国内小説作品一覧

  • じい散歩
    3.4
    夫婦あわせて、もうすぐ180歳。中年となった3人の息子たちは、全員独身――。明石家の主である新平は散歩が趣味の健啖家で、女性とのコミュニケーションが大好き。妻は、そんな夫の浮気をしつこく疑っている。長男は高校中退後、ずっと引きこもり。次男は恋人が男性の自称・長女。三男はグラビアアイドル撮影会を主催しては赤字で、親に無心ばかり。皆いろいろあるけれど、「家族」の日々は続いてゆく。そんな一家の日常をユーモラスに、温かな眼差しで綴った物語。解説・木内昇
  • 爺爺ライダー
    -
    1巻495円 (税込)
    放火され閉鎖した老人ホーム。そこを飛び出した怒れる老人たちのマシンが街道を走っていく。エンジン付き車椅子、ユンボ、トラクター、バイク、マイクロバスとブルドーザー。老人たちの心は、火より熱く燃えている。老人たちは安全など眼中にない。危険だから生きられる。無謀だから希望がある。ここにいる老人たちは、行儀正しく生きてきたあげく、あえて不良の道を選んだのだ。だが、先導する皆川光一朗は気づいていた。何かがおかしい。なんだかみんなの影が薄いように感じる……。 ●薄井ゆうじ(うすい・ゆうじ) 1949年茨城県生まれ。イラストレーター、デザイン編集会社経営を経て作家へ。1988年『残像少年』で第51回小説現代新人賞を受賞。1991年に初の長篇『天使猫のいる部屋』を発表。1994年『樹の上の草魚』で第15回吉川栄治文学新人賞を受賞。映画化・舞台化・ドラマ化された作品も多い。
  • じいちゃんボクサー
    -
    1巻968円 (税込)
    多島正蔵、65歳。定年退職を迎え、第二の人生を楽しく送るつもりだったのが、息子はリストラ、孫は引きこもり。暗い雰囲気の家にはいられず、当てもなく街を歩くだけの毎日。しかしふとしたきっかけで知り合ったボクシングジムの会長の、パワフルで鮮やかなパンチを見ているうちに、正蔵の心の中に、「ファイト!」の文字がめらめらと浮かび上がってきたのであった。
  • 慈雨
    3.8
    警察官を定年退職し、妻と共に四国遍路の旅に出た神場。旅先で知った少女誘拐事件は、16年前に自らが捜査にあたった事件に酷似していた。手掛かりのない捜査状況に悩む後輩に協力しながら、神場の胸には過去の事件への悔恨があった。場所を隔て、時を経て、世代をまたぎ、織り成される物語。事件の真相、そして明らかになる事実とは。安易なジャンル分けを許さない、芳醇たる味わいのミステリー。
  • 地唄
    5.0
    琴に命を賭ける盲目の父と、父に背き日系二世の米国人と結婚した娘――父娘の愛憎の絆を妙なる調べに映す「地唄」、女流舞踊家と老墨絵職人の心の交わりを唐墨の逸品に凝縮させた「墨」、翻訳劇の端役を演ずることになった黒衣の悲喜劇を軽妙に綴る「黒衣」、文楽座の分裂を素材にして芸人の世界の厳しさをえぐった「人形浄瑠璃」。日本の伝統的な芸の世界を追究した珠玉四編を収める。
  • 地唄・三婆 有吉佐和子作品集
    4.3
    伝統芸能に生きる父娘の葛藤と和解を描き、著者の文壇登場作となった「地唄」、ある男の正妻・愛人・実妹の3人の女が繰り広げる壮絶な同居生活と、等しく忍び寄る老いを見据えた「三婆」、田舎の静かな尼寺に若い男女が滞在したことで起こる波風を温かい筆致で描く「美っつい庵主さん」など、5作品を収録。無類の劇的構成力を発揮する著者が、小説の面白さを余すところなく示す精選作品集。
  • JR上野駅公園口
    3.7
    1巻660円 (税込)
    一九三三年、私は「天皇」と同じ日に生まれた――東京オリンピックの前年、出稼ぎのため上野駅に降り立った男の壮絶な生涯を通じ描かれる、日本の光と闇……居場所を失くしたすべての人へ贈る物語。
  • JR高田馬場駅戸山口
    3.8
    1巻968円 (税込)
    全米図書賞受賞のベストセラー『JR上野駅公園口』と同じ「山手線シリーズ」として書かれた河出文庫『グッドバイ・ママ』を新装版で刊行。居場所のない「一人の女」に寄り添う傑作。
  • JAKE THE STARDUST
    -
    1巻693円 (税込)
    報酬は5000ドル。これがジェイク・ザ・スターダストの通り名で知られる西部一のガンマンの首にかけられた賞金だ。伝説たる男を追い、カンザスの交易都市キャマロに降り立った俺たちピンカートン探偵社の手練れの四人。そしてクソのような幕が上がる。煙立つ六連発。戯れ言は要らねえ。ページをめくるたびにお前の腐れ脳は、撃ち抜かれることだろう。さあ、男の世界の扉を開け!
  • JK★ROCK
    3.0
    音楽に全てをかけた青春映画完全ノベライズ。 2人の「JOE」を中心に結成された大人気バンド「JoKers」。人気絶頂の最中での突然の解散から3年。「JOE」は全米デビューを果たし「JK」として日本に凱旋する。もう一人の「JOE」・海江田丈は解散をきっかけに音楽を捨て、別の道に進もうと大学でくすぶっていた。丈と音楽をやることを諦められないJoKersのメンバーは、ロックカフェのオーナーの照雄に泣きつく。そこで照雄は、カフェに出入りしている桜、真緒、リナの3人で女子高生バンド「DROP DOLL」を結成させ、丈に指導させることで音楽への情熱を取り戻させようとする。いきなりバンドを組まされた3人は丈のスパルタ指導に反発しつつも、音楽の楽しさに夢中になっていく。そんなひたむきな彼女たちを見ているうちに、徐々に音楽への想いを再燃させる丈、しかし、彼女たちのステージが目前に迫った時、帰国した「JOE」が突然現れて……。音楽に全てをかけた若者たちを描く本気の青春映画を完全ノベライズ化。映画にはない登場人物のバックグラウンドストーリーも。
  • J 寂聴最後の恋
    1.0
    二人が出会った時、Jは八十五歳。有名作家であり尼僧。人生最後の恋の相手は、母袋晃平、IT企業を経営する三十七歳。Jは二十代で夫と娘を捨て出奔。男性作家と浮き名を流し、次々と問題作を発表。五十歳をすぎて仏門に入るも創作活動はより勢いを増した。老いてこそ身体も心も業火のごとく燃える愛。〈老いの自由〉を描く痛切な純愛小説。
  • Jミステリー2025~FALL~
    4.0
    今読みたいミステリー作家陣による、全編書き下ろしの超豪華アンソロジー「Jミステリー」。第8弾も最前線で活躍する作家たちが競演! 日本ミステリーの旬が詰まった一冊! 今回の執筆陣は、誉田哲也、葉真中顕、真梨幸子、荻堂顕、五十嵐律人、中山七里、の六人。人気作家の極上の読み心地をご堪能ください。
  • Jミステリー2023~FALL~
    4.1
    ミステリー界の最前線で活躍する作家陣による、全編書き下ろしの超豪華アンソロジー「Jミステリー」。この秋も誰もがよく知るあの作家たちが競演! 大好評だったあの作家の再登板も……これを読まずして日本ミステリーを語ることなかれ。『Jミステリー2023』もお見逃しなく。
  • Jミステリー2024~SPRING~
    3.6
    ミステリー界の最前線で活躍する作家陣による、全編書き下ろしの超豪華アンソロジー「Jミステリー」。第5弾も誰もがよく知るあの作家たちが競演! これを読まずして日本ミステリーを語ることなかれ。『Jミステリー2024 SPRING』登場。
  • ジェシカが駆け抜けた七年間について
    3.3
    米国ニューメキシコ州にある長距離専門の陸上競技クラブNMAC。日本人が主宰するこのクラブの所属選手、エチオピア出身のジェシカ・エドルは、日本人選手アユミ・ハラダの異変に気づいた。アユミは夜ごと合宿所を抜け出し、呪殺の儀式を行っていたのだ。アユミがそこまで憎む相手とは誰なのか?彼女の口から明かされたのは、意外な人物の名前と衝撃の事実だった…。不可解な謎と巧妙な罠。驚天動地の傑作ミステリ。
  • ジェットエンジンに取り憑かれた男
    4.0
    日本のハイテクを担った技術者の情熱と苦闘の物語。終戦の直前、日本の空を国産ジェット機「橘花」が飛んだ。それから43年後、日本も開発に参加したエアバスA320が飛んだ。巨大なリスクを伴う最先端技術の集約であるジェットエンジン開発を通し、技術者たちのパトスを描く人間ドラマ=ノンフィクション大作。
  • ジェット・ストリーム
    -
    国際線パーサーの松島は国際犯罪結社の一員だった。日本と海外とで稼いだ額は二百万ドル。最後の強奪はヤクザ相手にヘリを使った秘密作戦。痛快アクション長編! (講談社文庫)
  • ジェットマン VOL.1 俺に惚れろ!
