒・禁欲の決心を新たにする。初めての子供が生れるのだ。あとしばらくの辛棒である。ところが、5年前に別れた初恋の女性・歌代が、いまはスターとなって出現、彼の禁欲をゆさぶったり、ネズミのフンと杉苔を妊婦にのませると、頭脳明敏な男の子が生れると信じてやまぬ故郷の父が乗りこんできたり、三田家は臨月をひかえてもユーモラスな騒動がたえない……。軽やかに淡々と、家庭の笑いをふりまく林文学の異色作。
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3.5『青く滲んだ月の行方』(青羽悠)と繋がる、共感度120%の青春小説。 <第1話 さんざんな朝> 就活生の皐月は、あるレコード会社の面接で「あなたを売ってください」という質問を受ける。 自分を商品にした時の魅力はなんなのか、うまく答えられず、落ち込みながら今日も1人反省会をする。 そんな中、大学の先輩のSNSで、恋人の浮気場面らしき写真を見つける。 社会人で、皐月の就活に興味がなさそうな彼とは、最近うまくいっていない。 自分の気持ちに正直に生きたいけれど、私だけが何にもなれずに取り残されてしまうのかーー? <第2話 砂が落ちる> 「好き」は終わりの始まりだ。 パパもバイト先の先輩も、彼氏も、マッチングアプリで出会った男の子たちも、みんなあたしの元からいなくなった。 わかっているはずなのに、大学2年生の愛衣は新たな誰かを探す衝動が抑えられない。 それはまるで、「いらない」と思われた自分を傷つけるかのようだった。 砂時計の砂が落ちていくように、人間関係にもタイムリミットがある。 それでも、と願う愛衣が出した答えとは? <第3話 手紙> 大学生の井ノ坂文は、SNSで人気のシンガーソングライター・ふみとして活動している。 活動当初から、自分の経験をひとつずつ切り出して楽曲を作っていた文は、誰かの「自分のための曲」を作ることはできても、楽曲を通して誰とも繋がれないことに不安を感じていた。 新曲の制作が進まずもがく彼女は、ふと男子高校生の自殺のニュース目にすると、彼のために曲を書こうと思い立ち――。 <第4話 あと一歩> 「男女の友情なんて成立しない」。 男同士、女同士だって、友情が成立しないことはあるのに、どうして男女の間だけーー? 智子が、愛衣と涼太と飲む場所は、ラブホテルが定番となっている。終電も気にしなくて済むし、いつでも寝られるし、お店で飲むよりも安く済む。恋バナをしたり、就活の相談をしたり、定番となった三人で飲む時間だったが、その中で智子はある思いを抱えていてーー <第5話 色を変えて> 大学4年、11月。まだまだ先が見えない毎日を送る皐月は、キャリアセンターで相談してみることに。「やりたい仕事が分からない」と打ち明けると、「自己分析」をしてみては、と勧められた。 面談を終えてスマホを見ると、サークル仲間の奈美から卒業旅行の誘いのLINEが。 自分がいることで気を遣わせるのも申し訳ない、と不参加と返信すると、奈美から電話がかかってきた。 「それでも私は皐月のこと、大事な友達だと思ってるよ」 友達って何なのか、そして、私って一体どういう人間なんだろうーー?
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3.9
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-前田家の美貌の息女と瓜二つだったために、貧乏浪人の娘が遭う災難と冒険。赤城山の奥深くに、人知れず住む人たちの秘儀・赤姫秘文の謎と、それにまつわる奇譚を軸に、ふたりの美貌の女性たちの恋と欲とがないまぜになった、伝奇小説。
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3.7「見えているのに見えないもの、それを捜すのよ」 オシャレすぎる女性警視が新米刑事に突きつけた言葉の意味は? 美大に通う女子学生が背中をめった刺しにされて殺された。しかし、指紋も足跡もなく、防犯カメラの映像も残っていない。警視庁の捜査一課に異動したばかりの青木一は捜査本部に呼ばれ、地元の有力者の息子がストーカーだったという噂を耳にして、無断で本人に接触したため管理官から大目玉を食らう。一方、鵜飼縣は警視庁本部庁舎の片隅であらゆる犯罪情報を収集分析して汎用性の高い検索システムを構築している。スタッフの桜端道が投資詐欺事件の情報をつつきまわすうちにたどり着いた謎の闇サイトには殺人現場の生々しい写真が。縣は秘かに美大生殺害事件の捜査の進み行きを探り始める……。 『脳男』の作者による規格外の警察小説の誕生!
