明夫と良二

明夫と良二

1,881円 (税込)

9pt

4.4

磊落な浪人生の兄と、気立ての優しい中学生の弟。男の子二人のおかしみに満ちたやりとりを見守る姉は、間もなく嫁いでゆく。自然に囲まれた丘の上の一軒家に暮らす作家一家の何気ない一瞬に焼き付けられた、はかなく移ろいゆく幸福なひととき--。著者没後10年。人生の喜び、そしてあわれを透徹したまなざしでとらえた家族小説の傑作、初文庫化

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明夫と良二 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    元は岩波少年文庫だったこともあってかさらさら読めました。家族の穏やかな日々の暮らしに、なんとも心がじんわりしてきます。良かったぁ。

    0
    2019年10月29日

    Posted by ブクログ

    日常の一コマを丁寧に綴る。
    明夫と良二という兄弟を中心に、姉の和子、子供達を優しく見守る父母。5人が暮らす井村家。
    温かい家族の日常は、いつまででも浸っていたい空気に包まれている。
    〝翌日〟を〝あくる日〟と言うのが、なんとも言えずやわらかい。

    0
    2019年02月17日

    Posted by ブクログ

    「絵合せ」の続編的作品。長女の結婚式前後の家族の生活が、いつもの筆致で綴られる。『昭夫と良二』というタイトルが表すように、結婚という一大事よりも、兄弟のふざけ合いやけんか(といっても、いつも弟が一方的にやられるのだが)の話題が目立つ内容になっていて、この辺りにも、日常を描くことへの作者のこだわりが感

    0
    2021年03月21日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    地元のアルバイトしていた書店の古本屋コーナーにあった。先生が解説を書いている!と思い、880円ですこし高いけど買った。

    何回も声を出して笑ったなあ。明夫と良二のやり取りは兄と弟によくありそうな出来事ばかりなのに、つい笑ってしまう。ちょっかいをかける兄とそれに困る弟の姿をこんなに楽しく読ませることが

    0
    2021年10月02日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     9年前に崖の上に引っ越した井村一家。井村と細君、3人の子ども。5月に結婚する和子、4月から予備校の明夫、中3の良二。本書は明夫と良二を中心とした家族小説です。庄野潤三「明夫と良二」、1974.3刊行、2019.2文庫。

    0
    2023年06月28日

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