    4.7
    脚本を手がけた井上敏樹による書きおろし、雨宮慶太監督のイラストでおくる、戦隊ヒーローノベル待望の電子書籍化! バードニックウエイブを照射することで、人間の細胞を飛躍的に活性化させるジェットマン・プロジェクト。5人のジェットマンを誕生させるはずだった計画は、最初のひとり、天堂竜への照射直後、人類抹殺をもくろむバイラムの攻撃によって頓挫した。残りのバードニックウエイブは地表に散らばり、誰ともわからぬ素人4人がジェットマンになってしまったらしい。計画の立案者・小田切綾と竜は、4人を探し出し、ジェットマンとして戦うよう説得を試みるが…!?  TVシリーズの脚本を手がけた井上敏樹が書きおろし、雨宮慶太監督による美麗イラストでおくる、愛憎渦巻く大人のヒーローノベル第1巻、待望の電子書籍化! ※この作品は一部カラーです。
  • GENESIS
    3.6
    二つの国籍を持つ明日香は自分の居場所を見つけられない。 いつも冷めている恋人ヒデともうまくいかず、他の男とのSEXで寂しさを紛らわす。 やがてヒデには精神病院に入院している弟がいることが分かり、バイト先から大金を盗んだ二人は、彼を病院から連れ出す――。 逃亡の果てに辿り着いた場所とは? 愛と自分を探して疾走する傑作小説。
  • Genesis この光が落ちないように
    4.0
    日本SFを牽引する注目の書き手による最新作6編。全編書き下ろし。第13回創元SF短編賞受賞作を収録。創元SF短編賞受賞作「天駆せよ法勝寺」が12,000ダウンロードを記録した八島游舷。『神々の歩法』が話題、日本初の動画配信SFシリーズを生み出した宮澤伊織。《ユア・フォルマ》シリーズで人気、今回初の短編小説に挑んだ菊石まれほ。『マインド・イーター』で知られ、人間と音楽と宇宙をテーマに描いた水見稜。『感応グラン=ギニョル』でデビュー、注目の怪奇幻想SF作家・空木春宵。三選考委員絶賛の第13回創元SF短編賞受賞者・笹原千波。ベテランから日本SFの未来を担う新鋭まで、6人の作家が集結!/【目次】はじめに/八島游舷「天駆せよ法勝寺[長編版]序章 応信せよ尊勝寺」/宮澤伊織「ときときチャンネル#3【家の外なくしてみた】」/菊石まれほ「この光が落ちないように」/水見稜「星から来た宴」/空木春宵「さよならも言えない」/笹原千波「風になるにはまだ」〔第13回創元SF短編賞受賞作〕/第13回創元SF短編賞選考経過および選評/ちいさなあとがき/編集部より
  • ジェノサイド 上
    4.3
    1~2巻836~880円 (税込)
    2012年版「このミス」1位! 超弩級エンタテインメント!!イラクで戦うアメリカ人傭兵と日本で薬学を専攻する大学院生。二人の運命が交錯する時、全世界を舞台にした大冒険の幕が開く。アメリカの情報機関が察知した人類絶滅の危機とは何か。一気読み必至の超弩級エンタメ!
  • ジェリー・フィッシュ
    3.9
    1巻1,056円 (税込)
    クラゲ水槽の前で突然交わした、初めてのキス。夏の夜、廃墟と化した植物園での貪るようなセックス。真っ逆さまに、恋と性の狭間にころげ堕ちて行った私たちは、永遠を信じない振りして確かに信じていたんだ――。16歳の圧倒的筆力が突きつける、瑞々しい恋、残酷な生と性。デビュー作でいきなり映画化の超問題作。
  • ジェントルマン
    4.0
    眉目秀麗、文武両道にして完璧な優しさを持つ青年、漱太郎。しかしある嵐の日、同級生の夢生はその悪魔のような本性を垣間見る――。天性のエゴイストの善悪も弁えぬ振る舞いに魅入られた夢生は、漱太郎の罪を知るただ一人の存在として、彼を愛し守り抜くと誓う。切なくも残酷な究極のピカレスク恋愛小説。
  • ジェンナーの遺言 絶滅病原体を追え
    3.0
    「えっ、高度安全病棟に?」 ウイルス学の世界的権威が絶句した。国際伝染病対策のため、東京に建設された世界最高水準の隔離病棟に、初めて患者が収容されたのだ。しかも、病名は天然痘。ジェンナー発明の種痘によって一九七九年、世界保健機関が根絶宣言をしたそれが、なぜ再び? 核爆弾をはるかに上回るウイルスの恐怖を描く、医学サスペンスの最高傑作が電子版で復刻。
  • JR品川駅高輪口
    3.5
    1巻814円 (税込)
    全米図書賞を受賞しベストセラーとなった『JR上野駅公園口』。受賞作と同じ「山手線シリーズ」として書かれた河出文庫『まちあわせ』を新装版で刊行。居場所のない少女の魂に寄り添う傑作。
  • ジェームス・ディーンに、似ていた
    -
    涼川万里。愛称バリ。バイクの爆音から付けられた名前だ。愛車VTZ250を駆り、ルート246の女狼と呼ばれたバリは、ライダー同士のいざこざから逃れるように、単身アメリカへ。やがて恋におち、18歳の誕生日を迎え、そして女になった。彼の名はジミー。日米の混血。顔貌も生き方も、どこかジェームス・ディーンに似ていた。けれど悲しみは突然、音をたててやって来た。遠く長いお別れ―。傷心のまま帰国したバリは、バイクを捨て、ジミーへの愛を胸に、生きる。舞台は東京。新しい、そして本当の青春が、旋律を奏で始める。愛と悲しみを青空のパレットに描きつづける著者が贈る、渾身の書下し青春小説。勇気の速配便です。
  • ジェームス山の李蘭
    3.0
    【映画化作品・主演女優 名取裕子さん大推薦!】 景色を見ないうちに終わってしまうピクニックのような人生。 けれどこの男性(ひと)となら他にない景色を見られる。 李蘭はそう直感したのでしょう。 最後に避けられない悲劇がやってきたとしても。 【徳間書店社長・小宮英行も男泣き!】 我が社で樋口修吉を復刊できるとは、なんたる幸福。 本作は、猥雑な時代を無頼に生きた樋口にしか書けない大人の純愛小説だ。 異人館が立ち並ぶ神戸ジェームス山に、一人暮らす謎の中国人美女・李蘭。左腕を失った彼女の過去を知るものは誰もいない。 横浜から流れ着いた訳あり青年・八坂葉介の想いが、次第に氷の心を 溶かしていく。 戦後次々に封切られた映画への熱い愛着で繋がれた二人は、李蘭の館で静かに愛を育む。 が、悲運はなおも彼女を離さなかった……。 読む人全ての魂を鷲掴みにする一途な愛の軌跡。 〈トクマの特選!〉第一回配本。 色川武大の解説を再録。 イラスト コテリ
  • ジェームス山の李蘭
    4.0
    運命的な愛の輝き、男の真心と行動の美学を描いた、著者渾身の処女長編。敗戦後の横浜を舞台に、放蕩とスタッド・ポーカーの勝負に明け暮れた無頼の青春。神戸に移り、脱走米軍将校と組んで始めた酒場での日々。謎を秘めた中国美女・李蘭との出会いに至る、異色の恋愛小説。全女性に捧げる恋文として書かれたデビュー作。
  • ジェームズ・ボンドは来ない
    3.8
    瀬戸内海の小さな島が挑む、映画『007』ロケ誘致活動に女子高生の遥香も加わった。島が少しでも発展すればとの思いからだった。署名運動や“ボンドガール・コンテスト”、記念館設立など、プレハブ小屋の直島町観光協会が主導する活動はすべて手作り。だが、やがて署名数は8万を越え香川県庁も本格的に動き出す。ついには映画会社から前向きな返事が届き島は熱狂するが……。2003年以降、直島を揺るがした知られざる感動の実話。単行本にはなかったロケ誘致運動当時の報道など数多くの画像に加え、著者による序文「まえがきにかえて」も初掲載!追加取材によって明らかになった事実も組み込んだ改訂版!! 【※本作品は紙版の書籍から写真の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。】
  • 自衛官だった私、少し変でありますか?