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3.7
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-生まれながらの巧みな弁舌で、郵便局の養子に収った番匠銀之助は、家付きの姉妹をものにすると、もう次の悪事に想いを走らせる。代議士の姪・路子の征服――この娘を俺の出世に利用しないわけにはいかぬ……。悪事のプランは夜床の中で、塩煎餅を齧りながら思案する。やがて、銀行を舞台に籠抜け詐欺で得た大金で、汽船会社を乗取り、ボロ船で保険金を搾取し……。20歳を過ぎたばかりで、もう一流実業家気取りの彼は、関東大震災すら、自らの色と欲に悪用した。市内の用地略取に始まる軽井沢と箱根の土地買占めである。欺瞞に満ちた銀之助の半生を描く長編悪漢小説、上下2巻。
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-赤石定造は、香港で人を買った。定価1円。彼はその男に500ポンドの保険をかけ、阿片を吸わせ女を抱かせることによって彼の精力を涸らし、1週間めに殺すことに成功した。保険金で定造は教会を建て、カトリック信者を装いながら、教会を阿片と売春の巣窟に作りあげた。こうして手始めの「銭」を掴んだ定造は、貿易商社を設立して帰朝し、KK赤石を造りあげ、悪の公式、つまり殺人・脱税・不正輸出などなどによって、あくなき「銭」への欲望を果していく。しかし「悪の公式」は、やはり万能の公式ではない……。「銭」を得るために手段を選ばぬ資本主義の公式を鋭くあばく、長編悪漢小説。
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-小菅刑務所の門を2年ぶりで出て来た稲村清一は、やさしく頬をなでるシャバの風に逆らうように、ペッと唾を吐いた。「悪徳警官」のレッテルを貼られ、麻薬運搬の罪に服した彼は、完全に無実だった。彼は復讐の鬼になっていた。自分を裏切った妻との憎悪の再会、「共犯者」だった男の突然の死、謎の乗用車の追及などが、すこしずつ真相を語りそうになりながら、しかし、事件の背景は複雑にひろがり、政界・財界の大立物の身辺につながって行く。名作『私は貝になりたい』の作者が、新風の文体で現代の悪の姿を描いた本格的な長篇推理小説である。
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3.6この優等生、危険――! 「謎を解けば、金になる」 「悪党が這いつくばるのは気分がいい」 そんな彼の相棒候補は――平凡な僕!? クールでPOPな高校生バディ、令和の青春ミステリはここから始まる! ☆☆☆ 「森巣、君は良い奴なのか? 悪い奴なのか?」 平凡な高校生の僕と頭脳明晰、眉目秀麗な優等生・森巣。 タイプの違う二人で動物の不審死事件を追いかけるうちに、僕は彼の裏の顔を目撃する。 その後も、ネット配信された強盗と隠された暗号、 弾き語りする僕に投げ銭された百万円と不審なゾンビ、と不穏な事件が連続。 この街に一体何が起こってるんだ!? 令和の青春ミステリの傑作!
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-瀬戸内海の島に駐在することなった保健婦の俊子。懸命に島の人々の健康を守ろうとするが、島の風習とは対立してしまうことも多い。そういう島ならではの事件を経験しながらも、奮闘して成長する。『Dr.コトー診療所』などにも通ずる、僻地医療作品の傑作。
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-波静かな瀬戸内の海の自然を背景に、巡航船「セト丸」で一緒に高校に通った仲良しグループ「セト丸組」の友情を描く!