    -
    1巻1,089円 (税込)
    笑顔ごときでこんなに苦労するはずがないと一般の人は思うかもしれない。「口はヘの字に締め白い歯を見せるな」「目力で相手を睨めつけるぐらいの気迫をもて」「にやにやするな」と叩き込まれてきた自衛隊の中でも私は優しい顔の部類に属しており問題なしと安心しきっていた。それが甘すぎた。しっかり眉間にしわが刻み込まれ口はヘの字で、口を閉じれば自然に怖い顔になってしまうのだ。
  • ジ、エクストリーム、スキヤキ
    3.8
    フリーターの大川のもとに突然、絶縁状態だった学生時代の友人・洞口が15年ぶりに現れる。「縁切った人と会っちゃったら、縁切れてねぇじゃねぇか」「だからつないだんだよ」――。大川はあきれながらも言いくるめられ、同棲相手・楓と洞口の昔の恋人だった(?)京子を巻き込み海へ行くことに。「今さらなんだよ」「何があったんだろ?」「おみやげ買いたい」どこかちぐはぐな空気と???がうずまく中、一日だけの特別(エクストリーム)な旅が始まる。どうして15年も会わなかったのか?
  • ジ エンド オブ ザ ワールド The End of the World
    3.5
    中東で起こった戦争をきっかけに世界各地で核爆弾が炸裂。 避難したシェルターの中で、母も父も、弱って死んでいった。 シェルターに一人残された少年。 そんな時に無線機が受信したか細い声。 少年たちはどうなったのか?(表題作) 卒園6年後に行われた幼稚園の同窓会、そういえばあの時……だんだん全員が思い出しはじめたあの子のこと。 (「六年目のクラス会」) 刊行当時に衝撃を呼んだ、那須正幹の名短編10編がよみがえる。
  • 次回作にご期待下さい
    4.0
    1~2巻660~748円 (税込)
    眞坂崇(まさかたかし)は、漫画専門の出版社で仕事に追われる、 月刊漫画誌の若き編集長。 落とし物をきっかけに、ビルの夜間警備員、夏目と知り合った彼は、奇妙な既視感を抱く。 そんなある日、眞坂は偶然遭遇した火事で、建物に飛び込み、古い漫画雑誌を手に戻ってきた夏目を目撃する。 不思議に思い、同期の天才変人編集者・蒔田と共に調べ始め、 夏目がかつての人気漫画家だと気づくが……。 「漫画バカ」の編集者たちと、漫画に命をかける漫画家たち。 大変だけど夢だらけの日常のお仕事に潜む謎を、 苦労性の編集長、眞坂と、トンデモ天才漫画編集者、蒔田が解き明かす。 全ての漫画好き、本好きに捧げたい、「お仕事って悪くない」と思える物語。 愛すべき「漫画バカ」達の、慌ただしくも懸命な日々と謎を描くお仕事小説。
  • 時間
    4.0
    或る日突然変貌し、異常なまでに猛烈に働き出す男。会社を欠勤し自宅の庭の地中深く穴を掘り始める男。企業の枠を越え、生甲斐を見出そうとする男。高度成長時代に抗して、労働とは何かを問い失われてゆく〈生〉の手応を切実に希求する第1創作集。著者の校訂を経て「花を、我等に」「赤い樹木」を加えた新版・6篇。芸術選奨新人賞受賞。
  • 時間色のリリィ
    4.0
    1巻1,386円 (税込)
    小学5年生のロミは、ある日、同じ塾に通っている優等生、園内くんの訪問を受ける。 「ミコミコぷろだくしょん」という名前をしらないかという突拍子もない質問をされて、近くの公園まで誘われると、風変わりな女の子がまっていた。 コスプレめいた服装のその女の子は、園内くんをあやつって、「ミコミコぷろだくしょん」のことを聞き出そうとしているらしい。 ノスタルジックホラーとよばれる作風の直木賞作家が、児童向けの作品に初挑戦。 親子で楽しめる作品です。
  • 時間遡行で学生時代に戻った僕は、妻の恋を成就させたい
    5.0
    最後の1ページを読んだ時、その真実に涙する! 想いを胸に秘め、二度目の青春を「君」に捧ぐ――。 ある事情がきっかけで夫婦の間に溝が出来てしまい、離婚という道を選んだ綾人。 「自分がずっと妻を苦しめていた」という罪の意識に苛まれる綾人は、放心状態で車を運転し事故に遭ってしまう。 ……目を覚ました綾人がいたのは、10年前の大学時代。 親友の駿稀、未来で妻となる帆乃里、そして彼女の友人である美妃。 青春を共に過ごした4人組の中で、かつて帆乃里が駿稀に片想いしていたことを知る綾人は、 「駿稀なら帆乃里を幸せに出来たはず」と考え、“2度目"の大学生活でその恋を成就させるべく奔走するが――? 決して伝えてはいけない、一途過ぎる“愛"。眩しさと切なさが溢れる青春ストーリー!
  • 自画像
    3.5
    男子が作った女子ランキング。あの子よりも、私は上だった――。美醜のジャッジに心を弄られ、自意識が衝突しあう教室。そこではある少女に対し、卑劣な方法で「魂の殺人」がなされていた。のちに運命を束ねたかつての少女たちは、ひそかに自分たちの「裁き」を実行してゆく。その先に、果たして出口はあるのか。静かな祈りのような希望が滲むラストに、胸がうち震える。
  • 直訴
    3.5
    東邦事務器商事のセールスマン宮本は、一人の女性をめぐり、そして課長の椅子を狙って同期入社の五十嵐と熾烈な売上げ争いを繰り広げていた。ふとしたことから、五十嵐と上司の不正の証拠を掴んだ彼は、悩んだ末、社長に直訴状を書き送るが――。表題作「直訴」ほか傑作企業小説五篇を収録。
  • 次期風紀委員長の深見先輩は間違いなく病気【電子限定特典付き】
    4.3
    【電子限定特典 書き下ろしショートストーリー「花見編」付き】 心の声が聞こえる少女と本音が言えない優等生の恋の行方は――。 出会いに笑い、ラストは号泣! 「小説家になろう」発、異能ラブコメ×青春小説! 【ストーリー】 ある秘密を抱え、家族と離れて暮らす高校1年生・石崎鏡花は、特待生に選ばれるために入った風紀委員会で、眉目秀麗にして校内一の優等生・深見先輩に衝撃を受ける。なぜなら、鏡花の秘密とは「他人の心の声が聞こえること」。そして深見の心の中では、初対面のはずの鏡花への、異常な愛の叫びが渦巻いていたのだ。全力で接触を回避し続けようとする鏡花と、冷静沈着を装いながら、内心でとんでもない妄想を繰り広げる深見。2人のすれ違いの行方は……。 【目次】 プロローグ 第一章 春 第二章 夏 第三章 秋 第四章 冬 エピローグ
  • 時給三○○円の死神
    4.1
    1巻572円 (税込)
    「それじゃあキミを死神として採用するね」 ある日、高校生の佐倉真司は同級生の花森雪希から「死神」のアルバイトに誘われる。曰く「死神」の仕事とは、成仏できずにこの世に残る「死者」の未練をはらし、あの世へと見送ることらしい。あまりに現実離れした話に、不審を抱く佐倉。しかし、「最後まで勤め上げれば、どんな願いも叶えてもらえる」という話を聞き、半信半疑のまま死神のアルバイトを始めることとなり――。初恋相手の幼馴染、出産直後の母親、虐待を受ける子ども……様々な死者が抱える、切なすぎる未練、願いとは――。暖かな涙が止まらない、ヒューマンストーリー。
  • ジキル博士とハイド氏
    4.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ひとりの人間のなかには、実はふたつの人格があるという真理をつかんだジキル博士は、自分で調合した薬をのむことで、悪魔のような人間に変身する。ところがこの悪の人格があばれはじめ、破局へと追いつめられ・・・・・・。
  • ZI-KILL 真夜中の殴殺魔
    3.5
    1巻792円 (税込)
    多摩地方で起こった連続殺人事件。どの被害者も顔を〈壊された〉状態で発見される。事件を捜査する夢川時勇は、ある朝、自分の身体に妙な傷と痣があるのに気づく。そして殴殺魔による新たな被害者が――。「あいつがやったのか?」実は時勇は、深夜数時間だけ別人格に入れ替わるのだ。犯人は《ハイド》と名付けたこの人格なのか。その目的とは?
  • 自虐伝「死ぬまで生きたい」 ─昭和編
    -
    1巻1,386円 (税込)
    「渉は大学を卒業して、本来の『夢や希望』は一旦、大切な記憶の箱の中にしまい、現実を直視せざるを得なくなった。当時の就職戦線はそれほど過酷だった。渉が就職した1977年の翌年から、一変して大手企業が一般公募を再開すると分かっていたら──」。主人公・七海渉が昭和という激動の時代に揉まれながら成長していく様子を描いた小説作品。
  • 時空眼
    3.0
    1巻1,320円 (税込)
    1965年。IT技術のみ異様に発達した異空間の日本では、犯罪抑止と新産業確立による雇用拡大のため、全国民にアメリカ開発の極小GPS「時空眼」を体内に埋入する義務がある。時空眼には、アメリカの陰謀で埋入者を一瞬にして殺すことが出来る機能が隠されていた。それに気付いたソ連はシステムを乗っ取り、政治家2人を暗殺。窓際に追いやられた刑事と女性議員が真相解明に挑むが――。陰謀と復讐が渦巻くエンタテインメント!
  • 時空探偵 ドクター井筒の推理日記
    値引きあり
    3.0
    『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作家最新作 大正時代から現代に戻る鍵は関東大震災!? 現役医師が描く医療ミステリー×タイムリミットサスペンス 研修医の井筒は東北旅行中、ある洞窟の割れ目に吸い込まれ、 大正12年6月の東京・王子にタイムスリップした。 近所にある病院の院長宅に居候することになった井筒は、 診察を手伝い、病院に持ち込まれる事件や謎を解決しながら現代への戻り方を探る。 そして9月1日の関東大震災発生時、王子で時空の扉が開く可能性が高いことを知るも、 井筒は8月から大阪へ往診に出かけることになり――!?
  • ジグソーパズル48
    3.0
    私立曙女子高等学院の問題児ばかり集められるクラスに、ある生徒が異動してきた。家族が借金を抱えているため、自分で学費を稼ごうと校則違反のアルバイトをしていたことが理由だという。それを知ったクラスメイトたちは彼女が特待生資格をとれるよう一致団結するが……(「マルキュー」)ほか全七篇を収録。個性豊かな女子高校生達が日常で起きた事件を解決! 
  • 事件カメラマン天羽眞理子 水上の光
    4.0
    1巻836円 (税込)
    鋭い嗅覚と男まさりの行動力でスクープをものにする天羽眞理子は、写真週刊誌「フォーカスイン」の契約カメラマン。渋谷のラブホテル街で起きた殺人事件の陰に、謎めいた少女達の姿を見た眞理子は……。
  • 事件記者、保育士になる
    4.6
    1巻1,760円 (税込)
    【電子版のご注意事項】 ※一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または画像が修正されている場合があります。 ※応募券、ハガキなどはご利用いただけません。 ※掲載時の商品やサービスは、時間の経過にともない提供が終了している場合があります。 以上、あらかじめご了承の上お楽しみください。 角刈りコワモテの元朝日新聞警視庁キャップが短大保育学科へ入学。お遊戯、ピアノ、教育実習…。63歳、保育士へ転身なるか? 元朝日新聞警視庁キャップが短大保育学科へ。お遊戯、裁縫、ピアノ、教育実習……。晴れて保育士へ転身なるか? 記者として、地下鉄サリン事件、殺人事件、凶悪犯罪を見てきた。なかには子どもが巻き込まれたり、命を落とす事件もあった。あるとき、子どもが虐待で命を落とした事件を捜査した警察官が言った。「捜査で被害者の無念を晴らすことは出来るけれど、生育環境までは手が回らない」。子どもは、無条件で守り、慈しむ存在です。泣いていたら笑わせたい。困っていたら助けたい。ひとり立ちできるまでは支えたいーー。齢63歳、保育の現場に飛び込むことにした。10代の同級生たちや、同年輩の教師陣と切磋琢磨し、実習先で子どもに大切なことを教えられる日々。笑って泣けるセカンドキャリアの挑戦。 著・文・その他:緒方健二 1958年大分県生まれ。同志社大学文学部卒業、1982年毎日新聞社入社。1988年朝日新聞社入社。西部本社社会部で福岡県警捜査2課(贈収賄、詐欺)・捜査4課(暴力団)担当、東京本社社会部で警視庁警備・公安(過激派、右翼、外事事件、テロ)担当、捜査1課(殺人、誘拐、ハイジャック、立てこもりなど)担当。捜査1課担当時代に地下鉄サリンなど一連のオウム真理教事件、警察庁長官銃撃事件を取材。国税担当の後、警視庁サブキャップ、キャップ(社会部次長)5年、事件担当デスク、警察・事件担当編集委員10年、前橋総局長、組織暴力専門記者。 2021年朝日新聞社退社。2022年4月短期大学保育学科入学、2024年3月卒業。保育士資格、幼稚園教諭免許、こども音楽療育士資格を取得。得意な手遊び歌は「はじまるよ」、好きな童謡は「蛙の夜まわり」、「あめふりくまのこ」。愛唱する子守歌は「浪曲子守唄」。 朝日カルチャーセンターで事件・犯罪講座の講師を務めながら、取材と執筆、講演活動を続けています。「子どもの最善の利益」実現のために何ができるかを模索中です。
  • 事件屋悠介
    -
    三十坪の部屋に黒皮のソファ、さまざまな娯楽設備を完備した豪華な事務室。これが大洞悠介(おおぼらゆうすけ)の誇るオーロラ商事だ。だが、その業務内容はもっと奇抜だった。汚職情報をネタに汚職の元凶(げんきょう)に喰い込み、その上前(うわまえ)をハネる。悠介は、建設汚職に連座し、勤務先のY県庁を首になった。そして一念発起であみ出した究極の金儲けの秘法が、この仕事だったのだ。快進撃が続くが……?