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-女流評論家の高輪薫が海外旅行中、ローマに留学している一青年から故国の一女性への贈物を預ってきたことから、幸福をもとめるその女性の運命がひらけて行く――華道創美流の機関誌「創美」の編集部につとめる仙波雅子は、母のつよい希望で掛川昇と見合するが、初恋の人・松尾三郎の愛情を確めたことから、周囲の人びと、とくに副編集長・石井志奈子などの鞭撻で、幸福をつかみとる……。華麗なフランス情艶絵画をくりひろげるような愛欲を描いてベテランの作者が、仙波雅子の愛と行動のうちに現代娘の一典型を、ヨーロッパ帰りの女流評論家・高輪薫の眼をとおして描く大作。
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3.7親友が書きつくす赤軍幹部の素顔! 「あの事件の吉野と、私の知っている吉野のあいだには、あまりにも大きな落差があった」――1972年、日本中を震撼させた連合赤軍。その幹部に吉野雅邦という男がいた。小・中学校の同級生で、事件直前まで吉野と家族ぐるみで親交を深めていた著者が、事件後の往復書簡を含めて、その心の遍歴を辿りながら、裁判記録や関係者からの聞き取りを重ねて、かつてないアプローチで「あの事件」に迫る! <上下巻> ※本書は2003年4月、小学館より単行本として刊行されたものに、その後、新たに発掘された資料・インタビューなどを加筆、全面的に構成し直して上下に分冊したものです。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 連体感、鳥観図、鶏口蛇尾……。天下の新聞・雑誌に堂々と使われている間違いがわかったら、あなたの知力も一流。起こりやすい間違いをパターン別に分析することで、正しい漢字の使い方、書き方がおのずと身についてくる。『読めそうで読めない漢字2000』の「読め漢」博士による、おなじみの豊富な実例と正しい解説で、間違いやすい漢字が一目瞭然。本文オール2色、書き下ろし。巻末には「知力だめし」の実例問題集をつけた。
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-将軍家御台所『篤姫』誕生の真の意味とは? 幕末の勝者・島津と戦国の覇者・徳川を同時並行で論じる! ――鎌倉時代から南九州を治め、幕末に栄光の時を迎えた島津家。室町時代から東海に活躍し、江戸幕府を開いた徳川家。はたして、それは対立の歴史だったのか……。幕末に島津斉彬の養女として、将軍・家定に嫁した天璋院篤姫。徳川と島津の雪解けのように言われる縁組だったが、江戸期の徳川・島津関係は、関ヶ原の遺恨による敵対関係では決してなかった!? 両家の創始から現代まで、著者ならではの斬新な論で、数多くのエピソードを鋭く紐解いてゆく。歴史ノンフィクション。 ※本書は2000年3月、同朋社より刊行された『葵の呪縛』を改題、大きく加筆・訂正、再編集し、文庫化したものです。
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-雑誌「婦人倶楽部」に連載された著者初めての長編小説。岸恵子主演により映画化もされた。主人公の美容師・小泉菊子は母と姉との三人暮らし。ある日、かつて従兄に紹介された上山有二と遭遇する。有二には恋人がいたが、菊子に強く惹かれていくのだった……。菊子めぐる恋愛模様が微細かつ丁寧に描かれてゆく。
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3.8日常は最恐のコンテンツ。 世界が注目する作家本谷有希子が描く、心底リアルな近未来! 依存症多発時代にどっぷり浸かる人たちへ。 「推子のデフォルト」 子供達を<等質>に教育する人気保育園に娘を通わせる推子は、身体に超小型電子機器をいくつも埋め込み、複数のコンテンツを同時に貪ることに至福を感じている。そんな価値観を拒絶し、オフライン志向にこだわるママ友・GJが子育てに悩む姿は、推子にとっては最高のエンターテインメントでもあった。 「マイイベント」 大規模な台風が迫り河川の氾濫が警戒される中、防災用品の点検に余念がない渇幸はわくわくが止まらない。マンションの最上階を手に入れ、妻のセンスで整えた「安全」な部屋から下界を眺め、“我が家は上級”と悦に入るのだった。ところが、一階に住むド厚かましい家族が避難してくることとなり、夫婦の完璧な日常は暗転する。
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4.3株の売買で崩壊した「ぼく」。髑髏の山を築いたポル・ポトに会いに……。ライバルは命を懸けてまで、何を知りたかったのか? ――1985年。ぼくは、未曾有のバブル景気の端緒となったこの年に、株のディーラーになった。同い年の永遠のライバル、修一の背中を追って。狂奔する相場に「運命の日(ドゥームズ・デイ)」が過ぎ去ったあと、修一はカンボジアへと姿を消した。彼は何を求めて森に入ったのか? 私たちの正しさや生きる意味を問う、挑戦的物語。 ◎「奴はぼくを完膚なきまで叩きのめして、殺意を抱かせた。何と薄情で、身勝手で、鼻持ちならない、唯我独尊野郎だろう。」<本文より> ◎「しまった!すばらしい作品の出現を、4年遅れで祝福させてもらいたい。」<白石一文「解説」より>