  • 時限感染
    値引きあり
    3.9
    ヘルペスウイルスの研究者が首なし死体となって発見された。現場には引きずり出された内臓のほか、寒天状の謎の物質と、バイオテロを予告する犯行声明が残されていた。猟奇殺人にいきり立つ捜査陣であったが、彼らを嘲笑うように犯人からの声明文はテレビ局にも届けられる。首都圏全域が生物兵器の脅威に晒されるなか、捜査一課のキレ者変人刑事・鎌木らは犯人の手がかりを追いかけるが……。
  • 時限発症 検疫官 西條亜矢の事件簿
    3.7
    発症まで、あとわずか! 検疫官・西條亜矢は、新感染症の蔓延を阻止できるか!? アフリカに取材へ出かけた老ジャーナリスト・葛木が、帰国直後に姿を消した。西條は、エボラに感染して隔離されたのではと疑う葛木の娘とともに捜索するも、足取りはつかめない。そんな中、アフリカで新感染症が発生していたという情報が入り……。女性検疫官・西條亜矢が感染症の脅威と闘う、震撼の医療サスペンスシリーズ第二弾。
  • 時効警察はじめました(上)
    3.0
    相も変わらずゆる~い空気が流れている時効管理課。時効になった事件を解決していくのが趣味の霧山は、手始めに24年前のガソリンスタンド火災の捜査をはじめる。その事件に隠された真相とは――。
  • 【自己紹介】はじめまして、バーチャルCTuber真銀アヤです。(小説すばるDigital BOOK)
    4.0
    こんにちは、みなさん、聞こえてますか?――そう語りかける真銀アヤはバーチャルCTuber。動画ではなく〈意識〉を配信することで人気急上昇中。彼女の【自己紹介】に隠された秘密とは? そして彼女の正体は、いったい何なのか……。「最後にして最初のアイドル」で星雲賞を受賞した日本SF界の新星による、〈意識〉と〈世界〉の本質に迫る新時代のスペキュレイティブ・フィクション。
  • 事故物件探偵 建築士・天木悟の執心
    3.5
    1~2巻726~792円 (税込)
    憧れの建築士・天木悟に近づきたい。 そう思って横浜の大学の建築学科に入学した織家紗奈。 早速天木がゲストで参加する講義に参加したものの、 壇上にいたのは天木だけではなく……。 しかし講義終了後、織家は天木から「君は見える人だろう?」と声をかけられる。 そして幽霊が見える力で「事故物件調査」のバイトをしないかと誘われ……。 若手天才建築士の裏の顔はなんと、「心理的瑕疵」を取り除く建築士!?  天才とその助手の事故物件事件簿!
  • 地ごく
    値引きあり
    4.2
    1巻1,201円 (税込)
    「死んだ方がましのくせになぜ生きているのか不思議な底辺が、将来そうなるであろう若いだけの同じ底辺によって苦しめられている」と同じ団地の住民を見下す久野。自身の惨めさを糊塗するために、現状から抜け出せない人々を定点観測するだけに飽き足らず、土井という老人を弄ぶ手段を考え、実行することに生きがいを見出していた。ところがある日土井から相談を持ちかけられて……。表題作を含め、自らの毒に冒されたい人に向け描かれた短編集。
  • 地獄行きでもかまわない
    3.3
    冴えない大学生の南里遼太郎は、合コンで出会った夕紀の眩しいまでの美貌が忘れられなかった。彼女の歓心を買うために吐いた、たったひとつの、しかし大きな嘘。それが彼の運命をねじまげてゆく。夕紀を手放したくない一心で嘘を塗り重ね、殺人まで犯してしまうのだが……。虚飾の幸せの果て、愚かな男を待つ凄まじいまでの悲劇とは? 戦慄のクライムサスペンス!
  • 地獄からの脱走
    -
    莫大な財宝探しに命を賭ける美女と男たち。密林での凄絶なサバイバル・ゲームの勝者は? ――第二次大戦の終了まぎわ、日本軍によって、マレーシアの奥地に秘匿された時価数百億円の財宝探しが計画された。チームのメンバーに、美貌の女・須賀涼子、ボディガード役に元情報工作員で射撃の名手・原卓二、そして謎の現地組織。恋と欲望の修羅場の勝者は誰か? 著者渾身の長編冒険ハードボイルド。
  • 地獄谷の陰陽師に、デリバリーはじめました~さくさくコロッケと猫のもののけ~
    4.0
    我が名は妖獣・耳黒。飯を食わせろ 調伏のため、バーテン陰陽師から出された条件とは!? 大田区小森町「村崎コロッケ」、あやかしつきで営業中 惣菜店「村崎コロッケ」店主のハジメは近所の社に封じられていた猫耳の妖獣・耳黒に取り憑かれてしまう。打つ手なく、一方的に苦手意識を持っていたバーテンにして陰陽師だという竜真の力を借りようとするが、調伏の条件はデリバリーメニューを十品考案すること。オカルト嫌いで店の味を守るのが信条のハジメが、あやかしに特製ねこまんまを食わせ、オシャレなカクテルに合うメニューづくりに明け暮れることに!? 煙楽・装画
  • 地獄の愛
    -
    軽井沢で偶然巡り会ったふたり。許されざる愛に苛立つ男は、六千万円強奪の企みを秘めている。深い官能に陶酔しながらも、女は男の疲れきった双眸(そうぼう)の中に、野望を垣間見た。幸福な結婚を望む彼女の前に、計画実行の日は刻々と迫ってくる……(表題作)。激しく燃える愛と人間の美醜を鮮やかに描き出した官能の美学!
  • 地獄の清掃人
    -
    美貌の娘と四人のおっさんたち。法の目を抜けて、はびこる悪事を苛烈に過激に叩き潰す! 町名主の保土屋左兵衛の持ち家に強盗が押し入り、妾と手伝いの娘を斬殺し、有り金を奪って逃げた。盗賊火附改同心の熊坂小吉は、酸鼻を極める血の海の家の中。そこを綺麗にする清掃人たちのなかに、その場にそぐわない美しい小娘が働いているのを見つける。彼女の名は小夜といい、奉行の松平彦左衛門永図のお声掛かりで働いているという。熊坂が探索を始めると、小夜も何かを探っているようだった。理不尽に殺された人の無念の声が聞こえる少女の直観が罪と真実を暴く。 第一話 美魔女 第二話 島破り 第三話 女賊の嵐 第四話 茶室の怪
  • 地獄の底で見たものは
    3.5
    離婚、クビ、収入ゼロ……。  もう、だめかもしれない。 そこからも、人生は続く。 日常に突如現れた落とし穴から、したたかに這い上がる! 『県庁の星』の桂望実が描く、アラフィフ女の低温地獄。 長年夫を支えてきたつもりだったのに、急に離婚を切り出された専業主婦。 新規事業を立ち上げて15年、働きぶりを否定された会社員。 ともにオリンピックを目指した教え子に逃げられたコーチ。 22年間続けたラジオ番組をクビになり、収入が途絶えたフリーアナウンサー。 どん底に落ちた女たちの、新たな人生の切り開き方とは?
  • 地獄の虹
    -
    『沖縄のパウロ』新垣牧師の奇しき人生。ノンフィクション・ノベル――牧師はかつて死刑囚だった……。サイパン玉砕戦を生き延びたが、捕虜収容所で<アメリカかぶれの売国奴>を殺し、死刑の判決を受けた新垣三郎。刑務所では、英語がわからず、一人孤独な日々が続いた。ある日、同房の日系2世がくれた、日本語の『予言の書 聖書通信教育』を手にしたときから奇跡が始まった。
  • 地獄は一定すみかぞかし 小説 暁烏敏
    3.0
    1巻770円 (税込)
    下咽頭癌で声を失った「私」はある日、炎天下の路上で『歎異鈔』の一節「地獄は一定……」が耳の奥に響くのを聞いた。これを機に、仏教近代化の旗頭だった破格の念仏僧・暁烏敏の著書に接し、たちまち魅了される。ところが、発声教室で知り合った同病の湯浅よね子は、暁烏を称える「私」との筆談に、なぜか顔を曇らせて……。著者自らの苛烈な闘病を通して問う、信仰の赤裸々な姿。
  • 地獄番 鬼蜘蛛日誌
    -
    地獄の天上の向こうに、高くて青い空があったら。それは地獄で暮らす鬼たちにとって、救いか、報いか。ここは説法に耳を貸さない民衆に僧侶が、美しいものに醜いものが、鬼となり罰を与える場所。そんな地獄に堕ちた女郎の願いは、蜘蛛(くも)になること。日誌を書く役目を与えられた彼女が見つけた何か、とは。(講談社文庫)
  • 【語注付】地獄変
    4.1
    【語注付】時は平安時代。高名だが傲慢な絵師の良秀は、貴族の大殿様に頼まれた地獄の絵が描けずに苦しんでいた。凄烈な劫火に灼かれ、悶え苦しむ美しい女――。それを自分の眼で実際に見たいと良秀は望む。そこで大殿様は、残酷な方法を思いつき……。芸術のために全てを犠牲にするエゴイズムを凄絶に描いた表題作のほか、「羅生門」、「蜘蛛の糸」、「鼻」、「藪の中」など著者の代表作を収録。
  • 地獄変相奏鳴曲 第一楽章・第二楽章・第三楽章
    -
    第一楽章「白日の序曲」の初稿発表より40年の歳月を経て完成した「連環体長編小説」――全四楽章のうち、旧作の新訂版である第一楽章から第三楽章までを本書に収録。異姓同名の男女の織りなす四つの世界が、それぞれ独立した中篇小説でありながら、重層化され、ひとつの長篇小説となる。十五年戦争から、敗戦・占領下、そして現代にいたる、日本人の精神の変遷とその社会の姿を圧倒的な筆致で描破。
  • 地獄変相奏鳴曲 第四楽章
    -
    本第四楽章をもって、〈連環体長篇小説〉『地獄変相奏鳴曲』がついに完結。十五年戦争の時代をくぐり、敗戦・占領下の混乱、そして戦後の激動を生き抜いてきた、一組の老齢に達した夫婦が、周到な準備のもと、何ゆえ「情死」を選びとったのか? 互いに敬愛する男女の仲に根づく〈無神論的・唯物論的にして宗教的〉な境地とはいかなるものか? 日本人の現代および近未来の課題に果敢に挑戦した最終楽章「閉幕の思想」。
  • 地獄変・偸盗(新潮文庫)
    3.9
    “王朝もの”の第二集。芸術と道徳の相剋・矛盾という芥川のもっとも切実な問題を、「宇治拾遺物語」中の絵師良秀をモデルに追及し、古今襴にも似た典雅な色彩と線、迫力ある筆で描いた「地獄変」は、芥川の一代表作である。ほかに、羅生門に群がる盗賊の凄惨な世界に愛のさまざまな姿を浮彫りにした「偸盗」、斬新な構想で作者の懐疑的な人生観を語る「薮の中」など6編を収録する。(解説・吉田精一)
  • じごくゆきっ
    4.1
    なにから逃げるの? どこに行くの? わたしをひとりにしないでねっ。『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』の後日談を含む全7編を収録。青春・SF・家族ドラマ……。読了後、世界は動き始める。想像力の可能性を信じる、桜庭一樹10年間の軌跡。かわいいかわいい由美子ちゃんセンセ。こどもみたいな、ばかな大人。みんなの愛玩動物。そんな由美子ちゃんの一言で、わたしと彼女は、退屈な放課後から逃げ出した。(「じごくゆきっ」)。とある田舎町に暮らす、二人の中学生――虚弱な矢井田賢一と、巨漢の田中紗沙羅。紗沙羅の電話口からは、いつも何かを咀嚼する大きくて鈍い音が聞こえてくる。醜さを求める女子の奥底に眠る秘密とは。(「脂肪遊戯」)。
  • ジゴクラク
    -
    赤坂の非合法賭場。博奕を生業とする「わたし」は、バカラの魔力に取り憑かれた美少女、舞ちゃんと知り合う。毎夜10万円を溶かし続けた彼女の負けは、1000万円に達した。少女を「喰い」まくったのは「わたし」だったのだ。舞ちゃんの体を張った願いから、二人は共同戦線を張ることになる。乾坤一擲の大勝負が始まった――。 賭博の真髄を突く警句の数々。史上最強のギャンブル小説!