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4.5ついに明かされる「アナ雪」の語られざる真実…!! 全世界で話題沸騰の一冊が、ついに日本語版刊行です。 絶賛の声、続々!(海外レビューより抜粋) ・アナ雪ファンであれば間違いなく読む価値あり。これは今すぐ映画化すべき作品。 ・映画の脚本を完全に補完し、さらに意味を与えてくれる! ・この前日譚を読むと、アナ雪/アナ雪2がいっそう好きになる。 ・なんて美しいラブストーリー!しかも冒険と謎解きに満ちている。読むのが止まらなかった! --------------------------------------------------------------------- どうして魔法の力を持つエルサが生まれたのか、 なぜ彼女は、あれほどまでに自分の力を恐れていたのか、 王と王妃はどうして瀕死のアナを、トロールのもとに連れていったのか、 「アナ雪2」でエルサを呼ぶ不思議な歌声、あれは結局誰だったのか、 これまでベールに包まれていた謎が この一冊でいよいよすべて、明らかになります。 全世界を魅了した大ヒット映画「アナと雪の女王」の物語は、 アレンデールとノーサルドラ、敵同士だった二人の男女が 不思議な森で出会った瞬間から始まった・・・!! エルサとアナの両親、イドゥナとアグナルの秘密の恋が教えてくれる アナと雪の女王の「はじまり」と「真実」。ついに解禁!!! ※本書は「Dangerous Secrets -The Story of Iduna and Agnarr-」を翻訳刊行したものです。 ------------------------------------------------------------------ <担当編集より> 映画『アナと雪の女王』を初めて観た時、 なぜエルサがそんなに魔法の力を隠そうとするのかがわからず あまり感情移入ができずにいました。 けれどこの本によって、彼女がどれほど深い孤独と不安を抱えてきたのか、 その真実を知り、映画の見え方が大きく変わりました。 物語のすべてのピースが揃ったとき、 これまで知っていたアナ雪のストーリーは新しい顔を見せてくれます。 私はページをめくり、思わずぞくっとしました。 その驚きをみなさまにもぜひ体験していただきたいです! 特に、映画『アナ雪』『アナ雪2』での エルサたち姉妹の幼少期のエピソードに隠された秘密の繋がりは必見です。 本文256ページ
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2021年10月8日(金)全国公開の劇場版アニメ映画「神在月のこども」の魅力がギュッと詰まったアニメ絵本! 映画の感動を、フルカラービジュアルとともに味わえるフィルムブックができました! 作品のストーリーだけでなく、主人公・カンナたちが歩んだ道のりの日本地図や、訪れた神社の神様たち、馳走(ちそう:神様に捧げるごちそうのこと)の由来までを徹底解説! この一冊で、映画の奥行きが、いっそう広がります。 (あらすじ) ――その島国の根に在る場所へ。駆ける少女のものがたり。 日本各地では『神無月(かんなづき)』と呼ばれる10月が、出雲地方では『神在月(かみありづき)』と呼ばれる由縁――それは八百万の神々が、全国から姿を無くし、翌年の縁を結ぶ会議のため、出雲に集うという云われに在った。 主人公は、現代を生きる、12才の少女。母の他界で、好きだった走ることが嫌いになってしまったこども。 その彼女が、在る月、まわりはじめた神々の歯車によって、出雲へ向けて走り出す物語。 少女を神域へと誘うのは、一羽のうさぎと、一人の少年。 “この島国の根”と書かれる島根・出雲の“神在月”を描く、新しくも懐かしいロードムービー。 ――映画公式HPより 第33回東京国際映画祭 日比谷ステージオープニング参加作品 映画と一緒に、未就学児のお子様から大人まで、楽しく読むことができます。
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4.0亡父の友人の厚意で、札幌の病院長の家に下宿し、医学部を目指す佐川惇一。誰もが羨む裕福な一家と思われたが、やがて彼らが世間から隠そうとする家族の闇に触れる。近くにいながら信じあえず壊れてゆく家族を目の当たりにしながら、生きることの意味を問い続ける惇一たち。再生への祈りに満ちた現代小説。 家族だからって仲がよい とは限らない。 裕福な病院長一家を蝕むものは―― 愛と祈りの作家・三浦綾子、最後の現代小説 幸福って何だろうね テーマは一貫している。〈人間はいかに生きるべきか〉という問いかけがそれである。その問いに全身をかけ、いちどもしりぞいたことがない。(高野斗志美「解説」より)
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