  • ジゴロ
    -
    1巻305円 (税込)
    「こいつら金の卵だぜ」会社を起こしたばかりの若い男二人は、新人ロック・バンドに一攫千金の野望を託す。出会った女をモノにし、ギラつく欲望にまかせたギャンブルのような狂乱の日々。ミュージック・ビジネスの世界で、優しさゆえに深い欲望の世界へ溺れていく男と、そんな彼らを愛してしまう女の赤裸々な姿を描いた傑作官能小説。
  • ジゴロ
    3.8
    新宿二丁目でギターを奏でるストリート・ミュージシャンのカイ。彼女の美しく切ない歌声に魅せられて、多くの女たちが立ち止まる。そうした女たちの中から、カイは夜な夜な新しい恋人を求め続ける。まるでジゴロのように――。人妻との禁断の逢瀬、年若い少女への恋の手ほどき、命をかけた悦び……。カイをめぐる、女を愛する女たちの激しく狂おしい官能と恋を鮮烈に描く連作短編集。
  • 自殺倶楽部
    4.0
    「私」は高校二年生。ある放課後、図書館で「海の泡同盟」と称する詩を読む会に誘われたが、その集まりは、実は自殺を目的とする集団だった。そこで「私」に課せられた役割は死を見守ること、他人の死を記録することだった――。「ヒカルモノ」である死と、その対照にある「ヨドムモノ」としての生。真っ直ぐに生きようとすればするほど、死に近づき魅了される十代の純粋な魂の軌跡を描く問題作。
  • 自殺サークル 完全版
    4.0
    1巻572円 (税込)
    「いっせーのせっ!」―楽しげなかけ声とともに、女子高生54人が、新宿駅のホームから、電車に飛び込んだ。だがそれは、始まりにすぎなかった。自殺の連鎖は、またたく間に、全国に広がっていく。様々な憶測が飛びかうなか、やがて“自殺クラブ”の存在が、浮かび上がって…世界的映画監督・園子温による傑作小説。
  • 自撮者たち 松永天馬作品集
    3.0
    1巻1,760円 (税込)
    トラウマテクノポップバンド、アーバンギャルドのリーダーとして、また俳優としても活動する鬼才・松永天馬。少女/都市/神をテーマにした短篇から、未発表のショートショート、詩まで、三十篇を収録する初の著作集。
  • 自殺潜水艦突撃せよ
    -
    1巻462円 (税込)
    第2次世界大戦のさなか、敵の銃弾や飛行機が飛び交う中、海上に不時着した味方の兵士の命を救う使命をおびた潜水艦があった。その名は通称・自殺潜水艦。本当の名を強行救助潜水艦といった。が、実際には救助作業は敵味方の区別はつけられなかった。捕虜となるのを潔しとしない敵国兵士。また、敵と誤認して発砲してしまう味方兵士ら…自殺潜水艦の乗組員(クルー)には、さまざまな困難と危険が待っていた。人命の尊さと、人間の勇気とを讃える感動の戦争冒険小説。「南太平洋0号作戦」を併録。
  • 自殺前夜
    -
    1巻880円 (税込)
    DVという言葉もない時代に受けた心の傷を、時は癒やしてなんかくれない 16歳で出会い、結婚した夫から、壮絶な暴力を受けながらも娘を守り、耐える続ける真弓。 ようやく離婚できて自由を得た彼女だったが、さらなる悲劇が待ち受ける。 いつしか死ねる時が来ることを待ち望むようになった彼女が自殺前夜に想うことを綴る。

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  • 自殺同盟軍
    -
    1巻495円 (税込)
    自殺かあ。死ぬかあ。いまひとつ気力が湧いてこなかったが、そろそろ本気で考えようと思った。が、いざ実際に、具体的な自殺の方法を考えようとすると、意外にそれが難しいことであるのが分かった。まず、一つ、人に迷惑を掛けるような自殺はしたくなかった。そして、一回で確実に死ねること。そう考えると、どうやって死ねばよいのかわからなかった。  生きる意味を見いだせないナギハラケイスケは、友人に頼まれて、老人介護施設で働き始める。そこで出会った運命の女“ちなっつぁん”。彼女もまた死を望んでいた。そして、2人は「自殺を有効活用するための会」=『自殺同盟軍』を結成する。集まったのは、オジサン2人、鬱病の男子大学生、中学生の美少女。『自殺同盟軍』はこの6名で活動を開始した……。新世代の青春小説。 ●鈴木剛介(すずき・ごうすけ) 1969年、東京都生まれ。上智大学文学部哲学科卒。外資系広告代理店、築地魚河岸、特別養護老人ホーム介護員、カナダの乗馬クラブの馬糞掃除人などを経て、専業作家に。著書に、『THE ANSWER』『自殺同盟軍』『真理男』(角川書店)、『デブになってしまった男の話』(求龍堂)、『人はなぜ生きるのか、答えよ!』(河出書房新社)、『涙の天使にさよならを』(アドレナライズ)など。
  • 自殺プロデュース
    3.5
    深夜のビルの屋上に、管弦楽の演奏が響き、男がそこから飛び降りた。内臓の飛び出た死体に、演奏していた女たちが群がる……。白川琴音が所属する大学の極秘サークルは、自殺する者を何人も、音楽で見送ってきた。がある日、自殺志願者が「やっぱり死ぬのをやめる」と言った途端、美人指揮者の真理乃が豹変。演奏を聴いた者は死なねばならない!?
  • 時差のないふたつの島
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    ストーリーを書き始めるまでのストーリー 片岡義男の小説にはストーリーを書くという行為そのものを考察し、主人公が登場人物たちと会話し、その成り行きが小説として提示されている作品がいくつもある。この小説もまさにその1つであり、本格的な長篇だ。2つの島というヴィジョン、双子というヴィジョンはストーリーと、ストーリーを書くという2つのレベルに呼応し、やがてそれらは溶け合って1つの小説になる。この小説で重要なのは、プラス島の歴史=人々の時間、という大切な要素がそこに呼び出されていることである。 ※作家の敬愛する写真家・佐藤秀明氏撮影の写真を収録 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 自死という生き方 覚悟して逝った哲学者
    4.1
    1巻1,980円 (税込)
    著者は立命館大学の哲学講師。2006年4月、自死を遂げるが、そこには一冊分の完成原稿が残されていた。自殺の意味と理由、方法、哲学的背景、そして決行日に向けての心理分析と行動録……淡々と描かれる「積極的な死の受容」の記録がここに。 ※2008年に刊行された本書は、「人生観を試される衝撃の書」として話題になりました。 65歳の春。晴朗で健全で、そして平常心で決行されたひとつの自死。 「人生の果実は充分味わった。」そう感じた著者の遺稿『新葉隠 死の積極的受容と消極的受容』に、評論家・浅羽通明氏による解説と御子息による巻末文を加え、『自死という生き方 覚悟して逝った哲学者』と改題して出版したものです。 電子書籍化した本書を読むことで、様々に変容する世の中を生きる我々もまた「老いと死」に向き合えるかも知れません。
  • 「地震予知」はウソだらけ
    -
    予知成功回数「ゼロ」、特定は「不可能」―― これが科学的な結論だ! 地震予知がはじまって、50年以上。莫大な予算を使いながら、いまだかつて一度も予知は成功していない。しかも、予知開始時に「およそ現実的ではない」とされた巨大地震が、「起きる可能性は低い」とされた場所に起き、原発集中地域を襲っている。予知における役人と学者の予算獲得競争から国際的な評価までを、日本を代表する地震学者が語る!
  • じじぃは蜜の味
    3.0
    1巻1,650円 (税込)
    「年寄りは自分達しか味わえない快楽を隠しながら生きている」 人気バンド・チューリップを率いた財津和夫も今年七五歳。夜中トイレに起きるし、病気自慢もしたいけど、老人になった今なぜか“ワクワク血湧き肉躍る気分”。頭の悪い不良だった一〇代、田舎っぺのままデビューした20代も振り返りながら、年寄りになってこそ見える音楽と人生、“老い楽”の面白さを語るエッセイ集。
  • 事実と創作
    -
    1巻660円 (税込)
    <行動する知性>として、ゆるがぬ座標を占め続ける著者の、根源的な思索が全露頭する! ――文学、歴史、社会をはじめ、多様多彩な文化領域で独自の姿勢を保ち、常に鋭い問題提起と批判を通して、みずからも「行動」する桑原氏の、記念碑的労作を収めて提供する。その骨太な思想から発する読者への問いかけは、不変に新しい。
  • 自縄自縛の私
    4.0
    どうしてそんなことを? と訊かれたならば、魔がさしたから、としか答えようがない。縄はどんな抱擁よりもきつく、私の躰と心を抱きとめる──。仕事に追われる日々の合間、自分を縛ることを密かな楽しみにしている「私」を描いてR-18文学賞大賞を受賞した表題作、女子高校生の初恋が瑞々しい「渡瀬はいい子だよ」など、“不器用”さすら愛おしい女の子たちをめぐる、全6編。

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  • ジゼルの叫び
    4.0
    1巻1,320円 (税込)
    バレリーナとして将来を期待され、レッスンに打ち込む女子高生の澄乃。澄乃の通うバレエ教室では数年前、生徒が失踪するという事件があった。喪われた生の気配が密やかに漂う舞台を、彼女は舞う。それを見つめる周囲の人々の心には次第に波紋が広がって行く――。甘い腐臭を放ちながら踊る少女は、どこへ向かうのか。
  • 時速十四ノット、東へ
    -
    前進全速ッ! ドイツ潜水艇Uボートの雷撃を受けながら八坂丸は必死に速度をあげる。第1次世界大戦下の地中海、120名の乗客を守るため、我が身を捨てて船を走らせる男たちの汗と涙。皆殺しを狙う敵艦に怯えながら地中海に燃えあがる愛の炎。危険に満ちた航海に臆する事なく海運日本のさきがけとなった船乗りたちの冒険ロマン。
  • 時速47メートルの疾走
    値引きあり
    3.8
    1巻632円 (税込)
    体育祭でビリになった緑組の応援団長・町平直司が、逆立ちで校庭2百メートル一周することになった。全国模試4位の成績優秀な伊集院慶一は「俺のせい?」と後ろめたくなり、母親の再婚話をうとましく思う美鈴は「もしかして、私を助けてくれたの?」と動揺し、野球部の四番の大門勝也はとまどいながらも「こいつを応援したい」と思う。「100%ガールズ」シリーズで人気の著者が描く中学生のリアルな青春群像小説。
  • 時速四十キロで未来へ向かう
    -
    2カ月前までは毎日化粧しててきぱきと会社で働いていたのに、今の私はどうだろう。自分がもっとも憎んでいたタイプの女になってしまった。一日じゅうパジャマ兼部屋着姿で、そのままコンビニだって行く。部屋にはビールの空き缶だらけの資源ゴミが3つ、溜まっている。アイロンがけ、靴磨き、化粧、ブロウ、爪の手入れ。ぜんぶぜんぶ嫌になった。ひとりのクリスマス、ひとりの正月。そんなある日、突然訪ねてきたのは……。
  • 自宅の妾宅
    値引きあり
    -
    妻公認の妾を敷地内のアパートに囲った男には、既に3人の愛人が……。さらに新たにもう一人と、夢のような日々のはずが……。女の執念と男の妄想を描く表題作をはじめとして、現実より実感のある不思議な夢に取りこまれ、夢の世界を生き始める男。現実と夢の狭間に入りこんだ男たちの姿を描く異色短篇集!
  • 時代
    4.0
    新聞記者一筋だった笠間は、同期との競争に負け、販売部への異動を告げられる。記者職への断ち切れない思いを抱えつつも、自分の仕事に邁進し、販売部でも存在を発揮し始める。一方で、ずっと忙しい父親との関係に、二人の息子・翔馬と翼は悩んでいた。しかし葛藤を抱きつつも、翔馬は父と同じ、新聞記者という道を行くことを決める。働くことは何なのか。父親として息子に残せるものは何か。普遍的な親子の絆を描いた、傑作長編!
  • 時代小説アンソロジー てさばき
    -
    江戸の世を生きるおんな職人の矜持を 人気作家六人が鮮やかに描く 傑作時代小説アンソロジー第二弾 亡くなった人を美しく送り出す化粧師・おちえ。 祖母のもとで生まれ出る命を見守る産婆見習い・美登里。 病気の父に代わり、依頼主の望む香を作る練り香職人・おみつ。 確かな腕で早縫いの技術を駆使する仕立職人・おしま。 先妻が後妻の家を襲う「うわなり打ち」の仲裁人・お勝。 非業の死を遂げた父の仇を討とうとする髪結い・千加。 時代小説の名手六人が女性職人の凛々しさを巧みな筆致で活写する。 【文庫オリジナル】 〈収録作品〉 艶化粧        梶よう子 月満つる       坂井希久子 残り香        篠 綾子 針の歩み、糸の流れ  山口恵以子 うわなり合戦     蝉谷めぐ実 万年橋の仇討ち    藤原緋沙子
  • 時代小説の愉しみ
    -
    1巻407円 (税込)
    女渡世人、やさぐれ同心、錺簪師、お庭番に酌女・・・ 武士も町人も、不器用にしか生きられない男と女。男が呻吟し女が慟哭する・・・ 剣が舞い落花が散り・・・時代小説の愉しみ
  • 時代まつり
    4.2
    雅やかで妖しい古の都、京都。彷徨う魂を鎮めるかのように繰り広げられる数多の「まつり」。再び出会うことを運命づけられた人々は囃子に誘われる。男を裏切った祇園の元・舞妓、理不尽な理由で結ばれなかった男女、ふたりの女とひとりの男の奇妙な三角関係……。褥で交わされた睦言が情念と打算を駆り立てる。「京おんな」の怖さ、切なさ、狂おしさに満ちた極上の官能短編集。
  • 実家
    3.0
    1巻110円 (税込)
    東京の大学に進学してから、久しく帰っていなかった実家へ三年ぶりに帰省した。疲れていたので、二階の部屋でうたた寝をしていたところ、枕元を誰かが通った気がした…。そしてまた、家のどこかでぱたぱたという足音が響いて…。いったい誰が?
  • 十界戦争 命の戦
    -
    1巻1,485円 (税込)
    好むと好まざるとにかかわらず、自分の心に、そしてあなたの周りにも十界戦争が息づいている。どの世界に軍配を上げるのか、そして心の中の宇宙をどう司るのかは、あなた次第だ……仏法の教えによる、十界(地獄界・餓鬼界・畜生界・修羅界・人界・天界・声聞界・縁覚界・菩薩界・仏界)という心の境地をテーマに、さまざまな境遇の若者たちが、傷つけ合いながら成長していく物語。
  • 「実家の相続」がまとまらない!
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 老舗和菓子屋の店主だった父が亡くなった。店の土地の評価額は9200万円。しかし、相続人である3人の子どもたちは、それぞれ事情を抱えていて…。店を残すのか、ならば誰が継ぐのか。いっそ閉店して土地を売り、3人で財産を分けるのか。子どもたちが出した答えとは――。ある家族の物語を通して「お金よりも大切なこと」が見えてくる。相続の流れや手続きとモメない秘訣がわかる相続小説。
  • 実験(新潮文庫)
    3.0
    新作が書けぬ小説家・下村に届いた旧友春男の近況。長く疎遠だった春男は、三十を過ぎうつ病を発症したという。青春の華やぎを一切拒絶して引きこもる息子を案じ、両親の相談を受けた下村は、筆の進まぬ窮状を脱する好機と、ある不穏な「実験」を思いつくが……。潮風と砂が吹きつける海峡の町で、孤独且つ平和という泥濘であがく人々の精神の危機を冷徹にえぐる表題作ほか2篇。
  • 実験的経験 Experimental experience
    3.8
    たとえば括弧を空集合にしてみる。」あ、もしかして、先生……「こんなに自由な原稿を読んだことがあるか? 小説であり、小説でない。ミステリィでもエッセィでも詩でもない。創作の可能性を無限に広げる、奇才・森博嗣の新たな境地がここにある。究極の読書体験が味わえる話題作、待望の文庫化!
  • 実際に介護した人は葬式では泣かない
    4.5
    1巻1,870円 (税込)
    2025年には、人口のボリュームゾーンである団塊の世代が全員後期高齢者となり、高齢者の5人に1人が認知症になると言われているにもかかわらず、2026年には介護職員が約26万人不足するとの推計結果を厚生労働省が公表した。では、彼らの面倒は一体誰が見るのか? 記憶のメモリーが1分も保たず、感情のコントロールが利かなくなり、理解力や判断力も低下。足腰は弱り、自立生活が困難になっている高齢者の面倒を10年20年とみつづけなければならない家族の心身および経済的負担を考えたら、子ども世代、孫世代までも巻き込み家族全員が共倒れになりかねない。前作『寿命が尽きるか、金が尽きるか、それが問題だ』では、やっとの思いで介護施設に入所させたはいいが、想定外の事件が次々に勃発し、著者はストレスによる顔面神経痛や耳鳴りに悩まされる毎日。両親と子どものいない叔母夫婦の、4人まとめての介護はその後どうなったのか。前作同様きれいごと一切なし、介護の実態を赤裸々に綴る。いま、まさに介護に苦労している人々の心の叫びを代弁し、「早くお迎えが来て下さい」と祈ってしまうのはあなただけじゃない、あなたは悪くない、と介護者の気持ちを軽くしてくれるエッセイ。「大介護時代」必読の1冊。

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